【週刊ユース分析】EAST⑥横浜FCユースを調査!!
さてさて、2020年のプレミアリーグ登録チームを調査しています。
これまでの千葉3チーム、埼玉2チームに続き、次は神奈川のチームになります!!
神奈川は広く、川崎、湘南、相模原なども含まれるのですが、最高峰のプレミア所属は横浜の2チームになります。その中で今回は横浜FCユースを取り上げます。
いつもならここからプレミア9年間の戦績を振り返るのですが、今回は現在(20/10/10時点)のプレミアリーグの順位表から見ていきましょう。
横浜FCユース、無敗で堂々2位に位置しています。
何試合か拝見しましたが、強いですね!!引き分けに終わったマリノスとの横浜ダービーもアディショナルタイムまでリードしていましたから、”あの”失点さえなければ、プレミア首位、という快挙でした。
これを踏まえて、
過去9年間の戦績を振り返る
ポイントは4。 50位という順位です。
ユース年代の順序を可視化するために作った採点方式(こちら参照)では、参入戦に勝利すると4ポイントが付加されるのですが、横浜FCユースは、その4点のみとなっています。
若いチームなのでまだまだこれから!ですが、それだけに、初挑戦のプレミアで首位争いをしていることは特筆に値します。
Jリーグでいえば・・・、9年前にJFLにいたチームがその後、J3とJ2を行き来し、今年初昇格したJ1で首位争いをしている。そんな状態ですね。いやー凄いです。
ユース出身の傑作選手たち
2001年に創立したチームなので、まだまだJリーグで活躍する選手は少ないのですが、有名どころを2選手挙げてみたいと思います。
斉藤 光毅選手(横浜FCユース→横浜FC)
言わずと知れた、オリンピック代表候補。そして何といっても女性ファンメロメロのこのベビーフェイスですよ。
小柄ですがテクニシャンで得点能力が高いですね。キングと2トップを組めばなんと歳の差35歳!
父親みたいなカズさんからプロフェッショナルの流儀みたいなものを吸収して、日本を代表するストライカーになってもらいたいですね。
小野瀬 康介選手(横浜FCユース→横浜FC→レノファ山口→ガンバ大阪)
ガンバの小野瀬としてすっかり定着しましたね。右サイドを何度もぶち抜く彼のルーツも横浜FC。
2017年シーズン中にガンバに加入しているのでタイトルホールドは出来ていませんが、横浜FCユース出身者の中で、もっともJ1経験が豊富な選手ではないでしょうか。
注目選手!!
斉藤 光毅選手もまだまだ若く、今後の活躍が大いに期待される注目選手なのですが、今回はこの選手を取り上げてみたいと思います。
安永 玲央選手(横浜FCユース→横浜FC)
ここ最近、スタメンフル出場が続いている注目の若手ボランチ。
彼、静岡県民おなじみの安永聡太郎さんの息子さんなんです!!
安永さん(父の方)といえば、2年の時に川口能活、田中誠らを擁して全国制覇した清水商のツートップの一角。
卒業後に能活選手を追いかけるようにしてマリノス入りしましたからね。清水に戻ってきた時期もありましたが、ご子息が横浜でサッカーをしていたのですね。
中盤といえば中村俊輔選手もいますし、俊輔選手からしたら「安永さんの息子かぁ」って感じで不思議な感覚があるかもしれませんね(汗)。
横浜FCってベテランが多いイメージがありますが、若い選手もたくさんいるんですよね。今年のプレミアでも活躍している選手が多いですし、今後ユース出身者がもっと増えて、どんどんベテランの良い影響を受けるのではないでしょうか。
最後に、
私がまだまだ動けて、仕事終わりに横浜のある場所でフットサルをしていた時のことでした。
一般利用の時間が終わると、フットサルの4面をぶち抜いて、フルコートの練習が始まるのですが、そこで練習していたのが横浜FCのジュニアユースでした。
そして、
そこでコーチをしていたのが奥大介さんでした。
練習前の合間を見計らって握手していただいたのを覚えています。
「磐田に帰ってきてください!」と私が言ったところニコッと笑ってくれたのを覚えています。しかしご存知の通り、磐田どころか、帰らぬ人となってしまいました。
あの時、奥さんの指導を受けていたジュニアユースのメンバーたち。本当にうらやましいと思いました。
奥コーチはいませんが、その精神はクラブユースのその後の発展につながっているのだと思います!
これからも、奥さんの意思を受け継ぎ、若い世代がどんどん台頭してくる横浜FCユースの挑戦に注目です!!