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【週刊ユース分析】EAST⑤大宮アルディージャU18を調査!!

20年度 高円宮杯プレミアリーグのEASTチーム分析も5回目を迎えました。

前回の浦和ユースに続いて、今回も埼玉の一角。大宮アルディージャU18を調査します!!

まずはプレミア9年間の実績から

総合ポイント54の18位。プレミア参入は2015年からになります。

いきなり3位の好成績を残しますが2017年に降格。強豪ひしめく関東プリンス3位通過ながらも1年で再昇格を果たし、プレミア定着への戦いが続きます。

トップは近年J2での戦いが続き、埼玉の一番手は浦和。というのが定着しつつありますが・・・どうやらユースは少し様子が違うようです。

面白い!ユースの埼玉ダービー

わたくし、このグラフが好きなんです。

同郷のライバル浦和とはポイント差1の超接近戦!!

2016年まで苦しい戦いで近年盛り返している浦和に対し、猛追の大宮。永遠のライバル同士は今、ユースレベルで一番面白い争いをしているのです!!

ちなみに昨年(2019年)の実績は、

浦和ユース 7勝7分4敗の3位
大宮ユース 5勝6分7敗の6位

と、浦和優勢なのですが、両者の直接対決は大宮2勝とシーズンダブルを達成。

ちなみに浦和がダブルを与えたのは、実はこの大宮だけなのです。

バチバチ(笑)。

大宮アルディージャU18は、もはや埼玉といえば浦和。の常識を破りつつあります。

浦和と大宮、そしてピム・ファーベック

大宮と浦和は、近いなんてもんじゃない。隣ですよね。ダービーを名乗るにあたって、こんなに隣接しているライバルは他にはないでしょう。

この地域に暮らすサッカー少年たちが、オレは大宮だ。とアルディージャをファーストチョイスするには、どんな策があるのだろうか。

そのブランドを根付かせたのが、元・大宮監督であるピム・ファーベックであると言われています。

トップの監督であるピムは積極的にユースを訪れ、止める、蹴るの基本的な技術から、勝つためのプロ意識を、若い選手とスタッフに徹底的に落とし込んだと言われています。

ピムの経験と哲学は確実に大宮と、それを支えるユースを強く、魅力的にしました。現在の大宮ユースの発展の陰にピム元監督あり。ただ、

功労者であるピム氏。2019年に他界しています。ご冥福をお祈りいたします。

注目選手!

今回はユース取材の神、土屋さんの受け売りなのですが・・・動画等拝見して確かに!と思いましたので紹介したいと思います。

高田颯也選手(大宮U18→大宮アルディージャ)

ゴリッゴリのテクニシャン、ドリブラーです!!

ユース年代では一定量いる前へ前へのドリブラーですが、彼の凄さを証明しているのが、あの高木監督に認められてのトップ昇格、および開幕即ベンチ入り、でしょう。

つまり、ただのユースチートではない、と。

たくさんの動画も出ていますが、独特のリズムと長い脚。確かに将来性を感じます。

が、今シーズンはここまで今一つ出場時間が伸びず苦しいデビューとなっています。非凡なものの持ち主であることは間違いないので、注目していきたいと思います。

最後に、

大宮ユースはメキメキと力をつけています。

そして新興勢力時代はすでに終了し、埼玉の一番手、EASTの一番手になる挑戦の真っ最中と言えるでしょう。

大宮がこの勢いを止めないためには、トップの1部昇格がmustなのではないでしょうか。

ピム元監督が植え付けた哲学は、ピムさんを知らない世代に確実に受け継がれています。トップもユースもそれを結果で示せるか。

これからの大宮アルディージャU18に注目です!

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