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【週刊ユース分析】第99回選手権代表校をプレミア基準で分けてみる!!

静岡学園の全国制覇で幕を閉じた昨年(第98回)の選手権 (※タイトルの写真は昨年のもの)

あれからもう1年ですか。早いですね(汗)

今年は無観客になる可能性が高いですが無事、全ての代表校が決まりました!

 

どんなドラマが生まれるのか、今から開幕の12/31が楽しみなのですが・・・開幕前に少し余計なことをしてみましょう(笑)

各都道府県の代表校を昨年のプレミア基準でランク付けしてみるとどうなのか?

もちろん筋書きが無いからドラマだし、大会の形式がトーナメントならばあまり下馬評というのは意味を成さないのですが、だからこそ各代表校の現在地を前もって知っておくのは、ドラマの予習としては良いかもしれません。

 

選手たちにはこの記事は気にせず、とにかく自分たちの力を120%発揮してほしいと思います!

 

ランクの基準は以下の通りです。

ランクAA 19年度プレミアリーグ所属
ランクA  19年度プリンスリーグ上位チーム
ランクB  19年度プリンスリーグ下位チーム&昇格チーム
ランクC  19年度都道府県リーグ所属(昇格組を除く)

今年度の変則リーグは地域別に括られていたため参考値から外します。

 
 

昨年の4強はどうか?

まず手始めに昨年の4強、静岡学園、青森山田、帝京長岡、矢板中央を19年度のプレミア基準でランク分けしてみましょう。

AA 青森山田(プレミアリーグEAST 1位)

A  帝京長岡(北信越プリンスリーグ 1位)

A  静岡学園(東海プリンスリーグ 2位)

B  矢板中央(関東プリンスリーグ 10位)

やはりベスト4まで来るとそれなりにランク上位の高校が勝ち上がってくることがわかります。そんな中、矢板中央はランクBながら「堅守」で4強まできました。

選手権のトーナメントはPK戦まで含めた守備力がポイントとなることがわかりますね。

一方で、警戒されながらも80分できっちりゴールを奪って勝ってきた山田、静学、長岡はやはり下馬評通り頭一つ抜け出す強さだったんだな。と、改めて思い知らされますね。

 

それでは!

各都道府県の代表校のランクを一気に見て行きたいと思います!!

 

ランクAAは3高!!

ユース年代最高峰リーグ・プレミアリーグに所属するのは青森山田(青森)、市立船橋(千葉)、東福岡(福岡)の3高。間違いなく、今大会の軸になるでしょう。

実はAAランクの高校はあと2高あるのですが、そのうち流経大柏高(千葉)は、同じくAAランクの市立船橋に敗れて代表を逃しています。千葉のレベル恐るべし!!

もうひとつの大津高(熊本)は、なんとランクCのルーテル学院にPK戦の末、敗れています。すでに下克上は始まっているのですね。。。ルーテルの全国での戦いに注目です!

 

ランクAは10高!!

思いのほか少ないんですよね。2つのことが言えると思います。

プリンスリーグには、この大会に出場しないクラブユース勢が多くいるという事。それから、

ランクB、Cの高校がたくさん勝ち上がっているという事。

リーグ戦とは異なり、勝負強さがモノを言います。これが選手権の醍醐味かもしれません。

 

帝京長岡(新潟)、富山第一(富山)、丸岡(福井)、帝京大可児(岐阜)、京都橘(京都)、米子北(鳥取)、作陽(岡山)、大手前高松(香川)、徳島市立(徳島)、神村学園(鹿児島)

比較的、北信越と中四国が多い印象です。

 

 

私的、注目カード!!

上記ランクを照らし合わせて、1回戦の注目カードを挙げてみたいと思います。

AA 青森山田(青森)vs B 広島皆実(広島)

ランク差はありますが、広島皆実、決して侮れる相手ではありません。
昨年のリベンジに燃え、そしてこの年代圧倒的な強さを誇る青森山田が、きっちりと初戦突破できるか。それとも皆実がその野望を破るか。注目です。

 

A 帝京長岡(新潟)vs B 履正社(大阪)

下馬評で言えば長岡、という事になりますが今年の履正社は、群雄割拠の関西変則プリンスリーグで、京都ユースを破るなど強いです。

今年こそ決勝進出を狙う長岡にとっては、初戦から大きな壁となるでしょう。

 

A 丸岡(福井)vs C ルーテル学院(熊本)

県大会でランクAAの大津高を破ったルーテル。初戦はこちらも高ランクの丸岡となります。

ルーテルの勢いは続くのか、それとも丸岡が下馬評通り跳ね返すのか。注目したいと思います!

 

 

最後に、

これらデータ通りいかないのが、2種年代のトーナメント大会である選手権の良さかなと思います。

しかし、各校の関係者はもちろんこの位置関係を把握していて、明晰なスカウティングの真っ最中と思います。

我々ファンもこのあたり事前に把握すれば、より一層選手権のドラマを楽しむことが出来るのではないかと思います。

そんな想いでこの記事を書いてみました。

 

 

そして!

県予選で前回王者・静学に完勝した我らが静岡代表の藤枝明誠高

彼らは毎試合、「王国復活」そして、「王国の新顔」になることを明言し、有言実行してきました。

この覚悟、全国でも大いに期待したいと思います!!

 

 

とにかくみんながんばれ~!!!

 

 

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