UNISON SQUARE GARDEN Revival Tour “Spring Spring Spring” @東京ガーデンシアター 2021/05/19
グダグダグダグダずーーーーーーーっと行くか行かないか迷って、どうやら当日は早めに退勤できるだろうとの目処がついたので、結局一般発売で三日前に席を確保した。 ファンクラブ入ってるのに。
なんだか、すごく熱くてドラマチックなライブだったなあ、というのが終演後の一番の感想だった。
2012年のまだ若い時の曲だけで構成されているセットリストだったからなのか、とんでもないメドレーやっていたからなのか、私にとってとても大事でメッセージ性が強い(と思っている)曲を聴いたからなのか、理由はよく分からないけれど、終わったあと「熱いな・・・」と思った。ユニゾンのライブを見てこう思ったのは初めてだった。
セトリ↓
1 overture~Spring Spring Spring~
2 フルカラープログラム
3 プロトラクト・カウントダウン
4 23:25
5 空の飛び方
6 デイライ協奏楽団
7 スカースデイル
8 誰かが忘れているかもしれない僕らに大事な001のこと
9 マスターボリューム
10 メドレー
ライドオンタイム
等身大の地球
MR.アンディ
CAPACITY超える
ワールドワイド・スーパーガール
コーヒーカップ・シンドローム
センチメンタルピリオド
ドラムソロ
ガリレオのショーケース
11 シャンデリア・ワルツ
12 クローバー
13 シュプレヒコール〜世界が終わる前に〜
14 cody beats
15 オリオンをなぞる
16 場違いハミングバード
En.1 アイラブニージュー
En.2 サンポサキマイライフ
En.3 kid, I like quartet
当然メドレーの影響なんだけど曲数多いな!?
メドレー入りのライブなんて観たことがなかったから、途中で「あれ?今ライブのどこらへん?」って見失った。
普段は結構無意識に曲数数えちゃう。両手で数えられなくなったら後半戦かな〜みたいな。ブロック数よりも曲数の方が意識しちゃうのなんでだろー
実はこのツアーのライブDVD、一度GYAO!で無料公開された時にさわりだけ見ただけでちゃんと観てはいない。買ってもいない。観る時間がなかったわけではないんだけど、なんとなく「今みるべきじゃないかも」って思ってやめたんだよなあ。
それが功を奏して、全く新しいツアーとしてみられたのが楽しかった。もっと早くユニゾンを知っていればリバイバルツアーとして比較して楽しめたのに!と思う点もありつつも、まあそれは無理なことなのでOne roll, One romanceツアーあたりのリバイバルを期待しておく。あのツアーめちゃくちゃよかったよね〜アルバム引っ提げないツアーおもろかったな〜
ところでユニゾンって、本当にどのリスナーも置いていかない(逆に言えば全員置いていってるともいえるのかもしれない)のがすごく信頼できる。ファンに差をつけないというか、あくまで「バンド」と「お客さん」がいてそれ以上の差をつけないというか。
今回のツアーはリバイバルツアーということだけど、2012年の彼らを知っていて現在も応援している人のためにあるわけではなく、あくまでもバンドがライブを続けていくための手段として構えているのがいいなと思う。MCでも昔のことにはあんまり触れず(恥ずかしいMCとメドレーについてくらいかな)、あくまでも今見にきてくれているお客さんのために楽しんでやっているというスタンスに救われる。私はせいぜい5、6年しか彼らを追っていないので。
さて、そろそろ感想を。
私にとって一番印象深かったのは空の飛び方。B面総選挙でも真っ先に投票することを決めたとても大切な曲だ。生で聞けたのはBee side Sea side 0のたった一回で、そのあとの本ツアーではセットリストに入っていなかったので、ああ、もう聴けることはないんだろうな、DVDで我慢しようと思っていた。
なのに、まさか、もう一回聴けるなんて!
どこが好きかって聞かれるとすごく難しいんだけど、全部好き。イントロのギターリフもいいし、シンプルなドラムもいいし、歌詞も好き。落ちサビでベースラインがなくなるのもベタでギュンギュンするし、デーッデデーッデデーッデッデデーのところで3人揃うのも好きだし、薄く青い照明も好き。ベタベタのベタな曲だからこそ、キュンとくるものがあるんだろうな。
イントロを聴いた瞬間「うぁ・・・」っと声が漏れて口に手を当ててしまった。とんでもなく舞い上がって右手をぶん上げたら、少なくとも私のブロックの人たちは誰も上げていなかったのでほんの一瞬躊躇したけど、周りの人なんて関係ないなと思ったのでずっと最後列で手を挙げていた。この曲の最後の晴れ舞台かもしれないから全力で。うわ、なんか文章にするとめちゃくちゃ切なくなってきた。どこかでまた数年後会えたらいいね、空の飛び方・・・
次点はクローバー〜シュプレヒコールかな。
クローバーのたかおさんのドラムかっこ良すぎるんだよなあ。間奏でシンバルをそっと撫でるように鳴らすのが美しくてずっと見てた。自由で強くて優しくて繊細で美しいドラマー。それからいつも言っているけど「回ってしまう地球なら」の「わ」を、最初は裏声でそっと、ラスサビだけ強く当てるのが大好き。
ところで、クローバーがDOGOUT ACCIDENTに入っている背景を知っている方いますか?発売当時のことを知らないので、この曲がいつからあって、何のことを歌っていて、どうしてこのアルバムに選ばれたのかが気になっている。でもまあ、過去の話はどうでもいいか。クローバーは2020年のコロナ禍初っ端のライブの1曲目だったので、どこで聴いても感慨深くなっちゃう。
君がここに居ないことで
あなたがここに居ないことで
回ってしまう地球なら
別にいらないんだけどな
「別にいらないんだけどな」がすごく田淵さん田淵さんしてて好き。
シュプレヒコールは死ぬまでに絶対生で聴きたい曲第一位だったから、クローバーが終わった時の雰囲気で「もしかして・・・」って思った時にはもう泣いてた。
「あなたの名前を呼ばなくちゃ」から入るアレンジすっごくいい。そのあとのブレスからの「古いレコードを聴いていた」と低音で入るところ、感情が昂り過ぎてゾワっとした。鳥肌っていうか体の中に手を突っ込んで心臓をキューっと握られるみたいな感じ。今思い出しても興奮する。この曲ってそういうところあるから安易に聴けないんですよ。誰かわかって。
甘い言葉を囁きながら
闇夜に消えていく 無敵のヒーロー
ここの部分の斎藤さんすごく色気があったな・・・
ギターがなくて手をブランとしていたのと低音なのと歌詞そのものが相まって・・・
この曲の歌詞って本人たち的には今やるのは恥ずかしかったりするのかな。かなりメッセージ性が強いような気がするからどうなのかなって気になった。もし今も歌詞を気に入っているなら、セトリにバンバン入ってきそうな曲だなあという気もするから、やっぱり「昔の俺の歌詞」って感じなのかな。わからんけど。
あとは今ツアーの名物、メドレーも凄かったっすね〜
何分間やってたの?体力無尽蔵か?って思ったけど、よく考えたら普段から1ブロックで続けて何曲もやってるから疲れないのかな。でも盛り上がるパートが立て続けにくるからエネルギーめっちゃ使いそう。
タカオスズキさん最後の方めっちゃハイになってたな。ドラムソロの合間でお客さんが拍手した時に、自分でも拍手してたのよかったな。うんうん。あんなかっこいいドラムソロやったら自分でも拍手しちゃうよね〜
そのバチバチにかっこいいドラムソロあとのガリレオのショーケースやばかったな・・・ずーーーーーーっとこの曲を生で聴けるのを待っていたよ・・・コロナ禍の有観客ライブになってからは一度も聴いていなかったから、禁断症状で死にそうだった・・・
毎日「がっそう!」の時の会場って世界一幸せが溢れるクレイジーな空間だよなあ。あとタカオスズキのスティック回しながらのサビね・・・ガリレオのショーケースやってる時のステージ上と客席のうねった感じの空気感本当に大好き・・・この曲半年に一回くらい生で聴かないとやってらんないな・・・もうすでにあの空間に戻りたい・・・
そのあとのシャンデリア・ワルツはもう楽しいというよりもグサグサささり過ぎてつら・・・でも好き・・・と頭抱えながら思った記憶があるな・・・
なんか最近Patric Vegeeばっかり聴いていたからすごくこの曲が新鮮で、初めて聴いた時みたいに歌詞にボッコボコにされた。仕事終わりに行ったからかな・・・ちょっと疲れて明日も憂鬱だな〜みたいな時にこの曲聴くとやばいですね・・・
いや〜〜〜〜〜何にせよやっぱりUNISON SQUARE GARDENというバンドはかっこいい。9年前までの曲、9年前のセトリ縛りでも変わらずにかっこいい。リバイバルだけどそんなこと関係なくたってかっこいい。コロナ禍で来られない人がいる中で、いつも通りライブはやるけど本編であるアルバムツアーは進めない、というスタンスもかっこいい。
そんなかっこいいバンドには迷うことなくこれからもガンガンライブをして欲しいので、ライブの参加者である私たちがちゃんと感染対策を普段からしておかなければならないなと思うのでした。
ふと振り返ると、ユニゾンはコロナ禍の有観客ライブが始まってから、もう三本もツアーを完走しているのか。本当に凄いな。
さてお次は来たる8月のCIDER ROADツアー!自分が一番最初にハマったアルバムなので本当に楽しみ・・・
それまで健康に生きて、仕事も頑張ってお金貯めて、万全の状態で参加できるように努力するぞ〜!!!
おわり
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