UNISON SQUARE GARDEN 「空の飛び方」

先日のBee Side Sea Side 0 でやってくれた、もしかしたら生では二度と聴くことができないかもしれないこの曲について書きます。記憶が薄れないように。

まず、この曲は構成が珍しい。シングル曲やアルバム曲なんかはDメロくらいまであることもザラなユニゾンにしては非常にシンプル。
サビ→Aメロ→サビ→Aメロ→サビ、で合ってるのかしら。

シンプルな分、純粋に斎藤さんの歌に聴き入ってしまう。
全体を通して(ユニゾンにしては)低いから、普通のところは地声ギリギリで歌ってて、各パートの語尾のところだけ裏声で歌ってるような感じがする。私はミックスボイスについて全然知らないので、単に私の感想なんですけど。

「悲しいこと全部ほっぽってさ」の「さ」
「多分そうやって」の「て」
「なら いかなくちゃ」の「ちゃ」

ここらへん、裏声で抜きながら歌ってるのが凄く好き。
特にCD音源だと、今に比べて地声が地声感ある(?)から、この裏声の部分がよりはっきりしてる感じがある。

歌詞もユニゾンにしては珍しいサビ繰り返し型。その繰り返しているサビが素敵。

僕がどうしても 君に会いたくなった時は
悲しいこと全部ほっぽってさ 身体が軽くなるんだ
多分そうやって人は空を飛ぶのでしょう
未だ見たことない新世界を
見つけることがあるという


ストレートかつ綺麗な世界観。
説明はいらない。
ていうか、基本的にどんな曲でも歌詞の世界観に説明はいらない。聴き手が解釈して浸ればいい。私はそう思っているから、田淵のスタンスが好き。

少し、ライブで聴いた時の話を。

私がこの曲大好きだからっていうバイアスももちろん掛かっているとは思うんだけど、多分、田淵はこの曲お気に入りなんじゃないかなって感じたり感じなかったり。噛みしめるようないい表情をしていらっしゃいました。

イントロのドラムも気持ちよさそうに叩いてたなあ。

あーーー、忘れられない。生きているうちにもう一回くらい聴きたい。大好きなんだよこの曲。

その側面に祝福を。


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