熊本城マラソン2019を走ってみた 前編
初めてのフルマラソンを走る前に次のレースが決まっているだなんて、まるでいっちょ前のマラソンランナーになったみたい。
というわけで今回は2度目のフルマラソンについてのお話。
選んだ条件は1回目とほぼ同じく、制限時間が長く取られていて高低差の比較的少ない大会ということで、1回目と違ったのは抽選があったこと。今となってはもう使えない「熊本城マラソン初挑戦枠」にエントリーをして出場権を勝ち取りました。もし外れても一般枠で再抽選されるという、初心者には優しい2段構えでした。
本格的な遠征になったので事前に飛行機とホテルを手配…したのはいいものの、航空券とホテルをバラバラに予約していた後で「ホテル付航空券プラン」も予約していた、ということに出発前日ぐらいに発覚。ホテルは一大イベントの前だったのでキャンセル料は何とかなりましたが、航空券のほうはかなり前に予約したことになっていたので…。
おまけに現地入りしたら、命と財布の次に大事なものを紛失するというやらかし具合。幸いその大事なものは見つかったので、ほっと胸をなでおろして熊本駅前のホテルに宿泊することができました。
そうそう、当時は1年前なので、大河ドラマの「いだてん」が放送されて間もないころ。熊本出身の金栗四三さんがストックホルムオリンピックに挑むあたりでした。というわけで、熊本駅から在来線に揺られること30分。玉名までちょっと足を延ばしてみました。時間があれば和水町あたりまで行きたかったんですが、前述の紛失騒ぎの影響で、大河ドラマ館を見るだけでタイムアップ。
初めて出場したオリンピックでボロボロになりながらも、そこで諦めてしまうのではなく、日本のマラソンのために尽力した姿勢は敬服するものがありました。そして、長い距離を走るときに教わった「スッスッハッハ」のあの呼吸法(小刻みに2回吸ってから小刻みに2回吐く)、ルーツが金栗さんだと知ってびっくり。
前日にいろいろありながらも、夜は何とかぐっすり寝ることができ、迎えた2月17日。肌寒い気候でありながらも天気は快晴でまさに絶好のマラソン日和でした。
実は富山マラソン当日の朝は富山駅前のコンビニでおにぎりと豚汁を買い、北陸新幹線のなかで朝食を取ったのですが、熊本城マラソンの時はホテルの朝ごはんで腹ごしらえ。朝からごはんの心配がなくなったので、これ以降は基本的に朝ごはんつきのホテルを選ぶようにしています。
朝食後はまだ動いている路面電車に乗り、前日受付会場付近の辛島町電停で下車。前日とは大きく異なる雰囲気の中、人生2度目の42.195kmに挑むのですが、長くなりそうなので次回に続く。