私が残したい解答
私が残したい解答
“良い答案とは?”でも書きましたが、私が残したい解答を具体例で説明します。
この問題は令和4年度の京都大学で出題された問題です。
小問の誘導からもわかるように、京都大学では別解の解き方を期待していると思います。
しかしこの解法には三角形OAPが AP = OP の二等辺三角形であることに気付くことが重要になります。つまり、ひらめきや考えることが必要です。
ですが私は考えないでこの小問を解くことを勧めます。その解法が(1)(2)です。
この解法は問題文の本文だけで解く方法です。
ご存知のようにベクトルの基本は、始点を決め、基本のベクトルを決定し、他の点や条件を基本のベクトルで表して、計算することです。
この解法は、始点を決めることも、基本のベクトルを決定することも、他の点や条件を基本のベクトルで表すことも難しくありません。計算もそれ程難しくありません。
つまり考えないで問題を解くことができます。受験の本番ではこのような解法が効果を発揮すると私は考えています。
私が残したい解答は、なるべく考えないで問題を解くことができる解法を用いた解答です。