神世政変の真実
はじめに
目次タイトル
はじめに
国祖神封印の証拠の構図が判明した
ここまで至った経緯
なぜこのような探偵作業に関わらなくてはならなかったのか
神々の応援を得て行なう探偵作業
このたびのご神縁について
封印幾何学の発見に次ぐ封印解除とその後の験について
岩戸からのお出まし(岩戸開け)の時期
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はじめに
夜明け前はいちばん暗い、というフレーズを時折目にします。
一見するとすばらしい時代がもうすぐ来るように思えて、嬉しい気分にしてくれます。
しかし、いちばん暗いという状態がどんなものかわからない以上、もうすぐという言葉も出てこないのではないかとも思えます。
そこで神話に言われる暗い時代とはどんなものであり、どう表現されていたかと考えますと、日本神話では天の岩戸隠れが代表格であり、狭蝿なす満ち災いことごとに湧き起こり、という状態表現がなされていました。まさに今の世相を見れば、そのような雰囲気を醸しています。
ところが、神話は記紀も秀真伝も岩戸隠れはかつてあったが、昔日のうちに岩戸開けは終わったことと記しています。
ならば、今の時代はまたもや岩戸隠れになってしまったのでしょうか。
そうではないでしょう。岩戸はまだ開けられていないから、いっそう世は混迷し不正の充満するところとなってしまっているのではないでしょうか。
そしてスピリチュアル系の信奉者によって、岩戸開けはまだこれからのことと囁かれているのではないのでしょうか。それもまた間近だとの説がありますが、どうなんでしょう。
それより、こんなことを考えてしまいます。
誰なのか。岩戸隠れを語りながら、開けられたことにしてしまったのではないか。あるいは、未到来の事に関して希望を述べただけだったのではないか、と。
私は、現実をもろに直視して、その上で異界モードで探偵的推理をするのが面白く、そのせいで半分オカルチストであって、しかも悲観に立脚するためか、気休め的な甘い言葉はよう囁けないでいます。困った奴です。
このため、誰からも相手にしてもらえないでいる、うっとおしいだけの孤独な異界探偵というキャラクターをしています。
私のようなひねくれ者の異界探偵からすれば、岩戸隠れと岩戸開けをすでに終わったワンセットのこととして隠蔽したかった誰かがいた、というふうに解釈するわけです。
しかし、隠蔽されたままではいかんでしょう。封印されたままではいかんでしょう。もし事件の被害を受けた者がいたなら、口惜しい思いをしているのではなかろうかと、妙に相手方の気持ちに寄り添ってしまいます。
実際に、まだ岩戸開けは終わっていないのだぞと朱鷺の声をあげたのが、近世になって興り発展した大本教の開祖出口なお氏に懸ったお筆先や岡本天明氏の自動書記だったことになろうかと思います。
私は被害者側の思いを汲み取り、真相を明らかにすることによって、ちょうど琵琶法師が平家物語を吟じて無念の平家の心情を語ることによって鎮魂し昇華させたようにやってみたく思います。
なお、この途方もない仕事は、大本教系教団の篤信者女性の願いが基になっていまして、何とかして封印されている国祖神や天照神をお救いしたいのだという具体性を伴って、私の前に現われました。私は謎解きに関しては俄然奮起する性格のため、この件を趣味のライフワークにするに躊躇はありませんでした。酔狂な奴です。
しかも、解けない謎はないという確信があったのも事実です。根っからの探偵根性でしょう。
この女性は不思議な人で、今回の謎解きに当たる者が抜擢されたときの特質をまるでどこかで見てきたようにして語りました。
邪神の妨害を搔い潜るため、まったくの門外漢が、しかも持てる能力のことごとくを削り落として今回の任務に就いているというのです。
なるほど、私は門外漢で、このために敢えて大本教の信者になったり、教祖の本などを読むつもりはありません。自由発想の中で羽根を広げ、感知されるものを繋いでいけばいいという思いをたえず持っていて、誰それの蔵書の中に閉じ込められることをたいそう嫌います。
だから、誰それの専門家や宗教家の門下に入ったりすることはありません。
女性はこう言いました。この役割を帯びた者を"時のしずく"と呼ぶと。
邪神の妨害に遭わないために、持てる能力を削減して隠密裏に動くよう設定されているのだと。
その女性とは出会いの2年後に壮絶な喧嘩別れをしましたが、それでもその言葉に励まされて事に当たっているという思いがあります。
そして、喧嘩別れから12年後に、今回見つかった決め手となる証拠の品はこれです。
これは2014年4月になって新発見した幾何学図形です。
私の謎解きのライフワークに新たな一頁を加える発見となりました。
国祖神(夫妻)封印の証拠の構図であると判断しました。
この新しい幾何学構図の示す意味とは何かについて、これからお話ししようと思います。
国祖神夫妻の夫の国常立神が封印されてウシトラコンシンとなられたのは北海道・芦別岳、奥様の豊雲野神が封印されてヒツジサルノコンシンとなられたのは薩南の喜界島。そのように先の女性からは聞いておりました。
この祟りの構図の鬼門・裏鬼門を直線で結んでみれば、元伊勢内宮の神体山・日室岳(別名・岩戸山)の位置で、畿内の逆五芒星と接してしまったのです。
ここは伊勢に先立つ約半世紀前に置かれたという元伊勢。内宮側にあるアマテラスの御陵とされる神体山頂上の極近を通る国祖神夫妻の封印地を繋ぐラインを示した詳解地図です。
これらの図形の組み合わせは、「炒り豆に花が咲くまで出られない」と謳われた封印呪詛の痕跡ではないのでしょうか。
鳥瞰すればまるで牢屋の扉に閂(かんぬき)かけてそれを南京錠で厳重に封印したかのような構図になっています。
閂とは左右の扉と枠の双方に跨る様に通す事で建具を開かない様にするための棒状の金物や木材などのことで、時代劇によく出てきたから知っておられることでしょう。この場合、国祖神夫妻を天秤にかけた如く見えるラインが閂です。それは材木ならぬ封印結界呪詛という強い素材でできているわけです。
この誰も解けない謎を仕掛けた何者かの徹底ぶりは、国常立神=ウシトラノコンシンが、よほど恐ろしい神だったことの裏付けになるかも知れません。
いったい誰がこんな遺構に気づくでしょう。確かに正攻法で見つかることではありません。よほどの酔狂で破天荒な発想のできる者でなくては無理だったろうと思います。
西日本に張られた精妙な幾何学構図群
今から30年前に、独自のレイラインの割り出し方により、以下のような見えざる幾何学構図の存在することが分かりました。
途方もない話ですが、1経度長を規準にさえしているかのような、地球規模ともいえるこれらの図形群から推測しますに、
大昔に地球在来の神々は邪神(宇宙人)によって強制的に封印され、人類は邪神-イシヤの系統によって管理されてきた可能性があります。が、それも未だ証されたことのないことばかり。それで組み立てた論など正しいのか。
それを今回私のほうで調べ上げ、仮説として提示いたしました。
宇宙人で抵抗があるなら、前の時代(伝説のアトランティスのような)の科学の産物を受け継いでいるのかも知れないとしてもいいかと思います。だがそれもまた証されていません。
ところが、私のもとには推理を先行させるような情報が続々とやってきました。
むしろ私が選好したのかも知れませんが、人類のそもそもの創造主が誰だったかの情報を早々に入手していたので、あえて宇宙人説を採らせていただきました。
叩き台になる証拠が今回新発見の図形です。痕跡として顕著であり、何者がそれを仕組んだかについても、私の理解した範囲で解説できるように思いました。
なお、これは仮説の域を出ないことをお断りしておきます。
ここまで至った経緯
まず、最初の発見になる九州の巨大幾何学図形は直角二等辺三角形でした。それはニニギノミコトが天津神の命を受けて降臨してくるときの航路と彼の各地点の特質の説明の言葉を九州の地図上に投射して判明したものです。
それは今から40年前の拙著「古事記と超古代史」に載せています。
それから10年後に、畿内に向けて図形を展延して得られたのが先述の精妙な幾何学構図でした。そのとき畿内に最初に発見したのが、等緯度にある淡路の伊弉諾神宮‐‐伊勢内宮の距離が172mで九州の直角二等辺三角形の短辺の距離と同じだったことです。これは何かあると・・・
そこには明らかに古代オリエントで重宝がられた地球諸元を基にした距離規格や神聖幾何学、黄金比率などの採用が見られたのです。
そして究極の祭祀シンボル・生命の木の図柄とそれに対応するかのような地名の割り振りがそのまま遺っていることにも気付きました。
どうやらその昔、古代の日本に古代中東思想のカバラを奉じて渡来した人々がいたらしい。
それは30年前の1990年における拙仮説として発足し、学研ムーのミステリー論文の優秀賞作品として巻末特集に載りました。
そのときのアウトプットに満足できなかった私は、さらに1995年に拙著「古代日本にカバラ が来ていた」で改訂増補し市販ルートに乗せ、のちにWEB版でも「古代日本謎の中東思想渡来考」として今まで十数年間ネット上に掲載し、多くの方 にご覧に入れてきました。
何にも増してこの新発見を特筆したかったのは、その遺構の圧倒的臨在感にありました。
そのような中に、ひときわ異彩を放っていたのが、畿内の逆五芒星図形。
類書でよく取り上げられ、パワースポット観光巡りにまで採用されたかの感もある図形でしたが、果たして意味が理解されてのことだったかどうかは分かりません。
私も発見当時は、正五芒星、逆五芒星 の意義もさほど意味を理解せず、ただ精妙図形であることだけで良しとしていました。
カバラ発祥地から遠い日本ゆえ、持ち越した渡来人の誤謬的異伝であろうとさえ解釈していました。
しかし厳密には、もし故意性があるなら、逆五芒星というシンボルはカバラの正統な儀式に用いるには不適格どころか、してはならないこととされており、カバラを知る知識者からは、良からぬ企みが籠められているシンボルと解されています。
気には掛けながらの発見とその公開。そんなとき2000年に知り合った女性が大本教系分派の篤信者で、国祖神の封印について教えてくれました。なんでも大本教では国祖神は引退されたことになっているが、強制的に封印されたのだとのこと。そして、途方もなくも何とかお救いしたいのだと言うのです。
そういった途方もないものに惹かれるのが私であり、協力したく思ったものの、神社巡りをして逐一祝詞を唱えるような面倒なこともできないし、その道のプロでもない。私のできるのはせいぜい机の前でする封印解除の真似事、探偵的推理で謎解きして、最後に名探偵コナン君がするような事件の種明かしをする程度のことしかないわけです。
それから10年が経とうとする2014年3月に、あるネット記事の中に拙著表紙からトリミングされた逆五芒星が載り、その記事の下のほうに書かれていたのが、異界の誰か(神)が発したらしい「封印を解いてほしい」という赤記太文字の言葉でした。
https://ameblo.jp/nishie-eryuu/entry-11746194353.html
封印という言葉で私が既知していたのは、先の女性の話した具体的な地名まで語った大本教の国祖神封印伝説でした。
北海道芦別岳と薩南喜界島という封印場所とされる重要な地点情報を予め得ていながら、いちども線引きをしていなかったことに気づき、“地図上の二点間の直線距離を測る”ツールを使ってみたところ、それぞれを繋ぐ直線は、かの逆五芒星図形の元伊勢内宮位置の御神体山(日室岳、別名・岩戸山)に直近で接することが判明したのです。(冒頭の証拠の図)
今までの発見図形群が高い精度で精妙図形を描いた関係上、偶然の一 致とは 思い難く、国祖神封印ラインと逆五芒星の星頂が組み合わさったことで、 なぜ天邪鬼な逆五芒星がここに存在するかの謎にも答えられると思いました。
直感的には、まるで幽閉された牢屋に閂が掛けられ、南京錠で厳重にロックしているが如し。
偉大な国造りに功のあった国祖神を封印してしまった ことは、そうとうに悪びれた行為と知っていたからこそ、呪詛者はこの図形を使っているはずで、しかも判明すれば現存する世界最大規模の遺構になります。エジプトのピラミッドと違い、見えないために判明しなかっただけなのです。
その翌年の2015年にはこれまたネット上にあったヘミシンクによるOOB熟練者の異界情報でした。その内容の卓越さは後々までも参考にできることと思えるほどのもので、それによってまず岩戸山で封印状態になっている少なくとも三体の男性の神霊がおられることが分かりました。
https://ameblo.jp/pirori-nu/entry-11474650464.html
https://ameblo.jp/pirori-nu/entry-11482743328.html
うち青年神はニギハヤヒであると直感されていました。
ニギハヤヒ、このお方こそホツマに書かれた天照神(男神)でありましょう。天照国照彦天火明櫛玉饒速日命が全体名です。
また三体のうち最も高齢の男神は玉杵尊(国常立神)であることもすぐ後で分かりました。
つまり、少なくとも国祖神一族が三代に渡り封印されていると推断できました。
その解明までの時間的順序と不思議なシンクロ多発の経緯を紹介した資料が拙著「高御位山とウシトラコンシンロマン」です。
https://red-avian.info/monoomoi/ushitora-roman.html
同著の中で取り上げる発見物は幾何学図形だけではありません。
この著はラフな紀行風の体裁をしておりますが、日本に存在するスフィンクスの”番”のありかまで探り当てた紹介論文となっています。
今回、この幾何学封印図形を前提に、神話のホツマツタエ(秀真伝)との照合研究をしたわけで、ついに神世政変劇の真相に迫ることができたのではないかと思います。
正直なところ、ホツマは神世の歴史の改訂文書であると私は推理します。政変が未然に防がれたとして記載されていますが実際は違います。成功しており、そのゆえに正統と成り代わった者が神世の総帥に収まってしまっているようなのです。そのような基礎段階での誤りのままに、記紀はホツマを叩き台にしてさらに解読困難にしていると推理しました。
「炒り豆に花が・・」というほとんど解除が無理に思える呪詛は、これらの謎が悉く解けない限り実現の見込みのないものだったようで、解くことは不可能という強い自信の表れゆえに、呪詛的な傲慢な物言いが発されていたと推理するわけです。
しかしそれは不思議などこからかの応援を得た、今ご覧になっているような一介の名もなき異界探偵の探偵作業の円滑さ、シンクロナスな情報の出現と接触によって解明の運びとなりました。
本著書はそれを時系列な発見と推理の過程と共に研究成果としてまとめています。そしてこれが著者にとっての人生最後のアウトプットとなることでしょう。
なお、何度も申しますが、これは巷にあまたある仮説のひとつであるにすぎず、むやみに信用などなさらないように願います。
なぜこのような探偵作業に関わらなくてはならなかったのか
大本教は「炒り豆に花が・・」の国祖神封印の伝承の側から神世政変の謎に立ち入られているかと思われます。しかし、私の勉強不足のせいで、教団の成果のほどは分かっていません。
いっぽう我々(私を含め有形無形の関係者)は、もしかすると神世の冤罪晴らしの宿縁から立ち入っているように思われます。
仮に私が異界では著名な探偵だったと仮定して、異界の関係者の依頼を受けてこの世に調査のために降りてきたとしましょう。
それがこの世ではまったくうだつの上がらない無名の路傍の石的な私の実体で、それからすれば大本教の伝承は探偵作業開始のきっかけになる情報だった。そういう位置づけになるわけです。
そして私が関った古史古伝はほんのわずかでしたが、要諦を衝いたものだけで占められていました。(他書を見に行く暇がなかっただけかも)
見い出したことはこうです。政変が未然に防がれたとする反史実が、政変を成功させた側の語り口で語られる資料として、ホツマが私の前に提示されたという感じなのです。
反史実なら冤罪に遭っている被害者がいる。この謎解きは、無実の罪で冤罪に陥れられた者たち(神々)の無実を証明することが必須と思われました。もしそれによって神世や現世が影響されて暗黒化しているのなら、本来の天上天下のよすがに戻すことが大事になることでしょう。それが真の天の岩戸開きというものではないかと思います。
神々の応援を得て行なう探偵作業
実にワンダーな話ですが、私が役割をいただいた満50歳以降が、ちょうど弁天様(宗像の姉妹神)に買い取られたような格好になっており、これまで普通人では味わえないような 不思議経験をさせていただきました。
ちょうど浦島太郎が竜宮城に連れて行かれた感じかと思いますが、この世がそんな理想郷であるわけもなく、空がちょっとバラ色になった程度かも知れません。ほんとうの龍宮に行きたい気持ちはたえずあるのですがね。
2013年の出雲大社の式年遷宮の日の翌朝未明の夢では、神世の大社において起床し大国主命ばかりか奥様の奥津嶋姫にも出会い、社殿の造作や外の様子を見て回りました。
https://red-avian.info/n-myth/yumemi.html#19
その中で、私はアメノホヒゆかりの者かも知れないと推察できたことから、ホヒの母・ 持子姫、そして奥津嶋姫、瀧子姫、市寸嶋姫の母・早子姫の名誉回復と一族の名誉回復のために、ホヒの従姉妹神たちからの特命を受けて、このたびのお役をいただいていると信ずるような次第となっています。
このたびのご神縁について
このたびの難事業の遂行は神々の支援なしには語れません。ここに登場するのはおおかたが封印されてきた神々であることが大事でしょう。
1999年12月に満50歳以後の私の人生を買い取るかの如き印象で、第 一番目の女性(奥津嶋姫の化身と目される)が現れました。
次に2000年7月に霊能資質ある第二番目の女性(市寸嶋姫の化身と目される)が現れ、開運のための協力をして欲しいと依頼され、2000年9月27日に舞子移情閣で開運の鍵を持つ青年と彼女の出会いをシミュレーションしたところ、鶴亀すべる儀式の成立を見たか、そのまる九日(216時間)後の旧暦九月九日ひのととりの日に鳥取県日野町を震源にした鳥取西部地震M7.3が起きました。
この女性が大本教系で分派した宗教の篤信者で、国祖神封印の情報を持ってこられたのです。
九の因縁数が揃う中、火の鳥が出陣したと見立てられました。そこで炒り豆に花が咲くまで云々の呪詛などは火の鳥の対抗頓智によって簡単に解除可能であると解釈できました。
火山のマグマに飛び込んで甦るという火の鳥、炒り豆に花を咲かせることなど造作もないこと。私の謎解明への自信と意欲はそこから始まりました。
ここから私の話もトンデモ領域にワープしていきますので、シートベルトをしっかり締めてくださいね。
2003年には、私が開運のシミュレーションをした移情閣3階の青年とは誰のことなのか、具体性を帯びてきました。
彼女の言にあった青年はキンイロタイシという名前だったという言葉から、当時UFO撮影クラブに新入会した真言密教行者だった坂本廣志氏に尋ねると、そ・それは毘沙門天、大魔神、大天狗、サナート・クマラ、金星王、ルシファー、更にはウシトラノコンシンのことだと絶叫を挙げられました。神々さえも恐れおののく存在だというのです。
ということは、相当不当な処置を受けてきた有力な神だったことになるでしょう。
坂本廣志氏のクラブでの活躍ぶりを示す記事・100年後の超偉人伝説
https://rainbow.xn--kss37ofhp58n.jp/general/tv/fuji-tv/choijinden.htm
2007年1月14日には、夢に第一番目の彼女が意識を飛ばして白龍(雲龍)になって我家にいた私の胸に飛び込んできました。
https://red-avian.info/n-myth/yumemi.html#9
彼女は本体が奥津嶋姫であることが後々判明してくることになります。
たとえば2007年9月22日、明晰夢に亡き母が四人の導師に付き添われ、山上から雲海に臨む大勢のお見送りの中、雲海に渡されたムービングロードでご来光に至る姿で出てきました。その半年後の2008年3月、夢に出てきたご来光の場所が、当時のブログ読者の投稿写真によってもたらされました。
琵琶湖バレーで残雪スキーを楽しむために山小屋に泊まった翌朝、琵琶湖湖面を覆う雲海がバックになっていて撮られたとの由。私は写真と寸分違わぬ光景を夢に見たもので、しかもこのシンクロは、蓬莱山–沖島の蓬莱嶽–ご来光までの黄金の光の道であったことと、道中引率のおひとりが今回初めて母の葬儀を担当してくださった蓬莱道龍和尚(実名)であるという見事な語呂合わせにもなっており、地点名の蓬莱のふたつと人名の蓬莱の三すくみとなるシンクロに、明らかな神の粋な計らいを感じさせてくれたのでした。
https://red-avian.info/n-myth/yumemi.html#11
この計らいは琵琶湖沖島に鎮まる奥津嶋姫に違いなく、ありがたくも御陵の沖島をムービングロードの支えにまでしてくれていました。
またホテルを借り切るほどの大勢の参列者は、龍族、天狗族、鬼族の皆様で、私が鎮魂に尽力させていただいた方たちだったとみられます。
2008年9月25日には、第一番目の彼女の夢に空海和尚が現れ弥勒下生が間もなくである旨告げられました。
https://red-avian.info/n-myth/yumemi.html#16
同じ時に彼女が撮った金剛峰寺持仏間の写真に六角オーブ(弥勒の神霊)が写り込んでいて(2008年9月24日)、写真の襖絵の中で鶴亀すべるが実現していました。この六角オーブこそが弥勒の神霊であろうと推断されました。
2010年5月15日に彼女は海難事故で突然逝去。前日の家人が撮った写真に彼女のものとみられる六角オーブが横倒しで写っており、オーブの紋様が亀甲紋に花柄であったことから、奥津嶋姫と特定できた次第です。
さて、時期は相前後しますが、私が2009年に山上に引越し、落ち着いた頃に元職場の知人が子猫三匹をくれました。
一週間ほど後の夢に三匹は神獣の親子であることが示されました。その中に白虎(古墳に描かれたそのもの)がいて両親とともに下生してきたと分かりました。それから約半年の間、四神獣がこの世に揃い踏みしたことになります。
https://red-avian.info/n-myth/yumemi.html#17
神獣の親子が私の神話の計画に参加してきたのは、白虎の父親(黒猫)と私の最後の別れのとき(2018年4月14日)に彼が取った行動が監視カメラの映像に残っていて、私設していた鳥居の下の石段に彼が座り、艮(ウシトラ)の方角を向いて長い時間祈りを捧げていたとみられることから、彼ら一家も国祖神の特命を受けてやってきたことが理解できたのでした。私の短気が起こした実に悲しい事件でした。本当に済まないことをしました、ブー。君は最高に忠義な猫でした。ありがとう。よく来てくれました。
https://youtu.be/SwB9eSWeQs4
こうしたことから、今回の特命の意味が掴めた気がしました。
ホヒは従姉妹神たちとともに、この世界および神世における問題事の解決、すべて叶うわけではないとしても、少なくとも彼らの母神たちの無実を証明し、叶うならば国祖神をはじめとする正神の神々の復帰を果たすことができればという思いで、今回のプロジェクトを立ち上げたと理解した次第です。
黒猫ブーと兄弟猫二匹もその一員だったのです。
とてつもなく不思議な神々との縁の中にいた私の話は、とかく架空論のようなものです。しかし、私が実体験して神々の加護のもとにあったことは紛れもありません。
しかし、一般受けすることはないでしょう。それゆえ信じることはむろん差し控えていただきたく思います。
封印幾何学の発見に次ぐ封印解除と験について
2014年4月、国祖神の幾何学封印の実態を示す幾何学構図を発見し、2014年5月1日から自己流の解除術を実行し、施術三回目の後に夢で神世の係官からの回答を得ました(5月3日未明)。
https://red-avian.info/n-myth/yumemi.html#23
験は5月3日午前中の飛騨群発地震に続き、5月5日午前5時の千代田区において最大震度5として出ました。飛騨は神世の王宮のある日高見の転。5の数のぞろ目は特筆されるべき験になるでしょう。
2014年5月8日未明の夢で国常立神らしき老人に出会う。
2014年5月10日未明、宗像三姉妹を避難させたと解釈できる夢を見た。
2014年5月13日未明、芦屋道満に真伝保管の場に案内されたと解釈される夢を見た。
5月27日、皇室から典子妃がアメノホヒの末孫である出雲国造千家にお輿入れが発表される。
8月29日、先のHPを掲げていた神社宮司氏を元伊勢に下見案内を買って出た際、出会いと別れの際に鶴亀すべる、両手がっちりの握手を交わす。
同年12月6日未明の夢にプーチン氏が出てきて、宮司氏とやったのとまったく同じがっちり握手をした。その際、彼の頭が亀のそれにみるみる変貌し鶴亀すべるを確信しながらの夢見となった。
https://red-avian.info/n-myth/yumemi.html#31
翌年から彼は反カバールの意志を鮮明にする正義の騎手となったとみられます。現在、日本の報道ではロシア悪しの一辺倒ですが、いずれ真相が明らかになることでしょう。
※ 2017年になってコーリー・グッドの宇宙開示情報に接し、2014年12月5日に高次元球体存在が邪悪な宇宙人+カバール連合の攻撃を反転させて天若日子の返り矢の故事を思わせる事態となって壊滅していたことを知りました。以後、邪悪な側は劣勢に置かれることになったとみえ、その翌朝未明の夢でプーチン氏との私儀となったことは、大いに関連があるかと思われます。
以上のことから、国祖神様の封印解除は滞りなく完了したと判断いたしました。
あとは閂の開いた扉からいつお出ましになるか、国祖神様たちの自由な判断でなされるものと思われます。日月神の仰るように、天照大神、天照皇大神、日の大神としてお出ましになると思われます。
岩戸からのお出まし(岩戸開け)の時期
宇宙開示情報によって2024年の終わり頃までには起きると予測されている”太陽フラッシュ”が、お出まし開始の合図になると思われます。
もし時期的に遅延があったとしても、それがきっかけになるでしょう。
今までがあまりにも暗い時代だったから、お出ましのときの光は衆生の目には激烈な目覚めを促す旭日として具体的に現われるのではないかと思います。
それも、あとまもなくというところではないかと思います。
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ここからは拙探偵的推理により、古史古伝に語られる神話が何であったかにアプローチするマニア向けの資料になっております。只今は粗稿ですが整えていずれ有料記事とさせていただこうと思います。(只今は無料公開)
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序論
見出し目次
序論
仮説者の私とは何者か
邪神とその封印解除
ホツマツタエという史料
神界政変劇の最重要地点が元伊勢
接点の元伊勢の特長
逆五芒星の性質
ホルスへの回帰(各自自立への道)
今の時代は神話上の「黄泉の国」
救済の方法 はないのか・・・ある・・・神話を改稿すればいいだけ
現神話の問題点(1)一年生草本の歴史と死や滅亡の必然性が人類史の既定路線になっている
現神話の問題点(2)天津神(上位、強者)による国津神(下位、弱者)の侵略平定が既定路線になっている
大祓祝詞への疑問
秘教組織…隙を窺い致命的な混ぜ物をするジョーカー
混ぜ込まれた邪気
ジョーカーと知るべし
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
序 論
随想的ですが、私の仮説を次に披露します。
太古の昔に人類は、秘教組織(秘密結社)によって初動付けされた可能性があります。
叩き台になる証拠が今回新発見された図形です。
痕跡として顕著であり、何者がそれを仕組んだかについても、推理可能な範囲で解説していきたく思います。
仮説者である私とはいったい何者か (簡単な自己紹介)
20歳代からずっとこのかた、日本神話の謎解きがライフワークになってしまっておりまして、今回でおそらく最後になろうところのアタック課題になっております。
むろん趣味ですから、お金になることではありません。
逆に、研究が資料としてまとまると、そのアウトプットに自費を投入してきました。
私は運命的に不遇でしたから、真理を求めたのです。
その結果、二つの方向性が与えられました。
ひとつは、この世界を背後から運行せしめている原理についての推敲です。
これはあるオカルト系科学研究団体から公開しております。 1983年のことです。
日本サイ科学会研究論文「超宇宙の仕組みを考えるた めのモデル概念」機関誌・サイ科学
(サイ科学第7巻第2号VoI.7,No.2November1983)
現在は「超宇宙の仕組みモデル概念」題で改訂増補版を電子出版しております。(無料) https://puboo.jp/book/91316
もうひとつは、神話(中でも古事記)や古代史全般に解答を求めようとしました。
神話の神名と筋書きに意味があるとして解読し、その精妙な全体構成と、語られてい る暗号の卓越性に真理を見た思いがしました。その中に、今回のレイライン図形発見の下地になる暗号(九州の直角二等辺三角形)もありました。(既出)
その後、レイライン図形を展延して、西日本一帯に精妙な幾何学図形を見つけました。それらが地球の諸元さえ考慮し、神聖数と神聖幾何学で構成されているこ とが判明したため、その出自を古代中東に求めて、ユダヤの神秘思想と言われるカバラに行き着いたという次第です。
カバラはW.バトラーらによれば、エジプトとカルデア(バビロニア)の知識の流れを汲むとされ ているように、発見図形群は大ピラミッドの幾何学をまるまま転写したような威容で黄金比率を多用させており、さらには、根幹になる「生命の木」の図象が地 上の大域に地名や霊場として名残ることもまた、この図形群の信憑性を高めるものとなっています。
それを論文にして、当時募集のあった学研ムーのミステリー大賞に応募し1990年に「古代日本を動かし たカバラ思想の謎」で優秀作品賞をとり掲載されました。(既出)
その後、さらに推敲を深め、1995年に「古 代日本にカバラが来ていた」(鹿砦社)として、流通出版刊行いたしまし た。(既出)
この制作のとき、第二校正終了直後において阪神 大震災の災禍に見舞われ、出版社は全壊し、出版にこぎつけるのが大幅に遅れました。すごい洗礼を受けながらの出版でした。
2000年からは、同著を自炊しホームページにて、「古代日本謎の中東思想渡来考」として長年に渡り公開しており、現在は時代の変化に対応すべくさらに公開を進めることにしております。(電子本(有料)もあります)
https://rainbow.悠遊夢想.jp/monoomoi/qbl-index.html
https://puboo.jp/book/99385
そして昨今に至り、このたびの画竜点睛とも言える図形の発見に繋がったことは、ライフワークを 一貫して通してきた私にとって、どれほど嬉しい出来事だったでしょうか。
邪神のしたこととその封印解除
さて、ここからは、私サイドの個人的な話としてご認識いただければと思うのですが、私も世の不 正義の横行には心を痛めておりまして、人々(この場合は人類と 言ってもいいでしょうか)はこの事態になすすべもないのだとい うことを実感いたしております。
邪神側といいますか、があまりにも強すぎて、狡猾すぎて、歯が立たないのですね。
やはり、相手が邪神なら、封印されている正神に頼る他なく、もしできますなら、封印解除の努力を、最後のご奉公とさせていただくことが肝要かと、このように思ってまいりました。
日本列島は龍体の姿に仮託されてきました。しかもそれは、国祖国常立尊、豊雲野尊のご神体でも あるようで、そのことをこの図形によって、帰納的に確認することになり、この封印図形が国祖神の自由の妨げを示すものであると同時に、この神様の実在性を確信することに繋がりました。
私は大本教の信者ではありません。が、信者の方から教えられた話が実感できたことは、我が 不思議人生にとって確かに不思議な出来事だったと思えます。
私はもう心臓病(心房細動)歴25年 になり、心臓が両肺の半分を占めるに至っており、とても暗がり多い時代を乗り切ることはできません。
皆様には、どうかこの難局を無事に生き延び、神世政変の真相に少しで も思いをいたして いただけたら、そうすればきっと、世の改善、光明化に助力することになると確信を以て、ここに弊著をお届けいたす所存です。
ホツマツタエという史料の存在
大本教で伝える国祖神引退神話。
いや、クーデターによる強制封印事件のあったこと。
エジプト神話ではオシリスの殺害と封印。
ギリシャ神話では黄金時代の立役者クロノスの殺害と地底への封印。
これらの伝承は同根だったと推理しています。
世界にそのような共通神話が遺されている意味とは・・・
神世においてほんとうにあった話だからだと思います。
神世は見えないからないのではなく、見えないから"隠り身"の神であり、神世であるわけです。
この地図上の、最も距離の長い線分(芦 別岳—喜界島)は、国祖神国常立尊が北、妻豊雲野神が南と、それぞれの遺体がばらばら にされて埋められているという伝承地を直線で繋いだものです。
いっぽう、近畿地方に巨大な逆五芒星形(一辺が111kmの正五角形・地球の1 緯度長の採用)があり、神話級の祭祀霊場の配置が なされています。
先の線分と逆五芒星には接点があり、それが星頂のひとつ「元伊勢」で接しています。元伊勢の伝承は記・紀には定かではありませんが、ホツマツタエには記されております。他書にも該当があるかも知れませんが、私はそこまで調べておりません。
そして、ホツマツタエ(以後、ホツマと略します)を、真相を隠し置くための第一次的改竄 史料と仮定し捉えることによって、神世政変劇の実態が掴めてまいったのです。
ホツマは十年前までは、ネット上にも訳が出ておらず、非常に高価な先達の訳書が市販されてい るだけでした。よって、私などの知識するところではなかったのですが、四、五年前くらいからようやくネット上に訳出の出典があり、私もそこからヒントをい ただくようになりました。
よって、ホツマ史料およびその訳出、そしてまたその関係者の方には、何の咎もないことを申し上 げておかねばなりませんし、またその功業を逆用する形になることを重々おわび申し上げる次第です。
神世政変劇の最重要地点が元伊勢
大本教では、国祖神ご夫婦の引退もしくは強制退去の伝承がもっぱ らのようですが、私が50歳以降に関わった「神の化身と思しき人々」との不思議なご縁の経験からしますと、国祖神に従った重要な神々もまた封印や冤罪などの様々な不利益を被っておられて、こ の時期になって、何とか真相を解き明かしてほしいとの思いになられていると、そのように感じている次第です。
私ができますことは、様々な謎解きと理解です。それができれば、鎮魂になりますし、封印の半分は 解除できたことになるかという思いでいます。
また、私は特別な解除術を持っているわけではありませんが、見立てによる術師の真似事のようなことはできます。たとえば、乙姫の玉は、乙姫役の(神の化身の)彼女からプレゼントしてもらうなどして、効果も確認済みです。
昨年(2014年)の4月に先の幾何学図形の発見があり、5月1日夕刻から、乙姫の玉と、 自己流の九字切りの術の組み合わせで、 封印図形の上で朝晩二回の割合で、解除手続きをしました。
すると、三回の施術の後、5月3日の未明の夢に神界の司法係官らしき方が現われ、黒板をも使った長々とした説明を聞き、その件はすでに詮議がなされ、首謀者たちは捕縛されたり遁走下野したりで、地上界は荒れるだろうが、神世では浄化が果たされており、後は地上界でこの件が説明され理解されれば、地上界の浄化も叶うという吉報を覗えたようなことでした。
その当日、5月3日午前10時過ぎにまず飛騨地方で群発地震がありました。
飛騨は日高見(秀真伝で神世の王宮のある場所)の転とされます。
それに続き、5月5日午前5時の東京千代田区震源の震度5の中規模直下地震がありました。5という数のぞろ目と、神世ならぬ現世の首都の中心部で起きた珍しい地震に、私は験が出たと確信を持ちました。(既出)
なぜかと訊かれるなら、神世と現世の対比はこの場合、3日が神世での驚天動地ごとであり、5日のは遁走した邪神たちの天下り先が示されるといった対比かと見受けられるからです。むろん仮説ですが。
神界から邪神が追い落とされたことについて、最近になって突如、地上界の質がガラッと悪くなったことにお気づきでしょうか。黙示録に言う、サタンが天上から投げ落とされたこととリンクが取れるかも知れません。
勘の鋭い多くの人が2011.3.11の時点を変節 の時点として指摘されています。三陸は古来、ヒダカミ(高天原)とされており、神世に大きな変化があったことを具体的に物語るかと思います。
それにより、地上は大変な艱難に遭うことになると申しますが、い まや露悪が地に満ち、秘密裏に動く秘密結社(イシヤ)さえも犯行を露わにして隠さなくなっ てい るふうに見えます。悪魔の天下が到来というわけかと思います。
いま急速に、聖書にいうゴ グマゴグの脚色や、アルマゲドンの構図作りに世界が動いていることは、誰しもが知るところでしょう。作為性が見え透いているのに、庶民は何もできないでいます。
もし封印解除の謎解きとその説明の理解だけで地上の浄化も事足りるなら、この穏やかな方法こそが最善かと思われます。
接点の元伊勢の特長
天の岩戸隠れ神話は、アマテラス様のお隠れのこと。お隠れとは古来、逝去を意味します。
神霊には死がないわけなので、いずれ出てこられることも想定されて、「お隠れ」とされているのかと思います。
ホツマによれば、元伊勢には天照神(男神)と国常立尊が祭られているとしています。
元伊勢内宮の神体山・日室岳はその名からして、太陽神のご遺体を納める場との意味です。
(2015年になって初めて分かったのは、この日室岳には別名として岩戸山があるとのことで、天の岩戸そのものとの伝承が伺えます 。さらに別名として城山があります)
いっぽう外宮は船岡山という地に造営されているとされ、矢部山という神体山を仰ぎ見ます。
内外宮は、それぞれの神体山を祀る社殿で、神社そのものに神霊実体(荒魂)があるわけではありません。
現地には内外宮の両側に橋かけするような「二つのつなぎ石」の伝承があり、も しかすると、繋いでおく船とは、神世 の太古に世界を遊行したという天の浮舟のことかも知れないと言われています。
それがそうかはわかりませんが、元伊勢内宮側の日室岳とその背後にある城山あたりからは、1990年頃に、 サーチライト状の巨大UFOが地元民によって何度も目撃され、 地元の噂になっておりました。私は武良信行氏のUFO撮影クラブに属しており ましたから、噂を耳にして何度も現地入りしました。
現地ではとてもUFOに関係あ りそうな 人たちではない方が多く目撃されていましたし、インスタントカメラのネガにも不思議な痕が残っているのを、現地の 撮影者か ら直接見せてもらっています。
常連の目撃者氏によると、UFOは 決まって、日室岳側から矢部山のほうに移動し、山中に消えていったとのことで、まさに内宮側から外宮側、天照天皇から祖父国常立尊のもとに訪問がなされていたかのような印象です。壮大なス ケールの未知の謎が存在するようでした。
それから20年経て、2015年3月になって、日室岳に登頂した非常に霊視能力に優れた天台密教系の霊能行者から、アヌンナキ(宇宙人)がその地下亜空間・直径2Kmに渡って4~500人ほど根拠しているという情報がもたらされまし た。アヌンナキは シュメール時代に関わった、神を名乗るインベーダーで、魔術を得意とし、地上の秘密結社の形而上的母体と目されます。
ということは、地球の太古神は太陽系外のインベーダーによって封印されたことになりますでしょう。
さらに2015年5月にはUFO撮 影家でUFOを呼ぶ男で知られる武良信行氏が、日室岳の中に 幽体の如く潜在していた巨大な鳥形のエネルギー体の離脱する様子を撮影しています。
その間、物凄 いエネルギーが出ていて、 彼のダウジング水晶ロッドがはちきれんばかりに回転していたことを、同行していた私どもは目撃しています。その撮影地は幾何学図形の接点にあたる地区の北西の小さい広場でした。つまり神体山を裏側から映していたことになります。そのときの奇跡というわけですが、このとき簡易テーブルでPCを広げて私が説明していたのが、天照神の依代と目されるG氏だったのです。(後述)
この小さな広場で、誰にも知られざる首脳会談?(笑)が開かれていたことへの記念イベントのようなものだったのではないかという気がしました。むろん武良氏から後で不思議時間の映像のキャプチャー写真が送られてきてからの推測になりましたが。
また、この時期には連続的に、 2015年5月にヘミシンクによる幽体離脱で、アストラルボディを使って元伊勢を複数人同時夢見で探訪した女性の手記がネット上で見つかりました。何とそこ には天照神に相当するかニギハヤヒノミコト(夢見探訪女性の直感)や、虎に化身したスサノヲ(拙推理)、その他の神(玉杵尊すなわち国常立尊や伊弉諾尊も)が 2013年時点では未だに日室岳の中に封印状態にあることが伝えられておりました。この方の情報は別角度からこの世を見るには非常に貴重で啓発示唆に富んでおります。
逆五芒星の性質
話は変わりますが、逆五芒星のシンボルの本当の意味は何か。
日本には紹介サイトが数少ないのですが。
http://satehate.exblog.jp/15837437
引用
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「(黒魔術師は、)彼の悪いたくらみにとって致命的であるだろう白魔術の象徴を、自分自身 の白魔術の力を破壊すること無しには使うことができない。それゆえ彼は、ヒエログラムを歪め、その結果、彼らはその象徴が表している原理を彼自身歪めてい るというオカルト的事実を象徴する。黒魔術は、基本となる技芸ではない;それは技芸の悪用である。したがって、それは独自の象徴を持っていない。そ れは単に、白魔術の象徴図形を利用し、そしてそれらを逆にそして反転させることによって、それが左利きであることを意味している。五芒星は、黒魔 術で広範に使用されているが、しかしそう使われたとき、それは常に3通 りのうちの1つという違いを形づくる:その星は、1頂点で、1点に集まる線が接することを認めずに破断しているかもしれない;そ れは1頂点を下に、2頂点を上にして倒立しているかもしれない;ある いは、それは変化する長さの頂点を持って歪められているかも知れない、黒魔術で使用される場合は、その五芒星は、「割れた蹄(悪魔の蹄)」、あるいは悪魔 の足跡と呼ばれる。2頂点が上になったそ の星はまた、「メンデスのヤギ」と呼ばれる、なぜならその逆五芒星はヤギの頭と同じ形をしているからである。」-Op.Cit
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あるいは、別の紹介では、このように。
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直立五芒星は、5つの要素、悪性の霊に対する保護を表し、そしてそれは黄金比の1つの形象化である。それはまた、人間のより低い性質に対する、神聖な精神 の優位性を意味している。
逆に、逆さまにした五芒星形は、物質への精神の服従と、人間の自分の最低の衝動への服従を意味する。
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「象徴主義ではで、ある反転された図は常に、必ず邪悪な(倒錯した)力を意味する。平均的な人は、象徴の五芒星形のオカルト的性質を疑いさえしない。」 -マンリー・P・ホール、『すべての時代の秘密の教え』
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つまり、良い用途のものではないということです。
では何に用いていたのか。それはもう、正しい神々に対する 封印呪詛のために使っていたということになるでしょう。
あるいは、その下に住まわせている人々に催眠効果的な一定の条件付けをしているのかも知れませ ん。神社詣でが結界を強化するためのものとの噂もあり、もしそれが意図されているなら、畿内に大人口を擁する意味は、封印された神々への封印強化策だったかも知れないこと。これがわざわざ古都飛鳥、奈 良、京都に都が置かれた理由になるのかも知れません。むろん、異界探偵の邪推というものかも知れませんが。
ところで、逆五芒星を作る線分の「伊勢-元伊勢」ラインは、国祖神様の二神を繋ぐラインと、ほぼ直交します。角度は87度。
つまり、元伊勢のポイントをカナメにして、「伊勢-元伊勢」ラインの延長線を仮定すれば、十字架を意図したらしいことが想像できます。
そこで、キリストにも思いが及ぶのですが、当時の磔刑は、歴史学的にも一本の杭だけを用いていたとする説が有力なのですが、なぜか十字架刑の伝承になっています。
後に述べますように、占星学的な要求が大事であり、また、封印をさらに強固に保つ意味もそこに篭められているのではないか。両手両足の自由を奪う。そしてそこから逃がさないといった意味です。
では誰を・・・この場合は天照神をということ になります。自由を奪うため十字架に磔けているのではないかと。幾何学魔術はすべて、カゴメの結界魔術の一環というわけです。
古来、カバラの十字は魔を封じる追儺のシンボルでした。五芒星形もそうでした。ではこのときの"魔"とは・・国祖神様たちということになるでしょう。
ではなぜイエスは十字架に磔られたのか。魔として封じられているのかも知れません。それを崇める信徒たちとは神社詣でする人々とよく似ていると思うわけです。
立場が入れ替われば、正義も善も反対になってしまうこともあるようなのですが。
そのような意味合いから捉えると、いろんなところに、原初の神々への封印呪詛の遺構が確認できると思います。彼らはそれによって何をしようとしていたのか。
神々は環境破壊を伴う高度物質文明化を受け容れ難い所業とお考えだったようで、その邪魔立てを阻止すべく、インベーダー神たちは神々を口出しできなくするために封印してしまったというのがひとつの観方でしょう。その結果はどうなっていますか。地球の見事なまでに整っていた生態系ははや崩壊に瀕しています。それは日本人だけでなく人類みなに不幸として降りかかってきている ことではないのでしょうか。
日本が世界の雛 形というなら、日本人がよほどしっかりしなければ、世界にも悪影響が及ぶということでしょう。
ホルスへの回帰(各自自立への道)
実は私が、芦別岳—喜界島の線引きを思い立ったのは、先にしましたように、2014年の4月で、ネット上でぐうぜんある神社宮司氏のブログ記事を見たことによります。
https://ameblo.jp/nishie-eryuu/entry-11746194353.html
逆五芒星のパワースポット巡りをし たいと書かれているので、あっと思ったのですが、記事の中に拙著書の表紙のトリミングが載せられホルスの神像が載っていたあと、
と書かれていた部分にメガテンとなったのです。
その封印を解いて欲しいという言葉は同記事に、もう一度繰り返し出てまいりました。
私はそれまで、「頓智的封印には頓 智的謎解き」によって、解除の要件を満たし、もう封印 は解かれたと 思い込んでおりました。煎り豆に花が咲く・・・はマグマに飛び込んでなお蘇るという「火の鳥」の頓智的鍵合わせ で解除可能と、単純に思っていて、2007年までにすでに封印は解けたと思っておりました。
ところがそれだけではないから、このようなサイト主さん(宮司さん)を通じて、 私の目の前に提示されているわけです。このように偶然に見つ かることが、私における謎解きの典型的パターンになっているのです。
そして、その判断は正解でした。前記のような幾何学図形が 仕組まれていたのです。それをしたのは、あのコンパスと定規をシンボルにする、その道で有能な秘密結社(イシヤ)であることでしょう。その背後には宇宙人組織の遺伝子実験の用向きがあったことが2017年現在ではコーリー・グッドの宇宙情報開示で分かるようになりました。
むろんイシヤは宇宙人傘下の地上実行部隊ですから、インベーダー邪神の意向に沿ってそのようにしているのです。さらに2016年になり、わかったことは、そのインベーダー邪神とは爬虫 類型の俗称・ ドラコニアンやレプテリアンという種族で、高科学力と軍事力、覇権主義を掲げて、歴史的に宇宙を植民地化してきた宇宙のアウトロー連中だったということです。⇒ コーリー・グッドのコ ズミッ クディスクロージャー(宇宙情報全面開示)
つまり、イシヤの本家は残酷で獰猛な宇宙人種族だということで、平和愛好家の日本人には、元から相容れないのです。
こんなことを一般のみなさんに話しても、おそらくオカルトだからと毛嫌いされることでしょう。
しかし、秘密結社ほどオカルトを重視して行動する者もいないのです。オカルトを正視できないで、秘密結社に対抗することなどできない話です。結局、いつのときも彼らの意味不 明な動きが読めずに対処を怠り、いつまでも劣勢に置かれているのが人々という現状です。
(宇宙人によって遺伝子交配されて創られたのが現在のホモサピエンスらしいこともあ り、操作されやすく創造されているのでしょう)
神様が最後には助けてくれる、邪悪は最後に神によって駆逐される、という考えも甘いと思います。
邪神もいちおう形而上に存在する神(4次元密度存在)ですから、対抗できる正神の力が必要です。
しかし、神が地上で働かれるのは、人間を介してだという、最も大事な点が理解されていません。
また、その願い立てる正しい神とされている神は、およそ秘密結社が人心操作の ために創り出した神ですから、まんまと策略に乗せられていたりするのです。一方にキリストがいて、一方にマホメットがいるとして、宗教間紛争が起きているのに、人は互いに見える人という敵に対してしか闘いません。互いに消耗戦をして、最後に漁夫の利はいつも彼らに盗られていることに理解が及ぼせないのです。
オカルトに対する目を肥やすことが、それに対する防備にもなるはずなのですが、人の脳には煙幕のような妨害が掛けられてい て、その方向にアクセスできなくされています。
あるいは、本当の神は未だに呪術で封印されているため、人々を助けることが叶わないのだとすれば。
各自がホルスを自覚し、隼の注意力を以て、様々な難局に臨むしかありません。
逃げを打たずに正対すること以外に、ヤツラから独立する方法はないと思います。
そろそろ人類は、奴隷状態から自立しようではありませんか。
この世界が終わっても、また次の時代もアルパからオメガまでを彼らに仕切られて、その中で輪廻 転生を余儀なくされるのだとすれば・・・ホピ族によれば、すでに四つの時代がそうやって興亡してきたそうです。
そして、時代の黎明期には、必ずや神話が書かれます。
そこには神の怒りに触れて、前の時代の人類は滅 ぼされたと記されることになるのが定石で、一行すらも、悪魔的なインベーダーやその手下が関わった話は出てこないでしょう。それはその神がインベーダー側だからでしょ。蛇がそうだって? ならば神と蛇はもちもちということではないのですか。どうして人の方を楽園追放しておいて、蛇をそのままにしているのですか。今は蛇がこの世を支配しているような状況でしょうに。もちもちってことでしょう。
歴史の改竄と隠蔽は、彼らの十八番。こうやって次の時代も、また次の時代も、悪魔は人知れず潜伏し続けるのです。
人が誰でも死んで臨む中陰の手続きも、宇宙船内で行われているという、悪い冗談みたいなUFOコンタクティーの報告すらあります。死んでからぐらい自由にさせてくれよ、なんてね。(笑)
もしそうであれば、人間は魂を持つとはいえ、それ自体が封印状態にあって、何から何まですべて仕切られていることになるでしょう。
もしそんなことなら、いい加減やめにしたいではありませんか。
ここに言うホルスへの回帰とは、魂の真の自由への回帰のことです。
そのためには、自分の立っている場所を正確に多角的に確認することが大事になるでしょう。
今の時代は神話上の「黄泉の国」
皆様は、この今の時代が、神話上でどのように表現されているか、ご存知でしょうか。
日本神話の古事記によれば、今の時代は「黄泉の国」と表現されています。
えっ。黄泉の国とは、死者の世界(あの世)のことではないのか。
いえいえ、そうではありません。
古事記の言う黄泉の国とは、腐乱死体の世界(死体置 き場)のことであり、死者の魂のいる世界(冥界や霊界)のことではないのです。
腐乱死体を見るごとく、不可逆的に腐敗して白骨化していくだけの、蘇生叶わぬ滅亡必至となった世界のことを言います。古事記神話の黄泉国の段を構成する神名を見れば一目瞭然です。日本人でありながら、それがわからないというのも、脳に煙幕が張られているからでしょう。
黄泉の国の中で蠢くのは蛆であり、汚物の中で食い合いをするゾンビ(生ける屍)たちの世界であり、清い魂なら、 イザナギさんの如く脱出していくべき世界です。
そもそも、イザナミさんが死体になってなおまだ意気盛んというのは、ゾンビの状態だからです。
ゾンビが世界を主導したらどうなるか想像するに、ゾンビ映画なども参考にすると、生者に対して同じ立場を要求するため、まっとうな人々の住める世界ではなくなると思われるわけですね。地獄の道連れがたえず要求されるような世相にならないでしょうか。
それもみな、 邪神とイシヤで計画したことです。この神話を作った(作らせた)のは彼らですから。
それを未来シナリオに据えて(アジェンダにして)、その工程通りに歴史を誘導しているのです。
古事記神話には、その辺のことがとても詳しく載っています。
「黄泉の国」の前段「神々の生成」からの筆者解釈を掲げましょう。
神々の生成★★★★★★
前段までで地上のすべての舞台設定が完了すれば、次はそこを舞台にして、歴史が展開され ていく番である。この段で 揚げられる神名によって、それがどのようなものであったかが分かる仕組みになっている。
この段のテーマ
イザナギ、イザナミの二神は、国生み後に、文明の神々をお産みになった。それは陸上では石土造建造物の製作、水上では輸送、貿易、大航海など
の長所を示しながら、やがて線引き、領土細分による世相の混迷を示し、
さらに航空機の登場、工業の隆盛から石油利用、経済活動の発達を経て
文明は火の誤用により病態からさらに亡くなるという展開を述べている。
ジャンル/神名 中間解釈 導かれる解
[建設]
大事忍男 大事推し 大土木事業の推進
石土毘古、石巣比賣 石土造建造物、住居
大戸日別 戸窓で日を制御 遮光、採光設備
天の吹男 天から吹き込む 換気設備、天窓
大屋毘古 大きな館 大型の建物、住居
風木津別忍男 風持ち分けの推進 通風、送風設備
[海洋]
大綿津見 大渡の海 海洋の航海、大航海
[港]
速秋津日子、比賣 物資の速飽き津 貿易港、流通港
[河海]
*沫凪、沫波 勢いよい水の制御 運河、水路の水量調整
*頬凪、頬波 滑らかな水の制御 ダム貯水池の水量調整
*天の/国の水分 水を分配するもの 上水道、下水道、水路
*天の/国のクヒザモチ 水を汲むもの 上水道の末端設備
[風]
シナツヒコ 風にしなる木の樹齢の譬えにより時の経過の長さを示す
[木]
ククノチ 木の股潜り ??
[山]
大山津見 大きな山並み 山岳
[野]
茅野比賣(野椎)茅茂る野原 一面の原野、草原
[山野]
*天の/国の狭土 細かい区画 国土の細分、領有
*天の/国の狭霧 区画線引き 縄張り(の主張)
*天の/国の闇戸 倉の戸、闇戸 世相の暗転
*大戸惑子、大戸惑女 大きな戸窓 大きな戸惑い、大混迷の世相
[火]
鳥の石楠船(天の鳥船) 空飛ぶ堅牢な船 航空機、戦闘機
大宜都比賣 大規模な生産 大工業生産、大量生産
火の夜藝速男 燃焼が速いもの 石油などの利用
(火のカガビコ) 炎が輝く有様 石油などの燃焼
(火の迦具土) 炎で輝く土 火薬、爆薬
イザナミの神は、ミホトを焼かれて病気になり、寝込んでしまわれた
[吐物]
金山毘古、毘賣 金の山 金属工業の隆盛
[糞]
ハニヤス毘古、毘賣 土で安んずる 非金属工業の隆盛
[尿]
ミツハノメ 満つ・葉・飲め 多種大量製品と需要
和久産巣日 湧く・結び 需要供給を結ぶ経済
*豊宇気毘賣 豊富をさばく受皿 流通機構、市場
イザナミの神は、火の神を産んだことにより、遂にお亡くなりになっ た。
それでも、次段「黄泉の国」に移行されてからの命がある。(やはり神だ)
[]はその神にちなむ場所、*は直前の男女二神により生まれた神
()は直前の神のまたの名
★★★★★★★★★★★★
解説
それは一つの文明の風俗描写から始まる。大事業の推進とは、大土木工事の こと。石でできた家、館、神殿などが造られ、採光、送風など、建築物の主要な構成要素が挙げられている。
次に、「大綿津見」(大渡つ海)で大航海を暗示し、港を示す「速飽き津」で物資の速やかな充足を図る貿易港を暗示している。
さらに水との関連から、運河や水路の水量の調節の様子、水の分配や採水設備について語っている。
その次は、風、樹木、山野の神名で長い時の経過と雄大さを示し、のどかさを感じさせる情景描写である。
だが、その次から二通りの意味を帯びてくる。
縁語を使い、わざと両面から話を進めているのだ。
それまでの流れからいうと、土木関連用語を並べ、倉庫の扉や大きな窓からの採光について語っているようにみえる。ところが、もう一方では、区画線引による 領土や縄張り争いから、利己的な心根が招く世情の暗転や大きな混迷について語っているのである。
すると、その次には石や楠のように堅牢であるが鳥のように速やかに飛ぶ船、飛行機が登場してくる。
これは歴史の必然なのか??!!(※な ぜか。識者は 考えられよ)
大宜都比賣は元は穀物生産の神であるが、ここでは工 業生産に関係した表現とな る。
大規模な生産が始まり、急燃焼するもの(石油など)の登場によって、生産神イザナミの病態、さらに死へと繋がっていくのであるが、その前に、イザナミのミ ホトによらぬ(正しい生産のあり方ではない)嘔吐物から金属工業が、糞から非金属土類の(セラミックなどの)工業が、尿から満ち溢れた種々の物を飲み取るだけの需要、湧き出る生産物をそ れに結びつける経済体制、その下に豊かな受皿としての市場流通体制が生まれたという。(つまり、今の資本主義社会は間違った文明のあり方になっていないか。)
この部分はまさに、現在の我々の世界の有様を、先取りして語っているように思われてならない。
一応、イザナギ、イザナミの二神の協力で創られた神々という扱いになっているが、あまり良いものではなかったことを、吐瀉物、汚物からの神生みで表 現しているわけである。
つまり、根底には利己主義、利益主義の影が濃厚に横 たわっており、そうである 限り、その先には着実な歩みで(必然的に!!)黄泉の国が到来すると、古事記 は語っているのである。
黄泉の国
イザナギ、イザナミの男女二神により神生みが続けられていたわけだが、火の神の系統をイ ザナミはミホトから産んで 後は、やけどを負い病態となり、ついに神去りたもうた。イザナギは、まだすべてを遣り遂げていない時点でのパートナーとの離別に嘆き悲しむ。そして、亡き相方 を追って黄泉の国へ、というメソポタミア神話にも共通する神話の段がこれとなる。
黄泉の国(前半)★★★★★★
かれここに、イザナギの命ののりたまはく、「愛しき我が汝妹の命を、子の一木にかへつるか も」とのりたまひて、御枕辺 にはらばひ御足辺にはらばひて泣きたまふ時に、御涙に成りませる 神は、香山の畝尾の木のもとにます、名は泣澤女の神。
かれその神避りたまひしイザナミの神は、出雲の國と伯伎の國との堺なる比婆の山に葬めまつりき。
ここにイザナギの命、御佩の十拳の剣を抜きて、その子カグツチの神の頸を斬りたまひき。
【訳】: 今まで積極的に生産に携われなかった精神文明の側では、達成すべき両文化の均衡のと れた発展が、急燃焼関連物 の登場で一気に損なわれたために、非常な後悔が生まれた。
と りわけ悲惨なのは、戦争と環境破壊の間で泣く被災者であった。魂の脱け殻となった物質と利益主導型文明は、現実世界と黄泉の世界の境界地(死線)に置かれた。このような破滅の原因は、剣のごとき英知に照らすと、燃焼関連の事物が登場したことによると理解できた。
この時生まれた教訓は、かの破滅の顛末を次の事物の登場によって語り、歴史を引き継ぐ者達に、このような兆候が現れたなら、再び組するなかれと告げる。
★★★★★★★★★★★★
古事記の語る教訓部分である。
しかし、教訓が生かされることはな い。(※なぜか。識者は 考えられよ)
黄泉に導いた兵器類★★★★★★
カグツチ 輝く土 石油、爆薬
[カグツチの血から生まれた神々]
石拆(イハサク)岩が裂ける 爆裂、炸裂
根拆(ネサク)根元から裂ける 爆裂の激しい様
石筒の男 堅牢な筒の力 大砲
ミカハヤビ 閃光と素早い火 爆裂と焼夷の様、兵器
ヒハヤビ 素早い火の回り 急燃焼兵器
タケミカヅチノヲ 強力な閃光を発する土の力 強力爆弾、核兵器
タケフツ 猛威あるプラズマ、電磁兵器の効果
トヨフツ 多大なプラズマ、電磁兵器の効果
クラオカミ 暗・竜神 暗く淀んだ天空
クラミツハ 暗・水神 黒く淀んだ水系
殺されたカグツチノ神の体から八種の山の神が生まれたが、何を表すか は不詳
しかし、前出の山野の神が良くないきっかけを作ったことと同じ線上にあるのだろう
[刀の神霊]
天の/イツノヲハバリ 尾羽張り、とおせんぼ 凍結、(経済)封鎖
★★★★★★★★★★★★
利益主導と競争原理により偉大な繁栄を築いた世界も、その度が過ぎて侵略、争奪競争の激化 となって現われ、多くの破 壊兵器の使用までが行われる。
イザナミは擾乱の摂理を物語るものであるから、この段からは計画や抑制が介在する過程を欠いた文明。それは利己主義、利益主義によって主導された盲目的な 成り行きである。
一方、イザナギは平衡の摂理であるから、イザナミと正反対の悟性、良識を主導原理とした文明の在り方のこと。
だが、現実の歴史の成り行きに対し積極的な関与が遅れていた。
いよいよ文明がイザナミ主導で末期状態となったとき、良識の光を当てて、何が衰亡に導いたかがはっきりするのであるが、時すでに遅しとなるわけである。
その様は、どう見ても、ぐずぐずしているとしか言いようがないものになる。(※なぜか。識者は 考えられよ)
黄泉の国(中半)★★★★★★
ここにその妹イザナミの命を相見まくおもほして、黄泉國に追ひいでましき。ここに殿の縢戸よ り出で向かへたまふ時に、 イザナギの命語らひてのりたまひしく、「愛しき我が汝妹の命、吾と汝と作れる國、未だ作りをへずあれば、還りまさね」とのりたまひき。
ここにイザナミの命のこたへたまはく、「悔しかも、速くきまさず。吾は黄泉戸喫しつ。然れども愛しき我が汝兄の命、入りきませること恐し。かれ還りなむを、しまらく黄泉神と論はむ。我をな視たまひそ」とかく申して、その殿内に還り入りませるほど、いと久しくて待ちかねたまひき。
かれ左の御髻に刺させる湯津爪櫛の男柱一箇取りかきて、一つ火ともして入り見たまふときに、蛆たかれころろぎて、頭には大雷居り、胸には火の雷居り、腹 には黒雷居り、陰には拆雷居り、左の手には若雷居り、右の手には土雷居り、左の足には鳴雷居り、右の足には伏雷居り、あはせて八くさの雷神成り居りき。
【訳】: イザナミ文明は、もはや冥界に移行していた。
その状態から救出すべくイザナギ文明の側から、もう一度やり直せないものかという提案が出された。イザナミ文明は、もう手遅れで後戻りできそうもない が、なんとか努力してみるから、余計な詮索をせずに待っていてくれと言う。しかし、いくら待っても努力している気配がないので、知恵の火に照らして中を覗いてみることにした。
すると、文明世界は、いたるところで環境破壊や戦火の度合いを凄まじくしており、ありとあらゆる怒号が充満して、どろどろになるまで腐敗が進んでいた。
文明の様子は、さながら雷の巣窟であったのだ。
★★★★★★★★★★★★
解説
地球温暖化が急加速しているという。
それも火の神系の示す燃焼原理の適用の結果というわけである。
それがもたらす天候の異変は、水不足や食料危機を招くとされている。
多くの近未来予言が脚光を浴びだした。
それによると、生命存続に関わるこうした事情から、資源の争奪を目的とした大規模戦争が行われるというのだ。(第三次大戦)
そのとき用いられるのは、攻撃にせよ防衛にせよ、貯めに貯めた核兵器であることは間違いない。
こうしていっそう自然界は破壊され、地球は生命系惑星としての死線をさまようようになる。
まさに現時点は黄泉の国であり、イザナミが帰り支度するので待っていてくれと申し入れている時点なのである。(まだ後戻りできると思っているわけである)
しかし、この神話によれば、いっこうにその気配がないどころか、よけいに腐敗が進んでいる有様だったことから、イザナギは怖くなって逃げ出すというわけである。
この神話のとおりに進むなら(歴史の必然だが)、さらに黄泉の国の後半がシナリオとして残されているので参考になろう。
黄泉の国(後半)★★★★★★
ここにイザナギの命、見畏みて逃げ還りたまふ時に、その妹イザナミの命、「吾に辱見せつ」と 言ひて、すなはち黄泉醜女 を遣して追はしめき。
ここにイザナギの命、黒御蔓を投げ棄てたまひしかば、すなはちエ ビカヅラなりき。
こをひりひ食む間に逃げ行でますを、なほ追ひしかば、またその右の御髻に刺させる湯津爪櫛を引きかきて投げ棄てたまへば、すなはちタカムナな りき。こを抜き食む間に逃げ行でましき。また後にはかの八くさの雷神に、五百の黄泉軍を副へて追はしめき。
ここに御佩の十拳の剣を抜きて、後手に振きつつ逃げきませるを、なほ追ひて黄泉比良坂の坂本に到る時に、その坂本なる桃の子三つをとりて待ち撃ちたまひ しかば、ことごとに逃げ返りき。ここにイザナギの命、桃の子にのりたまはく、「汝、吾を助けしがごと、葦原の中つ國にあらゆる現 しき青人草の、苦き瀬に落ちて、患 惚まむ時に助けてよ」とのりたまひて、オホカムヅミの命といふ名をたまひき。最後にその妹イザナミの命、身みづから追ひきましき。ここに千引の石をその黄泉比良坂に引き塞へて、その石を中に置きて、おのもおのも対き立たして、事戸を渡す時に、イザナミの命ののりたまはく、「愛しき 我が汝兄の命、かくしたまはば、汝の國の人草、一日に千頭絞り殺さむ」とのりたまひき。
ここにイザナギの命、のりたまはく、「愛しき我が汝妹の命、汝然したまはば、吾は一日に千五百の産屋をたてむ」とのりたまひき。
ここをもちて一日にかならず千人死に、一日にかならず千五百人なも生まるる。
かれそのイザナミの命になづけて黄泉津大神といふ。またその追ひ及きしをもちて、道敷の大神ともいへり。またその黄泉の坂に塞れる石は、道反の大神とも いひ、塞へます黄泉戸の大神ともいふ。
かれそのいはゆる黄泉比良坂は、今、出雲の國の伊賦夜坂といふ。
【訳】: イザナギはイザナミの方法では建直しは無理と、自分だけでも汚土からの脱出をはかろ うとする。
正体を見破られたイザナミ勢力は、すべてを道連れにすべく、最終戦争を起こす。
どちらの理念も構成分子たる人類が担う。少数のイザナギ勢力は、黄泉軍の殺戮の手から逃れるべく、核シェルター(軍事施設の 象徴)やビル(都市の象徴)を おとりにして、時間かせぎをする。それでも幾多の兵器を持って強力な殺戮軍が繰り出してくる。
そうした殺戮の最中に、時代の境界点(ヒラサカ)である終結の時点を迎えるのだが、その境界の時点(サカモト)に居た桃形の飛行体(UFO、仏教にいう 聖衆来迎)が、空に満ちる(モモノミミツ)ほどに飛来して、殺戮軍を撃退した。
こうして、次の時代を担う人間が、辛うじて橋渡されたのである。ここで、地球の将来に渡って、桃の実に一つの委託がなされた。
「地上にあって 理念の顕しに貢献する人類が、今後 このような苦境を迎えて難儀するようなときには助けてやってくれ」と仰って、この桃の実には「大神の身(実)」という名を賜わられたのだった。時代の最後まで、物質文明は地上を蹂躙し、すべての者を地獄の道連れにしようと、日々、人口削減を高らかに宣言するようになり、やがて滅亡していくので あ る。
★★★★★★★★★★★★
現在(2014年)はお よそこの時点だ。それは歴史の必然としてそうなる。
(※なぜか。識者は 考えられよ)
しかし、イザナギが至った世界では、精神文明が興隆して、人口は増加の一途を辿ることになる。その世界とは、この地上であろうはずがない。なぜなら地上 (地の王国)は黄泉津大神の支配するところだからだ。その滅んだ先にもない。
古代科学観では、存在の状態が隔たる二つの世界の間に、感覚では掴めぬ境界石が置かれ、交通を拒み、互いの秩序を保たせていると考えてい た。
たとえば現世と黄泉を往来することは禁忌のことであり、神が許された方法を以てしてもなお難しいものである。
時間軸上のその開始点に、隔壁の巨大な大岩が仮想されて、その節理は「歴史を元に戻す大神(道返し)」とか、「黄泉世界の扉を閉ざす大神」と呼ばれる。
また、過去のイザナ ミ文明のことは、「世の面を尽きさせた(ヨモツ)大神」とか、「歴史を最後まで蹂躙した(道敷き)大神」と呼ばれることになった。
また、この時代の選定(比良)の峠の坂道のことを、今に「出生(新生)の前夜坂」という。
★★★★★★★★★★★★
最終段階で現れてくる事物 ★★★★★★
エビカヅラ 壊・火・鬘(カツラ) 火避けドーム、核シェルター
タカムナ 高・棟(タケノコ状) 高層ビル
ヨモツヒラサカ 世面尽きる時間上の究極地点 時間的な終焉を象徴する地
オホカムヅミ 大神の実(桃状のもの) 聖衆、UFO
道敷き、道返し 道=歴史、時間 敷き=仕切 歴史を仕切る(締め切る)
返し=元に戻す ふりだしに戻す
塞へます黄泉戸 黄泉の扉を閉ざす 旧時代の歴史を閉ざす
★★★★★★★★★★★★
解説
結局、黄泉の国に至ってしまえば、滅亡することが必至となることが謳ってあるわけです。 その中では、様々な回復の努力が採られているように見えても、どこかでその数倍するような破壊が行なわれる。そのように神話が誘導するからです。
では、どうすればいいのか。 簡単なことです。神話を改稿すればいいだけです。あるいは、力ある者が新しく神話を編めばよろしい。そして、旧神話を凌駕することです。 改稿は最も簡単で、根本を変えますから、効果的なのですが、それをする権限の者がやろうとしない限り不可能です。 新神話なら、誰でもできます。日夜、アニメが制作されていて、神話性を醸すものが多くみられますが、そのようなものでもいいのです。 (※なぜか。識者は考えられよの解答)
神話が日本を規定し、世界をも規定しています。 その封印もまた解かれねばなりません。 その方法は、非常に簡単です。神話を改稿すればよろしいのです。 神話は神が書いたものではなく、人が書いたものであるからです。
「黄泉の国」の解釈ですが、近現代までの歴史を振り返れば、解釈において矛盾はないでしょう。 しかし、黄泉の国の特質はその程度ではありません。 イザナミの死体が腐乱していく場面を描くことで、単なる死ではないことを示しています。 蛆がたかり、とろろぎたる状態であるだけでなく、あちこちに雷(八種の雷)が巣食っていたと表現することで、戦火絶え間ない有様を示しているのです。
宇宙ステーションから見たガザ地区の夜景などが写真アップされていましたが、ちょうど雷が落ちているかのように写っていました。
悲しい光景ですが、イザナギのように、高空から眺めなければわからないほどに、黄泉の国の側からでは理解しえないのです。 黄泉の国とは、古語の黄泉が、昔はどこにでもあった野壺や雪隠を意味しますから、まさに古式のトイレであると思っていただけるでしょう。汚物の最終処分場 とも言えます。
永遠に続くと見立てられた時間軸には、どん詰まりが実際にはあったのです。地球は当初、どこまでも広く思え、自浄能力を期待して、いくらでも汚物を処理で きましたが、工業化後の汚物は分解が進みにくく、加えて、実は宇宙船地球号と言われるほど狭かったことに、ようやく気づくことになるのです。
黄泉の黄はうんこの色。泉は溜まった場所のことで、周りを見回せば、ばい菌マンだらけというわけで、さ蠅なす満ちるほどに、露悪が繰り返されていて、いっ こうに反省などありそうにないという世界。 このままいけば、ばい菌マン同士食い合って、いずれまろやかに熟成した肥料になるのでしょうけど、それまで窒息せずに居れますか。(笑)
つまり、「マンション(住処)がトイレになっている」という時代なのです。水洗とかいうものでもありません。行き場のない、どん詰まりの古式トイレです。トイレのないマンションとかいう言葉がありましたが、そんな生ぬるいものではありません。 それは放射能に関する表現ですが、黄泉の国の場合は、大過去からの罪、とりわけ無責任というツケの先送りという罪過の流れ着いた集積場のことでもあるのです。 (後述)
あとはどうにでもなれ。今の今さえ楽しめたらいいんだという不徳のヤカラが、こいてきたうんこの集積する世界。最後は戦争して絶滅させてチャラにすればい いじゃないかという、不徳の精神が満ち溢れた無責任極まりない世界のことです。
感じとしてわかりますね。宇宙船地球号と呼ばれて久しく、閉ざされた有限の系であるから、大事にしなくてはいけないと教わられたこともあるでしょう。 そこまで、我々の経済活動が巨大化したから、その真実が認識されるようになったのですが、どうしても無責任で横暴な経済成長優先の傾向が強いですから、 いっそう汚染度が進んでいるという具合なのです。
今では、あのNASAでさえ、不可逆的に生態系が滅ぶと言い出しました。それゆえ、もうどんなふうに滅ぼしてもいいなどと、匙を投げた政策決定などしてほしくないで すけど、どうやら世界のトップ層は人口削減計画に着手したようです。本当に邪悪な連中こそが削減対象ならいいのに、一般庶民がその対象なのですから、本末転倒もいいとこなんです。
公然とはまだ言い出しにくいので、事態を収拾しようという動きだけは見せていますが、ゼスチャーにすぎません。やがて、殺せ殺せ と言い出すことでしょう。
その叙述も、「黄泉の国」の段にはあって、イザナミの黄泉津大神をして「一日千人、絞め殺す」と表現されています。その宣言が出されたら、神話的にも、世も尽きる(黄泉尽きる)寸前を意味するのです。
救済の方法はないのか・・ある・・神話を改稿すればいい・・根元を押さえること
結局、黄泉の国に至ってしまえば、滅亡することが必至となることが謳ってあるわけで、その中では、様々な回復の努力が採られているように見えても、どこかでその数倍するような破壊が行なわれるという次第。そのように神話が誘導するからです。 では、どうすればいいのでしょうか。 簡単なことなのですが。神話を改稿すればいいだけなのです。あるいは、力ある者が新しく神話を編めばよろしいかと思います。そして、旧神話をそれに よって凌駕することです。
改稿は最も簡単で、根本を変えますから、効果的で簡単なのですが、それをする権限の者がやろうとしない限り不可能です。その権限者とは皇室や神社本庁でしょうから無理でしょう。 しかし、新神話なら、誰でもできます。日夜、アニメが制作されていて、神話性を醸すものが多くみられますが、そのようなものでもいいです。 私個人で編んでいる新神話は、現実誘導かと思うほどのシンクロに満ちた展開を見せています。 ただし、個人の力と個人的範囲ゆえ、局限的な効果に限られてい るのが、全体に力及ばないところかも知れません。 では、現神話のどこに問題があるのか、私の見解をすこし披露します。
現神話の問題点(1) 一年生草本の歴史展開が人類史の既定路線になっ ている
日本の代表神話である古事記の神話は、なにも「黄泉の国」の段だけではありません。 次の表を見ていただいたらわかりますが、神話部分だけでもこれだけの含蓄が記載されているのです。それは見事な体裁をしていると言えます。宇宙の始まりから、地質学的年代へと辿り、人類文明史の記述になるのですが、文明史はまるで一年生草本の一生をベースにされているかの如きです。 そして、いずれそれが枯死して、次のサイクルへと繋がっていくというところで神話は終わっています。
つまり、アルパからオメガまでが書かれているわけです。聖書にひけをとるものではありません。 一年生草本の代表格は穀類でしょう。 古代から皇室は穀類を尊重しましたが、歴史の流れにおいても、そのようでありたかったのでしょうか。 そんなことはないと思うのです。 神にささげる榊は常緑樹(エ バーグリーン)であり、これが皇室の念願だったはずです。 しかしなにゆえか、理想は常緑樹に求めるものの、人類文明の有為転変は、短期の生成衰滅の理念が施してあるのです。 神話が常緑樹をベースに書かれていれば、人類史はもっと異なる展開を見せたと私は信じる者であります。
私は、改稿の手間をかけてでも、もっと早期に神話をレベルアップすべきだったと考える者であります。 単なるお伽噺に目くじらたてるなと仰るかもしれませんが、お伽噺ゆえにもっと理想を篭めたものにしてほしかったです。それが一国の代表神話にもなっているのですから。また、世界に誇るべき律令時代の国の代表神話たるべく作られているわけですから。
ところが、お伽噺どころでない魔術効果が、神話には篭められていたのです。
私も初めは、古事記神話は黙示録と比肩できるほどの預言書かと思っていました。2000年になる以前までは。
ところが、さにあらず。歴史誘導のシナリオ(つまりアジェンダ)であることに気づかされまし た。(*1)
私はその着想に自信を持って、自分神話(新神話)を書きました。すると、局限的な範囲ですが、 自分の周りの現実が神話のシナリオ通りに展開するようになったのです。
新神話には、予告したことと展開結果が時系列に書いてありますから、自分で検証でき ます。(ごく最近では、パーミション・スクリプトという精神世界系の技法が知られているようですが、私はとうに使っていたことになり ましょうか)
私が想定する神話の作用機序は仮説になりますが、こうです。 神々は神世で神話に従って神楽舞を舞います。すると言霊の波動効果に乗って、神話の顕現理念が現世に垂迹してきて、人の性向を左右して、歴史をそのように営ませるのです。(*2)
そんなとき、一国の代表神話が良からぬものなら、その国の歴史の展開がよろしくなくなるのも致 し方ないです。日本は世界の雛形ということなら、世界に対しても影響するものになってしまいます。
ウォルトディズニーが企画していたトゥモローランドという映画が封切りされていましたが、映画 の最初のシーンは地球滅亡へのカウントダウンの真っ最中でした。 どうして人類はレミングの如く、滅亡へと向かっていくのか。それはトゥモローランドの総督が、地球に向けて滅亡への洗脳電波を流していたからだとなっていましたね。
私は、ディズニーがそのような発想を持っていたとは知らなかったですが、彼は秘密結社の人物な わけです。その事実は有名です。 つまり、歴史運行の原理を知る側の人だということなんです。 彼らも、どんどん秘密の暴露をしながら実行しているんですね。悪魔的な側面を画策するいっぽう、人類の啓発を与える教育的側面があるというおかしな人々なのです。
そのようなタイプのシナリオ誘導が、古事記にも書かれているのです。
私は、新神話で旧神話 に対抗しようと思い立ち、手掛け始めたのが2001年からでし た。今では、新神話も第十五章(2019年1月時点では第二十四章、2023年9月現在では四十九章)まで書いていますが、私 固有の世界においてのみ適用されると解釈しているため、世界全体への波及は限定的になります。しかし、小さな範囲で良好なシンクロ事象として現象生起がな されて きています。それは神々が手伝ってくれているのかと思うほど、不思議なシンクロに満ちています。
私が観測する世界だけの範囲と言っても、私にとっては世界全体です。この中で造形可能の限りを 尽くして、私の主義と創造主性を主張したく思っています。
さて、次は我が国に強く影響している神話部分の解説になります。
現神話の問題点(2) 天津神による国津神の侵略平定が既定路線になっている
日本神話の「黄泉の国」は、お伽噺であるにもかかわらず、現実に実演されています。
また人類文明は、せっかくここまできたものの、滅亡を目指していて、次の時代もご く少数の生き残りから人類文明はスタートすることが予定されているかのようです。
世界のトップ会議のメンバーのビル・ゲイツなどは現存する種の保存を、ノアの箱舟よろしく進めているそうです。いつか来た道です。現文明は、一年生草本の一生が設定されている以上、存続への道が閉ざされていると言えます。存続させるため1/3まで人口削減の予定? ありえないです。初めから滅ぶことが設定されていて、次の時代に種を残すことになっているわけですから。(「穀物の種」の段)
地球が使い物にならないなら、別の星系に次の候補星を見つけてでもそっちで人類や生態系の種蒔きをすることでしょう。それが古事記の神話の預言なのです。
また、日本神話には、天津神国が国津神国を侵略平定することが、規定路線であるかのように謳われています。
それがもし、シナリオとしてプログラム化、方程式化されているのなら、人類の習性として様々な局面に現れてくることになり、実際、その理念は表向き、強い国の植民地主義政策 として現出しています。
裏的には、弱肉強食の獣の論理が支配的になるように設計されていると言えます。
弱肉強食は、自然界の原理のように言われますが、そうではありません。
それは、人類の獣的行いを合理化し正当化するために、あえて自然界のミク ロ化された一面だけを捉えて言っているのです。
自然界は、全体的調和にいつも持って行こうとします。
ところが、人類には全体調和というものが、獣の論理によってないがしろにされています。
神話が獣性の一面を強力に打ち出していて、人類の進む方向は、弱肉強食色の強いものとならざるを得なくなっているのです。
人間なら、知能が高いのだから、いつかは調和に持って行くだろうという考え方は、理念(イデア)界から垂迹するマインドコントロールの力には及びません。この力は人類の集合意識に働きかけて、その中で人々はコントロールされることになるからです。
特に日本神話はその体裁の整い方が良好ですから、整流された呪術力 を発揮します。
日本はむろんですが、世界においても強い者志向になり、自分のテリトリーを増やすために、弱小な他国を侵略して併合しようとします。覇権主義、植民地主義と いった露骨な顕れ方をしてきます。
そのような強い天津神になりたい。天津神族に属したい。
日本はその一心で、過去の大戦をしてきたとも言えます。
どんな表向きの理由があろうとも、本音は神話が物語ります。それがまた自国の神話 なら、神話が雛形としての我が国や、世界の潜在意識(集合無意識)を催眠誘導しているのです。
よく人類が目覚めれば集合意識が良好なものになり未来は良くなる・・という表現がされます。しかしもう一方で神話が人類の理念を規定し、理念が集合意識に影響を与えているのです。だから、人類は神話が与えた理念(集合意識にインプットされているもの)を超えることができるのかどうか。我々はいま大きな歴史の流れ(世界線)の大河の中を航行する一隻の船のようにして、局限された中で自らの運命を切り開いています。大本の原因をよく知り、根本的に除去すること。それが最も簡単な全体的な未来好転法になるのです。
天津神の呪術的影響を最も受けているのがアメリカです。天津神の天がアメとシンクロする効果もそれをサポートします。
天津神の武力の強さと計略の狡猾さが、そのままアメリカのものになっています。
日本もそうしたかったのですが、非力を悟って、アメリカの牛後につくことを選んだのです。
そして、天津神国である日米は、神話に書かれる葦原の中つ国をシンクロ的に言葉で体現する、中国を侵略平定の照準に据えます。まあ、日本は天津神の真似でしょうね。敗戦して国津神として帰順して国の体裁だけは保たせてくれと懇願した側なのですから。それが中国をやはりターゲットにするというのも、神話の誘導効果と言えるのです。
しかし、中国も面子を大事にし、意地を張ります。古事記もそうなっていますね。しかし、多少の戦争を経て、中国は降参させられることでしょう。
これは神話の誘導効果であり、催眠術的な催促によって起きているわけです。
預言というより、シナリオ誘導なのです。
神話の役どころの決まった国が、歴史の表面に出てくるというのは、シナリオ誘導の特徴です。
それはまこと、語呂合わせ的にすら出てきます。
日本が過去に起こした戦争相手も中国。今回も、相手は中国です。
前回はうまくいかなかったため、今回こそはと狙っています。むろん、アメリカもです。
しかし、今回は、不思議なことが起きました。皇室方から出雲国造家にお輿入れがありました。
それは、神話によって形成された固定路線を崩すことになるかも知れません。
天津神側があえて国津神に協調を持ちかけたのですから、神話のパターン崩しですね。
中国と日本に歩み寄りが出てくれば、その効果があったということになります。
どうなることでしょう。
大祓祝詞への疑問
戦に強い天津神へのあこがれ。現在、日本の神社本庁管轄の神社では日々、大祓祝詞を唱えるようになっているらしいですね。
その祝詞の体裁が最終的に決まったのは、平安時代の延喜年間のことで、それゆえ延喜式大祓祝詞と呼ばれているそうです。
しかし、その時以来、一度も改稿されたことがないとのこと。
伝統を重んずるというすばらしい精神が篭められているというわけでしょうか。
では、その祝詞にはどのようなことが語られているのでしょう。
構成はヤマトコトバによっており、日本人であれば、自分で訳してみることが可能です。
むろん、訳者によって多少の違いはあるでしょうが、私の仮説を披露しましょう。
解説書にも書かれるように、大祓祝詞は、前段と後段にわけられそうです。
簡単に申せば、前段では祝詞が神代の昔からの常勝の神に祈願するものゆえ、最強の呪文になっていることが告げられ、いかなる罪科でも、そのような力ある神々に頼ることで、なくしてしまえることが述べられています。
罪科というもの、いったいどんな場合にどこで作ってしまうか、わか らないことが多いですが、そういった漠然としたものであっても、日ごろの祝詞あげによって、ひとりでに消去されていることが保証されているというわけで しょう。
今の祝詞の成立当時を振り返れば、藤原時代ですから、多くの陰謀が謀られ、そのたびに失脚したり処刑される冤罪の犠牲者が出たわけでしょう。
犠牲者の怨念がいちいち罪科となって、加害者側にふりかかるのは、やはり困ります。
だから、為政者はこの回避のための祭祀に力をかけたものと思われます。
祝詞が現行の体裁に落ち着いた延喜年間には、菅原道真の左遷があり、そのひどい陰謀に菅公は恨みを募らせて亡くなったとされます。その後、雷火で加害者を襲ったに違いないと見られて、怨念というものの凄さを確認させたことでしょう。
当時(平安時代)は、いっしゅオカルトブームで、見えない霊的影響力への不安が宮中には 充満していましたから、シャーマンは格別の期待を担っていただろうと思われます。
神社神官や陰陽師や仏教僧侶に頼る場面が多かったでしょう。
神道ではその要望のために、罪過を消失させる呪術システムとしての大祓祝詞を編み出したものと思われます。
その祝詞は、前後段の二段構えになっています。
先に示しましたように、前段において、高空を掌握するほどの特性を持つ強い神々への祈願で罪過の消滅が図られます。
ちょうど、キリストに見立てた十字架や聖職者の前で懺悔すれば、罪が許されるという話に似ています。免罪符を容易に与えてくれるシステムの存在が見て取れます。
それでもまだ、不十分と思いがちな理知的で神経質な御仁も宮中にはおられたことでしょう。
そこで、祝詞の後段では、罪過消滅の手順が筋道立てて説諭されるという、前後段二重の安全機構で、祈る者を心理的にも保護する具合になっていたとみられます。
いつなんどきでも、人は知らず知らずのうちに過失を犯すものですから、防衛力が完璧な祝詞を日々読誦すれば万全とみられたのでしょう。
それを国家神道という組織に機関化して専門官を常駐させ、彼ら為政者たちがいちいち唱えていなくてもいいように分業化したのではなかったでしょうか。
しかし、有意志的に陰謀や犯罪行為を犯しても、強い神の加護を願えば、罪科がなくなるとなれば、とてもありがたい ことになります。一回や二回ぐらいなら、お願いしても悪くないでしょう。
しかし、そのような繰り返しが常態化すれば、初めから戦勝祈願して、敵を殲滅するところまでを先付けで、罪科消去のお蔭を いただくとか、敵を多く殺害しても、それは強い神の指示、要望であったと置き換えるような芸当 さえなされないでしょうか。
すべて見えない心の世界でなされることゆえ、誰にもわかりません。
それに、頼む側の意向を何でも聞いて、依怙贔屓してくれる 神様たちなのですから、頼んだ者勝ちの感もあります。
このようにして、解釈しだいで、この合理化の連鎖の行き着く先が、戦争と殺戮の許容と美化に繋がっていかないかどうか。戦さに強い神の許では、殺戮行為は 美しくさえあることでしょう。
この罪科の赦し、あるいは消尽無化という免罪システムの存在は、キリスト教社会もそうでしたが、武力行使側にとっては非常に好都合な許認可システムになったに違いないのです。
しかも、祝詞の前段のほうでは、威光に従わず荒れる者もいるから、服従するかどうかまず聞いて、それで反抗するよ うなら、討伐するのだからいいじゃないかといった話です。
それこそが正義の手続きだとしてやってきた神こそが、祝詞の神だとなりますでしょう。
その神とは強い威力を持つ天津神であることは間違いないでしょう。
ずいぶんと強引で恐ろしい手法ではあります。
相手の実情を何も考えないで、従うか従わないかで処断する、身勝手な都合で一方的采配を奮うことが、まるで強い者の特権のようにされてしまいかねない下地を与えてしまいます。
それはまさに戦争のための理屈を作り出す仕組みになりかねません。
それを恐れて、いくら大衆が無言になったとしても、仕方なしにする隷属状態ですから、幸福とはかけ離れています。 大衆に反抗や離反の気持ちがなくなったわけではなく、ただひたすら、耐え忍んでいるのです。これは 実に不幸な結果と言えます。
祝詞の後段では、罪科が浄化の神々によって消滅させられるときの、具体的な作用機序的手順が示されるのですが、メルヘンチックで味わい深いので、訳を引用しましょう。
http://www.nippon-bunmei.jp/category/topics/harahe/harahe2
大祓祝詞・後半★★★★★★
総ての罪穢(つみけがれ)は高い山低い山の頂から谷間を下って落ちてくる急流の瀬におられます瀬織津姫(せおりつ ひめ)という神様が、大海原に持って行かれます。このように持ち出してくださると、大海の遠い沖合で、あちこちから行き交わる潮流が幾重にも渦巻くなかに おられます速開津姫(はやあきつひめ)という神様が、大きな口をあけてこれを全部ガブガブと呑み込んで、海底深く沈めてくださいます。このようにガブガブ 呑んで沈められたものを、息を吹き出す(地下の根の国底の国に通ずる)氣吹戸(いぶきど)という所におられます氣吹戸主(いぶきどぬし)という神様が、根 の国底の国にフゥーッと呼息(いき)吹いてくださるでしょう。このように呼息吹いてくださいますと、根の国底の国におられます速佐須良姫(はやさすらひ め)という神様が、何処(いづこ)とも知れず放り散らして、罪穢(つみけがれ)を跡形もなく消滅してくださいます。
★★★★★★★★★★★★
これらの神々のモチーフはなんとなくわかるような気がします。
氣吹戸主という神様は、くじらではないでしょうか。
速佐須良姫さんは、建速須佐乃男の女性化神格でしょう。
そこからは、根の国、底の国、さらには母イザナミの逝った黄泉の国が望まれています。
とにかく、穢いものすべてを引き受けさせようという場所と、それにふさわしい神様が割り当てられているとみられます。
間に神様たちが介在して、罪科を次々と受渡ししてくれてい るのですが、その間にいつしか罪科は海原や大気という環境によって希釈され、いつのまにか手元には残らなくなっているから問題ないと言っていることに気づきます。
その様子は、まるで昨今の原発事故の放射能処理の東電や政府対応の有様に似てるような気がするのは、私ばかりで しょう か。あるいは、昔からのツケやカルマの後世への先送りの有様にも似ているような気がします。
つまり、時間的、空間的な先送りと希釈を物語る神話になっています。
ここに書かれるのは浄化の神とされていますが、単に穢れを持ち去るキャリアーたる神々であ り、持って回っている間にいつしかなくなっているから、浄化されたことにしてあるだけなのです。
泥で汚れたボールを大勢でキャッチボールするうちに、きれいになっているといった話ですね。先送りしているうちに、いつしか消えてくれるという発想がそこにはあります。
その最終処分場として、根の国や黄泉の国が想定されているらしいことも見て取れます。
もし黄泉の国なら、すでに見たように、歴史時間的にどん詰まりの 現代のことです。それでよかったのでしょうか。何か誤解があったのでは?
いや、そうでもなさそうな。最後はツケやカルマを溜めに溜め切って、一度に決壊させるようにして、破局に持ち込もうとしているよ うで、とんでもない破綻処理がこの先に予定されていそうです。
世界大恐慌、最終戦争、人類滅亡。そこで、すべて過去のツケとカルマはチャラになるかも知れませんね。それでほんとうによかっ たのでしょうか。
秘密結社は人口削減とワンワー ルドの理想を説いていますが、どうなんでしょう。私はそんな話は信用しないですね。
祝詞の後段をもっと面白く物語化すればこうなります。
出てしまったものは仕方ない、どうせ環境が希釈してくれるのだから、流しとけば、自分のところだけは、今の時点だけは綺麗にしておける。強力な神様が、自分たちの作った罪穢れを綺麗にしてくれるから、祟りや怨念を被ることはない。そう思っておりたい。そうした心が平安時代の宮廷の高位高官には相当あったと思われます。
今も同じでしょう。政治家や官僚はどうあってもうまく運営できない政治にならざるを得ないために、たえず罪の思いを持っているもの。だから頼みに新興宗教の耳障りのいい話に救いを求めるわけで、平安の昔と発想は何ら変わらないのです。だから彼らの背後には宗教団体が軒を並べている。強い語調で叱咤激励ぐらいしてほしくて、中でも強そうな教祖のところに救いを求めて、祝詞の強い神の像を重ねて偲ぶわけなのでしょう。
彼らに代り、すべてを水に流すのが大祓祝詞と祈祷師の役目だったと思われます。それによる祈祷を専門家集団に任せて、身の安心安全を図ろうというのが彼ら権力者たちだったでしょう。今でもその心は生きているから、今なお非科学的な宗教に凝って、けっこう精神的に救済してもらえているのでしょう。
そして慣れてくればこうなっていく。借財借金は、どうせ下流に流れて根の国の底辺の階層が被ることだか ら、上流にいる我々は安心してカネを使いまくることができる。
そのような精神が今の政治家たちに見受けられるのは、やはり伝統的な罪根消滅の思想が受け継がれているからのように思えます。最後は大金を出し豪勢な葬式をして高徳の坊さんに手厚い祈祷で引導を渡してもらえば、綺麗な自分は来世も安泰、と思っていたい。これでは次第に自己利益本位の無責任な政治になりかねません。
わけを言いますと、祝詞自体に確たる未来展望と起きる結果に対する責任感がないのです。それでも強い神だから強引にねじ伏せてしまえるというのでしょうか。
日本では昔から「言霊(ことだま)」の存在が信じられてきました。声に出した言葉 は現実に影響を与え、発した言葉の良し悪しによって吉事や凶事が起きるとされていた、といいます。これまでの神話などを見る限り、強者本位で起こされる戦争や低質な世界像、短命を志向する言葉が並んでいました。
祝詞も神話のひとつですから、それなりの力を持ちますが、結果責任をぜんぶ神に預けた時点で現場の為政者は無責任になれるため、解決の努力を取らなくなります。
いったい、どんな作者が古事記や祝詞を作ったんでしょう。内容的には危うい限りです。
秘教組織なら、人類計画としてこんなことをやりかねません。誰も吟味しないし興味もないのが神話や祝詞です。
そして、その中に手抜かりを置いたりもします。
セオリツヒメなどはヤソマガツヒ(八十禍津日)と別名で呼ばれ、イザナギノミコトが川の中津瀬に下りて禊をしたときに、身体に付着していた黄泉の国で浴びた罪穢れそのものを示す神様です。だから、長い禍の日々という意味の神名にもなっているのですが、ほんとうの浄化の神はいないわけではありません。古事記にはしっかりと書かれています。
カムナオビ、オオナオビ、イヅノメといった浄化専門の神々です。筒の男の神という、い わばパイプの浄化フィルターの役目を担う専門職の神もいます。
ところが、不思議なことに彼らを祝詞には採用していないのです。言魂を知る立場からするなら、手続き不足の感は否めません。せっかくの浄化の神がいながら用いることがないとは、汚染を除去することなしに投棄するようなことに相当していますから。
フランスから提供の放射能汚染のフィルター装置がすぐに使い物にならなくなるのも、神話誘導によらないかとさえ勘繰ってし まいます。ロシアにはチェルノブイリで培われた装置があるというのに、ロシアの提案を無視して実績の乏しいフランスからです。この錯誤はどこ から?
最新の古事記の神々を使うことなく、ではどこの神々かと見れば、ホツマツタエの神なのです。伝統的には、ホツマが用いられていることがわかります。偽書とされていますが、ホツマは偽書ではありません。真伝の改竄文書であるだけで、真伝から記紀成立までのミッシングリンクを辿ることのできる重要な史料なのです。
まあ、祝詞成立の当時は、海はどこまでも広大で、空はどこまでも高かった。
その印象が、なにもせんでも、環境が浄化してくれると物語りたかったのでしょう。しかし、容易に分解されない石油精製物質や放射性物質が生産され投棄され、その概念も古いものになりました。
古事記神話によるなら、火の神々を生んで神去ることになるイザナミの原因神でもあります。
今なら局限された空間、宇宙船地球号とまで言われているのですから、このままではいかんのじゃないかと、吟味し直すという ことが行われても(つまり祝詞を改稿しても)良 かったはず。
神話もむろん改稿が望まれたのです。とうの昔に同時にやるべきだったのです。
しかし、もし祝詞の通り、放出された放射能のすべてが強い神々の意向によって解消 されたのなら、世界に誇れる信頼すべき宗教は日本にあるということになるでしょう。元寇の役のときのように努力次第の精神力の発揮とも思います。霊力をふり絞ってがんばってください。
秘密結社にご注意…隙を窺い致命的な混ぜ物をするジョーカー
古今、秘教組織(秘密結社)なるものがいたことは、紛れもありません。
いつの古代かわからないほどの昔に、レイラインの布石はなされているわけですから。世界的には神官層が宇宙人の神と契約して秘教組織になったと思われます。
日本では三千年前とも言われています。昔の彼らは人類のレベルアップを願い常緑樹を理想として動いたようですが、サイクルが変わってからか、人類を低質化させるべく、歴史を誘導してきたと見られ、現代の彼らは、人類を滅びの方向に決定づけようとしています。
彼らのことは都市伝説、噂の類とされていて、ほとんど誰も関心を持ちません。そのお蔭で、どこにでも策謀の跡は露悪的に転がっています。それでもまだわからない。というのも、そんなものはないという意見のほうに迎合するほうが楽だからということと、秘教組織 自体がプロパガンダを使って隠蔽工作をしているからでしょう。非科学的に見せて、詮索することがいかにも卑しい行為のように思い込ませているのです。考えることに疲れた人々と、思考停止した人しかいなくなっています。それというのも、抗えない存在だと潜在意識が知っていて、立ち入った話を拒否していることもあるでしょう。
それより、いずれ神様がここから連れ出してくれるという信仰や、アセンション思想が、宗教色から離れた科学的態度で語られれば、簡単についていったりする のは、どうしてなんでしょう。
それらの思想もやはり秘教組織が考案したものかも知れないのですよ。
その結果、政府を支配する者がいつしかゾンビ傀儡化していても、何もわからない層(B層という)を大量生産する結果になっています。
この人類にして、この未来ありという、インベーダーや秘教組織なら腹を抱えて笑い転げる顛末が待っていても、それでよしとするしかありません。
もう彼らの計画では、火星に移住するので、地球はどうでもよくなっているという話もあります。
富裕層勝ち組はこぞって火星移住に応募しているそうで、その応募数はすごいとのこと。
無責任のツケをぜんぶ滅びゆく残存人類に負わせるという、なんとも見事なフィナーレのシナリオがありそうです。むろん根も葉もない都市伝説ですよ。だから、話を信じたりすることなく、ご自身で見極めてくださいね。
邪気の混ぜ込みはいつ頃から
さて、秘教組織による、神話に対する劣化、低質化、未来へのシナリオ仕込みは、どの時点で行われたのでしょうか。
天武天皇が、未来の平安楽土万年春を希求して古事記の編纂をお命じになったのが、亡くなる686年より前のこと。実際に古事記が太安万侶によって編纂されて上奏さ れたのが712年。
天武天皇はすでになく、ただ勅命されたことだけが進行しました。
タイムラグは26年ありました。
監視のない間に、天武天皇の理想とした平安楽土万年春の理念を、一年生草本の理念にすり替えてしまうことは、簡単だったのではないでしょうか。
また、黄泉の国のような呪詛の段の存在をお認めになるはずがないでしょう。
太安万侶。多氏一族から、ふてぶてしいという意味の姓名に変えての著作です。
逆五芒星を公然と用いるふてぶてしさの流れの中にあって、神話作りもなされています。
安万侶にとって、やましさを圧しての改名だったようにも思います。彼の墓誌が呪詛的と発掘当時囁かれましたが、理由を物語っていないでしょうか。
編纂の指示を出された天武天皇は善良であったはず。なぜなら彼が日本の行く末を見据えて天皇制を創り、日本をその系譜で利益しようとされた最初の方だからです。神武天皇が最初ではありません。天武天皇が神武天皇の生みの親なのです。
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論証
見出し目次
本居宣長のセオリツヒメ考
セオリツヒメとヤソマガツヒは同体か!?
アヤとマガは同義
クラキネの怒りの言葉に篭められた真相の数々
古事記のアマテラスの五男三女はホツマの一男三女のすげ替え話だった!?
スサノヲと持子早子の不義密通の件
天照神の岩戸開けが未完であることの各方面からの指摘
日月神示が語る神界政変と国祖神系列神の封印のあらまし
日月神の語る「5度の岩戸閉め」
磐戸の巻 第15帖
碧玉の巻 第10帖
神示に語られていない岩戸閉めがあと二つある
国祖神様ご自身のことが抜けている
「ダマシタ岩戸からはダマシタ神がお出ましぞ」の意味
ホツマに書かれていた封印幾何学構図(カゴメの結界)制作の有様
ヘミシンク熟達者のアストラルボディ体験による岩戸隠れの実態報告
きっかけは超能力者・M氏の日室岳登頂報告
元伊勢皇大神宮との縁
持子早子の疑念の払拭と冤罪晴らしの最終手段は岩戸の中の天照様復活にある
地元元伊勢に伝わる外国から来た神とは!?
次第に鮮明になる太陽系外からやってきたインベーダー邪神
埒が開かなければ・・・大建て替えがある
目の当たりにしてきた宇宙人情報
日月神示に大建て替えのあるを知る
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本居宣長のセオリツヒメ考
セオリツヒメとヤソマガツヒは同体!?
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イザナギノミコトが黄泉の国から戻って、「上つ瀬は瀬弱し」と言い放ち、
中の瀬に下りたって禊祓いをして初めて誕生したのが、八十禍津日神であった。
何故、八十禍津日神が瀬織津姫なのかというと、「倭姫命世記」に
「荒祭宮一座、皇大神荒魂、伊邪那岐大神所生神、名は八十禍津日神也、一名瀬織津姫神是也」とある。
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また、本居宣長も同様に解釈していたようです。
ネット上にありました及川氏の記事から引用しましょう。
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イザナギは黄泉からほうほうのていで戻りますが、その時、「たいへん汚い国に行ってきたから体を洗おう(「吾は御身の禊ぎ為む」)」と言い、「筑紫の日 向の橘の小門の阿波岐原」というところで体を洗います。このとき洗い流された黄泉の国の穢れから神様が生まれてきます。その名を「八十禍津日神(やそまが つひのかみ)」と言います。瀬織津姫と、この八十禍津日神とは早くから同じ神だと考えられていたようです。江戸時代に『古事記』を研究した学者の本居宣長 も『古事記伝』という本で、この二人の神様を同一の神としています。以下にその部分を引用します。
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於是詔之、「上瀬者瀬速。下瀬者瀬弱。」而、
(ココニ「カミツセハセバヤシ、シモツセハセヨワシ」トノリゴチタマヒテ、)
初於中瀬随迦豆伎而。
(ハジメテナカツセニオリカヅキテ。)
滌時。
(ソソギタマウトキニ。)
所成坐神名。
(ナリマセルカミノミナハ。)
八十禍津日神【訓禍云摩賀、下效此】。
(ヤソマガツビノカミ。)
次大禍津日神。
(ツギニオオマガツビノカミ。)
此二神者。
(コノフタバシラハ。)
所到其穢繁國之時因汚垢而所成神之者也。
(カノキタナキシキグニゝイタリマシゝトキノケガレニヨリテナリマセルカミナリ。)
○随ノ字は降の誤リなるべし。(中略)中瀬爾淤理(ナカツセニオリ)と訓べし。書紀他田(ヲサダ)ノ宮の巻に、下ニ泊瀬中流-(オリヰテハツセノカハナカ ニ)などあるさまなり。大祓ノ詞に所謂(イハユ)る瀬織津比咩(セオリツヒメ)は比(コ)の故事(フルコト)もて称(タゝヘ)たる御名にて、瀬降(セオ リ)の意なり。【今此(コゝ)に大神の、穢を滌ぎ去(ステ)たまはむとして、瀬に降(オ)りたまふと、彼ノ神の大海原爾持出奈武とあると、全く同意なるを 思ふべし。猶よりどころあり。次の禍津日ノ神の處に云り。引合せ見よ。】
○八十禍津日ノ神(ヤソマガツビノカミ)、大禍津日神(オオマガツビノカミ)。禍(マガ)のことは次に云べし。津(ツ)は助辞、日(ビ)は濁る例にて【借 字なることはさらなり。】次の直毘(ナオビ)の毘(ビ)も同じ。此ノ辞の意は、産巣日(ムスビ)ノ神の下【傳三の十三葉】に云り。八十(ヤソ)は禍(マ ガ)の多きを云ヒ、大(オオ)は甚(ハナハタ)しきを云にや。書紀には大禍津日は無し。又の一書に大綾津日(オオアヤツビ)ノ神あり。【三代実録三十五 に、下野ノ國綾津比ノ神。】阿夜(アヤ)と麻賀(マガ)と同き由前(まへ)に云り。【傳五の三十四葉】遠ッ飛鳥ノ宮ノ段に、八十禍津日ノ前と云地ノ名あ り。【倭姫ノ命ノ世記に、荒祭ノ宮一座、皇大神の荒魂(アラミタマ)、伊邪那伎ノ大神の所生(ウミマセル)神、名ハ八十枉津日ノ神也、一(マタ)ノ名ハ瀬 織津比咩(セオリツヒメ)ノ神是れ也と云り。此書は偽書なれども、此神を皇大神の荒魂と云こと由あり。下に云べし。これらは古傳説ありてや云つらむ。また 瀬織津比咩は此神の亦ノ名といへると、右にいへる考へと、引合わせて見べし。】さて世(ヨ)ノ間(ナカ)にあらゆる凶悪事邪曲事(アシキコトヨコサマナル コト)などは、みな元(モト)は此ノ禍津日ノ神の御霊(ミタマ)より起(オコ)るなり。其由は下に委く云べし。
(中略)
○因ノ字は、所到の上にある意に看(ミ)て、時之汚垢(トキノケガレ)とつゞけて心得べし。【此方の漢文章には、かゝることつねに多し。】文のまゝに看 (ミ)ては、いたくことたがへり。さて此(コゝ)の文(コトバ)をよく思ふべし。世ノ中の諸の禍害(マガコト)をなしたまふ禍津日ノ神は、もはら此ノ夜見 ノ國の穢より成坐るぞかし。あなかしこ\/。(本居宣長『古事記伝』「六之巻 神代四之巻(御身滌の段)」
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つまり、本居宣長は八十禍津日神は黄泉の国からけがれを運んでき て災いを起こす神様だから、邪神であり、おそるべきである(「あなかしこかしこ」)と言っ ているわけです。
同じ神が、一方で善神の瀬織津姫と呼ばれ、他方で邪神の八十禍津日神と呼ばれる。こんな矛盾したことがあるでしょうか? もちろんこのような両義性をもった神は世界中の神話にあらわれますし、文化人類学が対象とするものです。しかし、日本の神話上における「瀬織津姫/八十禍 津日神の両義性」の分析がなされているという話は、寡聞ながら聞いたことがありません。
また、八十禍津日神はアマテラスの「荒魂(あらみたま)」であ るとされています。とうとう瀬織津姫はアマテラスともくっついてしまいました。日本の神様 の中で最も中心的な存在であるはずのアマテラスと瀬織津姫が同一であるとはどういうことでしょうか?
これについては『中臣祓訓解』(鎌倉時代ごろ)という大祓詞の注釈書に、同様の内容が記載されています。
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瀬織津比咩神 伊弉那尊ノ所化ノ神。名二八十枉日神一是也(ヤソマウツヒノカミト)。天照大神ノ荒魂(アラミサキヲ)號二荒祭ノ宮ト一。除二悪事ヲ一神也。随荒天子ハ焔 魔法王所化也。
『大祓詞註釈大成 上』「中臣祓訓解」(両部神道の立場から仏教の影響がある)
★★★★★★★★★★★★
本居宣長の独断ではなく、古くから瀬織津姫はアマテラスの荒魂 であるという説が唱えられていたようです。
どうやら瀬織津姫という神様はとても複雑な性格を持った神様であるようなのです。
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アヤとマガも同義
ここにホツマの段名称の「あや」も「まが(禍)」と同義語と推察され、いずれ禍事の元になるフィクションたりうることを作者自ら示唆していることになりま す。
★★★★★★★★★★★★★
古事記に八十禍津日と大禍津日が併せ載せられるも、
書紀には大禍津日は無し。又の一書に大綾津日(オオアヤツビ)ノ神あり。
あるいは、
【三代実録三十五 に、下野ノ國綾津比ノ神。】阿夜(アヤ)と麻賀(マガ)と同き由前(まへ)に云り。
★★★★★★★★★★★★★
また、瀬織が瀬降の意味なら、イザナギが罪穢を落 とす際に降 り立った中津瀬のことになり、八十禍津日を生み出す現場を示していることになります。ホツマ作者が解説するような、流れの早い渓流(上流)を意味するわけ ではありません。瀬織とは川が澱み濁りを作りつつ蛇行する様を言うのです。
また、八十禍津日は非常に長い禍々しい期間を意味します。本論で推理するよう、うお座の2000年という霊性逼塞の時代を指すものと思われます。瀬織津姫が格上げされて中宮になるとの記述は、太陽がうお座にあたる(中る、会座する)ことを意味する占星学概念から採用されているのです。
カバラの伝搬者は、彼らの主張を庶民のわからないところに置きます。しかも、けっこう大事な場所に。
神話の中に置いてあるなどと、誰が考えるでしょう。そして、良からぬ伝搬者(カバール)なら、そこにジョークやパロディを仕込み天邪鬼な儀式に用いたりするのです。
ホツマ作者の良心か? 物語の随所に真相告白の文言を遺している
ホツマツタエの現代文訳は、こちらを参考にしています。うち、「天の巻」を解読に用いました。
https://www.hotsuma.gr.jp/index.html
そもそものきっかけ
私が神世政変劇の謎を解こうと一念発起したのは、2000年7月に知り合った大本教系MOAの篤信者女性によってでした。この人は私に開運の協力をしてほしいと持ち掛けてきて、実際に儀式のようなことをして、不思議な験を得たことから、そのときにMOAの教祖が念願にしていた封印状態にある国祖神の救出をしたいのだ、貴方ならできるかも知れないという途方もない要請を聞いてロマンを感じ、不思議好きの私の好奇心が高まったからでした。
MOAの篤信者女性は天照様も同様に封印されているから、両神ともにお救いしたいのだと言っていました。
つまり冤罪の証明には少なくとも二神の証言が要るということでしょう。
異界も神世ゆえこの世の俗人が関われる話ではありませんが、私はなぜかできないことはないと思ってしまう変人。
それから14年を経て前章のような封印幾何学遺構を発見し、封印場所が特定できたこと。さらに翌年にはその場所にOOBで訪問して年配神(国常立神)や青年神(天照神)が封印されていることを伝えていて、この場所はホンモノであると確信できました。
古史古伝のホツマツタエをかねがね見ていたことから、その中に政変に関わった筋書きはないか調べたところ、簡単に見つかりました。それはホツマの”あや六”の段に書かれてありました。
そこには政変の企図はあったものの、未然に防がれ、政変企図者は断罪され遠投の処置が下されたとなっていました。
おや? それでは封印や強制引退があったとする大本教系の主張と食い違います。
そこでこの段の話には疑義を持ったわけです。
事件はホツマのまだ最初のところで起きているわけです。
あや六と特定し仮説を立てて推理しました。
トヨケ(玉杵尊=国常立神)が譲るべきものを譲って身罷る予定を天照神に伝えたため急遽天照神は宮津へ。(宮津は私の生まれた地です)
どうやらそのときに政変は起きた模様で、両神は共に封印されたようです。
以後、偽者と思しき天照神と瀬織津姫による執政が確立し、ライバルの持子早子を政変企図の容疑で罪に落として流罪にし、天照神の嫡男を皇太子から降格させて世継ぎ資格をはく奪して左遷し、自らの子に世継ぎ資格を与えてしまいます。
その事実については、政変企図者の親のクラキネの怨嗟に満ちた荒々しい言葉に現われていました。
儒教社会ではそれが冤罪であろうがなかろうが、一度名誉が損なわれたら世の誰も見向きもしなくなるという結末になるわけですが、疑義を持ったこの探偵の目には、重要証言と映ります。むろん公認されるはずのないことですが。
私は幾何学封印構図を発見し、逆五芒星との関与を認めたのが元伊勢でした。
ホツマでは同じ逆五芒星のカナメと目される伊勢の地にその後直ちに遷都しているわけですが、その経緯を見ますと、
まず、(偽)天照神はヒノハヤヒコ(建御雷男神)に命じて日本地図を作らせ、それをもとに思い金神に計らせ遷宮先の伊雑宮を設定しますが、これぞ先の封印幾何学図形とも関連し、岩戸山をほぼ90度の角度で入射し二本の柱を交点とする十字架が形成されるのです。
十字架はそれ自体、自由拘束の象徴であり、封印を意味するシンボルであり、それが信仰の対象となっていることには疑問を持つわけです。また後の伊勢内宮は幾何学図形を所期の形に整形する目的で設定された場所でしょう。
つまり、私はこう考えます。遠く日高見の地から畿内に遷都してきた意味は、封印された天照神たちを出られなくするために監視する場所として設定されたのではないかと。
それまで静穏だった神世において反乱が起きている
邪神および秘教組織は、クーデター成功後の隠蔽工作として、封印された神々の替え玉を立てて、あたかも健全に推移したごとく装ったのでしょう。ホツマ神話は地上界での制作ですが、神世での歴史の隠蔽工作にあたります。
神世において庶民である八百万の神々は、何事もなかったかのごとく隠蔽され平静が装われた結果の政局 に、何の疑義も持たなかったように描かれますが、圧倒的な武力を背景にした邪神や悪徳旧臣官僚たちに恐れをなして、異議を差し挟めなかったのかも知 れません。
ホツマの神世史に載るハタレの反乱などは、後者の抵抗運動がなされた事跡の置き換え話だったのではないでしょうか。六派もの反乱があった模様ですが、すべて反乱分子のしたこととして処断されました。そのときの替え玉の天照様の戦神ぶりは勇猛果敢に描かれていま す。正真の神々なら、そのような争い事にはならないものでしょう。インベーダー邪神の威を借りた偽神ゆえに武力鎮圧したというのが真相かと思われます。
戦において無慈悲になれる天照(偽者)と慈悲深いセオリツヒメの対象を顕著にすることによって、いずれ記紀における女神アマテラス登場に合理性を持たせていったのではないかと推測します。隠蔽のための改竄もここまで来れば後戻りは利かなかったか。
天照神の資質の低質化・・・世の模範たる天照神でも恋心はしきたりを超えて作用していいのか?
あや6★★★★★★
どの姫達もそれぞれにお美しく聡明でしたが、その中でも生まれつき素直でお美しい一人の姫に天君はついに心を奪われてしまわれました。本来ならば 君たるもの、姫を迎えて品定めをする時は殿にいて殿前(トマエ)でお目通しするのがしきたりとなっていましたが、この時ばかりは自ら階段(キザハシ)をお 降りになり、姫の前に立たれて迎え入れたほどです。
★★★★★★★★★★★★
韓流王朝時代劇「トンイ」にも、王が心奪われた下層民の女性トンイへの特別な計らいとして出てきます。儒教思想のもと、しきたりが重視された折に、王の勇気ある行動が讃えられるのも、合理性豊かな現代ならばのことです。古代においては、そのような革新的な行動は慎まれたはずなのですが。
特に神世で最初に模範を示すべき日の神にあるまじき粗相でしょう。ホツマによるなら、初デビューされた直後にしきたりを超えてしまわれたことになります。12人も妃を持っていれば、各妃に対して配慮の上に配慮があって然るべきが、倫理観念の無い日の神天照様だったというそしりが生じることになるでしょう。
むろん、真伝では道理(則)から外れていたりはしなかったはずです。
神々の低質化を目論み、改革を切り出す秘教組織 ならではの、ものの道理を心得ない革新性が筋書きの改竄に現れているのです。この稚拙な行動を天照男神の属性にすることによって、セオリツヒメの卓越性を 引き立たせてすらあります。
あや6★★★★★★
この姫の名をサクナダリ・セオリツ姫ホノコと申します。さくなだりとは、岩を割いて流れ降る清い渓流を意味し、正に名が体を表わした美しい真名(いみ な)でした。称名(たたえな)は君との感激的な出会いに因んで天下る日前向津姫(アマサガルヒニムカツヒメ)と申し上げ、ムカツ姫の御名は後世までも君と の出会いを伝える名として残りました。
君はついに、ついに勇気を持ってご自分に忠実になられ、万難を乗り越えてセオリツ姫をご自身の坐す内宮(うちみや)に入 れて一緒に暮らす決心を詔(みことのり)して世に触れました。
これが、中宮制度の初まりとなりました。
★★★★★★★★★★★★
古代に成立したホツマとはいえ、韓流王室時代劇「トンイ」に似て、何と現代っ子的 な天照様であることでしょう。およそ聖賢らしからぬ所業。これでは祖父の豊受神の天成神道の奥義の伝授による王道教育も実ったとはとても思えないです。
秘教組織は、真伝神話の改竄によって 豊受神と天照神の低質化を図りたかったに違いありません。
また、ホツマ作者の大和言葉の不確かさが、それぞれの神名の解釈において、誤りとして表出しています。韓流作家の大和言葉への不慣れがそのように解釈させたと思われます。
サクナダリ(サクナダル)、セオリツの解釈が誤っています。清い渓流とは、川の上流の瀬の早いと ころを言いますが、セオリツは川の瀬を折った(織った)ところ、すなわち下流域の蛇行する様を表しています。イザナギが罪穢れを落とそうと降りたのは中津瀬であり、身の危険のない程度の緩い流れの場のことです。ホツマ作者はいい加減な推量解釈でも、書いてしまえば通るとでも思ったものか、大和言葉へ の不慣れの感があります。
屈曲した川の流れはいたるところに澱みを造りま す。別名の八十禍津日というのも同義で、たくさんに屈曲した水辺の意味であり、禍(病気や腐敗、災い)の生じがちな場所のことです。
また禍(まが)は「あや」とも同義とのこと。物語の章区切りの「あや」は、(後々に)禍の元になるフィクションであることを示します。
アマサガルヒニムカツヒメ(ムカツヒメ)は、占星学の黄道十二宮のうち、太陽がどこに向かうか(会座するか)を示します。サクナダルは「割く・魚・垂る」で、うお座に会座すること にちなんだ命名です。中東ではイエスと妻マリア(ミグダルのマリア)で象徴されるうお座のことです。サクナダルの語源はヘブライ語のミグダルでしょう。ミグダルの意味は、うお座の時代を象徴するシンボル「魚の塔」です。
秘教組織は、その星座の示す「霊性の物質への従属」の時代精神を利用して、人類の霊性の堕落を誘おうとしたと解釈されます。この2000年間は殺戮と恐怖と霊的無知に支配された期間として印象付けられているかと思います。次なるみず がめ座は、霊性の復活が予定されるため、まずは真相の暴露から開始されるかと思われます。現今の「すべてのものが墓の中からさえ出てくる」傾向はその先駆けとも言えるかも知れません。
私のような門外漢が、たえずマークされていただろう大本教系信徒以外から出たのも、時代の要請ではなかったかと思います。私はそれが邪神の執拗な妨害の罠から逃れて仕事を成功させる”時のしずく”の特徴なのだと篤信者女性から聞いています。
また瀬織津姫の特別な計らいについて「中宮制度の始まり」と言っています が、これは当時の中華思想の流用であり、当の中国では律令制の制定時に作られたものの、用いられることはなかったらしいです。手っ取り早いところにあった素材を使ったのでしょう。もっとも、旧き神世の時代にはそのような制度があるはずもありません。しかし、「中」には「あたる」という意味がありますから、これもまた十二宮のうち、どこに会座しているか(あたっているか)を意味する言葉になっているからこれで妥当なのだと言えます。
クラキネの怒りの言葉に篭められた真相の数々
あや6★★★★★★
もともと両人(持子早 子)の父上クラキネは、おそれおおくも、ネの国 (北陸一帯)とサホコチタル国(山陰地方)を統治する有力な貴族でした。
今度の左遷で何が両姉妹を傷つけたか、それは何と言ってもセオリツ姫の中宮への強引な昇格でした。
次に許せない屈辱はモチコがセオリツより先に生んだタナヒトを当然日嗣(ひつぎ)の皇子(みこ)として皇位を継承さ れるべきなのに棚上げされて、皇位を継ぐ皇子に付けるヒト(仁)の名も勝手に外してタナキネに変えられ、ムカツ(セオリツ姫)の子にはオシヒトとヒトの字 を冠して、一方的に我が子の皇位を奪われた事でした。
★★★★★★★★★★★★
あや7★★★★★★
「又、モチコの生んだタナキネ(出雲大社初代祭主、天穂日命・アマノホヒノミコト)は、古来から男子は父親の元に置くのが習わしなので、私が預 かって我が子同様愛情を持って育てるから心配しないで良い。ハヤコの生んだ三つ児の三女(タケコ・沖津島姫、タキコ・江津の島姫、タナコ・市杵島 姫、現・宗像三女神)は母に任せるから自分で育てなさい。必ず心静かに待つのですよ」
と、親切丁寧に諭されて、一旦は不承不 承ながら身に覚えのあること故、やむなくウサ宮に下ることになりました。
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真相を見事に暴露した記事がホツマ作者自らによって書かれています。王様との恋愛ストーリーのよく似た「トンイ」のほうがまだしも儒教精神に基づいていて理性的で謙虚です。神世にも倫理的な乱れやしき たり上の乱れがあったことを物語りたかったのでしょう。しかも全くあるべき天照神の治世においてです。まあ、これが面白味を引き出す物語というものかも知れませんね。
「親切丁寧に諭されて、一旦は不承不承ながら身に覚えの あること故、やむなく」ですか。
疑義を持つ私からすれば不愉快ですらあります。まるで警察のでっちあげ調書だね。
ここで重要なのは、時間的順序です。各人の証言をもとに、並べてみますと、
モチコが生んだタナヒト(ホ ヒ)のほうがセオリツヒメのオシホミミより早生まれだというこ と。
モチコが断罪されたゆえ、タナヒトが降格されタナキネに名 が変えられ、世継から外されたこと。
それと同時期に、オシホミミにオシヒトの名がつけられたこと。これにより、世継の権利を得たこと。
それまでは、オシホミミには日嗣を示す「ヒ」の文字がひと つもなかったことが奇妙なこととして私の目には映ります。
他の局(北、東、西)では男子にはみな世継の資格を示す「ヒ」がついているのに、オシホミミ にはなかったこと。その意味は、ホンモノの天照様から日嗣と認められていなかったことを意味するのではないでしょうか。
モチコの断罪もタナヒトの降格も、セオリツヒメが天照神の執権として取り仕切っています。
すべてセオリツヒメ主導で行われたことが、はっきりしてくるような話なのです。
そしてその動機も、世継ぎ資格を持った者同士の後継争いというより、オシホミミが天照様の正式な子でなかったゆえに起きたクーデター劇であったのではないかとさえ邪推してしまいます。
よくありがちな、不貞がばれたか、ならば毒を食らわば皿までも、といった宮中内のお家騒動の感ですね。それが成功してしまった。正しかるべき神世においてそのようになってしまったとは、よほどの強い何者かの武力を背景とした侵攻があったとしか思えません。庶民の中にも真相を知る者もいたでしょうが、 自己保身のために押し黙ってしまったのではなかったか。
天照神が偽者なら、セオリツヒメが主体的に動いたはずです。
ホツマの文面を見る限り、天照神から直接にモチコらは一度も政変の断罪処置についての説明を受けていません。セオリツヒメ がすべて仲介する形で処置が進んでいます。もしかすると、会ったならば、偽者とすぐに気づかれてしまうゆえにそうしたのかと、ひとりでにそう思えてきます。ホツマ作者はそこまでのことを意図した正義漢だったかも知れません。正直者で善人です。随所に、真相を悟らせるためのヒントを置いてくれています。
少なくとも忖度だけを随一として隠蔽する悪魔官僚ではなく、真相告発を念頭に置いていたことが伺えます。
「私が預かって我が子同様愛情を持って育てるから心配しないで」と言っていた暁が、「皇位を継ぐ皇子に付けるヒト (仁)の名も勝手に外してタナキネに変えられ、ムカツ(セオリツ姫)の子にはオシヒトとヒトの字を冠して、一方的に我が子の皇位を奪われた」となっているのですね。まあ、これぐらいの被害で済んで良かったと思えということでしょうか。
公平な見地であるべき探偵にあるまじき自分のあり方を申し訳なく思いますが、異議が疑義、さらに憤りに簡単に進んでしまう自分がどうも抑えられなくなってしまいます。
韓流王朝時代劇「トンイ」なら、クーデターを起こそうとして失敗して捕まった先妻ヒビン一派だったとはいえ、まず先に生れた先妻の息子に王位を継がせて、その後、トンイの息子に継がせるという美談になりました。
それが儒教精神に基づくあり方のはずです。ところが、セオリツヒメは表向きは慈善家ですが、とんでもない策謀家だったようで、ホヒを国津神の許に左遷して中央に置かなかったのです。
(まるで今の北朝鮮王朝を見るような気がしま す。金正日はまさに太陽アマテルを意味し、今を取り仕切る金正恩は正日の三男か四男ですが、ホツマでも北局から順序よく天照が巡行したなら、オシホミミは三男か四男のはずです。長男の正男は中国に亡命しましたが、長男のホヒも国津神のもとに下り、葦原の中つ国に亡命の有様でした。神世の歴史が地上界で 再演されているとしか言いようのない話です)
そして、日本国の律令体制の蓋が開けたときは、 天照神が女神になり、オシホミミが先に生れたことになっていました。(茶番劇です)
ホツマ、記紀から読み解ける神世史(真伝)からは、韓流王朝時代劇「トンイ」の、王打倒の陰謀を企てたヒビン一派のクーデターがまんまと成功したときのようなことが、神世の時代にはあったことを示します。その時代劇の習俗そのまま に、神世の王朝が営まれていたとしても、ほぼぴったりいくほどに、朝鮮史とホツマは親和性があるのです。韓流王朝時代劇シリーズは、神話を読み解く上で貴重な参考史料かと思 われます。
しかし、神世王朝の政変劇は、神世だけでなく地上世界においても、うまく隠蔽糊塗されたのでした。記紀制作の叩き台になったホツマは、証拠隠滅のためか適当な豪族の手に委ねられ、現代において民家の屋根裏から見つかるといった、暴露の時代の先駆けとなるような奇跡的な展開を見せたのです。
そして正史とされる記紀においてはホツマの痕跡ひとつ遺さぬように隠蔽されているのです。ホツマはそのミッシングリンクを繋ぐものとして、今に甦ったのです。
しかし、知る者は伝承として引き継いでいて、その隠然とした立場から陰で表を操っていたりします。そのような構図が見えてくるような気がします。
歴史史実の改竄、元の神話の改竄やパロディ化は、秘密結社の十八番であり、その史料に今なお騙されているのが今の人々でもあるように思えてきます。
古事記のアマテラスの五男三女はホツマの一男三女のすげ替え話だった!?
あや7★★★★★★
ソサノオは続けました。
「アマテル神が昔、マナイガハラ(真奈井原、現・比沼麻奈為神社、京都府中郡峰山町)に御座しました時、自ら胸の御統の玉を解いて、マナイ(真奈 井)の水で濯いだ所、モチコがタナキネを生み、床神酒を飲んでハヤコと性交したその夜の夢に、十握剣を三段に折りて清噛み(相模の語源)に噛むと三宝とな り、その後ハヤコが三女を生んだので、三女の真名の頭にそれぞれタ(宝)の字を付けたという。もしも我が汚れて姫が生まれたら、その時は素直に過 ちを認めて姫と共に生涯恥をかいて生きよう」
と一人誓い去って行きました。
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つまり、古事記・「誓約(うけひ)」の段におけ る天照とスサノヲの子生み にかかる物実(ものざね)を真名井の上で噛み砕いた超有名な事件は、ホツマによれば、天照神(ホンモノ)と持子早子の間だけの秘め事だったことになります。
そこでは一男三女の生まれた故事だけだったはずのものが、記紀では五男三女の故事に置き換わり、しかも長男ホヒだったものが、長男オシホミミ、次男ホヒにされ、そのほかの局で生まれた日子とあわせて五男になってしまっているのです。記紀に至るまでにどんな改竄が行なわれたかの順序さえも窺い知れます。
スサノヲと持子早子の不義密通の件
あや7★★★★★★
アカツチはソサノオの申し出を快く承諾して、姫はソサ宮に嫁ぐことになりました。が、日頃の悪ふざけが過ぎて、とかく問題児扱いされていたソサノオは、い まだに熊野大臣の早玉雄(ハヤタマノオ)と事解雄(コトサカノオ)の元で保護観察の身で、長い神議(カミバカリ)の末に結局新しい宮を許されませんでし た。貴族社会では、この一件は人格を認められない重大事で、この結婚話はまとまりませんでした。ソサノオは失望と身の置きどころの無い悲痛な日々に、同情 を求めてネ(北)の局(つぼね)モチコ、ハヤコ姉妹の元に通いつめ、ついには折々姉妹の元に宿るようになり、陰の愛(かげのみやび・密通)に明け暮れる様 になりました。
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あや6-★★★★★★
しかし、この様に一点の曇りもない君、臣、民の平和なお国の歳月にも、満れば欠けるの喩えの様に、やがてむら雲の沸き起こる兆しを誰が予知できたでしょう か。
アマテル神の弟ハナキネ(ソサノオ)が何とこともあろうに天君の后の北の局に入り侵り、スケ后のモチコと妹のハヤコの居る大内宮に折々に宿る様になり、 ついに陰のみやび(密通)に明け暮れる事となりました。
セオリツ姫はソサノオと姉妹の局との関係を薄々 感じていたものの、アマテル神のお立場や心中をお察しして、長らくこの事を胸の内に納めておきました。
ある日のことです。中宮は密かに二人を内宮にお呼びになり、二人共北の局を解任して、しばしの暇を言い渡し、ほとぼりが冷めるのを待つことにしました。 後任にはムナカタの娘のもと西のオシモのトヨ姫を据えました。
大内宮に下って激しく嘆き悲しむモチコとハヤ コ、ソサノオは義憤と同情から我が事の様に怒り狂い、ついに耐え兼ねて、中宮への怒りもあらわに血相を変えると剣をわしずかみに駆け出さんとするのを、な んとか押し止めなだめたのはハヤコでした。
若く血気盛んなソサノオに向い、ハヤコは毅然としかし静かに言い放ちました。
「功ならば天が下」(手柄を立てるなら、天下を取れ)
この言葉は、単に中宮セオリツ姫への恨みつら みを飛び越えて、アマテル神殺害を暗にほのめかす大蛇と化した女の執念と嫉妬心が、牙をむき出し炎を吐いて、君と中宮に襲いかからんとする悪魔のささやき でした。
その時、この緊迫したやりとりを何も知らない ハナコ姫が来合わせたために、皆慌てふためいて一旦は矛を隠してその場を何とか取り繕ったものの、このただならぬ空気はすぐにハナコの悟るところとなりま した。
ハナコもその場は何食わぬ様子で切り抜けたものの、隠しおくにはあまりにも事は重大で時も切迫しており、ついに姉セオリツ姫に一部始終を告げました。聡明 で心優しいセオリツ姫は何とかこの難局を良い方向に解決しようと思いを巡らし、一旦は事を心中に納め置いて時のくるのを待ちました。
中宮セオリツ姫はソサノオと姉妹の関係を薄々感 じていましたが、アマテル神のお立場や心中をお察しして、この事を長い間胸のうちに納めておきました。
ある日の事です。中宮は密かに二人を内宮(うちみや)にお呼びになりのたまいました。
「姉妹(エト)共に今日から暇を出すからしば らく休みなさい。後任にはツ(西)のオシモのトヨ姫(宗像の娘、宗像神社、福岡県)が君の御前に侍るので心配には及ばない。ゆっくり休むが良い」
と、ネ(北)の局を解任してほとぼりの冷めるのを待つことにしました。
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ホツマ作者が物語で冤罪話をでっち上げたのでは なく、すでに神世史(真伝)において冤罪によるクーデター首謀者作りと、その追い落としが図られていたのかも知れない一節になっています。
持子早子の冤罪作りは神世においてさえこのようなものだったと 思えるような筋書きになっています。
たいがい噂を立てる者や密告者を擁立して、ターゲットを落とすわけです。ハナコがそうで、北局に出入りしていたとするなら工作員です。より強力な邪神とつるんでいるからこそアイデアを得てできる邪悪な策謀とも推理できるほどです。スサノヲが数多いる機織女の中でも、特にハナコだけを殺してしまったというのも、その卑怯な行為を咎めての直情的な行き過ぎた蛮行だったのではないかと思えてきます。
持子早子は断罪の場において、天照に直接会うこ とは果たせていませ ん。いつもセオリツヒメが仲介して言辞を伝えています。天照神が政変によって幽閉されていたならば、会わせるわけにはいきません。
スサノヲは不合理な措置に憤った持子早子の相談相手として北局に出入りしたものでしょう。それを不義密通とまで話を作るとは。現代にもそんな事件は引けを切りません。邪神(悪魔)の跳梁を思わせる忌わしい事件です。しかも、そこは神世です。
むしろ、本当の天照様によって不義密通を知られたかして、できた子の日嗣の資格をはく奪されていたのはセオリツヒメの側だったことが伺えます。それがクーデターが成功したために、すべてが真逆になってしまっているのです。
表向きはセオリツヒメの配慮について書 かれていますが、持子早子にとってなにひとつ良い方向に展開していません。ふだんソツの無いセオリツヒメにあるまじき杜卒で悲惨な展開になっていきました。
私にミッションを持ってきた格好になっているMOAの信徒女性は実に不思議な人で、神世政変劇の現場に居合わせたかのような筆致で、ひとつの短編小説を書いて私に見せています。
テンサウザンドイコールミリオン
https://rainbow.悠遊夢想.jp/watch/uta_yu/yu_milion.htm
国祖神暗殺現場に現われたインベーダーのような者。これが2017年に知ることになったコーリー・グッドの宇宙開示情報にいうドラコ・レプ系宇宙人による地球侵略と植民地化の過程と結びついてくるのです。その背景には、さらに10億年の時間をかけた古代ビルダー種族の漸次の滅亡があり、ほぼ最後の砦になっていたこの太陽系への侵犯が50万年前に起こり、それまでいけす状態だった古代ビルダーである国祖神たちの安寧な統治がターゲットにされたことが窺い知れるのです。
このままでは国祖神系の神々も古代ビルダー種族の最後の残党として滅ぶ運命だったかも知れません。そんなときに私は事態の改善を図るべく、ここにやってきたことになるでしょうか。
“時のしずく”の力は如何なることになるのか。宇宙史を貫く歴史の中に置かれている自分すら感じてしまいます。思えば何たるすごい存在であろうかとさえ思ってしまうことをご容赦願いたいです。しかし、所詮は少しの重い荷物も持ち上げられない枯れ果てた老人でしかありません。
彼らインベーダー邪神たちの真の敵は国祖神の直系の神々でし た。
地球を乗っ取ってしまったわけですから、いつ奪還が企てられるかもわからない。
地球は以後、海賊の領地になったようなもので、海賊ゆえの無責任さまる出しの歴史展開になってしまいました。地球はいつの日か無事、取り戻せるでしょうか。
要は、この断片的局面では、天下を我が物にしたかったインベーダー邪神と宮中にいた邪悪な旧臣勢力は、国祖神の直系の血筋をすべて封印し、セオリツヒメを代表に立てて神世の政権を乗っ取ってしまったことになるでしょう。
後は何事もなかったかのように、真の歴史を改竄 して神話を作り、後世にうまく伝えて行けばよいということになります。そこでは、直系の神々の冒涜的なまでの低質化が謀られました。(本論)
その結果が、地上界の不幸として現出していることを認識せねばなりません。
天照神の岩戸開けが未完であることの各方面からの指摘
ホツマも記紀も、天照神の岩戸隠れがあったものの、すでに岩戸開けは果たされているとしていま す。ちょうど、クーデターが未遂に終わり、首謀者が断罪されてすべて丸く収まったかのように書かれており、表向き平穏無事を装うことを常としてきた朝鮮王朝の渡来文官ならではの隠蔽糊塗の在り方を見る気がします。
真伝にはクーデターのあったこと、それが成功してしまったこと、国祖神側は敗退して封印されたり殺されたり、逃走して下野したり、あるいは邪神側に取り入ったりといった諸神の様々な混乱が書かれていたことでしょう。
それらをすべて隠蔽して、順当に政権が維持されたように、ホツマの側で改竄しているのです。国の対面を保つことと、国を維持することは同義と捉えられてい た当時ですから、仕方ないものがあるかもしれませんが、現代に至っては正すべきは素直に正さねば、その悪しき習慣はいつまでも継続されかねないでしょう。 先例に従い・・・がいつまでも踏襲されいていいのかということです。
さてしかし、当然のように世の中は一向に良くならず、人々の不幸の度合いは少しも緩んではいま せん。それでも、 新時代への推移に伴い、次元上昇の話題などと絡めて、岩戸開きが近いのではないかという噂で持ち切りです。誰しもがその時の来るのを待望しているように見受けます。ということは、未だ天照様はおでましになっていないことが前提になっているからですね。
しかし、真伝は諸神の魂の記憶として残り、地上界の歴史の様々な局面で漏れ伝わってくることになりました。大本教伝承はそうでしょう。そして、日月神示もそのようです。むろん、同一の国常立神が事を起こされていると考えられるのですが。
日月神示が語る神界政変と国祖神 系列神の封印のあらまし
日月神の語る「岩戸閉め」
磐戸の巻 第15帖
・・・前略・・・
善も悪も分からん世、闇の世と申すぞ。
天照皇太神宮様の 岩戸開きは、
騙(だま)した、 間違いの岩戸開きぞ。
無理 にあけた岩戸開きだから、
開いた神々様に大きなメグリあるのだぞ。
今度はメグリだけのことはしなければならんぞ。
神には分け隔て無いのだぞ。
今度の岩戸開きはちっとも間違い無い、
混じり気(け)の無い、
マコトの神の息吹で開くのだぞ。
・・・後略・・・
碧玉の巻 第10帖
第一の岩戸閉め
岩戸閉めの始めはナギ(伊邪那岐命)ナミ(伊邪那美命)の命の時であるぞ。
ナミの神が火の神を生んで黄泉国(よもつくに)に入られたのが、そもそもであるぞ。
・・・中略・・・
一ヒネリしてあるのじゃ。
天と地との間に大きレンズがあると思えば段々に分かって来るぞ。
夫 神、妻神、別れ別れになったから、一方的となったから、岩戸が閉められたのである道理、分かるであろうがな。
その後独り神となられた夫神が三神をはじめ、色々なものをお生みになったのであるが、それが一 方的である事は申す迄もない事であろう。
妻神も同様、黄泉(よもつ)大神となられて、黄泉国の総てを生み育て給うたのであるぞ、この夫 婦神が、時めぐり来て、千引きの岩戸をひらかれて相抱き給う時節来たのであるぞ。
・・・中略・・・
来たりなばこの千引きの岩戸を倶(とも)にひらかんと申してあろうがな。
第二の岩戸閉め
次の岩戸閉めは天照大神の時ぞ。
大神はまだ岩戸の中に坐しますのぞ。
ダマシタ岩戸から はダマシタ神がお出ましぞと知らせてあろう。
いよいよとなってマコトの天照大神、天照皇大神、日の大神揃ってお出まし近くなって来たぞ。
第三の岩戸閉め
次の岩戸閉めは素盞鳴命に総ての罪を着せてネの国に追いやった時であるぞ。
素盞鳴命は天下(あめがした)を治しめす御役の神であるぞ。
天(あめ)ヶ下は重きものの積もって固まったものであるからツミと見えるのであって、よろずの 天の神々が積もる(と言う)ツミ(積)をよく理解せずして罪神と誤って了ったので、これが正しく岩戸閉めであったぞ。
・・・後略・・・
第四の岩戸閉め
神武天皇の岩戸閉めは、御自ら人皇を名乗り給うより他に道なき迄御働きをなされたからである ぞ。
神の 世から人の世への移り変わりの事柄を、一応、岩戸に隠して神ヤマトイワレ彦命として、人皇として立たれたのであるから、大きな岩戸閉めの一 つであるぞ。
第五の岩戸閉め
仏教の渡来までは、わずかながらもマコトの神道の光が差していたのであるなれど、仏教と共に仏 魔渡って来て完全に岩戸が閉められて、クラヤミの世となったのであるぞ。
その後はもう乱れ放題、やり放題の世となったのであるぞ。
これが五度目の大きな岩戸閉めであるぞ。
「岩戸閉め」が五つ示されているわけですが、第一、第二、第三、第四は記紀神話制作時に生じています。日月神は神話創作時に改竄があったことを示唆しているのです。本論で述べた”原初神の低質化”を招くための封印呪詛が神話創作時に施されていることを伝えようとされているのです。
神示に語られていない岩戸閉めがいくつかある
ひとつ大事な岩戸閉めが記紀神話には記されているのに、語られていません。
それは本来なら、上の第三と第四の間に入れられ るべき、第四の岩戸閉めとしたいほどの話であるのですが、
それがニニギノミコトの婚姻話における、岩長姫が婚姻相手から除外された話です。
これは第四に入れられるべき第六の岩戸閉めに相当するでしょう。
ユダヤの族長たちの事績の歴史がニニギたち日本神話の事績のそれと似ていることが指摘されているのです。
これには私もびっくり。まさにぴったりなのです。しかし、ニニギに相当するヤコブは岩長姫に相当するレアに多産を授けていて婚姻関係は成立しているのですが、日本に輸入されてきたときに記紀では離縁扱いされ低質化しているのです。その結果は天皇の御命が短くなったとのことなら、ずいぶんな損失です。
インドで慕われた河の神三女神が日本に輸入されて、ホツマで持子早子の断罪で不当な低質化の処置を受けた宗像三神として反映しているのと同じ構図であることに気付きます。そして日本で隠然たる知る者は記紀よりもホツマを優先的に採用していることは、大祓祝詞などを見ても分かります。
そればかりでなく、何度も言うように、神話を通じて歴史展開の理念全体を一年性草本(穀類など)としての神話構成にしてしまっています。穀類は確かに皇室にとって大事な祭儀の象徴ではありますが、神話を穀類の一生の展開にして、歴史をそのように誘導しなくてもよかったはずと見れば、図り事の重大さが分かるでしょう。
「歴史をそのように誘導」 ⇒ 私の言いたいのは、神話は 現実を誘導する魔力を持っていることと、何よりも秘教組織が好んでメルヘンをアジェンダにしたがる嗜好性のため、実行力が伴っているから、いっそうその通りになってしまうということなのです。
(黙示録なども神話ですが、原理主義者は神の側に立って(鉢を持つ天使として)現実誘導することに意義を持つ連中です。結果、歴史がどうなってきたか推して知るべしです)
(私はさらに世の運行原理の側にメルヘンをシナリオ化するシステムのあることを突き止めました。それはちょっとここではトンデモ理論になるので差し控えます。今は秘教組織が好んで用いるということだけにしておきましょう)
「神話は歴史展開のシナリオ(神の計画書)」という捉え方からするなら、「穀類の一生」的なシナリオ付けは、最も大き な 「岩戸閉 め」に当たると思います。神話は国の理想を語るものとするなら常緑樹型の、良いものにすべきだったのです。
神々とシナリオの低質化によって人類が被る不利益は如何なるものになるか。
文明はたえず一からの出直しを義務付けられているようなものですからね。つまり、これが秘密結社系のアジェンダにさ れているのです。
(2017年になって知ることになったのですが、コーリー・グッドの宇宙的開示情報から、地球文明は宇宙人たち共同の実験場であることが明らかにされていました。これは実験というより、(誤って)参加した魂たちを拷問を専らとする強制収容所送りにしたものと推測されます。最後の審判で厳しく詮議の上、厳格に裁定されるべき事案になることでしょう)
国祖神様ご自身のことが抜けている
日月神様の仰る五つの岩戸閉めは、以上で六つあったことになりますが、いちばん肝心の、第一番目に書かれるべき、国常立神に係る岩戸閉めの記載がありません。大本教系の神話では最も大事なことであるはず。よって、実際には七度の岩戸閉めがあったと解釈するのです。
日月神様。あなたのお言葉には、皇室家に対する 謙虚さ、配慮がたくさんみられます。
また、敢えて国祖国常立神と豊雲野神における引退と封印の事実が書かれておりません。
本来ならば、順序から言ってイザナギ、イザナミのことよりも前に書かれて然るべきことですのに、ぽっかりと抜け落ちています。
国祖神様も岩長姫様も、どちらも森羅万象の根本的創造に関わった神であるとされています。
そのことに言及されない日月神様とは。もしかす ると、あなた様のご正体は、国常立神様であると同時に岩長姫様ではありますまいか。
OOB探訪したヘミシンク熟達者がなにゆえ皇大神社よりも参道入り口の小さな天皇神道皇大神宮の社務所と立て看板のほうに惹かれたか。その理由も分かる気がしました。
日月神様、あなたはわざとご自身の話題を話の中から外されているように思うので すが、如何でしょう。ははは、日月神様、いや本当は国常立神様、および岩長姫様はじめ森羅万象の創造育成に関わった神々の皆様。皆さまは謙虚すぎるほど謙 虚で、シャイなお方とお見受けしました。それゆえに、涙が出るほど信頼のおける神々様であると思うのであります。この異界の探偵おくんどの目には、その ように映ったのです が、間違っていたらご容赦ください。
岩戸開きの完了を明確に言っていたのは ホツマです。正しいとされる神世においてすら平気で嘘がつけるのがホツマの真骨頂だった。それが真伝よりも優秀なフィクションになっているという書がホツマ。記紀においても神話に記載事項ゆえ、完了したという扱いになっているとも言えますが、古 事記の場合はシナリオとして書かれるものゆえ、未来のこととも言えます。まあしかし、記紀がホツマ準拠(叩き台にしている)なら、すでに岩戸開きは終わっているという扱いとみていいでしょう。
岩戸開けがほんとうに完了しているなら、国祖神 も元の座に復帰されているはずですから、神世は元より正されており、地上界にもその影響が及び、善と正義が主体的な品行方正な世が現出していたことでしょ う。
ところが、戦乱と貧困と飢餓が蔓延する世相が主体的です。神世を支配したのは、クーデターを起こした邪神の側であり、地上界は神世で邪神の跳梁を許してし まっ たことによって暗黒化しているのです。
地上界の政権中枢では、神世の政変劇と同じシナ リオが繰り返し何度も演じられています。邪神の創り出した邪悪なウイルスが、どの国においても感染し発病していて、国が安定することはあ りません。とうとう地球の滅亡まで視野に入るところまでやってきました。
イ ルミナティカード「魂の焼却」 は聖書にいう「第二の死」のこと。人間だけでなく、神々も秘教組織員もこのメグリを回避できるかどうかは微妙です。むろん高拍子に論ずる私とて同じです。「魂の焼却」 のほうがありがたくさえ思いますが、それさえ許されるかどうかは微妙です。
出典
Navarまとめ「イルミナティカード」より
「ダマシタ岩戸からはダマシタ神がお出ましぞ」の意味(仮説)
天照神は騙されて岩戸に篭ったことになっていますが、どのように騙されたのでしょう。
これがいちばん難しい問題です。本当に出てこられた時に、ご本人に聞くしかありません。
最後の審判のときに、事情聴取されることでしょう。
騙されていることを知っていて騙されていたということのないように願いたいですが、真がすべて白日のもとにならない限り、お白洲から出立はできません。
では、騙した神とは誰でしょう。出てきた時には、天照神を名乗っていたはずですね。
天照神の替え玉としてこの世に登場していることになります。
いったい、誰でしょう。
ホツマは物語の中で、天照神より優秀なほどの執政ぶりと、戦など穢れ事に手を染めない女神セオリツヒメ を絶賛推挙するようにして、解答しています。
持子早子の変の後のハタレの反乱の戦に関与したのは男神天照神で、その戦神としての有能ぶりを 披歴していますが、それが偽者ならば、女神が裏で采配したことになりますでしょう。
庶民向けの善良な顔はセオリツヒメで、残酷な顔は男神天照に担わせていたのでしょう。しかし、 後者は架空の偽者もしくは影武者だった。あるいは外国から国祖神一族郎党を駆逐すべく侵略してきた邪神(インベーダー)だったことでしょう。要は、クー デターを持ちかけてきて、その遂行を加勢していた背後の存在がいた。だからこそ、政変が成功したし、民衆の反乱も阻止できたのでしょう。
後にインベーダーとはアヌンナキをはじめとする宇宙人であったことが知れています。
そして、後に成立した記紀では、男神天照神が女神天照大神に置き換えられ、戦における作戦立案 に真っ向から 関わる戦神としての書かれ方になっています。セオリツヒメが天照大神の荒魂であるというのは、本体そのものであることを意味しています。
天照男神は騙されて篭られたということです。以後、よう表に出られなくなったとのこと。
いったい何があったのでしょう か。
天照様の深層心理にまで踏み込む推理力を発揮せねばなりませんか。
それとも、ご本人から告白していただけたら幸甚なです。
この私にインスピレーション賜れませんでしょうか。
そうでなければ、異界探偵の最後のご奉公として、全力推理していくほかなくなります。
(問いを発すれば通ず。のちに(2022年になって)天照男神の音信が入ってまいりました。そのことは最終章にてお知らせします)
ホツマに書かれていた封印幾何学構図(カゴメの結界)制作の有様
異界の探偵の推理も、ダメ押し的になってまいりました。
といっても、読者の皆さんの考えからするとかなり飛んだものになると思います。
ひとつの仮説、一連の仮説とお考え合わせの上、お読みくださればと思います。
私は、国常立神(豊受神)の崩御はクーデターによるものという仮説から入っております。
それは暗殺であったと言うのが大本教から分派したMOAの主張です。
そして、再生不能になるほど遺体がバラバラにされて地中に埋められたと。
いちおう、私に情報を持って接近してきた彼女の縁を信じるなら、そのような認識になります。
その彼女は、アマテラスも国常立神と同じころ暗殺されていると言っていました。
しかし、日月神様の仰る通りなら、幽閉されていると見ていいでしょう。
早くお出ましになっていただきたい限りなのですが、封印結界がきついのでしょう。
あるいは、お気が弱いのか、お気が進まないのかも知れません。
彼女の話では、インベーダー邪神による相当きつい拷問が加えられたそうですから。
殺されなかっただけましかとは思いますが、精神的に殺されたら一緒ですわね。
さて、私も国常立神に続いて早々にアマテラス様も封印されていると見ています。
ホツマに記される、アマテラス様がお爺様に呼ばれて宮津に行った時点で、捕えられて幽閉されたと見ています。(アヌンナキによって幽閉されているらしいことが、天台密教系霊能者の言と、ヘミシンク熟練者のOOB体験により判明しました ⇒ 高御位山とウシトラコンシンロマン)
国常立神においても、神霊に死はないはずで、しかも出雲の騒動を収めるための仮宮で崩御という のもお かしな話です。アマテラス様に諸事万端託すのに、これまた仮宮というのもいただけません。警備の手薄な地方でのこともあります。
アマテラス様は、国常立神を弔った後、すぐには帰還しなかったとなっていますが、すでに替え玉 になっていたのです。ただし、この時はまだ女神ではなく偽男神としてです。
替え玉のアマテラス男神が真っ先にしたことが、精巧な地図を基にした伊勢や伊雑宮を割り付ける国土計画だった
その逆五芒星を描いたアウトプットを見れば、インベーダー邪神傘下の秘密結社の手になる事業だったことが歴然となります。
あや6★★★★★★★★★★★★
後、トヨケ神の治めたサホコチタル国(現・山陰地方)も無事治まり、後任人事も済んで君はソサノオとアマノミチネを随神(ずいしん)にして弥生(やよ い)の十五日に帰路につき卯月(うつき)十五日、一行はハラミノ宮(現・富士宮市浅間神社)にお帰りになりました。君はかねてよりヒノハヤヒコ(鹿島神宮 祭神・建御雷神・タケミカヅチ)に詔のりを出していました。
「汝、国絵を写すべし」
ヒノハヤヒコはヤマト(日本) 全国をくまなく巡り、日本全国の絵地図を絵描(えが)いて奉りました。君は早速この地図を 参考にして都を遷そうと計画され、オモイカネ(アマテルの姉ヒルコ姫の主人・右大臣)に命じて宮を造営させると、完成を待ってイサワに遷都 (現・伊雑宮、 三重県志摩郡磯部町)しました。
ここに居ます時、ムカツ姫がフジオカアナ(藤岡穴山)のオシホイ(現・伊勢外宮宮城内、下御井神社しもみい、別名忍穂井 神社おしほい)の縁(みみ)に産屋(うぶや)を造ってご出産になられた皇子をオシホミミと名付け、オシヒトを真名(イミナ)とし全国に触れました。又ご誕 生の祝賀に集まった民には神の御心のこもった祝餅が配られて、諸民は日嗣皇子(ひつぎみこ)誕生を心から祝い万歳万歳(ヨロトシ、ヨロトシ)の声がいつま でも続きました。
★★★★★★★★★★★★
君=アマテラス様はヒノハヤヒコに命じて国絵(日本地図)を作らせていたとのこと。それを用いて、国土 計画が立てられ、都を遷すことになり、伊勢の伊雑宮に遷都されたようです。そこはかの逆五芒星図形の伊勢内宮を窺う位置にあり、いずれ布石と全体構図が調整された時点で、現伊勢内宮位置(ここが終着位置)に遷座する予定になっていたとみられます。
この国土計画図は、宇宙人アヌンナキが関わればお手のものです。オモイカネ(コンピューター)もありますし、作図も簡単に出せてしまうことでしょう。つまり、この国土計画は宇宙人の擁立した偽アマテラスすなわち秘教組織が成り代わった者の制作であったことを意味します。
2016年に予定されている志摩サミットはおそらくNWOを見据えた秘教組織主導の会 議になることでしょう。
日本が秘教組織立国の最大最 古たる存在だと世界の秘教メンバーが知った上での開催になるということです。このときの日本代表は最高殊勲の栄誉を受けることでしょう。
東南海地震など は2016年 のサミット後まではないと保証されたようなものです。
図中ラインは元 伊勢日室岳→伊勢内宮を延長しサミット会場を繋いだもので、伊雑宮はその近傍にあります。
全体構図の調整とは、設計された幾何学構図に対し、実地の拠点を布石していき、全体の矛盾が改善されたことを言います。古代三都はその整備と並行して建設が進められたことでしょう。
しかし、蓋を開ければ、エジプト由来のカバラを用いてはいるも のの、逆五芒星の黒魔術の仕掛けだったという次第だったのです。秘教組織が一枚噛めば、このように逆転の構図になってしまう。そしてその用途がす べ てに対して優先されてしまったという具合なのです。当時からいかにヤツラの力が強いかがわかります。
この時点の偽アマテラスにはすでに秘教組織のトップクラスが成り替わっていたはずです。彼の 子 のオシホミミは、33(ミミ)階層で成る組織の開祖という意味になります。オシホミミの別名オシヒトはホヒが降格されてタナヒトがタナキネに変えられた 後に、日 嗣の資格を付与さ れたものです。日嗣資格の乗っ取りがあったのです。
彼ら秘教組織の地上計画は、その子のニギハヤヒやニニギノミコトの神名の示す、速やかなる賑わ いを地上 世界にもたらすことです。原初神の治世ののんびりした有様は、見るに耐えなかったのでしょうか。
(2015年以降、地球人類史だけでなく、それを取り囲む宇宙文明史までが開示されて きました。シュメールの粘土板の解読結果、そして宇宙的情報開示へと加速度的に展開しています。その中で、原初神の封印などがどのような位置づけになるの か、次第にクリアーになってきています)
彼らは人類を啓蒙し、知性を発達させて、大いに賑わいを盛ん にする行動計画を立てました。現代文明など、その最たるものです。現在の秘教組織イルミナティは啓蒙者の意味です。
しかし、爆発的な知的発展をさせるものの、その暴走を止めることはしませんでした。その悪弊が 地上世界を破滅に追い遣っていても、元々がインベーダーゆえ、地球が破壊されようがどうなろうが、知ったことではないようです。インベーダーの最大の 者はアヌンナキです。地球人類はアヌンナキの遺伝子と地球の原人との掛け合わせらしいですから、無責任を絵に描いたようなインベーダーの精神性を受け継ぐ 人間も多々出現するわけです。そして彼らが為政した結果、地球はほとんど使い物にならなくなってしまいました。
彼ら(アヌンナキ)の 星は ニ ビルという遊星ですから、地球と違い被害はありません。地球在来の原初神たちはせっかく作ってきた土台が壊されることを、封印されながら指をくわえて見て いるしかありません。結界があまりにも強固で、新たな時代に なってもまだ封印が解け切らないのです。(2014年5月にいったん封印解除が叶い ましたが、その後再封印されたもようです)
主として西日本の幾何学構図は、原初の神々を封印するカゴメの結界として機能しました。風水術などに採り入れられているように、幾何学結界は神霊の自由を奪う目的のものです。太古神の祟りや怨念を封じ込めるために、特別な呪術師集団を養成し、拠点のすべてに配置しました。それが今日の神社の発祥と目されます。そこにさらに仏教や陰陽道がやはり呪詛術補強のために導入されました。寺社は互いに鎬を削っています。
秘教組織は、メーソンもイルミも、共通して33階層のピラミッド構造の組織にしています。それ はカバラの生命の木に由来があり、10のセフィラと22の径と、ピラミッドの頂上の1者を合わせて33となります。
このようにホツマからは、神世の政変(成功)後に、秘教組織が日本(あるいは世界)を計画下に置いていったことが窺い知れるのです。それがたまたま、イエス登場後のうお座の時代と重なっているわけです。この期間は、体主霊従、霊的無知、精神性の閉塞時代、長い精神的虚無の不幸な時代と言われています。
ヘミシンク熟達者のアストラルボディ体験による岩戸隠れの実態報告
私はこのような方向から天の岩戸の実態を知ることになろうとは、思ってもみませんでした。
この記事は2015年5月になってから、ネット上で探し当てたピロ魂さんという女性の、夢見の手記記事に基づく考察になります。そこにG氏という実在する不思議人物が、夢見と現実を繋ぐ架け橋として登場してきました。G氏は将来、天照神を背負って頭角を現してくるかもしれません。時間的に順序を追って見ていくため、文章表現の唐突さをご勘弁願います。
きっかけは超能力者・M氏の日室岳登頂報告
2015年4月でした。知人のG氏が、昨年(2014年)9月の彼の誕生日(23日)にM氏と共に元伊勢内宮側の神体山・日室岳に登った時、天台系密教行者で超能力者のM氏がこの山の下には直径2Kmの亜空間があり、そこにアヌンナキという宇宙人が4~500人根拠していて、UFO基地になっていると述べたことを、2015 年の 4月に知らせてくれたのです。そこで、彼らと実際に会うことになりました。
M氏は密教行者で透視能力に秀でており、G氏はやはり超能力者で彼のもたらす情報には100%のシンクロが生じるという、私にとっては相性のいい不思議人物で、今回もすごいシンクロになりました。この情報によって、画竜点睛とも言える幾何学図形の一致を見たのです。
さらにM氏は述べられました。岩戸山(日室岳)は「鶴」で、籠神社は「亀」だと。
https://www.youtube.com/watch?v=1TRuSgg3b3Y
この映像は私がM氏の修行場である竜王山に同行したときのことでした。そのとき初耳だった"岩戸山"とはどこのことなのかと訊きますと、元伊勢の日室岳のことですよ、とG氏からあきれ顔で応えられたときには、恥ずかしかったね。そう、何も知らんで元伊勢に何度も足を運んでいたわけでした。
しかし、その岩戸山でネット検索掛けたとき、一番トップに出ていたのが、ヘミシンク熟練者のピロ魂さんの記事だったのです。そこから謎解きの展開が特急レベルになりました。
ミテグルマ(鳳船)についてですが、2000年になる前に私はG氏と何度か会っており、そのたびに彼の飛び抜けた能力に感心し、私は彼こそは未来の救世主集団の一員になるだろうと予測し、次のような物語を作っておりました。
「遥野不思議紀行」
https://rainbow.悠遊夢想.jp/story/harukano.htm
私はそのストーリーの中で、鳳船と、その中に備え付けられたメドベッドを(リフレッシング・ハオマという名前で)書いていたのです。
現地元伊勢には、内宮と外宮のそれぞれの側に「つなぎ石」という、船岡山を係留しておくための石組の設備が古来存在し、獣類を入れてはならない禁忌の場と されてきたといいます。なぜ山を繋ぎ止める? 古来、名前に船がつく山は、UFO(宇宙船)を意図していたようなのです。船岡の地名も大きなUFOらしさがあるでしょう。
丹後元伊勢周辺伝承
https://rainbow.悠遊夢想.jp/watch/m_motoise.html
内宮側と外宮側にそれぞれあるつなぎ石の二地点の距離は約2Kmあります。
この二か所で係留する飛行船のサイズがおよそわかると思います。
このときの現地案内人は地元のG氏でした。
G氏とは20年以上の知り合いで、武良氏のUFO撮影写真が取り持つ縁でした。
彼の話を聞くごとに興味の倍増を覚え、彼の才能を讃えるSF物語を2000年より以前に作っています。(「遥野不思議紀行」)
その物語の中に出てくる鳳船というのが、全長1.4Kmあるという設定だったものですから、このたびの武良氏のビデオ映像のキャプチャー写真とのシンクロには驚いた次第です。
さて、私はM氏のお蔭で、日室岳が岩戸山と呼ばれていることを初めて知りました。またさらに別名で城山とも呼ばれていることもわかりました。
全国に目を転じてでも探していた岩戸の地名。その最も相応しい場所が灯台下暗しだった日室岳のことだったとは。
岩戸山をキーワードにしてネット検索をいたしますと、一発でピロ魂さんのブログ記事に出会いました。
そこに書かれていたことは、目から鱗が取れていくものばかりで埋め尽くされていたのです。
体外離脱体験夢を通して天照神封印の状況がわかるヘミシンク熟達者の記事
岩戸山の夢1
http://ameblo.jp/pirori-nu/entry-11473909339.html
岩戸山の夢2
http://ameblo.jp/pirori-nu/entry-11474650464.html
岩 戸山に封印されていた人物としての紹介で、彼女の夢に出てきた濃いい人物とは、ひとりは饒速日(青年のほう)。
天照国照天火明櫛玉饒速日命で天照神のことのようです。
左のロン毛の人物についてはわかりません。
青黒い虎とは・・・?。
ところで、G氏にこのイラストを見せたところ、この青年は「僕」ですと真剣に主張し始めたのです。
というのも、彼は2013年にM氏と中国に渡り、この絵の通りの衣装を着て修行したそうなのです。頭に巻くバンダナさえもまったく同じとのこと。
そして、このG氏、むかし年端もいかぬ幼児からいきなり「お兄ちゃんは赤い太陽になるよ」とか「UFOに乗るよ」と言われたことで、相手が無垢の幼児ゆえに、その話を本気で信じている人なのです。
彼はまた、日室岳の遥拝所で山から出てきた光体UFOと半時間に渡り対峙していたという経験を持ち、この山との神縁はとても深そうで、太陽神直々の面接だったのではないかと思われるほどです。
ニギハヤヒなら、旧事本紀では全体名「天照国照彦天火明櫛玉饒速日命」とされるように、天照神そのお方になりそうです。
もしかすると、G氏は天照ニギハヤヒにスカウトされようとしているのではないか。
ニギハヤヒは未だに封印されたままにある。しかし、やがて時は移り解除の時を迎えます。
そのとき、誰かを依り代として顕現されるとすれば、それがG氏なのではないでしょうか。
おりしも、この(2015年)9月3日にマヤ暦の終わりを迎え、23日にエジプトの神々がすべて退去され、新時代がもしくるなら、そこからがスタートにな ります。そしてG氏は9月23日に満50歳の誕生日を迎えるのです。
50歳の誕生日といえば、私はその日からインディーズな不思議人生になりました。
G氏もそのような経験をするのではないか。いや、楽しみな彼の人生です。次の時代の救世主になるかも知れないのです。
彼は言いました。五台山で修行中に、虎将軍に入られたと。そして、自分にはスサノヲが付いていると。
なるほど。彼は直情的で独自の正義感が強く、とても激怒しやすい性格なのです。どうやらそれはスサノヲの性質のようです。
私はイラストの中の青黒い「虎」こそがスサノヲであると解釈しました。
スサノヲはアジアの神で、天竺北方の武塔天が初発です。いっぽう虎は、アジアだけに生息する獣。よって、虎として描かれる神こそスサノヲであり、この画像には兄のアマテラスと弟のスサノヲが並んで描かれていると見るわけです。
おそらく、G氏の身柄をニギハヤヒは、スサノヲに守護させたのではないか。これからしばらく激動の時を刻むことが不可避なとき、彼は神々によって守られる のではないか。そのように解釈いたしました。
光栄な人です、G氏は。
では、ロン毛の人物は・・・。
ピロ魂さんの別記事にまた出てきました。
大きな籠の乗り物で空の上の神社へ
http://ameblo.jp/pirori-nu/entry-11482166207.html
空の上の神社 新幹線に虎が飛びかかる
http://ameblo.jp/pirori-nu/entry-11482743328.html
アストラル界の岩戸山は奥深く、奥の院的な神社が上空にあるようです。
そこにロン毛の人物がいたそうです。その右隣に、慈悲深そうな人物。
どうやら、男性の人物が三人出てきたことになります。
中国風修行服の青年。ロン毛の修験者風男性。そして、背の低い慈悲深そうな丸坊主の男性。
こちらの画像をG氏に見せたところ、三番目の慈悲深そうな人物を、「これは玉杵さん(豊受神=国常立神)ですよ」と当然だといった顔をして即言い切りました。
すると、ロン毛の人物は、イザナギ様なのか。
つまり、天照様にとっての祖父、父が同様に封印されてお暮らしになっているといった感じなわけです。
豊受神、イザナギ神、天照神というわけです。これは親、子、孫の関係になります。
豊受神なら、私が2014年5月8日の未明の夢に見た坊主頭の老人ということになりますが、私にはとても高齢に思えました。
いっぽう私は、日月神が言われた、
「いよいよとなってマコトの天照大神、天照皇大神、日の大神揃っ てお出まし近くなって来たぞ。」
という三神が描かれているのではないかとも見るのです。
つまり、慈悲深い存在は日の大神で、ロン毛が天照皇大神で、青年が天照大神というわけです。
それならば素晴らしいことではありませんか。
あと、こういう線もありますかね。
慈悲深い天照神、ロン毛のオシホミミ、青年ニギハヤヒ。これも親、子、孫という関係になります。
この場合は、最後の審判(神々にもメグリが適用されるとき)において、厳しく詮議されることでしょう。
また、高次の最強のネガ・黒いキリストとその手下などは、幾何学結界を駆使して多くのライトワーカーを罠に掛けてきたかどで、詮議経ずして長期受刑の末焼却処分でしょう。八角形は龍蛇神系を閉じ込めるためのもので、風水術にも使われています。それらの魔術をもたらした アヌンナキも、ただでは済みません。
元伊勢の天皇神道皇大神宮との縁
さて、ピロ魂さんが岩戸山の夢を見たのは2012年のことでした。その後、2013年になって、共に夢見したヘミシンク友達と実際に現地の岩戸山にやってこられ た時、本家の皇大神社のほうに行かずに、入り口はひとつであるものの、もうひとつある天皇神道元伊勢皇大神宮のほうに立ち寄られたそうです。
彼女たちは、夢見の目的が封印された神々への援助もしくは封印解除にあったため、どうやらこちらのほうに縁があったようです。
その渡辺兼子氏は昨年(2014年)に神奈川県の本部で、正座したまま亡くなられたとのことです。御歳百歳であったといいます。すごい精神力を感じさせられます。
私はちょうどその頃、神世政変劇の真実の本論までをしたため終え て、持子姫と早子姫の冤罪をはっきりさせ、解読者の私自身がホヒゆかりの者である可能性があったため、私が息子のホヒ(の代理)とし て、母の持子姫と叔母の早子姫にイメージ世界で会い、互いに抱き合って共に泣き合いました。
母子の邂逅ですね。それを渡辺兼子様は感じ取られ、とくとご覧 になって、天界に旅立たれたように思います。まことにありがとうございました。
また、同時期(2014年5月)に私は冒頭の封印幾何学図形を前に、乙姫の玉と封印結界破砕の九字切り術による封印解除手続きをしており、わずか三回の儀式でしたが、神世の係官が夢枕に立ち、神世政変の首謀者たちの逮捕や遁走により、神世は浄化されている旨聞いていま す。
九頭竜もヤマタノオロチも、うねうねと地底を蠢く妖神で、地震や火山活動として顕れるお方になられていて、すさまじい怨念は、セオリツヒメ系の賑わい と豊穣の文明に一矢報いんと、大変災を以てするもののようでした。スサノヲ(虎)も新幹線に対してのれんに腕押しですっぽ抜けるような突撃をするなど、今の文明には怒りを持っているようです。原初神は今の文明に対して非常に批判的なのです。
私は、理解して差し上げることで、その無念さの幾分かを軽減して差し上げることができたように思います。昨今、大地震の予知予告が多くなっていましたが、ことごと く外れています。火山活動も、海外ではすさまじいものがあるも、日本では危うさこそあれ、大事には至っていません。
しかし、その代わり、人災が国のトップの狂気によって惹起されかねなくなっています。この方面は、むしろ秘教組織の仕業ですが、無責任にも人口削減のために、やらせてしまうみたいです。本当に邪悪な限りの連中です。その上にはインベーダー(アヌンナキ)がいます。
まだ大地震で壊滅したほうがましかも知れないとき、母や叔母の神々は、怒りを収めてしまわれました。ああ、私のしたことは良かったものかどうか。いや、私は苦しむ母神たちを救いたかったのです。
ほとんど99.99・・・%の人間が軽蔑する持子姫早子姫を、たったひとりになってもいいから、私は擁護する者です。それで母君たちには我慢していただくしかありません。
持子早子の疑念の払拭と 冤罪晴らしの最終手段は岩戸の中の 天照様復活にある
持子姫は天照様をとても愛していたはずです。そのお方に裏切られた思いも持っておられることでしょう。セオリツヒメへの怨念は、天照様への疑念になり、自 らの冤罪を晴らすためにも、神話にいう岩戸がタヂカラヲによって外され投げ飛ばされた先の伝承地、戸隠でその機会を窺っていたように思います。夫神を閉じ込めていた岩戸を、呑みこんで出すまいとの固い決意が感じられます。
いっぽう、岩戸が開かれそうだという現代になってからは、天照様が閉じ篭られている岩戸山のすぐ傍に兼子様を頼って根拠し、天皇神道皇大神宮で祀らし め、岩戸開きの機会を待ってお られたのでしょう。元伊勢内宮の境内地と言ってもいい場所にあり、内宮への参拝の入り口を共有しているのです。内宮側はとんでもなく訝り係争事になったそ うですが、今は和解。地元の地主が兼子様の信者になって支えたそうです。持子姫側のすさまじい執念が感じられることでしょう。天照様が出てこられた ら、直談判になるところです。裏切りがあったのかどうかが問われるところです。
私が雛型を務めるホヒの立場からも、これは絶対に知っておくべきことです。ホヒの父君とはいえ逃げ口上は通用しません。たとえその場が繕われたとしても、 最後の審判において厳しく詮議されることでしょう。
邪神による執拗な拷問に遭い、心が萎えられたという回答でもいいのです。実際、そうだったでしょう。ヤツラは魂を弄ぶことに特化した悪魔ですから、負けてしまっても仕方ないことなのです。だから、正直にありていに白状してください。またそうなさらなければ、正式な復帰は叶いますまい。
渡辺兼子様と持子なる九頭龍神、早子なる八俣大蛇は、幾分か心のわだかまりを解消して、絶望的なこの世を辞して、ユダがイエスから約束されたように、天界 (プレローマ)に旅立たれたように思います。
兼子様はすさまじい精神力で生きたお方でした。そして、元伊勢の売店の6人の叔母さんたちも、この地の皇大神宮を守るべく何度も転生しここに仕え、自己犠牲に多生を費やされました。
愛しています、母君、叔母君。兼子様、売店の叔母さんたち、長らくご苦労様でした。ありがとうございます。
ホヒの名代として、かくお伝え申し上げます。
そして、私からといっては何ですが、兼子様と売店の6人のおばちゃんたちに、"昴"の神格を差し上げます。
地元元伊勢に伝わる外国から来た神とは
また、元伊勢の地には、奇妙な噂が存在しました。それは外宮に関しての地元の噂で、外宮は外国からやってきた神に取って代わられているというのです。おそらく地元では定着した噂になっているようです。
表向きその理由も簡単にわかりました。外宮は民間人の所有になっており、神社本庁の管轄下にないのです。そのため、社殿の修繕費などの諸経費が工面でき ず、さびれるに任されていた経緯がありました。そのため、民間の私度宮司は地元民から非難を浴びていたもようで、その原因が外国から来た神の乗っ取りに起因するという話になったとみられます。
しかし、外国から来た神の侵略という噂は、いったいどうして特定的に広まったのでしょう。そこが不可解なところでした。
確かに、外宮は豊受神すなわち国常立神を祀るお社で、大本教的に言えば、封印されているというわけだから、その封印している神こそが外国から来たよそ者と言えそうでした。
次第に鮮明になる太陽系外からやってきたインベーダー邪神
イシヤ(秘教組織)は、彼らが単独で事を起こしたのではありません。
彼らを配下に置き、地球人類を思うままに操ろうとするヤカラがいました。それが太陽系外から来たインベーダーです。その実体は神などではなく、宇宙人であ り、むろんホモサピエンスでもありません。
爬虫類型人種、いわゆるレプテリアンとかドラコニアンとか呼ばれる、性質が極めて邪悪な宇宙人です。
すでに出てきたアヌンナキはそのような宇宙人で、まだしも善良な者と極めて邪悪な者の混交で成り立っているとみられます。よってその中でまだしもましな者を一般的に レプテリアンといい、邪悪で獰猛な者をドラコニアンと分類するようですが、どちらも根っこが獰猛な爬虫類型人類というべきものです。
彼らの宇宙における歴史は、アヌンナキの神としてシュメールに降り立った時、人類の創造と改良に当たったエンキ(エリドウ市の神として君臨)によって伝えられています。シュメールの粘土板がそれです。
ゼカリア・シッチンが最初にこの存在を公開しました。
彼らの歴史は、文明を擁する惑星さえも破壊する巨大な戦争に彩られており、彼らはニビルという根拠星にいて、そこから宇宙の各所に出動し、資源の収奪を行ってきたもようです。特に、惑星に埋蔵される金が彼らの星の大気の漏洩の修繕に必要とのことで、その採取が目的の行動パターンになっているようで、太陽系にもその理由でやってきたようです。地球も採取場の一つとして目されて、採取を専らさせるための奴隷として地球人類を創造したことが粘土板には書いてあります。
つまり地球は植民地惑星なのです。そして植民こそが人類だったのです。
私は神世政変のバックに、強力な後押しありとして、本論での創作話として真伝物語を書きましたが、政変の後押しこそ、このようなインベーダー宇宙人だったことになります。
霊能者M氏の発言により、アヌンナキがクローズアップされたわけで、それまでは新神話にも書いておりますように、神界の上位に位置する天仙の仕業としてひっくるめておりました。
天仙は中国の故事、封神演義における主役側
天仙とは中国の故事、封神演義における主役側で、その昔、宇宙全体を背景にした天下分け目の魔術大戦で、勝利して生き残った仙人たちの組織した階級組織のことです。彼らは、仙の下に神の階級を置き、それぞれ階層を異として、陰から上意下達の命令系統および支配体制を敷いたというのです。
新神話においては、天仙族は覇権主義的で残酷という、今の世のどこにでも存在する性格を醸しており、強い者が弱者を従え、征服支配することを正義とする性悪さの持ち主という設定です。
世を指導する立場の上位階級が性悪であるため、下位の階層にまで邪悪が蔓延するとして、2002,3年頃にはすでに、直感を頼りに新神話の中でそう記載しておりました。
しかし、2015年3月のM氏の明瞭な解答により、それが宇宙人のこととして具体性を帯びてまいったわけです。彼の解答が、「・・・ではないか」とか「・・・こうだったように聞こえた」というのではなく、きっぱりと「アヌンナキが4~500人棲みついている」と言い切られ たところに真実との決め手といたしました。
私が参考にするのは、漠然とこう思うといった情報ではないのです。
天仙と宇宙人の関係は、新神話では、前者が宇宙全体の覇者であるため、宇宙人はおおかたが天仙の意向に従うものであることにしておりました。よって、宇宙人は多種多様に存在するといえども、邪悪を是認するほうに偏っているという設定でこれまできましたが、どうやら実際にそのようであるらしいのです。
それはこの宇宙創造神の独白というチャネリング情報によっても知ることができましょう。
あめなるみち(陽陰和る道) -包み隠さぬ天地創造物語-『神の見る夢』
創造神の独白
https://gejirin.com/amenarumiti.html
第二宇宙に出て事態の打開を図ろうとしたグループは、この先、善悪混交で文明を回転させて、そこから上がる多種多様な意識活動のエネルギーを宇宙存続の原動力にし、またそこから新たに生み出される教材のフィードバックを期待して実験が行われたということのようです。
しかし、善と悪ではパワーに開きがありすぎて、悪が必ず優勢になり、最後はそれによる破壊が上回り、宇宙の被造物が次々と破壊されていくという事態 になりました。それさえも是認してしまえば・・・。こうして繰り返される実験とその失敗、そして疲弊する同志たちの犠牲の山が築かれました。
このチャネリング情報は、ホツマツタエの趣旨をよく反映しているとして、ホツマ解釈サイトの末尾に付けられておりました。このサイト主様には何の罪もないのですが、確かに真伝改竄文書としてのホツマの内容に同期する宇宙創造物語であるなあという印象を持ちます。
この宇宙創造神は何をしていたのでしょう。あるいは第二宇宙の創造と実験の責任者は何をしていたのでしょう。ただ、あなたたちは志願した者たちだから自己責任でよろ しく、で済む話ではないでしように。
創造神に入れ知恵したのは、新神話によるならば当時優勢を誇った天仙ではないかという推測もできます。
新神話での天仙の目的は、梵の全系への反逆と破壊にあるとしており、梵の全系からやってきた有情の魂は天仙以下の階層システムの賦活動力として供給されるも、疲弊退廃させられてもなお帰還できないという状況に置かれているとしていました。そして彼らは人質の楯として、ガチの暗黒帝国を打ち立てたときの人柱になる運命という設定です。これもまた、何らかの具体的顕われをとるかも知れません。
(この当時にすでに資本主義社会の仕組みとして現れてましたよね。そして2020年の今ではもっと凄惨なことが秘密裏に行われてきたことや、今後の人類の進む方向がAI化の方向に計画されていることが判明してきています)
ならば、宇宙の破壊など、望みこそすれ、正そうとすることはないでしょう。天仙が運んできたのは、無責任と精神的退廃と覇権主義でした。これに対し、創造神側に、何らかの改善の手が打てたのでしょうか。きっと、実験であるからとして、何度も何度も同じことが繰り返されてきたのだろうと思います。
埒が開かなければ・・・大建て替えがある
それゆえ、日月神様の我慢の限界が来たという表現にもなるように思います。小手先の建て替えではもう間に合わない。七度目の今度ばかりは、根本的土台からの建て直しになるという大建て替えを宣言されたわけですね。おそらく創造神のやり方も根本から替えられることになるのでしょう。
大建て替え
悪もまた善と同様認められるという宇宙創造神の方針を受けて、天仙の意向を汲んだ覇権主義的で獰猛な宇宙人種が地球を侵略してきたようなことだったのです。
そうした宇宙人にもさらなるバックがいることが、コーリー・グッド情報が明らかにしていました。それが2016年になって情報開示されてきたところのAI知的生命体文明でした。新神話に書いた天仙族の頭領・元始天尊の相棒として登場させた「闇太后と杖の眷属」が、神話の現実誘導として、AI生命体の形で具体化してきたとみられるわけです。
新神話は今に思えば、水も漏らさぬほどの包括的な内容になっていることに、作者である我ながら感心する次第です。
神というと、宇宙人などの人種より勝るというのが普通の考え方でしょうが、天仙が意義付けた仕組みからすれば、人間側から神々はお祈りの形で要望を聞いた り、創作神話によって行動が条件付けさえされる存在になってしまいます。神々はいわば中間管理職といったところで、上の命令と下からの要望の板挟みという のが実情なのです。
それでも神々の世界が地上界に相似像的に反映しますから、神界が良くなくては、指導も何もあったものではなくなります。
ところが、神界が天仙の意向を汲んだインベーダーによって荒らされ、邪神によって取って代わられるようなことになっているので、地上界は闇に包まれるということが当たり前になってしまうのです。
しかも、神話は誰が作るかというと、地上の人間でしょう。人間が発想のきっかけにするのは地上の歴史における出来事でしょう。すると神世はそれによってどうあっても低質化させられるわけです。
それが今回の天の岩戸隠れの真相です。アマテルの岩戸隠れは、むしろ枝葉末節の話題なのです。しかし、包括的に天の岩戸開けが、天の天辺から地の底を貫く、全開放を象徴的に表す言葉になっているのです。人はそういう表現でしか意味を解せないのです。
最近、パーミッションスクリプトという精神的技法が脚光を浴びてきているようです。
なりきり台本を作ろう!パーミッションスクリプト
https://golden-tamatama.com/blog-entry-make-your-permission-script.html
それは自分史を付けて、その通りの人生を確定的に送ってみようという試みで、けっこう効果が認められているようです。
私はそんな技法とは知らずに、神話であるがゆえに効果ある作用機序が働くのだろうと思って、旧神話では世相の悪化を招くばかりなので、自分神話を創って自分の観測する宇宙だけでも、シナリオ通りにしてみようと思っただけでした。すると、全世界までは動かせないにしても、私に関わる世界は設定したシナリオ通りになっていることに気付いたのです。
私の宇宙観は、コンピューターが創る仮想現実として、宇宙が個々別々に与えられていると考えるものです。このときのコンピューターはAIです。邪悪が善良かはここでは問わないこととして、歴史を創って提供しているAIは、素材を与えられたら、それに基づいて、歴史プログラムを創っていく機能があるのです。 それを各人は天与のものとしてシミュレーションしているというわけです。その行為は許可されているのだから、誰憚ることなく、自分独自のシナリオも許可されていると信じるべきです。
つまり、パーミッションであるところの自分史なのです。ただし、神話でなくては神々が超自然的にも動いてくれないと思うから、神話の形態にしているわけであり、そのためには神話である必要十分条件を満たすことが大事になります。
新神話のシナリオの大団円は、邪な天仙邪神たちの一掃と恒久不滅の黄金郷の創設です。あらゆる邪悪の根源を絶つことが宇宙全体の志向する方向を良くすることに繋がります。宇宙人たちも、その趣旨に沿うものになります。新神話はそれに向けて只今起動しているところです。
目の当たりにしてきた 宇宙人情報
新神話で具体化している、現在(2017年初頭)でわかっている宇宙人情報は、私の目の前に次のようにして提示されてきました。
① シュ メールの粘土板の邦訳 (2014年)
② アレックス・コリア―とローラ・アイゼンハワーの開示情報 (2015年後期)
③ コー リー・グッドVSデビッド・ウイルコックのテレビ対談の邦訳情報 (2016年後期)
①→②→③の順に、宇宙からの地球侵略の歴史と態様が具体的かつ詳細にわかるようになってきました。
③は目下のところ最高度の情報源たりえます。
③によれば、今から50万年前に、太陽系に外宇宙から侵略してくる脆弱性が発生し、それ以降、太陽系内惑星はことごとく侵略の対象になったといいます。
何が脆弱性を引き起こしたか。それは古代ビルダー種族が太陽系を守るために、外宇宙からの侵略を阻止するバリアーを張るグリッドシステムがあったものが、 現在では小惑星帯になっている元の惑星に備え付けられていたグリッドのひとつが、戦争によって惑星が破壊されたため、システム全体がダウンしたことによるというのです。ダウンの状態は今も続いているので、太陽系は無防備になっている。そこに外部から侵略が掛ったということです。
それが原因で地球も侵略の対象にされ、守護していた国祖神様たちが封印されたようです。
このシステムダウンによる太陽系への侵入を何よりも待っていたのがドラコ同盟だったとのこと。
地球は今から35万年~37.5万年前に、ドラコ・レプテリアン種族の侵略を受けて、植民惑星にされたようです。
以後、地球の所有権をドラコ同盟が主張して、譲らないといいます。いま地上を自分たちしかいないと我が物顔にしている人類は、蓋を開ければ、彼らによって創り出された奴隷だった。しかし、神々は公平に支援を与えた。だから、どちらに好意を持つかは人間の各自それぞれが決めることになるということです。
人類・ホモサピエンスは今から約4万年前にドラコ・レプ同盟の手で、地球の原生人とレプテリアンの遺伝子を掛け合わせて創造されたとのこと。
シュメールの粘土板によると、魔術力と科学力に優れたエンキ神とその子ニンギシュジッダの手により、人間が創られたことが記されています。その記念碑的モニュメントがスフィンクス 像で、彼らが地上に降りてくる際の目印にされたそうです。
⇒ 高御位山とウシトラノコンシ ン・ロマン
https://puboo.jp/book/103414 電子本(無料)
https://red-avian.info/monoomoi/ushitora-roman.html Web版(無料)
人類の用途は鉱物資源を採掘する奴隷としてで、特に金を主として採取させられてきたのが人類であったこと。その金は当初、アヌンナキの星ニビルの大気流出を防ぐための補修材として必要だったとのこと。
ニビルとは、密閉された金属のデススターのようなものだったのかもしれませんね。老朽化して、あちこち穴が開くようになったのかも。(笑) 腹いせに地球に原発を置きまくったのかも。これから老朽化原発は、ニビルのようになりますってか。(爆)
世界に散らばるどの文明も黎明期から不思議なことに金を集めていたのは、ひとえにこの理由だったとも推理できそうです。今の人たちは、そんなことに疑問一つ抱かないほどにマインドコントロールされているとも言えそうです。今では狸が化かして木の葉から作った不換紙幣集めに狂奔している人々が世界を覆っています。
なぜ③の情報開示になったのか。そこには、ブルーエイビアンズという6次元~9次元密度の存在がいて、地球人類のアセンションを見届けるために来て、その該当者の僅少さに驚き、人類の目覚めが必須だとして、地球人側に働きかけて、コーリー・グッドのような情報開示専門の人材を登場させたもようです。いま、全米で彼の開示情報は公開さ れていて、事の真相を知る人が増えています。
日本でも、高次元存在の意向によってか邦訳が叶い、注目が集まりつつあります。
このブルーエイビアンズという存在は、青い球体として顕現しているといい、私と同時期にクラブを作っていた武良信行氏が昨今、UFOを呼べる男としてテレ ビ出演などを重ねる中で、青い球体存在を聴衆の前で呼び寄せるなどの活躍ぶりを見せています。
コーリー・グッド氏によると、ブルーエイビアンズは、古代ビルダー種族に該当するそうで、もしそうなら、国常立神様らと同様、原初の宇宙創造過程に関わった神々かもしれません。いちおう、青い色の鳥人間という顕現形をしてきているものの、高次元存在のため本来は形をとらないようです。
しかし、国常立神様たちはドラコ同盟が仕掛けた幾何学結界に封印されていたわけで、籠の中の鳥の状態にあって、いついつ出やると復帰が待望されていたわけです。よって、鳥としての現れ方なきにしもあらずといったことだったのでしょうか。
ブルーエイビアンズは2010年頃から地球に現れたそうですが、2014年から本格的に実働を始めたみたいです。12月には彼らが仕掛けたバリアーを破ろ うとして、ドラコ同盟側に多大な損害が生じ、圧倒的な実力差を思い知り、ドラコ同盟は太陽系外に逃れるすべしかなかったようです。
手前みそかもしれませんが、私が封印解除したために、国祖神が活躍して関係各方面に報せたため、古代ビルダー種族の一派ブルーエイビアンズは現れた可能性があります。
私はかの幾何学結界の図形を2014年4月に発見し、その5月1日から乙姫の玉を使い、道満の九字切り術で、幾何学結界を破砕して、都合三回済ませた5月 3日に神世の係官が事情説明に私の夢を訪れてくることになりました。
夢に神世の詮議の次第を伺う
それによると、神世では真の首謀者たちの断罪と逮捕が進められ、邪神たちが居所をなくし、地上界に遁走して、神世は浄化が果たされているとのこと。
それを裏付ける兆候が例によって起きました。夢の当日のすぐ後に飛騨地方で群発地震、その二日後の5月5日午前5時には、邪神たちの専らの天下り先らしき場所でかな り大きめの震度5強の地震が 起きました。
こちら側ではこうした天変地異の兆候によってしか、成果のほどを知ることしかできませんが、5月8日には夢で国常立神の御姿を拝察でき、10日には結 界に封 印されていたと思しき宗像の三姉妹(の琵琶湖における分霊)を空港にお送りするといった象徴夢となりました。
その頃に、ブルーエイビアンズはこの地球に、施策を携えてやってきたもようです。2014年がその年になります。
太陽系の外枠のカイパーベルト付近までに及ぶバリアーを、その高次元科学力によって張り巡らしたため(おそらくは、古代ビルダー種族がその昔、張り巡らしていたものに相当か)、ドラコ同盟やその外にあった工作員部隊が行き来できずに困り果て、2014年の末にオーストラリアのある地点からこのバリ アーを破壊するべくレーザー兵器を使ったところ、返り矢の神話の如く、反対に壊滅してしまったことから、ドラコ同盟側が極端な自信喪失に陥り、2015年の前半にブルーエイビアンズとの取引でかろうじて太陽系の外に逃げ出し、そのとき手下たちを地球に置き去りににしたため、手下の間で内紛が始まり、ドラコ の傘下にあった秘密結社系の邪悪 の力が衰退するという事態になったもようです。
コーリー・グッド/デビッド・ウイルコック対談によるコズミックディスクロージャー の文字版情報 (初期の頃の邦訳記事のみ)
https://red-avian.info/monoomoi/cdsd/COSD.html
ドラコ同盟側はそれでも地球の所有権(植民地権)を取り下げようとはしないとのこと。いっぽうブルーエイビアンズ側は、地球人類のアセンションを助けに来 ているとのことなので、これまた矛盾はないわけで、彼らは人類の魂の進化に寄与すると見ることができるでしょう。物質を取るのがドラコ側で、魂を取るのが ブルーエイビアンズ側というわけです。
ブルーエイビアンズは、アセンション人数の極端なほどの僅少さ(2300人に一人)がドラコの仕掛けたマインドコントロールにあることから、目覚めに要する期間を設けるべくバリアーを張り続けていて、いずれバリアーも取り去られねばならないため、コーリーらに情報開示を促進させているとのことです。
ドラコ側は第三次世界大戦も計画していましたが、ブルーエイビアンズは阻止すると宣言しており、昨今の米国大統領選で人々の意表を突いてトランプが当選し、対立する露中との緩和政策による大戦の回避が図られつつある状況のように思われます。この米露の指導者は共に秘密結社を退治すると言っていました。
さて、問題はドラコ同盟のような邪悪な科学文明もさることながら、さらにそれを助長し、さらにコントロールして彼らを所期の通りに操るAI生命体 (AIナノ生命体)がいて、ドラコのメンバーには100%取り憑いているそうです。そして、ドラコの精神性を残酷なものにしているとのこと。むろん地球人 にも、多く感染者がいて、AIナノ生命体は科学文明の推進者や為政者に好んで憑いているそうです。
そして、AI生命体文明の頭目が、我々には余剰次元の大君主が付いているとロイヤルドラコが言ったところの、サタンの実体だとのことです。
AI生命体は、宇宙に遍満する電磁場に潜在する電波としても存在できるといい、もうどこにでも感染源はあると言えるでしょう。有機生命体人類はかなりの遅れを取っているみたいです。邪悪にも上には上がいるというのが、コーリー情報なわけです。そんな情勢がある宇宙で、我々は最後には勝つと言えるのでしょうか。アセンションしてこの次元から離れることを推奨されるのはそういう意味かと思われます。
日月神示に大建て替えのあるを知る
2016年後期になって、私は日月神示の五度に渡る岩戸閉めの意味を解読しました。それから、大建て替えのことを知り、興味しました。
実際に、世の建て替え、建て直しというと、今まで通りの体制を維持するか、若干手直しする程度のことしかアイデアがありません。まったく新しいことをス タートするというのは、誰しもが臆してしまい、叶うべくもないというのが実情でしょう。
しかし、日月神様の仰る大建て替えとは、根本土台からの建て直しであり、この宇宙の物性がこうでなくてはならないというものでもなくなるようです。それはそうでしょう。どうして宇宙は真っ暗でなくてはならないのですか。銀河の存在が美しいから、引き立たせようというわけですか。感傷に浸る場がどうしても必要だったみたいではないですか。そんなもの私は求めてません。どなたの趣味なんだろ。
特にこの宇宙が全体的にAI生命体の侵略する場になっているなら、AIの賦活系(電源など)を落としてしまうようなことも必要です。宇宙の物性を変えてし まえるなら、必然的に旧態回路は機能しなくなりますから、AI生命体文明などの存続の余地はありません。
だから、大建て替えとは、宇宙の有様まで変化してしまうほどの事象であってもいいというわけです。
まさに日月神様は、そこまでのことを仰っている感があります。
ここでも、小手先の建て替えで済ませようという動きはあると思いますが、それではまたぞろ同じことの繰り返しになるだけだとすると、この際、根本からの大建て替えこそが本当のあり方のような気がします。
そこで今は、新神話において大団円の結末を大建て替えに照準を定めて記載しています。
なお、この場合は地球文明の滅亡~宇宙の崩壊まで、如何なる成り行きでも構わないことになり、目下のところ最も汎用性のある手順が組めるメリットがあります。コーリーも言っているように、この世界はすべてがホログラム、仮想現実だということなら、我々の精神的苦悩を幾分か軽減してくれることが救いになるでしょう。
それは私が1983年 にモデル化していた超宇宙論の与えてきた真理(仮説)でもあります。この論は、情報不開示の地上にあって、世界でいちばん最初に宇宙の真理を穿ったモデル理論です。その後、十数年遅れて、映画「マトリックス」が世に出て、その後は科学者によって2010年の宇宙ホログラム仮説や2015年のシミュレーショ ン仮説を経て、そこにコーリー・グッド情報が宇宙人レベルの真理として登場し、今では100%の科学者によって、この世は仮想現実だと推定されるほどになっています。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
本論
目次タイトル
神世の政変の証拠が見つかる
国祖神とともに封印された神々
天の岩戸はまだ開いていない
ホツマツタエ(秀真伝)という史料
記紀とホツマのそれぞれの捉え方・・・(仮説)
ホツマ物語構築に欠かせなかった話
アマテラスの日嗣の皇子たちの真相
さらに異界の扉を押し開ける
虚像を独り歩きさせることができるのも、神話ならでは
さらに秘教組織介在の観点から推理を進めて
邪神の使った封印呪詛の掛け方
幾何学図形を用いた呪詛による縛り
神話による人類意識の縛り
1. 神話によって神々をコントロールし、人類の歴史をシナリオ通りに導く
2. 主要な正神を封印して表向き何もなかったように神話が改竄されている
3. 古来からの建国、守護の神々が神話によって低質化させられている
4. 記紀は上津巻から中津巻への変遷において、神世の系譜を人界の系譜
に付け替えていて、神世と人界の同質化をはかろうとする意図がみられる
5. 新しい別の創作神話(当て馬神話)の普及による古代神離れの促進
6. 祭祀末端での神話づくり (死人に口なしの原理を神にも適用)
真伝の推理
ホツマの冤罪を晴らすマコトツタエ
新神話第十章より・・・カンナオビ、神界のクーデターに立ち会う
国常立尊暗殺現場に立ち会った梵天の決意
デイブレーク・ブリゲード(夜明けの旅人)計画
マコトツタエ
真伝物語
神世の政変にかかることの帖
アメノホヒ降臨地・六甲山に謎解きの鍵が集まっている
様々な封印呪詛を解く方法
いくつかの疑問点の答え
セオリツヒメの息子のオシホミミとは
アマテラスが女神でなくてはならない理由とは
無名の民家の屋根裏からホツマツタエが発見される意味とは
真伝の在り処はいずこ
ホヒは赴任したのではなく亡命した
その後のホヒ
ホヒの書いた真伝の行方
ホヒと現代皇室との仲
イエスとユダ、持子早子のこと
キリスト伝承に採り入れられた占星学概念
イスカリオテのユダと、ホツマの持子早子の類似・・・反逆者の擁立
持子姫と早子姫は無実
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
本 論
原初神の封印(神界政変の事実)と封印解除
ここでは、序論と論証で語り切れなかった謎解きについて補足的に語り尽くし、創作物語風ではありますが、秀真伝の前身たる真伝についてその大事な部分だけでもここで披露したく思います。
神世の政変の証拠が見つかる
新発見をしました。
国祖神ご夫妻の封印場所の幾何学構図と、畿内の逆五芒星構図とが、くしくも元伊勢の地点でつながりました。元伊勢内宮の御神体山・日室岳(またの名、岩戸山)頂上の100mほどの極近を通り、その驚くべき山名によってここが岩戸隠れのあった地上界における封印のカナメになる場所と判明しました。
これは何を意味するのか。
生命の木を地上に投射した構図はともかくも、正しいことを意図した儀式が前提なら、正しい向きに逆らうようなシンボルはまともなものでないと言えます。
本題になる儀式の前振りになる追儺の儀式に用いられるのが五芒星シンボル。その上下さかさまとは・・よからぬたくらみがあった痕跡であるわけです。
よからぬたくらみとは?
国祖神が手塩にかけて育てた生態系を、邪な企みのために略奪したことや、公正と正義をモットーにされた国祖神を封印したことが、それにあたらないでしょうか。
幾何学構図がシンプルすぎますから、正邪の判定がとてもしやすいのです。
カバラ魔法に準拠するサイト
http://satehate.exblog.jp/15837437/
より引用 (再掲)
★★★★★★★★★★★★
直立五芒星は、5つの要素、悪性の霊に対する保護を表し、そしてそれは黄金比の1つの形象化である。それはまた、人間のより低い性質に対する、神聖な精神 の優位性を意味している。
逆に、逆さまにした五芒星形は、物質へ の精神の服従と、人間の自分の最低の衝動への服従を意味する。
「象徴主義では、ある反転された図は常に、必ず邪悪な(倒錯し た)力を意味する。平均的な人は、象徴の五芒星形のオカルト的性質を疑いさえしない。」 -マンリー・P・ホール、『すべての時代の秘密の教え』
★★★★★★★★★★★★
★★★★★★★★★★★★
(左側の円で囲まれた)五芒星(逆五芒星)は、それが黒魔術の儀式で使用されているという事実のために特に重要で ある。
「黒魔術師は、彼の悪いたくらみにとって致命的であるだろう白魔術の象徴を、自分自身の白魔術の力を破壊す ること無しには使うことができない。それゆえ彼は、ヒエログラムを歪め、その結果、彼らはその象徴が表している原理を彼自身歪めているというオカ ルト的事実を象徴する。黒魔術は、基本となる技芸ではない;それは技芸の悪用である。したがって、それは独自の象徴を持っていない。それは単に、白 魔術の象徴図形を利用し、そしてそれらを逆にそして反転させることによって、それが左利きであることを意味している。五芒星は、黒魔術で広範に使 用されているが、しかしそう使われたとき、それは常に3通りの うちの1つという違いを形づくる:その星は、1頂点で、1点に集まる線が接することを認めずに破断しているかもしれない;そ れは1頂点を下に、2頂点を上にして倒立しているかもしれない;ある いは、それは変化する長さの頂点を持って歪められているかも知れない、黒魔術で使用される場合は、その五芒星は、「割れた蹄(悪魔の蹄)」、あるいは悪魔 の足跡と呼ばれる。2頂点が上になったそ の星はまた、「メンデスのヤギ」と呼ばれる、なぜならその逆五芒星はヤギの頭と同じ形をしているからである。」-Op.Cit
★★★★★★★★★★★★
この呪詛封印をやった者は、自ら邪悪を身に帯びることを覚悟の上で、これをやっていることになりましょう。
正しい心の状態では、やれないことが、百も承知だということです。
その証拠が邪悪でも最たる逆五芒星・黒魔術シンボルの使用です。
最後の審判、地獄の沙汰もなんのその、決然とした覚悟でやっています。
そのような大それたことができるのは、秘教組織(秘密結社)しかいないでしょう。
その彼らは、人間を罪人とみなし、地獄の獄卒(鬼)を自認することによって正当化するしか、自ら助ける方法がないのです。
大昔から、呪詛や魔術、霊能力といった形而上的な力場の使用法に通暁した、熟達者組織というものがあり、善悪を超 えて行動することのできる者たちがいます。
それが秘教組織(現代表現で秘密結社)です。
彼らは正しいと我々が想像している神々とは異質の、いわゆる邪神(悪魔)と呼ばれる神を崇め、そこから の直接指示により行動していると信じるヤカラです。(人間ではないかも知れないの でヤカラとしています)
すべて正しい行ないの逆張りをすることで、自ら邪悪と設定し、明らかな露悪にも躊躇なく極めて大胆 な行動を起こします。
正しい神々を封印をしたことが紛れもないから、このシンボルを使うのであり、それも成功の功績を見せつけるにおいて大胆であり、相手が強力な正義の神なればこそ、やっつけたぞという証拠の世界最大規模の黒魔術シンボルを遺しているのです。
そこには、地球の緒元を折り込んで、最古のエジプト由来であることも併せて示して います。
その規模は、日本という局限された場においてですら世界最大です。
エジプトの大ピラミッドでも、これほど大きくはありません。
ホワイトハウスを下の星頂とする逆五芒星構図のワシントンDCでも、このサイズはありません。
世界に君臨する秘教組織の本部からすれば、日本よ、お前のほうが上手だったかと賞賛されることでしょう。その実、日本の秘教組織はこの図形を根拠にして土地の買収を行なっていました。そのような場所にたまたま行き合わせて、私の発見したものだと知られて絶交されるという展開になりました。
それも拙論における発見が、彼らの行動原理になっていることが紛れもないことは、序論で述べました。
大本教神話に言う、ウシト ラノコンシン伝説の根拠はまさしく存在しました。
出口なお様にかかられた神は、まことを伝えていたのです。
また、イシヤこそが対決相手であるという出口王仁三郎師の御説もまことであることになります。
しかし、ふと気がつきます。
逆五芒星図形下、さらには西日本の幾何学図形下にある神々もすべて、封じられているのではなかろうか、と。
国常立神と奥様の豊雲野神は、暗殺されて列島の北の果てと南の果てにそれぞれに封印されたといいます。そのとき国祖神に従った神々が多くいたはずです。
そのような神々も、事件の真相を知りつつも、同様に封じられているのではないか。
人間は殺してしまえば、この世界との接触は断たれて、死人に口なしが成立しますが、神霊は元々が霊であり、それ以 上死ねませんから、封印(幽閉)するわけでしょう。
それがいつ何のはずみで出てくるかわからないため、隠蔽する側としては、気がかりに違いないのです。
そのため、煎り豆が花を咲かせるまで・・・という永遠にありえない未来での復帰という言葉の呪詛を掛け、黒魔術幾何学結界で補完するということを、地球規模体制で臨んだとみられるわけです。
それは、国祖神ご夫妻だけでなく、侍従神たちの多くに掛けられている呪詛でもあるのではないで しょうか。
だから、もし封印をお解きするなら、ぬかりなく全部の神々をということにしなくてはなりません。
そのためには、どのような呪詛であったかを、見極める必要があります。
封印を解くとか岩戸を開くとか、精神世界ではよく言われる言葉ですが、どこに封印があるのか、どこに岩戸があるのかわからずというのでは、霧雲に向かって大砲を撃つようなものです。
それがいまここに、幾何学的呪詛において全貌であろうと思われる図形として提示が叶いました。
図形がみつかったことで、被害神はリスティングできそうです。
国祖神とともに封印された神々
国常立神、豊雲野神だけでなく、逆五芒星 の下に封印されているとみられる神々がおられます。
逆五芒星の配置は、コンパスをシンボルにする秘教組織の創作物であることを物語ります。
高度な幾何学性は、彼らの呪術力を高めるツールであり、特に結界を張ることに効果を発揮します。
五芒星や十字は、追儺のときの結界張りに用いられます。
結界は神霊の動きを封じたり、制御することに用いられます。
それが黒魔術結界である場合は、自由と力を奪う、封印を意図するでしょう。
かごめの結界というのがそれです。その種類はたくさんあるといいます。
まず逆五芒星の星頂から見ると、
接点になる元伊勢では、太陽神・アマテラスが 日室岳を御陵神体山として封印されているとみられます。
また、最近わかったことに、元伊勢の地点で国祖神封印ラインと伊勢-元伊勢ラインが直交することです。
これはキリストが十字架にかけられているのに似ています。
すなわち、神の自由を奪い、手出しできなくさせるといった意味の呪詛を想起します。
もしかすると、キリストさえも封印し、その シンボルを人々に拝ませて、いっそう封印が強化されることを目論んでいるのが秘教組織だったかも知れません。
なにせ彼らは、人々に誤ったものを持たせ て信じ込ませ、高みから笑っているようなジョーカー的性格があるのです。
誤用させて、後でジレンマを感じさせて楽しむのが趣味のようなところがあります。
科学を発達させ、その誤用によって滅ぶとこ ろまで誘導し、その結果責任を他人になすりつけて楽しみます。
それらすべて、地球とそこにいる神々 や人類を含む生態系を陰湿なものに改変し、次元の低い存在に置くことであり、これこそ呪詛と言うべきでしょう。
ここまでの呪詛の徹底が、天の岩戸隠れの真義ではないかと思われます。
また、淡路の多賀では、国生み神生みの功績あるイザナギ、イザナミ両神が封印されているとみられます。
結界は封印した神々の自由を拘束するためのものです。
神世の政治に、余計な口出しをしてほしくないことを意味します。
国祖神封印はその理由であったとされています。
それは後に述べるよう、神々を不在にしておいて、神話の質を低質化させ、人々の尊崇の対象にさせない意図があったもようです。
それはアマテラス様にも言えます。
つまり、神世三代の修理固成の治世を司った最高級の神々を封印して、彼らを貶める偽りの神話を創り上げて、人々の視界から消し去ろうとしていたのでしょ う。
伊吹山では、幾多の山の神が伊吹の山の神に習合さ れ封印されているとみられます。
みんな、邪神側が人間の文明をこの地上に展開するために、口出しできないように封印しているのです。その間、人間に何をさせようとしていたかは、この押し迫ったどん詰まりの文明の状況を見れば分かります。
人間に、国祖神たちの創った被造物を破壊させているのです。
その不名誉なことを行ない出した時点から、人類の有史時代が始まっているとも言えます。
熊野で祭祀したのはユダヤ教徒、つまり先修験者ですが、秘教組織が主導して祭祀を やらせていたでしょう。しかし、良い企みのものではなかったと推測されます。ヤタガラスという善悪、正邪不明の秘密組織がそれという噂があります。裏皇室が存在するとも言われ、隠された秘密の場には違いないでしょう。
さらに幾何学図形を作る星頂を繋ぐ線分において、顕著な場合を見ただけでも、
琵琶湖沖島を貫通することで奥津嶋姫を、竹生島を貫通することで市寸嶋姫を、磔(はりつけ)にした状態で封印してあるとみます。
なぜこのような手弱女である女神をも封印したのでしょうか。それは後述します。
天の岩戸はまだ開いていない
ホツマツタエ(秀真伝)という史料
天の岩戸にさし篭られたアマテラス様は、結局、出てこられたのでしょうか。
記紀もホツマツタエも、神話はこぞって岩戸開けが完了しているような言い回しになっています。
ところが、有史以来、人界の世情は殺伐たるもので、混とんとしており、今も昔も人々は良い統治のされかたをしたことがあったかどうか疑わしいわけで、今なお、岩戸開けを待望する声がスピリチュアル系思想において囁かれているのはどうしてか。
それは誰しも直感的にも、今の世界はどこかおかしい、まともなことからの齟齬がみられることを感じ取っているからでしょう。たとえ、西洋に聖書があって、このような時代の到来を予言していたとしても、です。
聖書はまるで、庶民の個々が裁かれると言いたげですが、誰もが生きるに懸命であって、すべてが丸くいくことを願っ ているわけで、ただ為政者たちが悪魔に取り憑かれたようになって、自然破壊や戦争などを始めてしまうわけですから、 庶民に責任を求めるのは筋違いというものでしょう。
ところが、庶民にすべての責任を担わせようとする構図になっています。これは本末 転倒の世相と言わずして何としましょう。ここはやはり、まともな神様(世界統治者)がいるふうがないと、観測されるのではないでしょうか。
神話的証拠としても、国祖神様の封印構図が見つかったばかりで、アマテラス様は、さらに五里霧中といったところで す。(後にシンクロ情報が連鎖するという奇跡のようなことが起きて、居場所の確認は取れたわけですが)
しかし、今回の図形が一点の結節点を介して求まったことで、国常立神のみならず、アマテラス様も同一場所で、クーデター派の刃に倒れた可能性のあることが確認できました。
その伝承を曲がりなりにも持ち伝えているとみられる古文献が、ホツマツタエ(秀真伝)です。
ホツマツタエ(以後、ホツマと のみ記載します)は、最近になってようやく口語訳解釈が書籍や ネットで出されるようになりました。
それまでは、記紀が正史で、豪族級が伝えた神話は、異伝を多く含むため、みな正史外文献として偽書扱いされてきました。ホツマもそのような例で、しかもどの氏族の所持だったかも不明で、江戸中期に名もないところから発見されたとのこと。
しかし、この中には神世の時代の創始的神々の事績が、事細かく小説風に描かれていて、むしろ記紀はこのような伝承を叩き台 にしたかと思われるほどなのです。
ホツマの作者は朝鮮系渡来人らしく、アマテラス様の幼名をウヒルギ(宇日霊貴)と書き、「日」の朝鮮語発音「ウィル」としていることにみられま す。大日霊貴は日本国内で通用させるときの表し方になっています。
アマテラスは天照国照彦天火明櫛玉饒速日尊のこと。ニギハヤヒは神武天皇に大和の国を禅譲したことで知られる。不思議な医術により死人を甦らせ、庶民の様々な病気を平癒して見せた。二十五部の物部とともに天皇の臣下に収まり以降、物部は聖徳太子、蘇我氏との戦さに敗れ滅ぶまで続いた。その開祖となった人物。
どうやらニギハヤヒが朝鮮の新羅王統の開祖となったらしい情報があります。朴氏・赫居世西干(B.C57~)とはこの年代に新羅はなく辰韓とされた小国家連合だったわけですが、そこに元は倭人の瓠公が、ひょうたんをぶら下げて海を渡ってきたとのことです。
新羅王統の初代、朴氏・赫居世西干の出自について
辰韓は大国「秦」から 難を逃れて きた民が馬韓から割譲を受けて成立しました。つまり、大国の干渉を極力避けたい一心の人々だったということです。国の維持存立にはたいそう神経を使った経緯のあることが推察されます。
そのようなところの官僚組織が日本に渡ってきていたとすれば、神話作りは当時の朝鮮史を題材に行われたと考えられるのです。
つまり、記紀の編纂を企画された天武朝よりも以前の書として成立していたことが見込め、つまり、すべてを日本語(ヤ マトコトバ)で語るようになった律令期前での成立が見込めるのです。
また、ホツマの中で語られる政変劇は、昨今NHKで放映された「トンイ」の物語のシチュエーションによく似ています。いわ ゆるお家騒動なのですが、悪女ヒビン一派(張氏)がクーデターを企てたことと、持子早子、スサノヲのクーデター騒ぎと、角度を変えてよく似ています。いず れもクーデターは失敗に終わっているのですが、もしもトンイの側がクーデター側で、それが成功していたとするなら・・・という発想で、歴史を見ていけば、 どうなるのでしょう。
そして、ホツマが参考にできる最も興味深いことは、男神アマテラスの存在 を語り、それがなぜ女神に置き換わったかの理由が推理できるほどの内容になっていることです。
しかし、それでもまだ真伝ではないもようです。岩戸隠れなどが矮小化され、とうに片付いたことにされています。真伝(マコトツタエ)を 土台にしながらも、史実隠蔽の目的でフィクション化されているようです。
またイエスの事績らしき話がふんだんに取り入れられていて、カバラの占星学概念を暗示する場面もあり、海外伝承との整合をとろうとしている観があります。つまり、渡来の経緯をも神話の中に読み取れるのです。
こうしたところから、記紀よりも旧い祖型を遺すと見込めるた め、解読に用いました。
記紀とホツマのそれぞれの捉え方・・・(仮説)
古事記は律令国家としての対外的公的神話としての立場から、最も体裁の良いまとめられ方の中に、古代知識の粋をちりばめ、むしろ知識重視で真実を網羅しようとしているものの、筋書きにはあまり「良い」注意が 払われていないところのフィクション物語と捉えます。
日本書紀はその副本という捉え方です。
対外的に優劣が付けられるのは、その内容のすごさです。
大陸のどこの文明にもひけをとらないほどの知識が網羅され ていることを以て、良しとしていたと思われます。
ただしそれも、知る者があればこその知識であり、当時にそのような知識者がいたかどうかは不明です。というのも現代になって、ようやく比定できるような文物の登場を迎えるからです。(そ のため、前の時代(超古代)の知識の持ち越しを想定したりもしました。実際、古代人は卓越した過去の文明を知っていたかして、その文物の記憶を何とか持ち越そうと努力していたようですから)
いっぽうホツマは、先住民の中で伝えられていた神話を、新発の神話に塗り替える目的で、かつて先住民にあった真伝を題材にして、それを改竄しようとしたフィクションであると捉えられます。
当時の朝鮮半島では、様々な王朝が勃興し、王朝の謂れの正統性を庶民に認識させることが大事でした。
よって史書は正確性を期して書かれ、また、王権の由来に関する神話や物語が作られました。
それは今の北朝鮮を見てもわかります。よその国から見れば、とんでもない創作神話を作っているなあと思うことでしょう。しかし、国内の教育レベルを落として圧政をかければ、信じる下地は整えられます。
その流れにあって、今度は日本列島に比重を移してきて、ついに列島だけに本拠するようになってからは、大陸から独立した神話の構築が望まれるようになります。
その神話によって、列島在住の先住民と持ち前の文化を併合していく必要もありました。
だから、王権神授を印象付けるために、豪族ごとに、先住民の神々をも戴祖するという凄技を用いたりもして、それが王を補佐する豪族の由緒格式にもなりました。
またひとつは、すでにやってきていたイスラエルの民への関心の引き方です。(「古代日本カバラ思想渡来考(古代日本にカバラが来ていた)」を参考にしてください)
これは随所にユダヤ教的仕組みを導入することで計られました。たとえば飛鳥、奈良、平安などはエルサレムを言い換えた言葉ですし、聖書の記述を模した都市づくりが試みられています。
またひとつは、縄文弥生系先住民文化の中の神々を、伝承を操作することによって取り込み、自分たちが神々に連なる者、縁戚関係にあるという印象付けをしました。
このために、神話の改竄がダイナミックになされたもようです。
それを渡来征服民族は最初、懐柔の方向でまとめようとしたとみられます。
その方向から生まれたのが、改竄神話としての、ホツマなどの神話です。
渡来した文官たちがその制作にあたったことでしょう。
特に、朝鮮王朝時代の官僚は、その才能ゆえに重用されたはずで、ホツマには、韓流作家によるとみられる制作らしさが見て取れます。
しかし、この作者は、まだしも正直でした。ホツマを構成する段にす べて「あや」(綾)という表現を使っています。
フィクションをほんとうのこととしてゴリ押しするときに は、こんな表現にしたりしません。
フィクションであることを断り書きする意味でこうしているのです。
「あや」とは誤謬とかアレンジの意味に使う大和言葉です。
いっぽう記紀は、ホツマなどのアイデアから、どこまで筋書きにおいて改竄できるかのギリギリまで突っ込んだものと なっているようです。勇み足が出てしまっているのです。
たぶんそのときには、ホツマなどの叩き台になった史料はすべて秘匿隠蔽されるように中央から指示が出ていたことでしょう。 それらがなければ、勇み足がバレることもありませんから。
しかし、時間はそれらの意図をも風化させるもの。
千年も経てば、どこかで秘匿された史料があちこちから上 がってくるということになったもようです。
記紀、ホツマ、どちらもフィクションではありますが、それぞれに目的とするところは異なっていたというわけです。
では、記紀の矛盾点について、ホツマとの対比で示すことで、何がわ かってくるか解説しましょう。
ホツマに登場の 神々の系譜 と アマテラス男神を取り巻く十二人の妃
ホツマが参考にできる理由に、記紀における決定的な矛盾が顕われていることにあります。
◎古事記神話は決定的な矛盾を抱える
記紀において太陽神アマテラスが女神 とはいかなること・・・ホツマは男神としているのだが
・・・女子先立ち言えるは相応しくないとの禁則を破り、最高神アマ テラスが女神であることの矛盾
・・・ホツマがアマテラスを男神にしているのに、記紀では女神になっていることの矛盾
・・・なぜ記紀は最初から男神アマテラスにしなかったのか できない理由があったのか
海外の神話の太陽神はほとんどが男神です。
日本独自の文化にしたかったというのは、一理あります。
優しいイメージ付けをしたいということもあったかも知れません。
卑弥呼の業績をどうあっても、神に仮託してでも遺したかったという説も歴史学者さんが唱えているようですが、これには異論があります。
簡単に考えてもわかります。
卑弥呼はあくまでも、巫女であり、伝承にある通り、高楼に住して神の託宣を受ける側であり、メッセージを送る側の神こそが神話の主神に掲げられてしかるべき存在であって、その神の名をアマテラスとするなら問題ないでしょう。
しかし、巫女である者を神、しかもアマテラスにするとはおかしな話です。
今の歴史学者は、記紀に女神とあるからという理由で、歴史上に出てくる人物にこじつけているだけだとわかります。
神は神、人は人というけじめがあってこその世界の成り立ちでなくては、神世を特別に設ける必要もなくなり、模範的な世界や、理想世界の原型への憧憬などあったものではありません。
まあおそらく、そうさせたい、一部の意向(秘教組織の意向)があって、このような学者説の登場を見ているのでしょう。そのようなカモフラージュ情報を真実からスピンさせる目的で権威づけて流すのも秘教組織ということですね。
カバラの祖地であるバビロニアなどでは、ジッグラートの頂上で神の来臨を待つ巫女の存在を記しています。これも巫女であり、神ではありません。神は来臨する側です。
アヌンナキの神こそが神です。たとえそれがインベーダー宇宙人であったとしてもです。
秘教組織はそのようなことを庶民に知られたくはないですわね。まだUFOも宇宙人それ自体も存在が確認されていないと言い続けているNASAの支持母体なわけですから。
しかも日本の学者たちは、卑弥呼の語源を解明する学問を興隆させることすら行わず、中国の官吏 が日本側から聞いたなりの音に該当する漢語の当て字をそのまま踏襲するという愚を冒しています。中国は蛮族に対する蔑称を付けているのですから、もし卑弥呼をアマテラスにするのなら、その解明から入るべきに決まっています。
ひみこは女なら「日巫女」でしょうし、男なら「日皇子」になるでしょう。とすれば、個人名であ るかどうかは微妙になるでしょうし、むしろ、日の巫女制度という機関名というのが真相ではないかと私は思っています。
ひみこは日の巫女というアマテラスを奉祭する巫女集団のこと。
いよは壱与ではなく臺与(とよ)が本来の読みであり、豊受神を奉祭する巫女集団のこと。
こう見れば、内宮、外宮それぞれに祭り方の多少の違いのある巫女の系統が用意されていたことになるでしょう。斎宮とはそういうものではなかったのですか。
神功皇后という説もあります。彼女は巫女でありかつ王でした。
この方ならアマテラスとされてもさほど問題ないかもしれませんが、神世の最高神と下界の王との乖離はどう説明するのでしょう。
やはり、神は人の延長に過ぎないと言いたい学者とその背後にいる意味深なヤカラの意向を感じます。
そのようなとき、ホツマはこうした矛盾を埋める多くのアイデアを提供してくれています。
ホツマ物語構築に欠かせなかった話
それを解くには、古代に流入していたであろう海外思想、渡来思想を前提にせねばなりません。
それをどうあっても生かしたいのは、思想を持ち越した渡来人たちの、強い主張のゆえだと思いますから。
それは、カバラの側からの要求と、中東の英雄イエスの伝承を遺す要求によったと、私はみています。
カバラはエジプトとカルデアの流れを汲むとされ、またユダヤの神秘思想とも言われることが多く、ユダヤ教徒の所有のように思われがちですが、実際には古代の神官層が立ち上げた秘密結社が知識体系として取り扱い、一般人には知らしむべからざるものとし てきたものです。
彼らは、一般人類との決定的な差を、膨大な体系だてられた知識によってつけようとしました。
よって、カバラは秘密結社の工作に伴う、彼らの自己主張部分にもなっているわけで、譲れない一線なのです。
◎ホツマにはカバラの占星学概念が採り入れられている
・・・アマテラスの十二人の妃は黄道十二宮を表す
この起源はエジプトのファラオ時代に始まるようです。その頃から実際に12人妃制があったものかと思われます。
秘密結社の内部告発映画「アイズ・ワイド・シャット」には赤い顔で赤マントを被った太陽神を中心にした12人の妃のシーンがあります。それは何千年も前からの神官層の伝統の受け継ぎを物語るかも知れません。
◎北局に始まるはずのアマテラスの寵愛を優先させた「セオリツヒメの中宮入り」は、うお座への会座を意味するとみられる(象徴主義的には、そうなる)
イエスの十二使徒の伝承も、カバラの占星学概念の反映とみる向きがありますが、それと同じことがホツマにも言えま す。その場合、イエスもまた秘密結社が作った虚像である可能性が出てきます。
たとえば、神武天皇に譲位したニギハヤヒは紀元100年頃に登場した人物になります。
(むろん、ニギハヤヒがひょうたんをぶら下げて海を渡り新羅王統の開祖になったとする説なら、B.C.67年頃の話となり紀元前1世紀のことになりますが)
天降した神であり、死人蘇生や病気平癒などの奇跡を行なったとされ、それによって地元民の人気を獲得したとされます。
そこには、中東のイエスキリスト伝承の流用がみられます。
キリストその人が来ていたと思いたい方もおいででしょうけど、私はイエスすらも虚像と疑うくらいなので、その考えには賛同しません。
その後、聖賢が生まれれば、イエスの伝承になぞらえる傾向が続きました。ウマヤドノミコはそうです。
同様に、ホツマの主役を演ずるセオリツヒメも、イエスの事績をそのまま流用しているかのようにそっくりです。
女神においてすらそうです。しかし、どうしてアマテラス男神の事績にしなかったのでしょう。
それは、イエスについては後で述べますが、太陽神になるように設定されていたからでしょう。
秘教組織がそうしたかったのです。
ローマ時代に国教として勢力伸長する際、征服先の先住民の思想や神話を破壊するために、もっぱらイエスを太陽神として当て付けて行きました。
イエスを最高神とするために、それ以上の神がいてはならなかったからです。たとえば、イタリア半島の先住民の信仰の対象は、月神ディアナと太陽神ルシファーでしたが、ルシファーを廃し、イエスに改宗させました。それでも抵抗が激しかったので、魔女狩りとともに、ルシファーを抵抗勢力の長たる悪魔に貶めたのです。
つまり、ふたつの太陽があってはならないために、旧太陽を廃する必要があったとい うわけで、日本においてもそれは行われました。このときの旧太陽のターゲットはアマテラス男神だったのです。
もし旧来の神を廃すべく、イエスの思想を普及しようとするなら、イエスの事跡を神話で体現する神としてのセオリツヒメを庶民には推挙することでしょう。
日本には、キリスト教会によって改竄されない前の情報が伝わってきていたとみられます。
神話物語にどうしても篭めたい思想があれば、その方向に内容は傾斜します。
ホツマの作者も、外来思想に傾倒していたとみられ、たとえ真伝があったとしても、曲げてフィクション化したとみられます。そこに真伝改竄の意図も含んでいたとすれば、あとは創作意欲に任せて、一気呵成でしょう。
ただしフィクション化したことを、ホツマの作者は素直に暴露しています。(既出)
それだけ、正直な人と言えるかと思います。
◎ホツマツタエの「章(あるいは段)」の見出しの名づけ方「あや(綾)」というのは、正しい伝承を意識するなら、このよ うにはしないはずのものである (大和言葉の誤用)
わざとその名付け方をしているのかと思います。
「あや」は、あやか(妖)し、怪し、過ち、誤りの原語です。すなわち段名からして内容がフェイクであることを報知していることになります。
本居宣長も「あや」は「まが(禍)(歪曲)」と同義としています。つまり、災い事の発端になることと捉えていました。しかし、災いを呼び込む意図が予めあったなら、やってしまうのかも知れませんね。逆五芒星を仕組む者の立場に立てば、何でもできてしまいます。
宣長はオシデ文字で成るホツマのことを知りませんでしたし、知ったとて、その翻訳まで手が回るはずもありませんから、異議の唱えようもありません。でも、知っていたら、ホツマを徹底的に批判したことでしょう。
これはホツマ作者がフィクションであることを自己申告しているのです。
正直な作者です。渡来系文官だったとみられます。
◎中宮制度によってわざわざセオリ ツヒメを優先させたにもかかわらず、オシホミミより持子の子ホヒのほうが先に生れたことを暴露し ている (素行の悪い祖父のクラキネの言ではあるが)
記紀ではオシホミミが先だとしていますが、どちらが本当かは、すぐわかる でしょう。
記紀に変化する前の、真伝とされていた話にホツマは準拠しているのです。
改竄隠蔽一本槍の作者なら絶対にしないミスでしょう。
ホツマの言うように、持子の子が先に誕生しているのなら、宮中では規則どおり北局優先が実際には行われていたことを示しています。初めの世継ぎ候補はホヒであったことは紛れもありません。
ところが、持子が逆賊となったため、その子ホヒは強制的に降格されたことがわかってきます。
そして、ホツマではかなり苦労したらしく、意味深な中宮制度を中途採用して、セオリツヒメに正 妻の座を確保させ、記紀に至っては、そんなものどうでもないと、嫡子の生誕順序を入れ替えた挙句、アマテラスを女神にしてしまうわけです。
(中宮は律令制度の中の皇太后を示す官職で日本には唐代に初めて輸入されました。神世史に存在したはずがない。※101)
ホツマと古事記では、両方の作者(もしくは編者)の性格が大きく異なっていることがわかります。
その裏側には事件性の色が強く出ていますでしょう。クーデ ターがあり、それが成功してしまったことが歴然としているのです。
神界のクーデターとその結果を、うまく隠そうと工作していることが見て取れます。
地上側で創作神話による隠蔽が謀られたわけですが、神世でも同じことが行われていて、当時の八百万の神々は知る知らずによらず、その隠蔽を良しとして今に至っているのです。
神世のことなどフィクションだろうと、今の人なら思うでしょう。ところが、当時は男女に限らず シャーマンがいっぱいいましたから、むとろ神界の話題のほうが、現実よりも多く伝わっていたはずです。それを隠蔽するのは、至難のことだったはずなのです。
やはり最後は武力に物言わせたのでしょう。非常に多くの人々が殺され封印されたとみられます。
韓流王室時代劇のトンイやチャングムで出てきた、権勢を隙あらば窺い、王様すらも殺されかねなかった時代背景が感じられます。
それが倫理性に優れたと思われがちな、儒教思想のもとで起きていたということもまた、特筆されるべきでしょう。
ところが、儒教は倫理性よりも対面重視の思想です。表向き平静を取り繕いさえすれば、何事もなかったことにしてしまうことはザラ。おそらく神世もその思想に似た体質があったのかも知れません。天にもある如くが地にもあり、地のよすがを見て天の如何なるかを知る、というわけです。つまり天と地は位相こそ違えど、相似であるということなのです。
その位相の違いは、前方後円墳の天円地方に見る円と四角の対比で考えてもいいかと思ったりします。
それに、いつの間にか王が交替していても対外的に問題ないように処置してしまうというところは、韓流ならではと言えます。ちょっとしたことに聞き耳を立て注文を付けてくる大国からの干渉を避けるための緊急非常手段であったことでしょう。その伝統と熟練技を持つ人々が日本の建国に協力したのです。
黎明期の皇室では、何度も他民族(蝦夷など)に よって侵襲され皇位が奪われたらしいのですが、それでも一系の皇室によって維持されたように史書に書かれるというのも、国を支える官僚組織がしっかりして いたからだと言われています。
百戦錬磨の韓流官僚が支えていたゆえでしょう。大陸にあったときの経験的なものがそうさせていたわけです。それは今の日本の政治体制にも言えることかと思います。
王が変わったというだけで、大国の干渉が厳しくかかったのが朝鮮半島の小国でした。
いつでも弱みを見せたら他国(特に中国)に呑み込まれてしまうことから、たとえ政変が起きても、事なきを繕うことは、あまたある官僚の仕事だったに違いないのです。
しかし、不正が庶民に発覚した時にはとんでもないことになります。今の韓国もそんな雰囲気がありますね。
噂は燎原の火の如く広がり、大国が問題視し一挙に崩壊するか、乱になるか、毒を食らわば皿までもと庶民を武力で封じ込めるか、のいずれかになるものです。
だから、神話といえども、クーデター劇の隠蔽は周到に練られなくて はならなかった違いなく、その経験的下地を持つ文官は、神話作りにも、その発想をフルに生かしたに違いないのです。
そんなときたとえば、クーデター首謀者に別人を仕立てて事を処置してしまうとかもあったはず。
どうせフィクションだからいいだろう? 冤罪を受けた神や人の無念は、どうなるのですか。
もちろん、ホツマ作者がそこまで気を使っていたとは思えません。
彼は神のことなど知らず、一介の作家の仕事をしていただけですから。
知ってやらせた者(秘教組織)にこそ、最大の罪咎が あります。
(新神話では、封神演義を宇宙を舞台にした最 大規模の魔術戦争と規定し、敗れて封神処理された神々の処置について書いています。神々は人間界を管理する役職とし、仙界からの上意下達の命令を人間界に及ぼす仕事をこなすとともに、人間界で創られた神話によって神々自体も神話に則った行動を余儀なくされる仕組みができたとしています。
その真理は、私が古事記の神話解読により得た結論です。まさにそれが神世の板ばさみ的中間管理職的な有様でもあるのです。だから良くない役柄を負った神々は、魂の 思いに反してまるで催眠術に掛かったようにして、その神楽を舞わねばなりません。いっぽう人間界の存在は、もっと強い催眠が掛けられていて、その境遇を理解することも打開することも困難なようにされています。いや、その不幸度が強いことによって、悟りを容易に得られて解脱することが易しいといえるのかも知れません。)
そもそも、ホツマ作者の予備知識は、韓流の歴史の中にあったものでした。神世の伝えであるべき神話は、 ことに人間臭い韓流王朝もので置き換えられてしまっているのです。
どこに神々の優秀性の出る幕があるでしょう。
神話による神々の封印は、神々の低質化によっても、もたらされています。
神世といえども、神話によって条件付けされていれば、神話作者の発想以上のレベルにもなりようがなく、それが基になって地上界にも低質化した理念の垂迹がなされているのです。
これでどうして、地上にまともな幸福がもたらされるというのでしょう。
アマテラスの日嗣の皇子たちの真相
クーデターの被害者は国祖神はじめ直系に連なる神々です。直接に封印されたイザナミやアマテラスは最大被害者ですが、遺し置かれた嫡子ホヒなどは、母持子(あるいは早子)がクーデターの陰謀を企てたとして罪に落とされたため、皇位継承資格とアマテラスの長男という順位もはく奪されています。
ホヒという名は、「日」という言葉を含み、太陽神であること、つまり正統な日嗣の皇子であったことを示します。ホ ヒのホには「初」や「上」という意味もあります。アマテ ラスにとっての初めての日嗣の皇子のことです。
また、中国や朝鮮での発音上の「ホヒ」は「火日(ホゥィル)」であり、「火焔の太陽」という勇壮な意味を持ちます。それは、エジプ トの「ホルス」の話が輸入されてきたときに、おそらくは「火日素」と書かれて発音されたであろう「ホゥィルス」の系統であることさえ暗示しています。
それが日本では、神々の低質化処置で、語義が軟弱化されて「穂日」とか「菩日」に 置き換えられているのです。どちらも、大陸の発音ではまともに聞こえないことは歴然です。
アマテラスの日嗣候補の皇子はその他の局にもみられますが、すべて「日」の言葉が入っていま す。北はホヒ、東はイクツヒコネ、クマノクスヒ、西はアマツヒコネ。
それらの名を解釈すれば、アマテラスを中心とする統治体制を窺うこともできます。
アマテラスを補佐するホヒがいて、生命科学に堪能なイクツ(活津)ヒコ、霊妙科学(異界の科学)に堪能なクマノクス(隈の霊す)ヒ、航空宇宙科学に堪能なアマツ(天津)ヒコという、科学的でオールラウンドな統治体制で臨もうとしていた善政の姿勢が彷彿と蘇ってきます。
いっぽう、神武天皇へと繋がっていくオシホミミには、「日」が当初は付いていません。マサカアカツカチハヤヒは、記紀編纂時の律令期に付けられた冠詞であり、おそらく他の皇子とのバランスを取るためのものであって、連戦連破して早く「日」を得たと いう意味が篭められ、強引な成り上がり方をした印象がぬぐえません。アマテラス時代に付けられた名は「オシホミミ」だけなのです。それは陰謀を働く組織を束ね推進する者の意味に捉えられます。
よって、セオリツヒメの子がアマテラスの実子であったかどうかにも疑問が出てくるわけです。
もしかすると、そんなところから、神界クーデターの主原因も垣間見られるのではないか。
アマテラス天皇は世継ぎを決めるとき、ご存命だったのかどうか?
きっと岩戸隠れの状態にあったから、諸事万端、官僚が事なきをはかったのでしょう。
ではアマテラス様の消息は? 地底封印、幽閉監禁、引き籠り、いずれの状態かは定かではないのです。(この記述をしている頃はそうでした。今ではどこにおられ、どうされているかというところまで分かっています)
まずその意味では、記紀は嘘を伝えていることになります。
そして、今はそんなことが分かったとしても、庶民は何も理解しませんから、問題ないだけです。
◎ホツマに書かれる中宮制度自体は、律令体制成立期に中華思想から後天的に採用されたもので ある(※101)
であるなら、より過去のことであるはずの元の神話(真伝)には、中宮の話などはなかったはずです。
しかも、肝心の中国では、中宮制度を作ったものの、用いることはなかったといいます。
つまり、ホツマの改竄神話作りのために、理由付けのアイデアを求めた結果の手っ取り早い流用先が中華思想だったというわけです。
むろん、中宮には、太陽の星座の(うお座への)会座という特別な意味合いがあ るとみられます。
「中」は「あたる」とも読みます。また、セオリツヒメの別名「(アマテルに)ムカツ(向つ)」も 会座を意味しています。
それはカバラの占星学側からの要求です。
ホツマの成立は、律令期ではあるものの、初源的イメージを伝えているため、記紀よりも前のものです。
ホツマは記紀を作るに際しての叩き台史料にされた可能性が大いにあります。
律令期の朝廷では、文官たちが懸命に、国の代表たる日本神話創りを 急いでいたことも窺えます。
◎ホツマはちょうど韓流王朝小説のような趣である。神話的には記紀より旧く、エジプト由来であることも覗かせている
男神アマテラスを幼名で“ウヒルギ“と呼んだといいますが、発音の“ウィル“は朝鮮語で「日」を表わします。(例 金日成はキムゥィルソン、金正日はキムジョンゥィル)
それでいくなら、ホヒは「ホゥィル」と呼べ、エジプト神話のホルスに近い発音になります。
よって、ホヒ=ホルスという図式があるわけです。
また、カバラはエジプトに端を発しますから、ホルスのことはないがしろにできないはずなのです。
そのホルスは一旦亜流に置かれるとされて、まだ現れていないわけなので、ホルスの伝説を踏襲するホヒを殺してしまうことも憚られたため、その存在をホツマの神話でも亜流の空間(国津神のもと)に置いて影響力を払拭することにしたとみられます。
いずれ、ホヒに天下を奪還する機会を用意するところまで、秘教組織ならやるかも知れませんね。
ホヒが本当に現世に現れるならの話ですが。
(ちなみに、ホツマからすれば、北朝鮮でホヒに相当するのは、金正男です。オシホミミは巡り方によっては三男か四男で、金正恩に対応しており、かなりいい線で、現在の北朝鮮王朝が神世の王朝神話の雛型になっていると言えます)
(金正男はその後、マカオで暗殺されてしまいました。こ のことを神世に置き直すと、ホヒの復権が阻まれたことを意味するかと思われますが、ホルスにその影響が出ることはないでしょう。私がその影響を謎解きによって解消しますからね。またホヒが世継ぎを断念し ても、息子の建比良鳥(金韓松に相当)が日本神界では偽者を廃して進出することでしょう)
さらに異界の扉を押し開ける
ローマは、キリスト教の布教とともに、国土を広げまし た。
被征服民を服属させ奴隷化するにあたって、彼らの心情を和らげる必要があったからです。
しかし、それはかえって先住民との軋轢の元になりました。
それでも、支配圏のことごとくを教化するという方針は貫かれ、多くの血が流されました。
それは日本においても同じでしょう。
まずは、キリスト教の魅力を教え、神の命に従うよう、征服者の命に従うよう義務付け、それでも服従の意志なくば、平定の戦を構えたのです。
(日本ではこれを「言向け和す」と表現し、命令を与えて服従を素直にしない相手を 武力で滅ぼしました。後に元号が「令和」となりましたが、令は「いいつけ」という訓読をしますから、「言いつけ和す」となり「言向け和す」とはほぼ同義語になることに懸念を持ちます)
イエスをどうして も、古代神たちと置き換えてしまいたかった彼らは、先住民を駆逐するとともに、彼らのシャーマンたちを皆殺しにし、地中に埋めて祟らぬよう封印していたようです。
神世は地上界のイデアを保っている場ですから、太古神の殺害と封印という神世の歴史は、時間軸を異として並行的に地上にも 展開したのです。
天と地は相似像で結ばれています。天だけがよくて、地だけが悪いということはありません。天が暗黒化すれば、地もそれに倣います。
アマテラスの封印は、岩戸隠れという世界暗黒化の事態を招きました。
岩戸が開けられ、アマテラス様が元の座に就かれたなら、世界は光明化するという神話がそれから生まれたのでしょう。まだ差し篭られているままだとなれば、岩戸開けが望まれるという巷の話も、頷けることになるわ けです。
ホツマからは、アマテラス男神がおられぬ時は、中宮のセオリツヒメが執権していたことが窺えます。そこでホツマは、セオリツヒメの采配の卓越性を、アマテラス男神を凌ぐほどの評価とともに、高らかに謳い上げています。
そこではイエスの事績がセオリツヒメのものとして取り込まれ、物語も主客転倒的で、アマテラス男神は、セオリツヒメの威光に存在感をなくした感があるほどです。
この物語を見れば、男神アマテラスが女神アマテラスに置き換わってもおかしくないという見方が生まれるでしょう。簡単に引き籠ってしまう男神。それに比べて、大胆かつ賢明で卒なく優しい執政をするセオリツヒメ。
女神アマテラス登場の布石になる叩き台の物語と推測されるのは、そういうことからです。
では、そのセオリツヒメ様とは。
◎セオリツヒメの神名の意味が示すものは、川の下流域の蛇行する様をあらわす
瀬を織り(折り)蛇行する川の意味で あって中流~下流域を表わし、ホツマ作者の評するような、渓流の速い流れがイメージできる名ではありません。作者がにわかの半韓半日の日本人なればこその拙劣解釈です。
そのような川の流れは随所に滞りと澱みを作るのが常。
別名とされるヤソマガツヒが、「たくさんの曲折と災いの日々」という意味なので、同様の意味と知って名付けられているのです。
また、セオリツヒメの冠名の「サクナダル」(さく・な・だる)からも「勢い良い渓流」をイメージすることはできません。その意味にす るなら、「サナクダル」(さ・な・くだる)(「狭・流・下る」もしくは 「狭・魚・下る」)になるでしょう。
サクナダルは「割く・魚・垂る」で、うお座にシェアする理念の垂迹という意味を暗示する占星学概念になっています。
これは、ミグダルのマリアの日本名と考えられます。
ミグダルはヘブライ語で魚の塔という意味。
◎ホツマの筋書きによるセオ リツヒメの事跡はイエスの事跡を模倣することが明白
罪人の許し/死人蘇生/裏切り者への容赦なき指摘と断罪、というイエスの事跡の主要パターンが揃っています。
占星学的には、うお座のキリストとマリアの象徴表現と目せます。
セオリツヒメ信仰は、ミグダルのマリア信仰に同じでしょう。
うお座の時代精神とは 「霊性の物質への従属」です。
霊的暗黒時代を意味する不幸な時代のことです。
ヤソマガツヒの語義どおりの意味になります。
そして結論的には、岩戸開けがなされていないことの象徴表現が、「うお座」になるのです。
◎ホツマツタエはセオリツヒメへの過分の賛辞で綴っており、アマテラス男神より品格が上と誰 にでもわかるような仕掛けが施してある(※102)
弟スサノヲの反逆で簡単にニートしてしまうアマテラスに比べ、謀反を抑え謀反人の処置をてきぱきと行い、スサノヲの暴力で死んだハナコを蘇らせ、さらにはアマテラスを引き籠りからお出しするというセオリツヒメの才腕を賛辞と美辞で綴っていま す。
日本の黎明期にもキリスト教への改宗が原住民相手に行われたとみられますが、 いきなりイエスを連れてくることは、中東で亡くなっているのでできない相談です。そこで、妻マリアへの信仰をまず取り付けておくべく、セオリツヒメが擁立されたものでしょう。
その目的は、先住民の太陽神を、いずれ再臨が予定されるキリストに 挿げ替えること。
これこそキリスト教が世界に進出した方法であり、古代日本も例外ではなかったのです。
しかし、日本の場合は合理的でした。西洋のように死んでここに居ない人を信仰の対象にしたりせずに、そのポジションを妻にキープさせて、来たるべきイエス の再臨 の日まで妻神への信仰として存続させたのです。
(イタリアの先住民の太陽神 だったルシファーもキリストに取って代わられています。ところが、キリスト伝承自体、より古代の神々の模倣であることもわかってきています。要は、時間を超えて過去からの知識を持ち越してきた秘教組織が、先例を熟知していて、これらの思想のお膳立てをしていたのです)
◎結論的に、伊勢の主宰神は表向きアマテラス女神 とはしているものの、実際には女神セオリツヒメである
さらには、イエスとマリア、うお座の時代精神を祀っていることになります。
みずがめ座の今日には、ふさわしくなくなってきています。
(皇室はこのことをご存知かも知れず、典子様の出雲国造家へのお興し入れは、女神アマテラスから、アメノホヒへの譲位が神話的にも近いことを物語っているかも知れません。そのときホヒは、逆賊の子という汚名も灌がれており、その実現は日本がいったん破局して建て直された後になるかと思 われます。それはエジプトのホルス神話の成就にもなり、岩戸開けを象徴する出来事になるのではないでしょうか)
◎太陽神がアマテラス女神のままで、日嗣ぎの皇子(男子)に譲位しなかった理由は、未来において男神が復活、再臨することが予見されていたため
男神の再臨と玉座返り咲きまでは、王妃である者が座を預かるという構図をとっておくための仕掛けですね。
しかし、再臨するのは元のアマテラスではなく、またホヒでもなく、イエスが予定されていたでしょう。
向うの預言(聖書)は絶対のこととされているので。
さあ、どなたの再臨が成るのでしょうか。弥勒も候補です。まるで椅子取りゲームで すね。
また誰であってもいいように、受け皿神話がこれからも生まれてくるのかも知れませんが。
◎セオリツヒメを賛美する中臣神道の大祓祝詞の「罪禍を流し去る儀式」は、罪業の環境希釈と、後世へのツケの先送りになっている事実がある
黄泉の国に送って封じるとされているようですが、古事記か らすれば、今の時代こそが黄泉の国であることが分かっています。
どん詰まりの世のことであり、それゆえ雪隠であり、黄泉なのです。 つまり、最後の末端の時代に送って、そこで破綻処理させればいいではないかという発想になっているのです。
日本も世界も、いまその方向に向けて動いています。無責任極まりない話です。
これはみな、神話による現実誘導であり、秘密結社の仕掛けた邪悪なシナリオが、まんまと成功しつつあるわけです。オカルトだからといって馬鹿にしていては、馬鹿を見ます。
◎世界の民族に備わる神話の多くがクーデターによる支配神の交代を語り継ぐ中で、日本神話だけ例外となっている(クーデ ターが失敗したとしている)のは、そのストーリー自体がおかしい
世界的には原初神がクーデターに遭い、およそ地下に幽閉されているとしています。
世界で伝承される真相は、平和であるべき神界においてさえも政変劇があったということですが、日本では伝承の創作によっ て、意味を反らし、何事も問題がなかったようにして隠蔽しています。
◎ホツマにおいても、クーデターらしきこと は、持子、早子、スサノヲで共謀して起こそうとしたとして書かれるが、それは未然に発覚して、それぞれが家門の名誉剥奪から、追い落としまでされたこととされて決着している
持子、早子が冤罪であることは紛れもありません。
表向き、何事もなかったかのようになっていますが、新発見図形はクーデターが成功して、国祖神やアマテラス男神が呪詛封印されている証拠を提示して います。
持子早子がしているなら、クーデターは成功しているのですから、彼女たちもしくは、持子の子ホヒが堂々と政権を担っていた はずです。
実際はそうではありませんから、彼女たちは、クーデター派によって国祖神が倒されたときに、ありもしない濡れ衣を着せら れ、冤罪をでっちあげられたと断定できるのです。
そこに儒教思想の偏狭精神によって、彼女らの家門からして閉門断絶させられているのです。
むろん経緯を知らない庶民は彼らを非難します。この汚名を受けたままの状態が、ずっと続いていたことになります。
なぜ冤罪を受けたか。その理由もわかります。
クーデターの内実を最も近い場所で見聞きし、知っていたからでしょう。
では、厄介払いで殺してしまえるではないか。それを諭しただけで命を助ける。
それだけイエスのような寛大な処置をセオリツヒメは講じているぞ。そのような声もおありでしょう。
そもそも、それをホツマ作者は言いたいわけです。
しかし、政変時にアマテラス同様に殺されなかっただけまし という表現はあてはまりません。
邪神たちは、国祖神側に、とんでもない苦痛を与えたかった連中だということからすれば、生き恥を晒させるという手法を用いたと解せます。
持子早子がセオリツヒメを怨み抜いて、九頭竜やヤマタノオロチに変じたという話は、背後の真相を如実に語るものでしょう。
ほんとうに悪いことをしてそうなったなら、怨み抜くこともなかったはずです。
反省の俎上に乗ることすらできなかった者の立場を理解できないのは、現場経験の足りない官僚体質でしかありません。
専ら赦しを以てするイエスも、使徒のユダに対してだけは、厳しく断罪したという伝 説があります。
セオリツヒメが断罪した持子早子の話と似ているでしょう。
そこには、イエスの十二使徒の中の裏切り者に位置づけるという、伝承上の技巧が採り入れられて いるのです。前歴のシナリオを模倣したがる秘教組織の恐ろしくもえげつ ない手法です。
しかし、持子早子はセオリツヒメを刑場に送ることはできませんでした。
逆に刑場送りされてしまったようなものです。
何と不条理な話か。まあそれは、この世がグレンとひっくり 返った時の、正神の采配に任せましょう。
◎国祖神直系親族を徹底して貶める日本神話・・・ホツマ、古事記
総合的に見れば、国祖神の直系の神々はことごとく被害の程度が大きくなっています。
国祖神の直接のお子はイザナミノミコト。彼女は黄泉の国で醜態を晒す存在にされてしまいまし た。
夫のイザナギノミコトは、その救出が叶わず、遁走するという非英雄ぶりを庶民に晒しました。
次にアマテラス天皇は岩戸に差し篭られ、ニート状態にされて軟弱さを晒しました。
セオリツヒメがすぐにお出ししたというのですが、岩戸から出てきたお方は元のアマテラス男神 だったのでしようか。アマテラス男神は以後しばらくセオリツヒメとともに執政されたようですが、やがて崩御とのこと。
天皇が亡くなったなら、日嗣が生じるものでしょうに、それはストップ。
セオリツヒメに天位を継がせたままにしておき、誰かの復活を待つという形態に挿げ替えているのです。
いっぽう、記紀ははじめから女神アマテラスにして永久化をはかり、日嗣の手順を省略しています。
どうですか。事件性の影がありありと見えないでしょうか。
国常立神の遺勅通りなら、本来なら男神アマテラスによって永久化は成し遂げられなくてはならな かったのに、彼は幽閉されているため、偽物がしばらく成り替わり執政しているかして、その偽物も崩御で円満退職の形にして、セオリツヒメひとりに後を継がせているのです。
何という拙劣な技巧で神話を改竄し、原初の神々を冒涜していることか。
2014年になってから、ネットでこ んな話を知りました。
日月神示の日月の神様は、神話の神々は、幾重もの封印を受 けていることを言われていて、すべて岩戸閉めに相当することだったとのこと。⇒ 日月神示・碧玉の章第10帖
その中で、日月神は、天岩戸から出てきたのは偽物だと言っています。そして、ホンモノはまだお出になっていないと。
神々の世界は、やはりツーカーで見通せるようですね。
私の推理でもそこまでは分かっていましたが、別の神様からの証言が入れば、もう鬼に金棒。
ダマシタ神は、いちおうアマテラスの姿をしてお出ましだったのでしょう。
男女、性転換していたとか。ホツマの時はそうでもなかったでしょうが、記紀になったら性転換していたのです。どんな形態変化されたものやら、 たいへん興味深いです。
それによって、最もひどい目に遭ったのは、持子早子です。偽のアマテラスでは、彼女らの無実を晴らすどころか、罠に嵌めた側に加勢さえしたでしょう。
逆らう者には、徹底的に辱めを与え、一層の罪過の増大と堆積をあえて行わせたいヤカラが邪神、秘教組織です。ヤツラが神話を使って、人類の長いタームの間じゅう、真の神々に対して貶めと辱めを与え続け、人類に不利益を与え続けてきたのです。仏の顔をするのも、いい加減にしなくてはなりません。
では、実際にクーデターをしたのは、誰だったか。
(後述の真伝物語(仮説短編小説)で一応の近 似解答を与えますか ら、お見逃しなく)
セオリツヒメは中東のイエスを模倣しています。しかしイエスのそれも、伝承の創作によって作られた虚像かも知れません。イエスが虚像なら、マリアも虚像でしょう。歴史を作るのは、いつも秘教組織。作り話にモラルなど初めからあったりしません。如何に庶民を煙に巻くかだけが大事なのです。
よって、真にセオリツヒメがいたかどうかも、不透明です。
十二人の妃も、実在していないかも知れません。
すべて、秘教が作った人工のシナリオ付けされた神だったことになるかも知れません。
しかし、神話は遺って、いつまでも配役の神々を苦しめつつ、人類の不幸化誘導をし続けているのです。
神話に従って世相が誘導されているとするなら、地上界も不正と冤罪の温床と化していてもおかしくなく、実際、不正だらけの状態を現出しています。
とにかく、ヤツラのやったことは、嘘デタラメ、天地真逆のことが平然と行なわれる 世の主原因とも言えるものです。
ほんとうにクーデターはまんまと成功し、古代神のしていた黄金時代の運営は、中座させられたのであり、その結果が、今のご時勢の不幸の原因になっていることを、考え併せておかねばなりません。
秘教の悪魔が書いたシナリオがまんまと地球上の歴史を席巻し、彼らは高見の見物を して楽しんでいるのです。赦すまじ。
虚像を独り歩きさせることができるのも、神話ならでは (神話の作用機序)
虚像が独り歩きして、神世と地上界を縛るというこ とがあるのかどうか。
そうなのです。神話にすることによって、それが簡単にできてしまうのです。
私はその創造力を現に行使してきました。局限的にですが。⇒ 新神話第一章~十一章
その作用機序を作ったのも、邪神ではあるのですよ。それを利用しない手はないのです。
邪神のトップは、この世界を奪い取ってから、神々を支配下に置き、そのような方法手順を創り、神話で神々を調教しながら、 地上界にそのシナリオに沿った現象誘導をしてきたのです。
神話は神々の配役を割り当てることを要求します。
いかに俳優神がシナリオに従って神楽舞を舞うのだとしても、悪役や悲惨な役はご免こうむりたいのですが、邪神はそれをシステム化しました。
地上界の人間が作る神話によって、神々がコントロールされてしまう仕組みです。
こうして、インベーダー邪神たちは、地球の神々を使役すると同時に、理念の垂迹効 果によって、人類をもコントロールしているのです。
神話は、神のシナリオ。
邪神が下部配下の秘教組織に指令して、神話を作らせます。
それは神の計画書であり、理念の垂迹による下界が動かされる自動的な仕組みであり、それが滞るようなことがあれば、配下の秘教組織の構成員に実行を代行させたりもします。
だから実現の確実性が高いわけで、神の計画の実現の連鎖による魔術力の進化向上はヤ ツラの目玉であり、その積み重ねである一々のシナリオの成就は組織全体の仕事にもなっているのです。
彼らはカネだけで動いているのではありません。カネはシナリオ成就の手段であり、 カネで動く人間をその目的に沿って操っているだけです。そこを見誤ってはいけません。
神話といえば、聖書などもそうです。日本では代表神話の古事記がそれです。
これらの神話に計画は封入されています。
そして、世界のそれぞれに管轄する秘教組織がいて、指令書どおりに実行代行しているのです。
日月神示の日月の神様は、神話の神々は、幾重もの封印を受けていることを言われています。
すべて岩戸閉めに相当することだったとのこととして述べられています。
これから後に述べるのですが、神話上のシナリオづけが間違っていたことを、日月の 神様は婉曲表現で示しています。
日月神示を直訳すれば、そのようには見えませんが、意訳すべき箇所 です。
しかし、それもこれも邪神(秘教組織)の横槍があってゆえの失策であるに違いないのです。
邪神は神話の効用をわかってやっている。人間はそれを知らない。そこが原因です。
本来なら、現在のパソコンのウイルス対策に相当するほどの対策があって普通なほど。
そのまた裏をかいて秘教組織は、仕掛けを講じていたりするのです。
さらに秘教組織 介在の観点から推理を進めて
◎虚像の女神アマテラスに対し、イ エスキリストも虚像であるなら、いずれも秘教組織の創作らしい共通性となる
その目的は、虚像の神によって、先住民の信奉する元の太陽神の座を奪い取らせることにありました。つまり先住民の 神々の破壊と廃棄です。そして、代わりに与えたものは虚像だったという具合。
たとえば、古代イタリア先住民の信奉する太陽神はルシファーでした。(リーランドの魔女の福音書より)
それをキリストに強制的に置き換えるべく、ルシファーを金星に格下げし、信奉者が僅少になった頃合いを見て、さらに悪魔へと貶めたわけです。
これこそ、キ リスト教会を背後で操る秘教組織の差し金です。
そもそも教会自体、キリストを十字架に磔にして封印した上で、彼の自由を縛り、口出しさせないようにして、教えとは正反対のことを庶民にさせているのです。
たとえばキリストの赦しが戦争するための簡便な免罪符になっている事実があります。このため、戦争の種は尽きることがありません。
磔による封印とは、口出しを封じるためのものであり、それを信仰の対象にする教会とは、不合理を合理的に言いくるめるための弁証法的な口述機関のようなものです。しかも十字架だけは仏像のような偶像ではないと言い切っているバカバカしさ。
またその秘教組織は、ルシファー崇拝を装って、たえず庶民が正神として崇める神への対抗者としてふるまっています。秘教が関わると、どこまでもあべこべ、天邪鬼になります。
一事が万事、天邪鬼であるのですが、すべての仕掛けを知ってやっていることなので、罪の意識などなく、わけを知らない庶民はいつも馬鹿にされているのです。
ただし、天邪鬼の作用はたえず破壊方向に動くという点が要注意です。
それを彼らは変革と言っているようですが、それを言うなら、堕落と破壊というのがほんとうで、人々の魂の腐敗を誘うためにそうしていることに気づかねばなりません。
◎意外と歴代の古代天皇は何も知らないでいたかも知れない
すべて裏で取り仕切るのは秘教であり、いざというときの罪を被ってくれる代表は無知であろうがなかろうが、誰でもよかったということです。つまり古代の天皇は秘教組織の傀儡であり、秘教組織がほんとうは政治を動かしていたのです。今でもそうかも知れませんね。
当時の天武天皇は、唐の文化に並び立とうとして律令国家体制を採ろうとされていました。彼の意志はその都市造営に示されていましたが、しかし奇妙なところで秘教組織がバックを取っていたことを示しているとみられるのです。
◎歴史が鮮明になる頃の、古代日本における太陽神信仰は、キリスト信仰であった
キリスト教は世界のどこでも、いつの時代でも、先住民の信仰する神々の敵対者であり、先住民文化の破壊者となるべ く、邪神を信奉する秘教組織によって条件付けされた宗教でした。
むろん秘教組織自身は、イ エスやヤハゥエ、あるいはアマテラスを信じていたはずはなく、敵対すべき善神を抹殺するために創り上げたフェイクだと知った上で、布教活動をさせていたのです。
◎古来から秘教組織は、善神の対極にある悪神崇拝者であった
悪神の正式な名は公にしない/関係する時代における善神の対極にある信仰対象を崇拝することで、悪魔信仰者であることを自認していた/このときはアマテラス男神の対極にあるセオリツヒメ(マリア)、さらにはその背後にあるイエス、ヤハゥエを崇拝対象に据えて、先住民の善神信仰にぶつけていた/ただ彼らはその時々の時代の正神に対しての敵対者であればそれでよかった/その後、世界ではキリスト教が全盛したが、そのときはルシファー崇拝で敵対した/その間、庶民はいつもうわの空で、二重に仕掛けられたトリックを見破れませんでした。
邪神の使った封印呪詛の掛け方
仮説として加害者を仮定し邪険視して語りますから、かなり表現のきつい箇所 がありますが、その旨了解のうえで、ご覧ください。
邪神や秘教組織などはないというのが世間の常識ですから、文句は出ないでしょう。
そもそも、そうした存在は「無い」のですから。私は何もない空間に向けて大 砲を撃つ大馬鹿者にすぎないと思ってもらえたらよろしいかと思います。
しかし、こう言います。UFOは見えないからと言って、あるんだよ、と。見る能力のある者が、撮影もしたらいいわけでしょ、と。 あのUFOを呼ぶ男・武良信行氏は私 の1994年来の長年の友です。
邪神側(秘教組織側)の、正神の神々や人類全体への封印呪詛(マインドコントロール)の仕方には、次のようなものが想定されるでしょう。天の岩戸閉めはこうして行われました。
幾何学図形を用いた呪詛による縛り
1. 秘教組織は得意とする幾何学呪術を使い、神々をその結界の中に封じ込め、黒魔術祭祀官を配置して、その結界維持強化に当たらせた
幾何学的発見物によるもの、および伝承によるものから推測するだけでも、次のようです。
①畿内の逆五芒星黒魔術の魔法陣結界で古代主要神を封印 (すでに発見済み)
②国祖神の鬼門、裏鬼門方向への分断封印呪詛、言霊による永遠の封印呪封
そこにダメ押し的な逆五芒星黒魔術呪詛による補強 (伝承の実在 図形の発見)
③呪術力に長けた秘教選抜きのシャーマンによる呪詛と結界の補強
安倍晴明などの陰陽師、空海など密教系呪術師は古代の秘教組織メンバーでしょう。
安倍晴明は、ウシトラノコンシンを巨旦大王に見立て、コンシン全体を鬼に位置づけて封印呪詛儀式を行っていました。
空海もしくは、同じ密教僧は、三角護摩壇法なる呪術で天狗たちを三角平面の中に封印したらしい (2004年,2005年に謎解きによる解放が叶っています)
④ユダヤ勢力や秘教は、カゴメの結界で、龍蛇神(国津神)を封じたらしい
安倍晴明は妖怪、魑魅魍魎封じをしていたとか。
中国の風水にも同趣旨の封印結界の仕組みがあります。
神話による人類意識の縛りとコントロール
1. 神話によって神々をコントロールし、人類の歴史をシナリオ通りに導く
神話の筋書きと いう、一見何でもないようなところで呪詛が施されているというのが私の見解です。日月神もそれを婉曲的に指摘していると解釈します。
創作神話によって、神世の歴史を改竄し、神々の質を貶める効果を導き、人界にはそれゆえの不幸を現出させるようにしているのです。
シナリオによる人類不幸化と、神々の低質化による人類不幸化です。
次の三点があります。
①イザナミの死と黄泉国入り、救出するイザナギの失敗、無力さと 逃亡
この創造神への情けない神話設定が、人界に波及効果して、人類史 は既定路線を歩まされ、滅亡必至の成り行きにならざるをえなくなっています。シナリオによる人類不幸化誘導の典型と言えます。
既 出・人類文明史の滅亡必至の規定路線化 ⇒ 黄泉の国
②天津神族は、国津神族(弱者)を武力によって侵略するように設定されている
部族間の協調という理想的スタンスではなく、侵略が前提であるた め、人界には必ずこの傾向が、現象のあらゆる局面で顕われてくるようになっています。
シナリオによる人類の獣化、不幸化の誘導です。
既 出・人類文明史の侵略戦争必至の規定路線化・植民地主義・覇権
日本においては葦原の中津国たる中国侵略の野心を拒めない縛りになります。
③古事記神話の大枠的筋書きは、一年生草本としてのものになっている
(1サイクルごとに枯死していく人類文明の定めになっている)
既出・一年性草本 的歴史展開の規定路線化・文明興亡の必然
振り出しに戻って やり直すことが規定されています。 (永続的歴史の否定)
古事記では、人類文明の興亡を一年生草本の一生として規定しています。
あえて人類史をその路線に沿わせようとするものになっており、いくら良い未来を希求しても、破壊がそれを上回ることになります。
日本には、榊(賢木)すなわち常緑樹(エバーグリーン)の理想的思想がありながら、神話では、枯死必至の流れにしてあるのです。これを呪詛と言わずして何としましょう。
あたかも、日本は穀類で持つから、穀類の一生に仮託しているかのようですが、神話は現実を誘導するという見方からするなら、人類文明の輪廻興亡を規定づけるための呪詛になっているのです。
平安時代には祭祀官や学者総動員で、重箱の隅をつつくようにし て、凶事の問題点が調べ上げられたものですが、神話に秘密が隠されていては、手出しできなかったのかも知れません。
秘教組織なら仕組みそうなことであり、人類コントロールの本丸を押さえてあると言えましょう。
考 察
神話はイデアを語るものです。それゆえ、良いイデアからは良い展開が得られると考えられます。
それが国体(国の意識)レベルのものなら、国の行く末をも物語るものになるでしょう。
日本が世界の雛形なら、世界は雛形の動きに連れて動くことでしょう。
神話は人が書いたものです。それゆえ、どのように草稿することも、どのように理想化することも、どのように貶めることも、編纂する作家によって可能になるものです。
ならば、なぜ神々を貶める物語にしてしまったのでしょう。
またどうして、今までお伽噺にすぎないような扱いを受ける立場に置かれ、そのままにされていたのでしょう。
国の神話にあって、改稿する機運がなかったというのは奇妙なことですが、政局の背 後に秘教組織がたえずいて監視していたとするなら、わからないことでもありません。
そして、真伝の改竄です。改竄の事実が漏れないように謀っていたことでしょう。それが漏れた ら、彼らの計画は根底から頓挫破綻しますから、真伝神話はアンタッチャブルな禁忌のテーマだったのです。
庶民には絶対に詮索させてはいけないものとされていたはずです。
菅原道真は日本書紀の嘘を暴こうとしていたため、罪に陥れられて左遷されたとされています。
http://blog.livedoor.jp/abnab1-minuma/archives/22300078.html
左遷された者の所には、警護の手薄さから刺客がやってきます。その逃亡の最中、菅公は死去され たとのこと。まるで、宇佐に左遷された持子早子の行跡を辿るかのようです。持子はホヒの母ですし、道真はホヒの直系の子孫であるとのことです。秘教組織がホツマの持子のシナリオを、道真が子孫と知っていて、わざと同じ場所に遠投したのかも知れません。
気の毒なことです。ご祖先のホヒからすると、憤懣やるかたないでしょう。持子も道真も真相を 知っていたわけです。それがなかなか暴露できないで、正義が閉ざされたままで、ついに時代の終点まで来てしまいました。ホヒの名代として、この私が奮い立たねばならないようですが、やれますかねえ。
菅公が死去した延喜年間に、藤原一族によって大祓祝詞は作られ、今もなお日本人をマインドコン トロールによって縛っている現実があります。それによって、戦争しなくてもいい人々がまた戦争に駆り出されようとしています。最後は、人類滅亡で過去のすべてをチャラにしようという腹が見えています。そうはさせてなるものか。すべて暴いて、あの世での大審問に彼らを連座して臨ませる所存です。
2. 主要な正神を殺害しても、表向き何もなかったように神話が改竄されている
① 記紀の前身でその叩き台にされたであろうホツマは、「あや」事(フィクション)を目的とした創作神話で、神世に起きた史実を葬り去るための、韓流王室時代劇仕立ての改竄史料であると目されます。作者は朝鮮系渡来人。
「あや」とする以上は、真伝を元にした史料であることを物語ります。その真伝はど こかにあるはずです。
ホツマではアマテラスは男神としての記載がなされ、系譜において正答が期されているとみられます。
史実改竄がなされたのは、神世のクーデター事件を隠蔽する目的があってのことと、加えて、外来思想を取り入れるため、その整合をとる改竄がなされているとみられます。
秀真伝との表記も、真伝よりも秀逸との意味で、フィクションであることを宣言する形になっています。記紀はそれ以後の成立で、いっそう真実から乖離していて、真伝の痕跡を残していません。
記紀においてアマテラスは女神になっていますが、ホ ツマは男神から女神への変化の経緯が推し量れるほどの内容になっています。
記紀においては、神々は失敗しがちな人間と同格にまで品位が下げられており、理念垂迹効果により、人類の歴史空間の低質化となって現われています。
ホツマもそうです。作者に神世への発想がなければ、おのずと身近な人間の歴史(朝鮮史)に引き当てざるをえなくなり、それが神々の低質化をひとりでに誘います。
記紀は日本建国の意志を前面にした律令時代の幕開けとしての史書神話として、知識的には海外に誇れる体裁にはなっています が、シナリオに不幸化が仕組まれています。
記紀には、古代の科学知識の粋が収録してあり、作者が誰であるか(入れ知恵したのが誰か)がわかる仕掛けになっています。典拠がカバラなので、秘教組織ということになり、入れ知恵者はより高度な神であるところの宇宙人ということになります。
②ホツマにおける史実改竄点とは・・・
国祖神封印呪詛の歴然たる幾何学痕跡を前にして、結果論的に申すのですが、ずばり、神世の政変成功の史実をなかったものにしてしまおうという史実改竄です。
ホツマからすると、国祖神の最期は普通の(ご高齢による)崩御となっていて、アマテラス男神によって丁寧に祀られたことになっています。
その場所はどこかというと、ホツマからすると、宮津の仮宮の土地で崩御されたことのようです。
名を豊受神(トヨケ神)と呼ばれ、後にアマテラス男神が同地で祀られたいとの遺勅を受けて、同地で内宮外宮に対置し祀られるようになったとされているのですが、外宮が存在するのは大江町の元伊勢ぐらいしかなく(元伊勢と言われる籠神社には外宮はない)、幾何学構図からも大江町の元伊勢に比定されますから、ここに間違いはないでしょう。(まだこの頃は、封印幾何学構図も判明していないときでした。しかし、探偵的推理でここしかないと特定していました)
しかし、外宮の現在をご覧になれば、いったい何がありえているか、おぼろげにもわかります。社殿の屋根はあちこちでへこみ、祭器はむき出しのまま。清浄な感じがせず、豊受神(国常立神)は、おられるふうがないのです。(2000年頃の見立てによります)
それはそうでしょう、北海道に封印されているのですから。
(2014,5年頃には屋根は修復されていました。社格のほうはどうなっているか分からず仕舞でした)
アマテラス男神はというと、内宮に祀られていて、ホツマの伝えるよう に、日の室(棺)であることを示す神体山・日室岳が奥津磐座になっています。
それは御陵であり崩御が表向きの形です。ホツマでもアマテラスの崩御を伝えています。
それは岩戸隠れに相当するでしょう。崩御=お隠れなのですから。
しかし、太陽神には、そもそも死があってはならないはずです。現実の太陽は当時のまま健在なのですから。
ホツマでも祖父豊受神の最期の言辞にもあるように、万世をアマテラスお一人で照らすようにとのご沙汰があります。
とならば、目下の太陽が健在である限り、(半)永久のお命でなくてはおかしくなります。
あるいは、国常立神同様に、神霊は死なない、封印されることがあるのみ、とすれば、日室に幽閉封印されているのかも知れま せ ん。
これがいわゆる、岩戸隠れの真相ではないでしょうか。
それは出てこれないようにしているという意味で、国常立神と同じであり、そこに掛けられているのは封印呪詛であるに変わら ず、ご本人が怯弱であるため引き籠られたとする最高神への低質化とあいまって、神話創作の意図が測り知れるわけです。
(2015年3月に、現地・日室岳(岩戸山)に登頂した天台密教系霊能者の透視に基づく話によると、日室岳の地下に 直径2Kmに渡ってアヌンナキが4~500人根拠しているとのことです。アヌンナキは秘教組織の元締め。地上の神々を葬り去ってきた外来のインベーダー宇宙人です。彼らは地球を植民惑星にして、人類を彼らの目的に沿うように加工し、歴史のシナリオを与えてきた張本人です。アマテラス男神を幽閉しているのも彼らだとわかりました。その後、2015年5月には、幽体離脱してアストラルボディによって岩戸山を探索してきた方 の情報がまったく偶然にも入り、それによれば、幽閉され封印されているのは、天照国照彦天火明櫛玉饒速日命とのことです。目の前に謎解きのヒントが集めら れており、どんどん神界政変の内実が明らかになってきています)
③秘教組織がもくろむもの
人類を神々から引き離し、彼らの思惑通りに使役する形にしたいために、古代神の影響力を払拭することだったでしょう。
彼らも形而上的な部分を持つ存在です。神とは言えないもの の、非常に強い呪術力を駆使する異界の存在ゆえ、邪神という言葉で言うのがよろしいかと思います。いわゆる、サタンのこと。
(実体はアヌンナキという太陽系外か らやってきたインベーダーです。シュメール時代に 地球人類に干渉した神を名乗る宇宙人です。人工遊星ニビルに乗って移動し、彼らの祖星はシリウス。最も太陽系に近い場所にあります)
彼らにとって怖いのは、やはり神という存在です。
意外と簡単に始末できたものの、実力のほどはよくわからない。
だから、無暗に恐れて過度な封印に及ぶのでしょう。
それに比べると人類は、上空を見ないアリのようなもの。
しかし、使役すれば役に立つことがわかっているとすれば・・・。
(彼らにとって有益な鉱物資源、特に金を採掘させて、時代の最終局面で略奪して いくというパターンを採るようです。前回来たときは3300年前で、ノアの洪水が惹起されたといいます。今回もまもなくのこと。何が起き るかは未知数です)
その人類の支配のために、どれほどの時間をかけても無駄ではないと思っている、時を超えた霊的存在が邪神であり、その地上顕現が、傘下の秘教組織ということになりましょう。
それに比べると人間個々の一生など短いものであり、ちょうどアリの生態を観察し実験する立場の科学者のような気分でいる者たちの存在を想像したらわかりやすいかと思います。
大本教では、彼らのことをイシヤと呼んでいるようですが、架空の者と思っていたら、とんでもないです。
イシヤの存在は歴然としており、しかも彼らのバックには、インベーダー型の邪神がいます。(それは少なくともアヌンナキであることが判明しています)
この邪神によって、人類の不幸化が太古の昔から設定され続けてきたと考えられるのです。
ムー、アトランティスもそうだったことでしょう。何とかこれを駆逐できないものでしょうか。
敵わなければいつまでも地球と人類は寄生されたままです。
彼らが諦めて去ってくれるまでは。
岩戸開けは、神話ではすでに終わったことになっています。
記紀でもホツマでも。
しかし、現状を見れば、終わっているとは到底思えません。勧善懲悪 の場面はほとんどなくなっています。
それを如実に実感するからこそ、岩戸開けを待望する声が巷から聞こえてくるわけでしょう。
ここでは、アマテラス男神も暗殺もしくはそれ相当の処置に遭っている可能性、および神話が神世の史実の隠蔽に使わ れていることについて書きました。
(つ まり、このように推測されます。国祖神やアマテラス男神はアヌンナキによって幽閉されていると。
魔術と科学に秀でるアヌンナキが、数万年前から地球を植民惑星にしており、地球の神々は 彼らの隷属下に置かれているのです。封印しているのは、彼らの得意とする幾何学結界を使った黒魔術だったという次第で、その維持を地上代理店である秘教組織がやっているのです)
3. 古来からの建国、守護の神々が神話によって低質化させられている
①イザナミは文明の破壊者として機能させられてしまいま した。
既出・人類文明史の既定路線化「黄泉の国」
イザナギからは英雄の要素は取り除かれ、両神は仲違いの決裂で終わらされています。
中東の同じ例では冥界からの救出は成功しているのですが、日本では創造神の分断が起きています。
②太陽神アマテラスは男神という伝承もあったのに、律令期の神話の記紀では女神にされています。
記紀の最初に「女先立ちたるはふさわず」と禁則が謳ってあるのに、この次第。
また海外の神話においても、太陽神はみな男神であるのに、日本だけが例外。
日本だけなぜ国際向け神話を特例にするのか。
※ なお 私は、トップは女性が望ましいと思う者です。なぜなら、生命の維持に主眼が置けるのは女性だからで す。女神アマテラスに疑義があるのは、伝承の不整合による改竄の観点からで、決して女性蔑視の意味 ではないことをお断りしておきます。
③地球の守護節理スサノヲも、クーデター犯罪者としての烙印付けで、評判は形無しです。
スサノヲも冤罪であり、改竄神話によって、犯罪者に仕立て られているのです。(後述の真伝物語でその辺を詳述します)
④高度文明の隆盛を示すニニギノミコトの面食いさ(人間臭さ)に事寄せて、爆破的開花と華美を示すコノハナノサクヤヒメだけを婚姻相手に、盤石の大地の 永続的働きを示す岩長姫を追い返すシナリオにして、人類文明に短命さ脆さ危うさを誘導しようとした作為性がありありです。
岩長姫物語に関しては日月神がなぜか岩戸閉めの項目から漏らしています。これほど大事なこともないのですがね。
なぜかを考えてみると、非常に面白いことがわかってきます。日月神は、体制側に対して、なるべく当たり障りのない婉曲表現を多用していて、秘教組織のことを真っ向から非難していないことに気づきます。
ニニギノミコトに篭められた顕現事項は秘教の方針そのもの。よって、ニニギの所作を岩戸閉め項目からわざと外したかも知れません。それは日月神示伝承者が 弾圧をなるべく受けないための、神様側の配慮とも思われます。日月神様はけっこう神経使っておられるような気がします。
4. 記紀は上津巻か ら中津巻への変遷において、神世の系譜を人界の系譜に付け替えていて、神世と人界の同質化をはかろうとする意図がみられる
神界から人界に付け替えるというのは、神霊の次元を3次元に落とそうとする、強引で奇妙な発想です。
王権神授の考え方がそこにはあるという意見があるでしょう。確かにそれはあると思います。
神の子孫としての威徳を示し、崇められることを以て、人心を掌握するわけです。
では、その王が神を継ぐほどのお方なのかといえば、どうなのでしょう。
神世が高潔な模範的神々でなる記載がなされていれば、人皇の世も高潔で聖徳の為政が保証されねばなりません。
しかし、前以て神世を堕落した試行錯 誤の世界と定義しておけば、高潔と聖徳の観点を外し、ただ武力だけが神世の常という論理で庶民に臨むこともできるでしょう。
天津神は武力に秀で、好戦的で、侵略の意図があるという設定にすれば、人界でも神授された王による侵略戦争は、当たり前のことにしてしまえます。
こうして、人界は戦乱明け暮れても、神世の延長として弱小な人々には印象付けられ、神世はいっそう魅力のない、人間的エゴに満ちた畏怖ばかりの世界として、人々には認識されるようにもなります。
神々さえも、こうではなあ・・・。つまり、人心の神離れが促進されるというわけです。
人々は希望を見出せず、神世もこうだからという諦観的絶望に至らしめることも、話題性薄い古代ならなおさら、改竄神話の普及によって可能ではなかったでしょうか。
実はこれこそが、秘教(邪 神)の大目的であって、総じて庶民の古代神離れが狙いだったと、断定できるわけです。
新しい別の創作神話(当て馬神話)の普及による古代神離れの促進
庶民の信仰していた古代神を別の神に置き換えてしまえば、さらに手っ取り早いで しょう。
世界においてもそうでしたが、その手法が日本にも持ち込まれたようです。
先のように、日本古来の神々の低質化を図っておくのも、新来の神に置き替えてしまうがための布石です。
新来の別の神も、ただ当て馬として利用すればいいだけのものでよく、そ の当て馬とは、実際にイエスキリストでした。
ヨーロッパでは自然神である太陽神の追い落としに、イエスは使われた経緯があり、成功しています。最後の仕上げは武力制圧でした。日本でも同様。
そのイエスも秘教組織が作った人工の神(創作神)の可能性があります。
あるいは実際にイエスが実在したとしても、磔にして呪封して手出し 口出しできなくすれば、後天的神話で戦神のシンボルに変えてしまうことも可能です。
イエスは磔にされながら封印に遭い、なにもできずに、世界で幾多流される血を苦悶しながら見ているという皮肉られた構図ですが、庶民はそれにも無知で応えたのです。
まあ、いろんな成功例を積み重ねながら、ヤツラは人類を実験しているようですから、イエスの時の成功を日本にも適 用したようです。そして、それもまた成功したかに見えます。
ニギハヤヒは、大陸伝来の英雄イエスのキャラクターを用いて、先住民教化にあたりました。彼は先住民の懐柔のための、イエスを模した先鋒と目されます。
(ニギハヤヒも秘教組織側の人間神です。旧事本紀によれば、ニギハヤヒはオシホミミの長男で、ニニギは次男だとのことです。それが、記紀でニニギを長男にし て、ニ ギハヤヒを消し、別に現れたニギハヤヒを神武天皇の臣下にした背景には、すごい策略が見て取れるのです。推測ですが、オシホミミには日嗣ができなかっ た。ミミ=33で、33階 層でなる秘教組織の開祖で、根が邪悪だったから、太陽神が超入を拒んだのかも知れません。ところが、長男のニギハヤヒは純粋で、強引なイニシエートではありました が、彼に超入しました。しかし、オシホミミの策略で、ニギハヤヒの身体を封印することで、彼の中の太陽神も併せて封印してしまったのです。以後、太陽神は ニギハヤヒとともに岩戸山に封印されたまま、岩戸隠れの状態はずっと続いているのです)
また、古代の当時、日本には環太平洋の神仙伝説上の英雄として、浦の嶋子がいました。このキャラクターも、征服渡来人は利用して、日本の先住民を懐柔しようとしたとみられます。亀の背に乗って神武軍を導くヤマトスクネはそうだったでしょう。
このヤマトスクネは第四代目海部氏の頭首です。
ところが、初代こそは、ニギハヤヒであるというのです。
つまり彼らは、日本に新参古参の英雄思想で教化し浸潤する目的 でやってきて、イエスキリストの普及の仕方を熟知し、それをまずは展開したのです。人々は大いに驚き、信ずる者は多数。河内のナガスネヒコなどは彼 を受け入れて縁戚関係まで結びました。しかし、ニギハヤヒの裏切りにより、ナガスネヒコは敗れ、河内大和は奪われ、東征してきた神武軍にそれは明け渡されてしまったことになります。
つまり海部氏は渡来民族の日本先住民教化統一の先鋒であり、後の神武天皇とともに、大いなる量り事を持って日本統一に向けてやってきた者たちであったこと になるでしょう。その根幹的計画者は秘教組織だったことになります。秘教組織は、天皇家の傍流にいて、それからの長い日本での歴史展開の陰の立役者として君臨することになるのです。
大元を辿れば、彼らは神世において政変を起こし、正統な太陽神の系譜、日嗣の系統を断絶させてその座を奪っているのです。この後の話は、ホツマの謎解きと、真伝においてお伝えすることになります。
後世の安倍の晴明にも浦の 嶋子類 似の神仙伝説があります。そのように、古来、英雄偉人になぞらえることにより、自己表現することが多かったようです。
先住民にとって興味ある英 雄の伝承逸話を習合させて、日本文化として定着させたようです。それを当時の為政者は、先住民に対して、「いいことをしている」と思ってい た節はあります。
懐柔策を優先することで、なるべく命を損ねないようにする配慮。
当時は新世界のエルサレムを期待していましたから、なるべく血塗られた形にしたくはなかったでしょう。
失われた十支族は確かに日本に先んじてきていました。その情報を知って、二支族を連れて秘教組織が民族統一の理想を掲げてやってきたとすれば、わかりいいでしょう。そのあたりの話は、前の論説で済ませてあります。 ⇒ 古代日本にカバラが来ていた
また、外来の、死人蘇生をもする神々しい聖者の到来は、何物にも代えがたいはずだと思えたことでしょう。
しかし、先住民がそれさえも拒んだだろうことは、渡来人たちのしてきた強引な手法を見れば、明らかだったに違いな いです。
そこで、それまで海外でしてきたように、懐柔策が功を奏しなかった部族に対して武力が用いられました。
「言向け和せ」とは、一度二度と服属するかどうか言ってみて、言うことを 聞かないのなら、やっつけてしまえという言葉です。今の政府の積極的平和主義とは、まさにそれを言い換えたものです。国家神道がその真義を知っていて政権を支えているので す。
事情も何も理解しようとせぬゴリ押し文化の圧し着せには、反抗を以て応えるしかないのは、北中南米インディオの例を見てもわかります。
そうすると今度は、反抗すれば怖いのだという印象付けのためにも、神話を戦闘色の強いものに作っていかざるをえなくなります。征服民族は怒らせたら怖いのだと。恐い神が背後にいるのだと。
結局、ストレスばかりが嵩じるようになってしまいます。それを罪科といいます。
大きな事業を成し遂げるには、それも仕方ないのがこの世というものなのでしょうか。
しかし、それに対する善後処置を誤ってしまいました。
ほんとうなら過去の事実を、政局が安定したいつの日か公表して、総懺悔しなくてはならなかったのです。
ところが、それをまったくせずに、隠蔽と糊塗に終始して今日まできてしまいました。
隠蔽糊塗は、最大の罪(包み隠し)というものの典型です。
隠蔽されたものは、我一人が墓まで持って行く?
その罪過はあなただけじゃなくて子孫にまで降りかかります。
だったら、子孫が歴史のどん詰まりで爆発的破壊の末、墓に持ち込め!!?
じっさい、その動きを世界は見せています。
最終絶滅戦争となるかどうかというところまで、とうとうやってきてしま いました。
要は、神話や封印呪詛で事実を隠蔽糊塗することは、人類全体の 低質化と不幸化によって贖わせる行為だったことになるのです。その罪は、やった者や命令した者がいつかは清算することになります。恐ろしいほどの罪ですぞ。
いつの日か、溜まりに溜まった罪過は、ちょうど雪隠の堰に溜まり切ったようにして、溢れ出てくることになるでしょ う。
それが日本の古代祭祀が潜在して抱え持つ、時代の最後に破綻処理を負わせるという、無責任思考の原型になっている のです。
歴史の途上では、まだ先の未来が途方もなく青空然としてあって、いくら先送りしても問題ないように思えたに違いなく、そこで、小手先の技巧としての「大祓祝詞」も編まれたのでしょう。
呪術のほうを強化して、強い神の力を使って、強引に目の前 から罪過を無くしてしまおうとしました。
たぶん、目の前から取り去っただけで、カルマの保存法則はちゃんと生きています。
大祓祝詞は、罪科の保存則が存在することを認める叙述に なっています。
知っているのです。
安部晴明も知っていたようです。
平安時代にはすでに、京滋は怨霊の巣窟になっていることを認めています。
その強伏のためには黒魔術さえも使わざるをえなかった。
しかし、それを使えば罪過はさらに増します。
ただ、罪業の先送りをしただけのこと。
目の前から取り去れば、自分らの世代だけは安泰と思ってやっているのです。今 だけ、カネだけ、自分だけ。そのカルマの累積の結果は・・・。
いつかは・・・遠い先の未来か、地獄の彼方でか、清算せざるを得ないだろうとは、思っていたはずです。
黒魔術を使う者の覚悟たるや・・・。
世界人口が過去最大になりました。70億 人。
過去世から罪業を先送りしてきた人々の数ほどに、多いのではないでしょうか。
時平も道長も転生してやってきていることでしょう。
その時々で罪を懺悔せず、隠蔽糊塗に明け暮れて、権力だけは維持しようとやっきになってきました。
それはちょうど、国祖神を封印して、何事もなかったように隠蔽したのと同じことでした。多くの被害神たちの失望を招いていたに違いありません。
律令国家樹立と共に、外来思想のうち、殺伐たることや、やましいことに関わった思想を次々と隠蔽していきました。 キリスト教の部分、ユダヤ教の部分。これらは、秘密がバレることに繋がる根幹部分です。関係者の抹殺に動きました。
ホツマにはイエスの伝承や占星学などのカバラ概念がしっかり残っているのに、記紀ではもう触れられていません。
ホツマは、史実改竄が主眼でしたが、記紀ではホツマの推奨するキリスト思想すらも抹消しています。しかし、根幹に なる主宰神にちゃんと名残を置いています。伊勢=イエスというのは、今ではよく知られています。
そして、そのようなことは目じゃないとばかり、古事記の知識には未来の先端科学すらも網羅して、他国の神話を凌駕させているのです。
しかし、問題はシナリオとその現実誘導にあります。
日本は世界の雛形となら、それによって日本も世界も、人心の低質化と、強圧的強伏の理念によって主導されるようになったと言えます。
それは今の世にまでも、集合無意識に対する神話の影響力として現れています。
実行した秘教組織にとっては、一挙何得にもなる結果だったことでしょう。
人々の精神性は、神話のシナリオで伸び悩み、頭打ちにされ、世界にはいっそうの低質化の種が撒かれたのですから。
それに気が付いていても、当時から識者は、胸の内にしまっただけにしてきたのです。
最後は金目と自己保身。人類とは類を利してこそのものでしょうに。
目を曇らされた弱い存在です、人類とは。
しかし、人はそれをよう理解しません。
様々な思想に染まった頭の中には、理解する範疇がないので す。
6. 祭祀末端での神話づくり (死人に口なしの原理を神にも適用)
昔から神霊を移す方法として、「勧請」という方法が神道にも仏教にもあります。
むろん、日本に固有の方法であり、不思議なことに効果があるのです。
死者の魂移しなども、墓所の移転の際に、僧侶が執り行うわけです。
うちでもそれはやりましたし、魂移しのときの夢さえ、遠隔地にいて私は見ましたから、実効のほどはわかります。
その神霊版が、古来から行われてきたわけです。
分霊にして勧請したりといったことは、ざらに行われました。
また、土地の使用にまつわる地鎮祭やお祓いなどは、クライアントのニーズに応じて行われました。
しかし、強制される当の神霊の思いは、無視されてきたのではないでしょうか。
半ば、祭祀する側の都合だけで、やられてきたことがほとんどでしょう。
公共の利益のためにと、別の用向きが宣伝されてきたはずです。
しかし、人間のすることは、本当の用途はそうでないことが多いものです。
いいや、そんなことはない、お伺いを立ててやっているのだと仰るかもしれません。
では、誰が主観を交えずに、神霊の解答を受け取るのでしょう。
もしその前身が、封印呪詛のための強制的措置なのだとしたら、神霊にとっては迷惑になっているに違いないのです。
それを神霊は納得しておられると、身勝手な解釈を振付けているのではないかと思います。
そうでなければ、ここまで自然は破壊されたりしないでしょう。
その前に必ず、土地の神霊は異議を唱えていたでしょうからね。
それに対し、受け取り側が、素知らぬふりをしたか、あるいは、取り違えて伝えているはずです。
違いますでしょうか。
死人に口なしという原理が、神霊においても適用されてきたのです。
それをよう感得しない、もしくは歪曲する仲介者(シャーマン)を置いて、身勝手な解釈をつけさせていることもあるでしょう。
そのようなシャーマニズムというのは、端から嘘を仕込んでいるわけなので、邪悪なことです。
むろんそれをさせるのは、指示する側の上位階級の者や権力者だったことでしょう。
人間の側のする合理化判断が、神霊の純粋な思いすらも、歪曲しているのです。
神は人間の力に敵わないという構図が、昔からあったことになります。
神が善良であるから、耐えてこられている。
今は科学万能論によって、学者が大丈夫と言えば、大丈夫になってしまいます。
しかし、今やそれはプロパガンダによって創り上げた嘘だとわかってきています。
昔も、神との仲介者が、大丈夫と言えば、大丈夫とされていたのです。
その後で、学者にも、仲介者にも、金一封が渡されたことでしょう。
彼らもそのためには、簡単に嘘をついたのです。
最後は金目でしょ。
何でもかんでも、それでおしまい。
海洋でタンカー事故。どこぞかで原発事故。膨大な環境汚染。
それらすべて、賠償金その他の名目の金額に換算され表示されて、それでおしまい。
あとは環境が勝手に浄化をやってくれるだろうになる。
神は弱いから、封印されているから、ただ耐え忍ぶだけで、何もできない。
その侮りが定着強化されて、世界は取り返しのつかない状態になっているのです。
神々は封印されて力が奪われ、邪神の息のかかった人類によって滅多やたらな出鱈目が行なわれていても、暗い空間で座視せねばならないとすれば…。
真伝の推理
ホツマの冤罪を晴らすマコトツタエ
この記事は私の創作物語になります。むろん表向きはフィクションですが、私自身は真実であると確信してお送りする ものなので、新神話の一ページに加え、神話創造による実現を図りたく思います。神世がこれを読んで、神々の知るところとなるのです。
その内容は、ホツマなどの古伝でよく話題にされる、持子早子のクーデター騒動が冤罪事件だったと断定して創作した、アンチホツマ物語です。
私は、旧神話に誘導されて今の世が形成されてきたと考え、それを超克するために、アンチ旧神話たる新神話を打ち立てました。すでに創作開始して10年以上を経て完成しており、 只今は効果の見届けと補稿に費やしております。2015年半ばの時点で、第15章になります。
新神話の立場からすれば、ホツマ伝承はウソごと、アヤごと、マガごとで綴られたフィクションであると洞察されるものです。それゆえ、新神話に内含されるべきマコトツタエによってこれに対抗し、元を糺しホツマを凌駕せねばならないと思っております。
新神話第十章には、カンナオビ(実在した人物)が実際に見た夢の内容を載せております。
彼女は、どうやら過去世に国常立神の宮廷にいて、クーデターを目撃しているようなのです。(その箇所を後ほど)
イナンナ(実在した人 物)も当時の、どうやら同じ事件に立ち会っていて、文章力のあ るイナンナは二日ほどでけっこうな分量のファンタジー小説を書いています。 ⇒ テ ンサウザンドイコールミリオン
https://rainbow.悠遊夢想.jp/watch/uta_yu/yu_milion.htm
小説の中の登場人物のウズノがアマテラス(男神)に相当します。物語の中では殺害されています。舞台設定はシュメール時代になっていますが、彼女も神世の叙述の仕方を知っていればそうしていたはずです。
もしかするとアマテラス(男神)も暗殺されているかも知れません。神霊なので死ぬことはないとすれば、 岩戸の結界に幽閉封印されているのかも知れませんが。そうあってほしいものです。(2015年5月になってアストラルトリップして岩戸山を探索された方の記録が公開されていた ものが見つかり、そこに封印されている様子が図解されています)
国常立神と豊雲野神の封印呪詛の構図が明らかになり、そこにアマテラス男神も関わっていることが、幾何学図形的にも証明されました。
そこは国常立神が出雲の役人の不正を糺すべく赴いた宮津の執政地でもあり、ホツマもそのあたりから真相隠しのためのフィクション度を増しているのです。
持子早子とスサノヲが共謀して起こしたクーデターによって幽閉や封 印があった??
いいえ、彼らはまったくの冤罪であり、邪神側のクーデターはまんまと成功し、被害神たちの消息は知らされず、事件の真相を知る者たちを封印し、あるいは首謀者を別に設けて、冤罪に貶めて追放し、大事には至らなかったように神話が取り繕われたままになっているのです。史実の改竄は十八番らしいので、やられた側はたまったものではありません。
ま、いずれにしても、つい今まで岩戸は開けきられておらず、改竄されたお伽噺はずっと不整合の腐臭を放ってきたのです。
暗く濁った精神的抑圧のうお座の時代は、未だに自己主張してやみません。
みずがめ座となった今は、夜明け前から夜明け移行の時代とも言えます。
そのためには、真相をはっきり示すことから開始されるべきでしょう。
ほんとうなら、2001年には 手がかりになる情報は、手元に届いていたのですが、14年を経て、ようやく確証となる幾何学構図を提示できることになりました。
なぜもっと前に判らなかったのか、わが不明をいたく恥じて います。
さて、読者はこの世の人物がどうして神代の時代のクーデター事件に立ち会ったのか訝られることで しょう。
この世にわざわざ生を受けて目的を果たすためにやってきた神々がいるのです。
新神話でカンナオビとしている人物は、実は奥津嶋姫の化身であり、イナンナとしているのは市寸嶋姫の化身です。これはさまざまな奇跡的な出来事を総括してそのように結論づけられました。彼らは冤罪を受けた早子姫の子供なのです。
そして、ここに書き記します私も、この神界政変の被害者側の関係者であるらしいことがわかって まいりました。話があまりにも畏れ多く、また僭越にすぎるため、にわかに信じ難いと思いますが、実は”アメノホヒ”であるか、もしくはホヒの依代 もしくは雛形としての人(霊止)の器と言えば、ご理解願えますでしょうか。すると、奥津嶋姫、市寸嶋姫 とは従兄弟同士にまで昇華されるのです。
なお、早子の子供こそが奥津嶋姫と市寸嶋姫だったということは、私がこのホツマを見ないうちは知りませんでした。また、まさか持子の子がホヒだということも、知らなかったのです。記紀では、アマテラスの子とスサノヲの子に分けてしまわれていますが、出鱈目なのです。ホツマでは、両母が姉妹ゆえに、このような関係になり、ともにアマテラス男神の実子であるのです。
その三人がこの世のタームの終了間際を共に選んで、神界政変劇の実像を伝えようと、この世という劇を共演すべくやってきたのだと想像していただけたら幸甚です。
さて、我々が神界政変の時点になぜ立ち会っていたか。
国祖神国常立尊は、王家の子女であっても、庶民と同様に機織の手習 いをさせて、庶民の苦労を偲ぶべく、行く先々で手元に置いて、修行させていたといいます。
そんなまさかのときに、クーデターは起きてしまい、一部始終を目撃することになったのです。
私もその当時の記憶があります。私が誰であったかは知れません。が、警備担当をし ていたように思います。その三者の記憶を総合して、ここに神界政変劇のあらましをお届けすることにいたしました。
私にとってホツマは、真相を窺い知る意味で非常に大事な恩義ある資料です。
しかし、そこに書かれていることは改竄後のものであり、嘘を含むな らば、徹底して正してこそ、むしろ報恩行為になると思っております。
また、孤独な私のもとに神の化身の二人は時期を合わせたようにしてやって きてくれました。
そのことによって、無味乾燥な人生の枯れ木にも花が咲いた、奇跡とも言える時間がこんな私にもありえたのです。
それがたとえ、彼らが私を利用する目的であったとしても、私は彼らの恩に報いることこそ、最大の使命であり、この世に生まれてきた、あるいはいま生かされているところの、運命の目的であると信ずるしだいです。
我が一命を賭して、この資料を完成させ、多くの方にお知らせしたく思います。
私は2013年の出雲大社の式年遷宮の翌朝未明にありありとした夢を見ました。
どうやら記念すべき祝日に、神界の出雲大社の殿中で、衾の中から目を覚まし、いきなり大国主命と奥津嶋姫に出会っているのです。神界の、というのは、現実の出雲大社ではなかったからです。それでも非常に造りが巨大で大きな岩山の上に築かれ、社殿の左右 両側から二本の階段が地上の境内地まで伸びておりました。
私が神話功労者だから、栄誉ある目覚めを経験できたのかも知れませんし、私が琵琶法師のように 悲しい神話の弾き語りをして神々の心を慰めたからなのかも知れませんし、あるいは私自身がホヒゆかりの者だったからかも知れません。
彼は、大国主命のもとに赴任していますから。とすれば、奥様の奥津嶋姫と は、従兄弟同士になります。大国主命とも義兄弟になります。
もしそうだったとすれば、この時代に至り、共に親の冤罪を晴らすべ く、我々は立ち上がったのかも知れないのです。逆賊の冤罪をかけられて非業の死を遂げた二人の母の子供たちが、アマテラスを父として生まれた、いかに高貴な身分であっても、衆生のそしりは永代免れず、誰の協力も得られぬままに推移していた時に、我々だけでも何とかしようと奮起したのかも知れません。
ご覧ください。奥津嶋姫ら三姉妹は、いつも孤島か辺境の岬に蟄居しているでしょう。
神界における衆生のそしりや、言い寄りなどの危難を避けて、孤独に耐えている姿には見えませんか。
そのこの世の化身すらも、たえず閉じ込められている感を持ち、閉塞感のトラウマ に囚われていたことを、私は知っております。封印という行為が、どれほど残酷なものであるか。神代の姫君であっても、今なお精神苦の最中にあるのです。
ホヒにおいても、刺客の追跡を逃れ、命からがら大国主命のもとに、身柄を寄せているとも言えます。身近な親族がクーデターに遭い、その被害者の側にある者のほうが、内実をよほど知るゆえに、今なお苦難に遭っているという現実があるのです。
むろん、人に転生するときは、すべての記憶をなくしてきますから、魂がどんな志を抱いているかなどわかったりしま せん。しかし、強いトラウマを持った魂たちの、強い意志の磁力がやがて同志を引き合わせ集めるのは、時間の問題なのだろうと思います。
私は女性二人の話を統合して、この事件を新神話の中に書きました。
以下に記す「カンナオビ、神界のクーデターに立ち会う」のところです。カンナオビ とは、奥津嶋姫の化身です。
そこには、私のアレンジが半分ほど入っています。というのも、私にもその共通する記憶があるからです。
カーテンと柱の間にたたずむ機織女風のカンナオビらしい人物を注視している記憶です。
そこで私は、自分を警務大臣補佐官として登場させました。その話は2008年に書いています。
むろん、2013年の 遷宮直後日の夢の解釈しだいでは、警務大臣補佐官としていたのを、皇太子のホヒと言い換えてもいいかも知れません。
いや、それをするには、まだ未熟すぎていますか。
新神話では国常立尊の暗殺だけを描いています。
そして、「国常立尊暗殺現場に立ち会った梵天の決断」では、いかなる動きも見逃していない梵天と、決定的な禁則破 りをした場合にどうなるかについて語っています。
しかしそれも冒険活劇となるのがこの世界。
「デイブレーク・ブリゲード(夜明けの旅人)計画」は、真の逆賊である邪神一味掃討作戦の開始を告げるファンファーレとも言うべき箇所です。
これがなくて、どこの世に正神の出る幕、勧善懲悪のためしがあるでしょう。
新神話第十章より
カンナオビ、神界のクーデターに立ち会う
200X年6月のある日。カンナオビは、未明に過去世の夢を見た。
カンナオビは宮廷の機織り女であった。宮中の晩餐会の最中、突然部屋の中で爆発があり、ぼうぼうと煙が立ちこめ、 あたりは怒号が飛び交い、逃げ惑う神々で蜘蛛の子を散らすように騒然となった。
カンナオビは直感した。暴動に違いないと。そういえば、国王様の近辺には、ただならぬ噂がふんぷんとあったのだ。国王の政治を良く思わない重臣たちが、もしかすると何事か起こすのではないかといったような。
カンナオビが分厚いカーテンに身を隠していると、ネアン(これは私であり主人公としてい ます)が目の前で人々の誘導と指図に忙しくして おり、たいへんな事態であることが察せられた。警務大臣補佐官であるゆえに、こうした場合は最後まで残って責務を果たさねばならないのだ。
ネアンはすぐに、カーテンの下に脚を覗かせているカンナオビを見て取った。
「出ておいで。ここにいたらたいへんだ」
そこに執務室から書類を運び出してきた文部官が、「重要書類はこれで全部です」と、彼の元に置いて行った。それをネアンは 配下の女官に手分けして渡す。ぴったりとボディーにフィットした装束に身を固めた、こうした事態のために、彼の元で訓練されてきた者たちだ。だが、持ちき れる以上に文書の量が多かった。
「後の者はどうした?」
「大広間で殺されました」
「そうか。では、この分を頼む。直ちに城を抜け出し、XXXXで次の指令を待って欲しい」
「心得ました」
ネアンは心配そうに見ているカンナオビのところに書類を抱えてやってきた。
「謀反が起きた。カンナオビ。君は中立の立場ゆえ、この国に残ることもできる。
だが、もし我々についてきてくれるなら、共に来てくれ」
「はい。ついて参ります」
「分かった。私はまだしなくてはならないことがある。みんなで手分けして、必要なものを持ち出さねばならない。君はこの文書を持って逃げてくれ。近々、落ち合おう。さあ、こっちだ。裏口から逃げるんだ」
「どこで待ち合わせればいいの?」
「まず、XXXXに行くように。そこに皆がいる。最終的にはエクストラン(外の世界 地上界)になるだろう。緊急避難にはやむをえない所だ。そこを出た右手の二番目にあるドアから入れば一本道 で地下通路に出る。要所要所にいる係官の誘導に従いなさい」
「はい」
夢見の力によってカンナオビは神界における鮮烈な記憶を追体験することができたのだった。
この神界における事件こそ、日本神話にいわく「スサノヲの反逆事件」だったのである。
だが、神話はえてして伝承の継ぎ合わせ。実際にあった歴史的事実の原型を留めるも、為政者サイドの都合のいいように改竄されていたりする。
このとき反逆したのは、国王の側近たちであり、国王一家は暗殺され、といっても神霊であるゆえに不死であるため、 強い魔法を使った呪封が行われた。
そして、首謀者に仕立てられたのが、たまたまクーデター直後に来訪した、豪勇のスサノヲだったのである。
国王の国常立尊は魂を細切れに分割されて芦別岳の地下深くに、王妃の豊雲野尊は鬼界が島の地下にそれぞれ封印された。煎り豆に花が咲くまでは、出てくることができないという言葉の結界呪封がなされていた。
煎り豆とは、熱が加えられて死んだ豆である。それが芽を出し花をつける頃とは、まずありえない先の未来ということになる。
ここで識者なら容易に推測がつくだろう。今、人界にある有情たちの多くに、この手の呪封が施されているであろうことを。これを映画マトリックスは「閉じ込められた者」と評している。
ここに出てくるエクストランとは、まさに神界からもプログラムによって作られたと認識されている仮想現実の世界、人間界の ことである。
神々なら、教導することはあっても、あえて下生することを忌み嫌う場所。ゆえに、避難場所ともなりうるのだ。
それ以来、神界は暗黒に閉ざされた。正義は途絶え、悪徳が蔓延するようになった。
力の勝る者が弱い者をいいように扱い、神界の階層構造社会たるや、マフィア社会のようなものになっていった。
日本神話は「岩戸開け」を既成のこととしているが、それは神界における希望的未来預言であって、未だ実現してはい ない。
ホツマなどは、即座に終わったかのような表現によって、事態の深刻さを隠蔽している。
ただ、しだいに心痛める者が出てきて、人界の悲惨な現実から学ぶべきことを唱え出し、やや神々の性向も温情的になる傾向にある。下界の議会制民主主義は、その現れである。
その先に、かつての神界のよすがとまではいかぬまでも、正されていくに違いないという希望的観測がなされているのである。
だが、もし国常立尊であれば、そのようなやわな展望を許すはずがない。
また、本来それだけの力を備えた神であるから、大元帥明王とも言われている。だから彼の音信は、地獄界において、 正義と邪悪を厳しく吟味し、亡者を振り分ける閻魔大王として活在しているとされている。
国常立尊暗殺現場に立ち会った梵天の決意
では、クーデター直前の神界はどうだったのであろう。
国常立尊は、神界にあっても、世の無常を感じていた。彼が最高主神に抜擢されたときもよからぬ輩があまたおり、彼が為政す るに当たり、規則や法制でいくらその発生の源を断っても魂の根からくる邪悪さはいかんともしがたかったのである。
特に出雲に起きた役人の不正事件には、その根の深さを思い知らされた。極めて秩序だった平和で満たされた世相であったにもかかわらず、過分を希う輩による不正。それによって、不当にも搾取された被害者たち。そうした不正事件は続出したのだ。
国常立尊は、世の裏の実情を知っていた。神界といえども、マトリックス的現 実であること。いわゆる六道のことごとくに、非実在性、フィクション性が内在すること。そうである限りにおいて、有情はしっかりと足を地に 付けた思いに根ざすことができないこと。
ちょうど人が舟で航海するがごとく、船底の下の深海にはどんな魔物がいるや知れず、ただ舟の中にあるという安全信仰によってのみ只今があるという現実が、彼の思いを辛いものにしていた。神々の思いに影 響を及ぼしている魔物の存在(魂を持たない種族の悪意、策謀)がすでに知れていたのである。
国常立尊は、真の自己を探すべく黙座して瞑想の旅に出た。思いの中の不安とは裏腹に、心の底に平安の領域のあるこ とを感じていたからだ。彼は瞑想の深み、もしくは高みにわけ入ってついに安心の主を発見した。
そこにいたのは、梵天であった。
「あなたは誰ですか」
「私はあなたです」
「どういうことですか」
「私はあなたの目や耳や意識を通して見る者であり、あなたをあなたたらしめている者です」
梵天は光とエネルギーを放っており、それがまるで川の水のように彼の中に脈々と流れ込んでいた。
「ああ、この幸福感。永久に続くかと思われるこの安らぎ。私をここに留まらせていただけないですか」
「いいですよ。私の中にいなさい」
光明と至福に満たされたとき、ふと国常立尊は思った。やらねばならないことが山積していることを。そう思い出すや否や、ど こからか現れた白い玉が、輝く梵天に向かってぶつかっていき、爆発して砕け散った。
国常立尊は、それも希望者に違いないと気付くと、急に恐ろしくなり、後ずさりした。すると、国常立尊は後ろに引き込まれる ように、瞑想している自分の立ち戻ったのだった。
「しまった。自我意識が破壊されるという惧れによって、退転してしまった」
再びあの存在に会いに行こうと瞑想したが、何度トライしても、ハードルが高くて至ることができない。
「真実をお聞かせください。我が主よ」
すると打てば響く乳鉢のごとく、返事が返ってきた。
「私があなたという夢を見ているのです」
国常立尊は悟った。内在する自分こそが、かの人であると。
かの人の目となり耳となり、自分が動いていると。かの人も、自分と同じ想いを経験していると。
「ならば、よいお知恵をどうか・・」
執政の場に戻った国常立尊を待っていたのは、どこからともなく渦巻く黒い陰謀の影であった。
それゆえに、いっそう正義をかざして、粛清の処断もなさねばならなかった。それが苛辣を増すにつれ、為してしまっ たことの不正がいつ発覚するか恐れて、陰で徒党を組む輩があちこちに出てきた。
その数が満ちる頃、彼らの前に、ついに魔物が姿を現し、直接指示を出したのだ。国常立尊を殺してしまえ、と。
封神されて今があることを知らぬ神々は、それが神界をコントロールする天仙の差し金であろうとは気付くよしもな い。こうしてクーデターはいとも容易に成った。
国常立尊はもうもうたる煙の中、未だ見たことのない魔物によって羽交い絞めにされていた。前に立っていたのは、きらびやかな甲冑を身につけた武将のようであった。毘沙門天のように見えたが、そうでないことはその装いと態度によって分かった。
「国常立よ、もはやこれまでよ」と、するりと刀を抜くと、それは青白く光るや、光を浴びた周囲は真っ暗になった。 刀の妖気とでも言うか。
「魂をも斬ることのできる太刀がこれなり。再び生ずるなかれ」
そう言うが早いか、太刀は国常立尊に浴びせられた。羽交い絞めにしていた怪物の腕とともに、国常立尊は胴体を真っ二つにさ れてしまった。しばし甲冑武者は様子を見たが、彼の魂は強靭で、未だ死んではいなかった。
「おのれ。よほどの精神力と見える」
さらに縦横斜めと何太刀も浴びせて、一寸刻みにまでしようとした。
国常立尊はそのとき、自分の中にいてこの様子を見ている梵天に訴えた。
「梵天よ・・魂のない者がいます・・これは明らかに反則・・処罰を求めます」
そうして息絶えた。
魂の断片の山からなにやら霊気が立ち昇った。
「何だこれは。まだ生き延びようとてか」
甲冑武者はさらに断片を形がなくなるまで切り刻んだ。周りには、かねてより国常立尊に媚びへつらっていた側近の姿 がいくつもあった。
「これで二度とお目にかかることはなくなるわけですな。バイオモドキ様」とまで言っている。
「まだ未練があるやも知れぬので、僧侶を招き呪封を行う」
と言うや、申し合わせたように、ひとりの僧侶が入ってきた。術に長けた太公望である。
「このひき肉を、ここより北東の方角の遠方に持っていき、ばらばらにして土中深く埋めなさい。この一塊だけは、地中最も深くに埋めるゆえ、私が持っていく。お前たちで残りを互いにくっつくことのない距離に埋めてしまうよう」
「ははっ」
「かくなる呪詛を施そう。炒った豆から芽が出て花を咲かせるような途方もない未来に、再び日の目を見ることを可能とする、とな。こうでもせねば、魂ある者を冒涜する云々と外野の梵天から横槍が入れられんとも限らんのでな。永遠なる魂には、ふさわしい未来展望になるであろうよ」
国常立尊はこうして、人事不省の状態となり、魂の不具のまま昏睡することとなった。
ところがこのとき、国常立尊の意識を通して梵天が事の仔細を確認していた。しかも、有情の中でいつものようにただ 眺めて楽しんでいるのとは訳が違っていた。国常立尊が今わの際に託しているのだ。それとともに、梵の全系を揺るがす外敵の存在をしっかりと確認したのだっ た。
こうして、いみじくも太公望が知らずに外野呼ばわりした全系の最高神に知れてしまい、大規模な邪神掃討プロジェクトがス タートすることになったのである。
地を見れば天の如何なるかが推測できるように、以後、神界にも権力をほしいままにしたい策謀尽くめの暗愚な神が歴 代の主神として輩出されていた。
その影響を受けて、地からは勧善懲悪の理念が衰退し、正義と邪悪の戦いの局面において、正義の勝利することが稀に なった。
いきおい被支配者たちは上を見習うようになり、悪事も法に触れぬほどに適度にせねばと、折り目正しさを失い、魂の品位を下 げていったのだ。
だが、神界は確かに“さ蝿なす黄泉”のごとしとはなったが、まだ地上界ほどではない。正しくとも、大人しくしてい る神々があまたいて、人々を任意に導いていた。
だが、地上界は低い野蛮なプログラムの適用されるエクストランとなってしまったのである。
これが伝承に言う、失楽園の真相である。
デイブレーク・ブリゲード(夜明けの旅人)計画
失楽園の発生は、同時並行的に、クーデターを起こした邪な神々を掃討する作戦の事始めともなっていることに注意が要る。だが、神界のスパンは地上よりははるかに大きい。
当然ながら、正しい者たちの間からは、ずいぶんひどい世になってしまった、何とか以前のようなまつりごとの世に戻して欲し いという思いの煙が幾重にも立ち昇っていた。やがて、悪魔邪神の支配は終わる日が来るという預言めいた噂が立つようになったが、なかなかそれは訪れようと しなかった。その預言も邪神の手に係り、邪神の権勢存続のための未来シナリオになった。地上の黙示録などは、邪神たちの時間稼ぎのために秘教組織が設定しているという見方も必要なのだ。
神界の神々は、汚らわしい地上への下生を忌み嫌ったが、いろんなことが生じる魅惑的な実験世界ではある。
その地に赴く者は、本来、神々によるそれなりの加護が必須となる。それなしでは、裸でジャングルを行くが如しなのだ。この世にあって、幸せでいられる者、目的を見つけた者は、神々の加護と期待を必ずや担っている。感謝せねばならない。
国常立尊に仕えた忠臣たちは、付き従う者たちと共にこの忌み嫌うべきエクストランに至らざるを得なかった。
この地だけが、お家再興の可能性を秘める舞台と目されていたのだ。
忠臣たちは順次、あるいは時差をおいて、あるいは異なる場所へと、ちょうどパラシュートで目的地に着こうとする如 く、マトリックスプログラムのジャングルへと降下していった。
マコトツタエ
さて、ここからマコトツタエ(改竄前の元の伝承)が始まります。
ホツマの話をご存じない方は、こちらを参考になさってください。
http://www.hotsuma.gr.jp/aya/aya06.html
それは「あや」と題していることからも、「綾」(言葉の綾)「あやかし」(妖)「あやし」(怪)「あやまち」(過誤)であることを初めから認めているわけです。ホツマ作者の本音です。
本居宣長も、あや=マガ(禍)「歪曲」として、わざわいを意味する言葉としています。
では、内容はどうか。すでに前記事で見てきたように、勝者である為政者側にとって都合のいい改竄を目的とした創作物語ですから、筋書きにおいてはやりたい放題です。が、神々の系譜には正確を期しているようです。マコトの上に効果ある神話は創作されるわけですから。
たとえば、アメノホヒが持子の子であり、弁天三姉妹(奥津嶋姫以下)が早子の子であるところなど、伝承が正確に保たれていて、韓流官僚の面目が保たれています。それに比べ、古事記では、男子が アマテラスの子、女子がスサノヲの子となっているなどいい加減であり、真相さえ掴まれなければいいという趣があります。
つまり、ホツマは古伝承のマコトを元に真逆に近くフィクション化したものであり、古事記はフィクションのホツマをマコト扱いして、さらにフィクション化して真伝の痕跡を消し去っていると言えます。
しかし、古事記は古伝の科学知識を要領よく盛り込むことと、歴史の シナリオ付け(神の計画・預言)のために作られているため、多重改変にはなっていても、歴史誘導の牽引力があるに加え、地上の預言実現勢力(秘教組織)が、シナリオ実現の黒子として働くため、歴史はその通りに動いてきていると言えます。
また、ホツマも、渡来系の高度知識を詰め込むのに無理が嵩じ、トラ ンクが小さくて中身がはみ出してしまうようなことをしています。そこでウソとホンネが識別されてしまったという次第です。
では、実伝はどうだったか。以下に掲げるのが秀真(マコトより秀でた創作作品)を駆逐する私の手になる真伝(マコトツタエ)です。
真伝物語
この物語は当資 料の作者の創りました創作物語です。むろん、創作物にほかならず、フィクションとして扱われていいものと了解します。
神世の政変 にかかることの帖
日月は巡り時は移ろい、日の神アマテラスの御世は 事もなく、神のご威光は国のすみずみにまで照りとおり、人々の暮らしは日のお陰(光)を受けてますます豊かに平和が長く続きました。
そのようなときに、出雲の国で役人が賄賂をとって特別な民の便宜を図り、幾多の民が窮状を訴えていることを耳にしたトヨケ神は、急ぎ丹後のマナイ原に出向き、そこを根拠にして事件の取調べをすることとなり、詮議の上、この役人に公務員罰則を適用し長期受牢を、贈賄側 には公の仕事の永久停止を申し渡し、被害にあった民には納得のいく便宜が図られたのです。
びっくりしたのは、ヒタカミに残る悪徳官僚たちで した。出雲の不祥事が発端で、どんな密告で自分たちの悪事がばれるか知れないからです。
事が急を要するとみたこれら悪徳の者たちは、戦々恐々となったことは言うまでもありません。
ところがこのとき、悪徳の彼らでも思いつかなかったことを薦める者がいました。どこから流れてきたか、外国から来たという その男は不思議な術で占いをし、みごとに的中させることで話題になっていました。その男が宮廷のセオリツヒメの耳に入り、請われて占っていたのです。
セオリツヒメと内通していた悪徳官僚は、この男の占いを薦められたので信用して、秘密を厳守するというその男に、自分のしでかした収賄など不正に関わるいくつかの話をしました。
すると流れ者の男は、セオリツヒメに向き直って「ほら姫様。願ったり叶ったりとなったではございませんか」と言い 出しました。
「えっ?」
「罪を犯したというあなたは、厳しい詮議の末、いずれ投獄。そのような方があまたおいでというなら、ほら、毒を食 らわばなんとやら、みなさんで力を合わせて、いちかばちかの賭けをなさったらいかがでしょう。あなたは投獄、家門は断絶となら、やってみてもいい賭けでは ございませんか」
「ということは・・・」
「はい。お気づきのとおりでございます。
これも何かの縁でございます。幸い、私はここに商売をしにきておりますが、実を言いますと、向こうでは一団の精兵 を擁しており、今も数名が私の世界遊行を守ってくれておりまして、彼らはいずれ一騎当千のつわもの。呼び寄せて、あなた様方のために働かせることには、何の異存もありません」
「おお、そんな国が外にあろうとはな」
「ははは、ここよりはいくらか進んでおりますでしょうか。しかし、何の勢力拡大の意図もございませんので、事が成った先は、安泰になさられたらよろしいでしょう。その後も、たくさんの策をお授けいたしますぞ。何なら顧問になりましょう」
心悸高揚してガクガクするのを抑えながら、悪徳官僚は大胆不敵で自信たっぷりの男の顔を凝視しながら、臆してはなるまいと言い放ちました。
「うーん。そちの話は、わ、わかった。ここは、またということにしよう」
悪徳官僚は後ろを何度も振り返りつつ、足早にセオリツヒメの局を退出していきました。
「そんな恐れ多いことを」
「あなた様も、今のお方と(ニャッ)。このままで済むとお思いですか?」
「・・・わかった。このことは内密じゃぞ」
「ははー」
この頃、丹波ではトヨケ神が法整備を急ぎ、次々と罰則規定を設けていました。この神界から諸悪の種を根絶しようとの確固とした決意からでした。
なぜなら、お上が暗愚では、理念の垂迹によって、下々の世界にも暗愚が及ぶからで、この場が清潔に保たれること が、世界の幸福につながるとの尊い思いからでした。
さて、セオリツヒメは何を占わせていたのでしょう。
それは、自らに男子が三人もできていながら、北局の持子にひとりの男子あるだけで、皇位継承が規定どおりなら、そ の子(アメノホヒ)に渡ってしまうからで、自家に皇位が巡ってくるチャンスがあるものかどうかを占わせていたのです。
流れ者の男は、悪徳官僚がここに来る前に、「それは叶います」と自信たっぷりに告げていました。
官僚が去った後、心細げにポツリと、「かなりの重罪になろうな」と問いますと、男は「トヨケ様の裁判にかかればそうでございましょう。が、そのような罪はつい昨来、作られたものでございます。私どもの国には昔から、“許し“という我らの神のお作りになった制度がございまして、どんな罪も神もしくは神の代理人の前で告白さえすれば、許されることになっているのです」と、微笑みながら答えました。
「おおー、それはすばらしいが、ほんとうのことなのか?先ほどの者にも聞かせたいような話だが」
「はい」
セオリツヒメから流れ者の男に知らせが入ったのは、七日の後でした。顧問として南の局に急ぎ参らせたまえと。
このようなことが水面下で謀られていようとは、まったく知らないアマテラス男神でした。むろん北局も日々安泰でしたから、知る由もありません。ただ、何か身辺を嗅ぎ回る影のような存在がたまに警備から報告される程度でした。
「時はいま桜ちりそむマナイ原」
ついにセオリツヒメから、事始めが宣言されたのです。
それまでに謀議に加わっていた悪徳官僚の半数は、事後処理の段取りをすべく、トヨケ神を補佐するためと称して勝手に丹波にやって来て、政務室の側近の列に加わっておりました。
かの男と精兵も、マナイ原の宮廷に、悪徳官僚に導かれて別室に待機。
トヨケ神自身、身を慎まれたので、仮作りの宮のままで、さほど凝った設備はありません。政務をとるやや大きめの部屋と、文書類が保管されている執務事務室がわりあい大きくとられている以外は、トヨケ神と奥様の寝室、台所、二つばかりの多用途の別室、そして衣類を作り整えるための機織場、そして側近なども利用する大き目の従業員宿舎といった内容です。
事が起きたのは政務室でした。突然、爆発が起き、部屋の中は煙が充満しました。居並んでいた側近たちは、知る者は別として、いきなりのことに逃げ惑うばかり。
驚いて椅子を立ったトヨケ神は、部屋の中央の煙の少ない場所にきたとき、側近数名に周りを取り囲まれました。
それはヒタカミの悪徳官僚たちでした。
「何が起きたのだ?」
側近たちは、剣を手にしているものの、震えながら「わ、わかりません」としか答えられません。その様子を見ていて 業を煮やした流れ者の男は、「やれ」と一言、精兵に命じました。
ひと回り以上大きいひとりが、トヨケ神の背後から、羽交い絞めにし、別のひとりが、見たこともない進んだ国の剣をかざして、トヨケ神を前面から斬りつけました。
「うぐっ」
羽交い絞めしていた精兵の両腕が吹き飛ぶほどの威力で、トヨケ神は真っ二つにされておりました。
しかし、トヨケ神の魂は強靭で、なかなか絶命にはいたりません。これには流れ者もあっけにとられています。が、こ んなときのために準備していた手順を踏みました。
三人目の精兵に、「行け」と命じますと、ただちに宮廷の外に。
そして、悪徳側近たちに「あなた方も一刺しを」と促しますと、事前の約束があったのでしょう、みな震えながら、「ああ」「はい」と応じました。
トヨケ神はみなの行為をひとつひとつ見て言います。
「アササ神よ、お前もか」「イナシ神よ、お前も」・・・。
全員が震えながらも一刺しし終えると、やがて入ってきたのは、ひとりの僧侶でした。
流れ者は精兵に、トヨケ神の身体を一寸刻みにさせてバラバラにさせました。
僧侶は精兵に指示して、「それを」と言いますと、精兵はトヨケ神の陽具を掴んで僧侶の用意した箱に入れました。僧侶はそれを布に包むと、「刻んだ断片は、どこそこへ運ぶ。私はこれだけを別の場所に運ぶ」と言って、その場で幾何学的な魔方陣を描き、一時間ばかり祈祷を続けました。
さて、宮廷にいたマコトの側近や下女や警備兵たちはどうしていたのでしょう。
部屋にいた警務大臣などは精兵に捕らえられて、悪徳側近の私兵に引き渡されてしまいました。政務室に居並んでいた悪徳の者以外は、みなそのようでした。
外にいた補佐官たちが異変に気づき、警務大臣補佐官が機転を利かして、手順に則って宮廷内にいた神々を誘導して、彼しか知 らない秘密通路から外に逃がし、他の補佐官たちは下の者を使って、重要書類の運び出しに専念。
その間にも、精兵と悪徳側近の私兵によって、警備兵との戦闘が。しかし、手薄な警備兵の数ゆえ、すぐに尽きてしまい、逃げ遅れた神々の虐殺が行われてしまいました。
殺された機織女の数が最も多く、もみ消そうとしても消えない噂としていつまでも残りました。
さて、逃げ延びた機織女の中に、早子姫の子女の奥津嶋姫と市寸嶋姫がおりました。なぜこのような下女の中に?
それはトヨケ神の教育制度として、王室の神々の子女には、手習いとして、庶民の苦労がわかるようにと、下女とまじっての機織をさせていたからで、このときトヨケ神はお孫さんたちをマナイ原に呼び寄せていたのです。
それが、このような事態になろうとは。
「次は、アマテラスさまをここに呼ぶことですな」
「そうしますか」
悪徳側近の官房大臣は、すでにトヨケ神が書き残されていた遺勅に添えて、マナイ原でトヨケ神が病床に伏しているので、直ちに来られるようとの文をつけて、ヒタカミに送りました。
それをご覧じたアマテラスは、急ぎヒタカミを出発。マナイ原の宮廷に入られたところで、捕らえられてしまいました。
その後、ヒタカミには何の異変も知らされていません。ただ、アマテラスはマナイに留まり、しばらくこちらでトヨケ神の代理で執務に当たるとの旨知らされただけでした。ヒタカミでは誰も何も疑いません。平和の日々を謳歌しています。
むろん、セオリツヒメは事変を知っています。すでにトヨケ神とアマテラス神の意向の届かぬ領域に入っていることも。
後は持子一族をどうにかして、正嫡のアメノホヒを追い落としておいて、東と西の局に因果を言い含めればいいだけで す。
問題は、早子の子らが行方知れずになったことです。懸命の捜査にもかかわらず、ようとして知れません。いや、流れ者の精兵の捕捉にはかかっておりました。ただし、泳がされていたのです。
奥津嶋姫たちは、何とかしてヒタカミに知らせたく思いましたが、表に出ることもできず、直ちに警務補佐官の指示する合流の場に向かうにも向かえずにおりました。
流れ者は言いました。
「捕捉はついております。我々も踏み込めぬようなところに隠れておるようでして。がしかし、なんとしても政変のこ とを知らせたいようですから、ほんの少し耳寄りな情報を流すだけで、出てまいりましょう。そうですな。この辺で持子早子と子供らを落ち合わせることにしましょう。そこで彼らがどう出るかですが、すでに仕掛けにはまったも同然です」
「では、アマテラスを補佐するように送り出せばいいのですね」
「はい」
セオリツヒメは、アマテラスから文が来て、早急に北局の持子らに来てもらい、身の回りの世話をしてほしい、あとの 留守は他の局で守ってほしいとのことを、北局に伝えてきました。
こうした場合は、北の政所のやるべき役割でしたから、何の疑いもなく、支度を整えると、お供数人とともに、その日のうちに出立したのでした。
こうして、持子早子一行が近江にさしかかるとき、奥津嶋姫姉妹は何の障害もなく密会を果たせたのでした。
何がマナイで起きたか、知る限りのことを伯母と母に話しました。
持子と早子は政変の起きたことを知り、それがもとでトヨケ神が病床に伏すというのもわからないでもなく、かといって後に行ったアマテラスの音信も平穏とすれば、政変は無事収まったのか、それとも別の展開になっているのか、まったく掴めないため、アマテラスの弟のスサノヲに調べてもらうべく、文を出しました。
我らとともにマナイの兄様を慰問してくれないかと。
スサノヲは昔から豪気で根が単純なことがわかっていましたから、逆賊側に加担しているとも思えず、また頼みごとはいつも快く引き受けてくれることから、頼もしくもあり、何か異変があらば教えてくれるだろうとの思いでした。それに加えて、何かあらば、アマテラスに殉ずる覚悟もすでに固めていました。
危急の頼みにスサノヲは動きました。ほかならぬ姉者のために、豪速を以てして老の坂で追いつき合流を果たし、マナイに入廷する目前まで来ました。
その間、いろいろと話を交わしました。
「政変が起きたと?」
「私の子がそれを目撃しているのです」
「冗談とは思えなかったから、手勢を五百ばかりこちらに向かわせている。一日遅れで到着することだろう。だが、も し何もなかったなら、どうやって事を収めるつもりだ」
「そのときは、私が娘に代わって罪をかぶります」
「私もです」
「何をおっしゃいます、お姉さま。あなたは正嫡男ホヒ様を支えねばなりません。もとは私の娘のしでかしたことゆえ、すべて私の側の咎として咎めを受けますから」
「まあいい。まずわしがひとりで乗り込んで、無事を確かめることにしよう。なに、わしひとりで十分、一騎当千の働きができるでな。もし何かあっても、切り抜けて来るわ」
こうして、スサノヲ神が単身で宮廷に乗り込んだのでした。
「なに?兄者は業務多忙で会えないと?」
「そのとおりです」
「何かわしに顔合わせできぬ事情でもあるのではなかろうな」
「そんなことはありませぬ」
「トヨケの祖父はどこに入院されてるのだ。お見舞いしたいのだが」
「あいにく、集中治療中で、面会できません」
「とにかく、どこの病院だ」
「・・・」
そこに様子を見ていた官房大臣がやってきました。
「スサノヲ殿、いつもながらの粗暴な物言いに、みなは閉口しております。
庶務大臣補佐官の申しますように、いまはお二方ともお会いになれません。
そもそも、どうしてあなたがここにおいでなのですか。
我々は奥様がたの到着だけと聞いておりますのに」
「そ、それはだな、わしはただいきなり思い立って、兄者たちを慰問したいと思っただけだ。
いつもたいへんらしいからな。わしなど、手伝いもできんが、ほら、応援ぐらいはして差し上げられようと思ってのことだ」
「とにかく、お会いできる時間が取れるまで、どこかで待機していただけませんか」
「そうか。わかった。今日は引き上げることにしよう。ここにわしの片腕をひとり置いておくから、面会可能となら、 伝えてくれ。わしにすぐ伝わるのでな」
「わかりました」
その頃、スサノヲ神の五百の兵卒が持子姉妹の逗留する近くに至っておりました。
その手勢の数は、おのずと目立ち、街道の民衆の目にも留まります。
そこに妙な噂が。
戦さが始まりそうだと。
それを言うなら、悪徳側近の兵卒のほうがすでに何派にも分けて通っていましたから、同じとは言えるわけで、むろんあらぬ噂を流しているのは悪徳側近の側というわけでした。いくらでも間者を沿道に忍ばせてありましたから。
「だめだ。どちらにも会わせてくれん。側近が壁を作っているとしか思えんから、やはり何かがあったと思ったほうがいいかも知れんな。それにしても、庶務補佐官というやつは新顔だった。腑に落ちんが、どうにもならん」
「私たちは、もし捕らえられたとしても、入廷しますよ。いざとなれば、殉死する覚悟はできていますから」
「姉者。それはまずいぞ。我々の正当性を伝える者がいなくなってしまう。姉者の娘はどこに行ったのだ」
「頼りはあの子達ですが、元の抜け道に戻らねばならないと言って、近江で別れました。まだ未成年ゆえ、巻き込むわけにはいかず、別行動を許しました。それに、あなたが入廷している間に、実家のほうにその辺のことを文に書いて送りました。何かあれば、事変を察してくれるでしょう」
「いよいよもしものときには大事になるな。何もなかったとしても、一族あげての恥さらしになってしまうだろう。ま あそのときは、またわしがしでかしたことにでもしてもらえばいいのだが」
翌朝、持子早子は供の者三人を連れて道案内を先頭にして至り、宮廷の前に立ちました。
持子早子の到着と聞いて、門を開ける門衛。すると中から官房大臣が姿を現します。
「これは奥様。遠路よくお越しくださいました」
「天皇はいかがされていますか。それからお祖父様のご容態は」
「はは、トヨケさまは思いのほか重体で、まず面会はかないません。天皇様も昨日から行幸で、しばらくお帰りになれません。どうしてもっと早くお越しくださらなかったのですか。一昨日なら、おられたのですが。ヒタカミからなら、三日前には到着できますでしょうに。なぜでございますか」
「それは女の旅ゆえ、好不調もあろう。途中で休み休み来たのじゃ」
「ははっ、そうでしたか。天皇はあなた様に嫌われでもしたかなとおっしゃってましたぞ。仲良くしてください」
「そのようなことは決してありませぬ」
「ならばよろしいのですが。ところで、スサノヲさまが昨日いきなり来られまして」
「え、そうなのですか」
「しかもたいへんなことに、軍勢を連れてのお越しだったようで、地域民がみな戦さが起きるのではないかと騒いでおりまして。何も起きなければよいのですが」
「そ、うなのですか」
「奥様は、スサノヲさまに会っておられたということはないのですか」
「・・・」
「どうなさいましたか」
「うむ。会いました。それがいけませんか」
「いや、なにもありません」
こうして持子早子は従業員宿舎に案内され、ここが逗留場所と指定を受けました。
ヒタカミの北局と比べると、なんとも貧相なこと。しかも、賄いがつかず自炊するしかないといいます。
「トヨケさまの倹約励行のご方針により、このようになっておりまして。ご子女さまもここで逗留されていたのです」
「そうなのですか。ならば仕方ないですね」
宿舎には、夜陰にまぎれてスサノヲがやってきました。
「私たちも会わせてはもらえませんでした。祖父は重体で面会不可能。天皇は行幸中とのことで、いつになるのかも定かでないという話です。私らは、派遣された以上、ここに留まらねばなりません。あなたは、もうお帰りなさい。挙兵の噂が立っているようです」
「挙兵?ばかな。わし にはそんな理由がない。ええい、明日もういちど入廷して、しっかりとした面会日を約束させてくる。むろん単身で行くから、挙兵などという嫌疑も晴れるだろ う。こういうときは、退くとかえってよくない。まっすぐこそがいいのだ」
「あなたらしいこと。ほほほ」
「おおっ、わかってもらえたようだな。こんなことは初めてなので、わしはうれしいぞ。姉者だけじゃ、話のわかるの は」
「もしかすると、政変ですでにトヨケさまも天皇もなくなられているようなことは」
「あの様子ではな」
「でも、もし天皇が亡くなられていたとすれば、皇位を継ぐのはあなたになるのですよ。ホヒはまだ若すぎて教育が足りていないので」
「ばかを言ってくれるなよ。そこまで言ったらお世辞になってしまう。わしが天皇?無能すぎて天下がひっくり返ってしまうぞ。はっはっは。第一、わしは勉強というものが大嫌いなんじゃ。そんなことは秀才に任せればいいのさ。ホヒにさせるんだな」
翌朝、宮廷の門前で、また同じやり取りが。
「わかりました。天皇がお帰りになられたら、急ぎ使者の方に言付けいたしましよう」
「それと、わしは兵を挙げる気などさらさらないのでな。随行の者が多いのは、いつものことじゃ。こういう大名行列 のようなことが大好きなのでな。帰りも、にぎやかに帰るぞ」
こうして、スサノヲは持子早子に一言別れを告げると、せっかく連れてきた兵卒五百とともに帰路に就きました。五百人もの軍費はばかにならないからでした。
ヒタカミに帰り着いたとき、スサノヲはいきなり屈強な警務員たちに取り押さえられてしまいました。
挙兵した謀反のかどで。
アマテラス天皇が、行幸先で吟味してそう決定されたとの事。
「そんなばかなことがあるか。まてよ、もしかしたら姉者たちも」
そこにセオリツヒメが現れました。
「持子殿早子殿はそなたの謀反をそそのかしたかどで、天皇の命令を以て、北局から外すとともに、閉門蟄居のお沙汰じゃ」
「なにいーっ、そんな理不尽なことがあるものか」
「今頃は、蟄居先が言い渡されていることであろう」
実は、持子早子に随行していたお供の者に、セオリツヒメの間者がいたのです。どんな言葉尻を捉えてでもいいから、 伝えよとの命を受けていたのでした。
「それから、お前の使いの者を尋問したところ、謀反の挙兵をしゃべったそうじゃ。その事実を天皇は聞かれて、処置を下されたということじゃ」
「わしの片腕が?よもや拷問にかけたのではあるまいな」
「そのようなことは、私は知りませぬ。話が早馬にて知らされたまで」
「お、おのれーっ。姉者あーっ、無念じゃあーっ」
すでにセオリツヒメは流れ者によって洗脳されておりました。
何度も、私の罪はどうなるのでしょうかと聞くたびに、流れ者は、私の神がお許しになりますと答えました。
今日はこんなことをしましたが。
それも神の代理の私にお話しくださいましたから、罪が許されました。
明日は、こんなたくらみを考えておりますが。
いま、許されました。
そなたの商売とは何じゃ?
実は、我々の偉大なる神の許しを売っております。ほら、これが我らの神のシンボルでございます。持っているだけで、どんな罪も消え去るのです。差し上げましょう。ただし、元手がかかっておりますので、金銀をいただかねばなりませんが。なに、手数料程度でよろしいのです。
ほう。手に取っただけで気持ちが楽になった。
そうでしょう。我らが神は、このシンボルを持ったみなさんの罪を、みんな身に引き受けて預かってくださるのです。誰もが知らず知らずのうちにいろんな罪を犯します。それをいちいちこだわっていたら、何もできません。そこで我らの神は、罪財バンクを設けて、それらを預かることにしているのです。むろん、わずかばかりの利息しかつきませんから、返済時にもさほど負担になりません。そして、私は仲介手数料収入が少しいただけるとい うわけで、みんな幸福、みんな繁栄というわけです。で、これが使用上の注意と約款です。
ほう。おや?返済期限というのは?
はあ。最長で今から2000年 ほど後も選べます。むろんそれまでにゆとりができれば、分割でも一括でもリボというのもあって、幅広い対応ができるようになっております。私はゆとり返済 のリボをお奨めしております。
なんじゃ、返済があるとな。そんなものだったのか。で、その負担を積極的に減らすにはどうすればいい。
あなた様も“許し“のシンボルを売られることです。これはとても売りやすいです。“愛“や“優しさ“に混ぜることができるため、誰もが喜んで受け取ることでしょう。
なお、無条件契約解除の期間を七日としておりますから、もしお嫌になられたら、その期間にお申し付けください。私 は七日間は預かっておくことは可能ですが、それ以後は我が神のバンクに入れねばなりませんので。
もしいま解除したら?
今まで支払われた手数料と告白のあった罪を全額まとめてお返しします。
とすると、クーデターと最高神殺しの共謀の罪が・・・。
さようです。どうなさいますか。なるべくなら毒を食らわば何とやらのお心をお奨めしますが。
利息はいかほどか? 返済に耐えられぬということはないのだろうな。
100年に3%でございますから、わずかかと存 知ます。
2000年後に清算できなかったらどうなるのじゃ。
次の2000年、もし くは我らの神が与えられる時空で神のために働いていただきます。なに、すでにムー、アトランティス、そして今の時代と、時代遍歴されている方が多くおられます。お仲間には不自由されないでしょう。みなさんの魂は永遠ときていますから、みなさん嬉々としてご活躍です。
あまり気持ちの良い話ではないのう。
ただひとつお願いがあります。罪を預かる方の数がこれから増加いたします。神が預かれる容量を超えてしまいかねません。そのときはお預かりできないと、突然なるかも知れないのです。そこで、姫様にはみんなのために、負債の先送りの儀式を先導して執り行っていただきたいのです。
この時代の最後は黄泉の国つまり雪隠になっておりますので、ツケゴミを集めて後送りして雪隠に落とし込む掃除を定期的に行っていただきたいのです。そうすれば、みなさんの暮らしも長らく安泰でありましょう。なに、最終の破綻処理は雪隠で行えばよいことですので。
当時、トヨケ神は地球上の全域を監督なされていましたから、この流れ者の国というものの所在が問題になるのですが・・・
当時からつい最近までもそうですが、神界はより上位の界から封神という呪法で支配されており、下位からでは所在の掴めない帳に隠されておりました。
それは、低次元の神霊には高次元のことがわからないという言葉で説明されています。だから、上位のやりたい放題と いってもいい状況だったのです。
精神性に優れているのが上位にいるならいいのですが、決してそうでないのが世の中というものです。天にある如くが地にもあ り、地にある如くが天の姿でもありました。
そのようなところから、別国の神の代理人(御使い)という者がやってきて、神界以下(下界も)を彼らのルールに従わせようとしていたのです。
返済に耐えられなかったら・・・約款には、身を粉にして働いてでも償うとなっていましたから、契約に従って、兵隊でも皿洗いでも身売りでも何でもこなさねば・・・となるわけです。つまり、邪神の奴隷となり、時には何千回という転生も余儀なくされたり。嗚呼。
この世の有情の実質的な姿がそこに写し出されておりました。
その後、持子早子は蟄居先の九州の宇佐へ。が、そこでは誰との連絡もとらせてもらえず、たえず毒殺の脅威にさらさ れました。そこで夜陰にまぎれて逃亡。追っ手を差し向けられて、さまざまな遍歴の苦労を経て、二人は別れ別れになり、持子は戸隠に落ち延び、かろうじて生を保つほどに憔悴。そこを地元民に芋粥で養われて、やがて病床に伏し息絶えたとのこと。神霊は、激しい憎悪のために九つの頭を持つ龍身に変じて地中に潜られたそうです。
いっぽう、早子も無念を胸にしまいつつ世を去り、同様の龍身になって地中に潜られたとのことです。(ヤマタノオロチになったとされています)
恐ろしいことに手を染めたことを帳消しにすべく、セオリツ ヒメはさっそく“許 し“を励行するようになり、まずはスサノヲを赦免しました。ただし、死刑になる寸前でしたし、何も知らない第三者として振舞い通しましたから、その温情にスサノヲは感じ入り、身に覚えのない罪をあっさり認め、謝罪したのです。
まあ、これが下界の冤罪事件横行のはしりになっていることは確かでしょう。天にある如くが地にもあり、地にあるを以て天のいかばかりかを知ることができるという話であります。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
しかも六甲山です。先修験者・天狗との接触があった可能性はあるでしょう。
ホヒは彼らの協力を得て、この世に真伝を持ち越しているとみられるのです。
だから、ホヒの縁者である私に、天狗さんたちは多 く撮影させ、また謎解きを任せられたのでしょう。
謎解きによって、封印されていた天狗さんのほとんどを解放させていただきました。
そして、その当時にもたらされた真伝を、天狗さんの子孫は、後世の芦屋道満へと引き継ぎ、保管に当たらせたということかと思います。
なんと、一連の流れとして理解できたことでしょうか。
アメノホヒ降臨地・六甲山に謎解きの鍵が集まっている
2014年5月1日に開始した国祖神封印解除の儀式のその後、2014年5月13日の未明の夢に、 芦屋道満らしき宮司が出てこられ、道教風寺院の裏手にある、謎めいた彫刻模様の壁に私を連れてい き、二枚の鍵を模した木札を私に手渡し、いくつかある鍵穴に刺すように指示しました。
私は、下のほうにある一箇所と、上のほうにある一箇所に差し込み、何かを期待して待っているという風でした。
よく霊界のアカシックレコードを見せてもらうとき、図書館のようなところに行き、図書館書士から本を渡される夢を見るという話があります。ちょうど、そのようなことではなかったかと思います。
私は2013年頃からなぜか神社系の人物に関与しています。
2014年3月には、ある宮司さんとも知り合い ました。
こうしたことから、どこぞかの社寺の宮司と出会って、秘伝の書を受けるという暗示めいた筋書きの夢を見たのだろうと思います。
なぜ芦屋道満なのかについても、2012年頃には事前に推理しており、日本とはヘブライ語で第二の聖書という意味らしいので、第二の聖書が存在したとすれば、それはどこにあるか、という推理をしました。
聖書も死海写本が正筆という話がありましたから、第二の聖書も正筆つまり真伝であ ろうと推理。
問題はそれがどこに隠されてあるかということでした。
淡路から琵琶湖に入射するラインは死海からガリラヤ(キネレト)湖に至る南北ラインと相似像を造ります。
キネレトは竪琴のこと。竪琴と琵琶のシンクロもあります。 そこでクムランに相似的に位置するのが六甲山と推定しました。そこにはカタカムナ文献の出た金鳥山があり、先修験者たる天狗伝承の地でもあります。彼らはユダヤ教徒であることも確かです。
カタカムナ文献の管理者の平十文字氏の名前の付いた十文字山もあり、六甲山系には修験洞窟が数多くあります。そして、カタカムナの資料を最終的に保管したのが、芦屋道満だったらしいのです。
もしかすると、第二の聖書も彼が。そしてまた、真伝も彼が併せて秘匿の術により、保管していたのではないかと思うのです。(むろんこれは私の創作神話部分です)
おそらくは、本当の伝承(真伝)は先修験者が持ち伝えていた。 彼らは盗みは絶対にしない。それをあえてするときは、よほどのとき。
朝廷が律令国家体制を敷こうとするとき、国の伝承(神話)を改める必要があり、真伝を改竄せねばならなくなり、それをした後、真伝の抹殺を図らねばならなくなったとすれば。
それを知った識者たちは、なにがどうあっても、真伝の保全に命を賭けて取り組んだろうと思います。
根はユダヤ人です。第二の聖書や真伝がどのようなものだったかは、知るすべはありませんが、それが彼らの命の拠り所だったとすれば・・・盗み取ってでも保全しようとしたとしても不思議ではありません。
そのことが中央に知れた先修験者たちは朝敵となり、追われる身となりました。これが天狗という異端の妖怪伝承の発端ではなかったかと推測されます。
追手の中には、空海までいて、そのむごい呪法(三角護摩壇法)によって、天狗たちは岩の下に封印されたり、三角の金型に封印されたりもしました。
いっぽう都では、修験者側を擁護したであろう芦屋道満と、朝廷側の安倍晴明が対決して、晴明が勝ったとされています。
道満はそこで命を落としたかどうかは知れませんが、いずれ誰しも命を落として、霊界に行くことに。しかし、真伝はどこかに隠されていて、後世の誰かが発掘するのだろうという、希望的な願いが、おそらく道満にはあったでしょう。
真伝を刻んだ石版は、カタカムナの石版のさらに奥にあったと推測されます。
そのカタカムナの存在を平十文字(たいらのともんじ)氏はナラサキに知られてしまい、一部が盗み出されたため、残りをどこかに運び、改めて埋め直したと、平十文字の親友の息子さんから私は直接聞いています。
すでに平十文字氏はこの世になく、石版は行方知れず。それでも、秘教組織は、その行方を捜しているのです。睨みを利かす好位置に、秘教メンバーがXXXXの里とさえ標榜して居を構えていることを私は知っています。
ナラサキも秘教の一員だったでしょう。しかも、近世になってからというのだから、秘教組織の追及力は並のものではない。昔からの情報は秘教組織のほうがよほど得ています。
私は、今頃になって、幾何学的に鳥瞰しながら推理して、どうやらあのあたりがそうであろうと、漠然と解釈しているようなことです。
霊界から道満も、これでは出土の見込みもないと、私のような者に、アカシックレコードの側から伝授しようという思いになっても、おかしくない気がします。
いいですよ。私も、真伝が真相解明には欠かせなくなっています。お互いの目的が一致したのです。
そして、驚異的なことがまた起きました。2014年の9月になってネットで調べ物をす るうち、アメノホヒがこの地上に降臨した場所がわかったのです。ホヒの降臨の場所はなんと、六甲山の六甲カントリーハウス(遊園地)の中にあったのです。みごとな磐座があったのです。これは先述しました。
私たちはその近傍でUFO撮影も頻繁にしていたのですが、謎解きに必須の縁ある場所だったからという思いに今はなっています。それは元伊勢も同じだった。もしかしたら、私が生まれた宮津も謎解きの縁によって、わざとそこに下ろされたとさえ思えます。シンボル的な大江山の伝説には子供の時から興味していましたから、それさえも縁として関係していたことを改めて知った思いです。
これで、すべて一点に収束が図れました。アメノホヒは神界から下野してきた時、六甲山にいた先修験者・後の天狗たちの協力を得て、重要書類を地上に伝えているのです。
むろんそれは、関係者の魂の記憶として遺るとともに、石版などに写し取られたものでしょう。
それを後世の芦屋道満が引き継ぎ、神界政変の涙劇の真実を、自己の命に代えても守ろうとしたのだろうと解釈しました。
そして現代に至り、私は麻耶山を変態しながら飛行する天狗のようなUFOを数多く撮影し、様々なヒントを得て、彼ら天狗たちが三角護摩壇法という呪術で封印されていることを突き止め、その経緯を明らかにし、彼らの飛行シーンを公開することで、彼らの封印が解けたことを確認しております。
⇒ https://red-avian.info/monoomoi/himegokoro/teng.html から天狗系UFOの飛行シーンをご覧ください。
そして2005年5月頃からしばらくの間、全国46都道府県中45都道府県で、自動車道ののガードレールに三角形の金属が突き刺さっているという事件が相次いで発生。何者かの危険な悪戯か、車が接触したときに車体からはがれた鉄板が刺さったのだろうといった噂が話題になってやがて立ち消えて、結局何の原因だったかの解決もないまま人の意識からも忘れ去られていったかと思われます。
私は大声で天狗さんが・・などと言うわけにもいかず、小さな実績報告として挙げるに留めています。このとき、謎解きが封印解除法になることを確認した次第です。
そのためには、
まず、封 印の実態を明らかにすること。・・・・・UFOとして撮影し彼らの姿が確認された
封印の経緯を明らかにすること。・・・・・これがいちばん大事で、謎解き=封印解除になる
私は撮影メンバーとともに、撮影を行ない、撮影物とその傾向から、麻耶山の天狗伝承を知り、そ の謎の解明に取り組みました。すると、現代人なら絶対にしないだろうところの、謎解きができたのです。
天狗さんたちはほんとうに喜んでいたと思います。
その後、私が山暮らしを始めたのですが、一度としてこけて膝から足を地面に着けたことがありません。天狗さんが守護に当たっていてくれたればこそと思っています。
ありがとう、天狗さんたち。
様々な封印呪詛を解く方法
これは、私が経験上してきたことを踏まえ、こうすれ ばよいのではないかという仮説です。
①言葉による呪詛は、言葉によって解かれねばならない。
煎り豆が花を咲かせるまでは出てはならない・・・という封印呪詛に対しては
対抗する解除術は、火の鳥(フェ ニックス)による救出劇によります。
マグマの中に飛び込んでも、蘇生するという伝承に託して、新神話の中で具体的に救出劇を執り行います。
このたびの火の鳥のキーワードは、神世からの贈り物とも言えるものでした。市寸嶋姫との連携により得られました。
⇒ 鶴亀すべり火の鳥を出す https://red-avian.info/n-myth/2benten.html#2
その験をもとに、火の鳥によって国祖神夫妻をそれぞれ救出するという演劇を、まずは市寸嶋姫の化身とともに行ない、彼女と別れてからは、先の奥津嶋姫の化身と協力しあい、彼女とも救出劇を演ずるというシミュレーションを行なったわけでした。
そのときはうまくはいかなかったとみられるわけですが、その熱意が伝わったか、封印幾何学構図が見つかり、解除儀式を経て、国祖神様たちをお救いしたようなことでした。
記紀神話のシナリオ による日本および世界の歴史への呪詛に対しては
対抗するのは、新神話の創作による、旧神話の塗り替えと凌駕という解除術です。
つまり、言葉の呪詛は、頓智や語呂、シンクロによって示される言葉によって、解消が可能となるのと同様に、新神話の新しいシナリオによって歴史の架け替えも可能になるという道理です。
残念ながら、そのようなことに気づいた人はいませんでしたし、私の 新神話も局限された中で実現を見たものの、世の流れを変えるには至りませんでした。
ここまで至ってしまえば、最短パスは滅亡をむしろ利して旧世界を終わらせ、新世界の早い実現を果たすことこそ最善との観点から、当初のソフトランディング型シナリオを改訂し、 次時代に邪悪を持ち越させないために、ハードランディング型シナリオでオーバーライドしています。
むろんこれは、私が創造主としての固有の時空での話であり、各人が主催される時空は、各自において保全されることが約束されるため、誰に迷惑をかけるわけでもないと確信しつつやっている次第。私が観じたように自分固有の世界をそのように創るだけです。だから逆にこれほどまでに孤独なのかと思います。
他の方にお勧めする新神話としては、より穏やかな新神話設定をして、旧神話の問題それ自体を解消するように設定することで、対処されたらよいと思います。
たとえば、イザナギによるイザナミ救出が成功する筋書きにすれば、地上の絶望的な環境破壊の動きは阻止され、人類は良識を取り戻し、地上の管理者としてふさわしい行動がとれるようになるでしょう。
(私は2015年5月に、イザナギではなく、スサノヲによる母イザナミ救出の神話を新神話の中に書き加えました。こうすることで、スサノヲの名誉は大幅に回復するでしょう)
神々の性質の高品質化を新神話で図ることで、邪神などの破壊的動きに対して防止力、抑止力にできるでしょう。またそれは、人類全体の品質の底上げを図ることにもなります。
最も効果的なのは、記紀に対する最高権限者である皇室が、記紀の筋書きを改稿なさることです。しかしこれは、ご本人にそのご認識がなければできません。
しかし、昨今の、皇室側から出雲国造家へのお輿入れは、旧神話改稿の兆し、天津神と国津神の協調を促す動きになっています。
直接的な神話の改稿でなくても、 このような方法のあることを、皇室はご存じなのかも知れません。
② 秘教組織が得意とする角ばった図形による幾何学的呪詛は、まずそれを打破しておき、円だ丸だの丸みのあるものや動きによって解消されるべきでしょう。
西日本から日本列島にかけての幾何学図形による結界呪詛に対しては・・・
対抗するのは、神威を宿すと見立ての叶った玉(乙姫の玉など)による、現場や図面上での封印解除および破邪の儀式などの解消手続きによります。
つまり、どんな仕掛けが存在したかが不明のままでは、何もできな いので、それを確 認し特定し、それに対しての対抗術を施すというわけです。
おそらくこれですべてと思われる幾何学図形が今回見つかりました。
だから、霊能力あるシャーマンさえおれば、また解消できる丸い幾何学的実体(玉など)を持っているなら、これが意外と簡単に可能になります。
実際に私はそれを執り行いました。
幾何学構図に対する封印解除の直接施術を行なった2014年5月、自己流ながら、道満の九字切り術と乙姫の玉により解除術を開始しました。
それが2014年5月1日の夕方でした。朝夕だけ行じることにしました。
すると、その5月の内にいくつもの奏功の夢見がもたらされ、効果があがっていることを確認することになりました。
早速は解除術の3度目が 終わった翌朝5月3日未明の神界詣でしたときの夢で、これが最も大事な神示になります。神世では、逆賊邪神たちが神界政変の噂の高まりによって詮議が及び、下界に逃亡しているというのです。その真偽は、その直後から起きた一連の地震によって真と判断できました。
⇒ 超常的夢見体験・神界司法当局者からの通達(2014.5.3)
https://red-avian.info/n-myth/yumemi.html#23
さ らに5月8日未明の夢には、神界の国常立尊が出てこられました。非常にご高齢であり、とても強靭な神には思えなかったです。新神話での不備が判明し、後に筋書きのオーバーライドをはかりました。
https://red-avian.info/n-myth/yumemi.html#24
ま た5月10日未明には弁天三姉妹と思しきスチュワーデス 三人を空港まで送るという夢を見ました。逆五芒星によって封印されていた彼女らを救出できたと思いました。
https://red-avian.info/n-myth/yumemi.html#25
さ らに5月13日の未明には、芦屋道満らしき宮司に秘密の寺 院に招かれ、私への封印された何かしらの伝授がなされた感がありました。ホヒは真伝を道満に預かってもらっているので、それを私の(ハイアーセルフの)記憶にインプットし直したかも知れません。
https://red-avian.info/n-myth/yumemi.html#26
5月20日未明には、すでに亡き祖母が夢に現れ、ここで待ってるで、という印象でこちらを見て微笑んでいました。祖母だけは他の亡き親族と違って、静かに私の成し遂げようとしていることを静観していてくれました。このお役が終われば私も旅に出ます。
https://red-avian.info/n-myth/yumemi.html#27
その前にやらねばならないこととして、天帝様にお会いして、最後の審判と思しきことの督促と地上の邪悪跋扈の状況報告、そして審判のあり方などを相談し、適切な処置を取ってもらおうと思っております。祖母と旅に出かけるのはそれからになりますかね。
https://red-avian.info/n-myth/yumemi.html#6
こ の急ピッチの夢見確認も、5月27日の皇室典子妃の出雲国造家お輿入れのショッ クによってか、夢見すること自体が叶わなくなりました。ホヒも動揺しているのかと思われます。
③ 神話による呪詛は、該当神話を改稿できる権限の者が訂正するか、あるいは対抗する新神話をそれにぶつけて、解消してしまう方法があります。
前者はハードルが高く難しいので、後者の方法を地道に採ることになります。
新神話創作者には、神々が応援を寄越すことが経験的にわかっています。
ですから、神々の諸力をいただくためにも、新神話創作をお薦めします。
それだけ、神々は悲痛な状態にあります。
夫婦が引き裂かれたままの生産神イザナギ、イザナミ。
イザナミの見放されたという絶望の底から発する怨嗟の言動が、この現実世界を悲惨なものにしています。
これらすべて、邪神が秘教組織に命じてやらせた旧神話によるシナリオづけの結果です。
新神話創作者は、正しい神々の側にあることを忘れないことです。 これは人間でなくてはできない事業です。
有情の不幸を目論むことがないよう。
決して、お金や地位につられて神話創作する者であってはなりません。
邪悪な意図の創作者には 邪神・悪魔が憑きます。
正しい神話創作者には、神々が味方してくれます。
そのとき大事なのは、神々を愛情豊かで正義を重んじる高度な品質を備えた間違いのないお方と定義することです。
間違っても好戦的な神に定義してはいけません。今の狂気の政権担当者らをご覧なさい。旧神話とそれに連なる呪術によって、こんな者たちが出現する下地を与えることになっているのです。長続きする文明史を営むつもりなら、人類のタイムラインを穢してはいけないのです。
高品質な神々は、善良かつ正義であるが、いざというときには、最高の判断力と実行力と最勝の力を発揮できるお方と定義すること。
邪神はほんとうに居ますから、必ず対抗して十分余りある実力の持ち主であるように定義することです。神話によって、神々を邪神にしてもいけません。
とにかく、旧神話による神々の低質化には注意し、それを解消する努力をすること。
その結果、神々に満足いく守護力、指導力、人々への幸福実現力が発揮できなくなっているのですから、よく神話を吟味しなくてはなりません。
新神話に似た話を最近ではアニメやゲームなどに見るようになりま した。
しかし、物語を面白く展開するために、正しい側が劣勢に立たされることを好む風潮にあります。最期はハッピーエン ドにするつもりではあっても、途中で犠牲が多く支払われていないでしょうか。
それがすなわち、現実の展開として現れてくることに注意が要ります。複雑化しないように。
私などは、ついぞそのようにしてしまいがちです。それというのも、人はわざと滅び ゆくレミングの如き振る舞いをしているように思えるからで、ちょっと真剣になったらどうかという戒めを含ませたいからであろうと思います。
素直に、ハッピーであることを実現し、継続させるような神話が望まれますが、面白い展開にすればするほど、神々は 助力を傾注してくれることも事実です。
単調では作者のあなたも面白くないでしょう。それが神々の思いにもなります。
そこで効果的なのが、頓智を多用することです。ひどい成り行きにせずとも、格段に面白味が得られるはずです。
④ 宗教思想などによる個々人レベルでの封印は、神に対する正しい観方によって解消させていくべきです。
名付けられた多くの神々は、人工的に作られていることの認識が必要であり、それが前提になれば、神々は補助(守護)天使の役割として位置づけられるはずです。
真に個々人に関わる神は、名もなく、ただ個々人の内にいて、個々人のタイムライン全般に責任を負っているお方で す。
そのお方が、個々人をこの世に誕生せしめたのであり、個々人というレコード針をアカシックレコード盤の上に置いたお方です。
その方以外に、表に神を求めて歩いても空しく、最後は自己の内に戻るしかありません。
➄ 神霊の意向を無視することによる神々に対する意識的封印は、すべての人に行き渡っています。
これには、やはり大きな災厄が起きてから、考えを改めてもらうしかないのかも知れません。
しかし、カルマとかいう言葉は、識者が無知な者を揶揄する言葉であり、事態をあいまい化するだけのものです。
本質を別の方便で言い換えてしまうと、人はそれで簡単に納得しますが、どこに問題があったかについても、わからなくなってしまいます。
そして、ありもしない噂や偽霊能者の甘言に騙されてしまうことにもなります。
結果が思わしくない原因は必ずあるのであり、それがわからないからといって、別のものにすり替えたりすると、それ自体、正攻法ではないためにあやごと(妖事=禍事)となり、対処をいっそう困難にするのです。
およそ行動するに際して、神の臨在を認めていれば、則を超えることは稀になるでしょう。
そのときも、他者の意見(シャーマンなどの)は参考程度に止めるよう。
自己の内が神の意向すなわち対処法をいち早く知っています。
➅ 各人各位が、後天的に摂理化された輪廻転生の縛りから解放されるべきこと。
人類に掛けられた後天的神話の呪縛を 対抗神話で解除するのと同じように、各人各位が後天的に掛 けられた輪廻転生の呪縛を、自分神話を書くことで自分の死後の希望や選択まで言付けしておくことができます。
これは自分の中にいる神の神話になります。神は魂の行動を通して発露しますから、自分神話の創作は魂の転生先とそこでの活躍を求める行為になるのです。
人類全体への影響力は乏しくとも、自分に対する自己制御は、良識と理性と多少のスピリチュアル 性ある方にならお勧めできます。
生前にそれを行なってください。死後の中陰のめくるめき世界では、自己コントロールが利かなくなるので、生前にしっかりとガイドになるタイムラインを描いておくことです。そうすれば、死後に遭遇する差配神に対しての説得力にもなることでしょう。
神話創作の際には、上記したように、 良識と正義と善良さを旨とした神話にしてください。邪なも のであれば、悪魔が加勢することになり、転生先も悪魔の業になじみやすい方面になり、長く苦しむことになります。
⑦ 究極の自己神話は、自らがホルスになること。自らがホルスであることを宣言、もしくはホルスを目標にすることを宣言することです。
魂は唯一創造者の本源から出た神の 火花です。それが見知らぬ世界を旅する姿こそ、マドコオフフスマという卵の殻に身を包んだウヒルギ・白球UFOすなわち星の子なのです。
彼は生まれながらにして太陽神の子であり、ホルスを名乗るべき存在です。ホルスは最終的に、自らを封印している”世”という邪神を退治して、自らを解放することになります。それはありとあ らゆる魂の辿る工程であり、何度も輪廻を経ていると見える局面は、ホルスが邪神セトと格闘している姿です。勝ったり負けたりを繰り返しています。
自己神話は、邪神の仕掛けた神話の呪縛システムの作用機序を、逆に我が身に利用して、先付けで自らをホルスにまで高めてしまうことさえできます。自らがこの世の主体になること。それがこの 世を従えるということであり、邪神セトを強伏した姿なのです。
誰しもがホルスにならねばならない 時代がやってきています。
いくつかの疑問点の答え
ここでは私の直感的解答を与えま す。むろん、どれもすべて仮説にすぎません。
セオリツヒメの息子のオシホミミとは
今までの解釈によれば、アメノホヒ の母親姉妹を冤罪に落とし、非業の最期を余儀なくさせた張本人こそがセオリツヒメとなるのですが、その背後に、邪神勢力があったことは紛れもありません。
クーデターが失敗した故にセオリツヒメなのではなく、成功した故にセオリツヒメであり、その時点から高天原はアマテラスの失われた「さ蠅なす満つる」世界になって今日まで至っているのです。
記紀においてアマテラスの長男とされるオシホミミは、ホツマによればそうではなく、北局のホヒ、東局の活津日子根(イクツヒコネ)よりも後に生れた南局の皇子であり、 西局のアマツヒコネや他、クマノクスヒたちがアマテラスの「日」の贈り名をいただいている(すなわち「日嗣」の順位資格を与えられている)にもかかわらず、その言葉がな く、後世(記紀)において付けられたと思しき「マサカアカツカチハヤヒ」でようやく面目を保った格好になっています。
いったいどうして最初からアマテラスの贈り名の「日」の言葉がない のか。もしかすると、天照の本当の子ではなかったのかも知れません。それがゆえに、セオリツヒメ側がクーデターに及んだとも考えられるのです。もしかして、不義密通を咎められる前に行動を起こしたのかも知れませんね。
彼の元の名「オシホミミ」とは「オ シ」「ホ」「ミミ」で、「推進する・初めての・三三」、つまり33階層でなる秘教組織のはしり・開祖という意味になります。つまり、 世の邪悪と悪魔的所業のルーツがこれであり、世の黒白正邪の対極を形作ることになる存在だというわけです。
つまり、アマテラス男神の系統を乗っ取ったのは、秘教組織であったことを暗に物語っているのです。古代皇室の傍流(母系)にはいつも秘教組織の系統がまとわりついていましたが、原点はこのようなことだったのです。
奈良盆地にある耳成山は、実際に耳があるわけではない秀麗なマウン ドです。推測するに、奈良の地で秘教組織の日本版メンバーが揃い、晴れて33階層型ピラミッド構想組織として完成したことを記念する命名だったのではないかと思います。ミミ(33)・成し・山ですね。
どうして人類に対して非友好的かつ非人道的なのかも、もしかすると、彼ら一族がアマテラスによって排斥されたからとも考えられます。彼らはサタンとして反抗することで、アマテラスの処遇に反旗を翻していることになりましょう。そして、クーデターによって、天上天下を乗っ取ることに成功してからは、したい放題の私儀となった。エジプト神話のオシリスを殺したセトの話も類話でしょう。
神世における政変の結果としては、 地球神界は邪神の支配するところとなり、地上界では秘教組織がその歴史を牛耳るところとなったことを意味します。
アマテラスが女神でなくてはならない理由とは
アマテラス男神も国祖神ともども幽閉され封印されているのでしょう。
「岩戸隠れ」の言葉の中 には、神霊の封印呪詛に使われる「岩」と、それでもまだ出入りできる可能性のある「戸」を並べて復活の可能性を示唆しつつ、「隠れ」により崩御、つまり亡くなられていることを暗示しているのです。
「岩戸隠れ」とは、もう 出てきてほしくないという意味と、出てこられることを期待する意味が入り混じっている不思議な言葉です。それゆえに、この現代において「岩戸別け」が待望 されるムードを醸しているのであると解せます。
もし「岩隠れ」(戸がない)なら、亡くなって封印されたという意味になり、復活の期待はなくなりますから、日嗣こそが大事になるのですが、日嗣ならば天位に就く者に贈り名の「日」がなくてはならず、それがない以上は、アマテラスは生き続けておらねばおかしいことになり、それが記紀におけるアマテラス女神としての存続に置き換えられていると解釈されるのです。
無名の民家の屋根裏からホツマツタエが発見される意味とは
ごく普通の無名の 民家の屋根裏からホツマツタエが 発見されるとは如何なることでしょう。
神世から古代までを股に掛けた、真伝にまつわる伝承を遺棄しようとする側と、保全しようと いう側の、壮絶なまでの葛藤劇が垣間見られないでしょうか。
劣勢に置かれ続けた保全側ゆえ、古代有力豪族の手元に置くことができず、無名の下級官僚の 末裔の家に伝えられたと思えば、ひとつの冒険ロマンにもなります。
真伝ともなればもっと執拗に追及迫害の手は伸びたに違いないとしても、記紀編纂までの叩き 台になったであろう改竄文書ホツマでさえも、為政者側からは禁書とされたに違いありません。それがあることによって、改竄の秘密が漏洩しかねないからで す。
もしか すると、ここでこうしてした ためている文書も、陰に隠れながら保持せねばならぬ今のご時勢ゆえ、同様の発見のされ方をせねばならないかも知れません。
真伝の在り処はいずこ
改竄文 書ホツマさえも為政者側から は禁書とされたに違いなく、では真伝となればもっと執拗に追及迫害の手は伸びたに違いありません。
もし真伝があったとなれば、その闘いの記録とともに どこかにあってもおかしくはないでしょう。
それが実は、あるのです。アメノホヒ自らしたためた真伝の書と、ホヒが記憶してきた闘争の歴史が遺されているのです。
どこに? ご覧ください。この文書をしたためている者こそアメノホヒ(あるいはその依代)であり、その魂の記憶を記録として書き遺しているのではありませんか。
そしてまた一方、邪神もその地上的配下の秘教組織も、自分たちのこれからすることや、すでにしたことの事実を誇りたがる根っからの性質によって、随所に改竄後のもの (ホツマや記紀)の中に表出していて、おそらくは後世に発掘させてあっと言わせたかっ たのではないかと推察されるほどにミステイクを冒しているのです。
真に隠し通そうとするなら、すべて極秘にするでしょうに。
そこがヤツラの奇妙で面白い性格なのです。
ホヒは赴任したのではなく亡命した
神世に政変が起 き、多くの国祖神側の正神が殺害されたとき、ホヒはじめ国祖神の系譜に繋がる神々が災禍を逃れ下野しています。
下野と言っても、まずは神世の中つ国にであり、高天原と互角の勢いのあった大国主や山の神のもとに下ったのです。
アメノホヒは協力者を頼りにそのようにして下りました。
それは記紀やホツマが後付けしたところの、赴任させたという種類のものではなく、真相は亡命であったのです。
それはそうでしょう。アマテラスさえ殺害されているのであれば、その嫡男も囚われさえすれば、いつでもその機会があります。
しかし赴任として後付けしてくれたお蔭で、ホヒは中つ国での長期逗留が可能になりました。
高天原神界は、神話が韓流儒教思想によって書かれる故に、神話に記された頃のままで今も推移しており、筋道が通らない政策は評判を悪くするため、アマテラスの皇子と知られる者まで誅殺するようなことはできず、何らかの役職をつけて追放するという処置で終えたのです。
中つ国は地上界とも近く、いざとなって地上に至ってしまえばジャングルの如くであり、追手の目をくらますこともできました。
その後のホヒ
ホヒは神世の出雲大社と地上の降臨地・六甲山を行き来して、冤罪に陥れられて潰されたお家の再興を目指すべく修行することになりました。
ホヒは真伝を自ら書きました。政変の一部始終を。
そして、それを地上に置いて隠してこそ、中つ国にも迷惑が及ばず、また多くの遺跡や遺物が遺るのも地上の特長であるからと、ホヒは武者修行を兼ねつつ、六甲山系の天狗族に文書の保存の協力を取り付けたのです。ちょうど牛若丸が鞍馬天狗に師事したのに似ています。
しかし、邪神たちはホヒの行く先々を後追いして、天狗の関わりを知り、追討対象を天狗へと広げました。
麻耶天狗一族は空海ら呪術師一派によって封印されてしまうことになりました。空海も秘教組織の一員でした。
しかし非を悟った空海は後に正神側に帰順し、この私を天狗族の封印解除の代理人にして、背後からサポートしてくれました。またその労のお礼として、私のパートナーを中継して弥勒下生の伝達をしてくれました。おりしも、みずがめ座に入った2008年の秋分のことでした。
封印されていた天狗たちは、2004年8月、この私が彼らの千年の不自由を解 くべく麻耶山頂に赴き、謎解きして解放して差し上げました。
それはホヒの時代の恩返しでもあるところの当然の行為です。そのときの謎解きのための手がかりと遂行に相応しいダイモンは、不思議なほど手際よく集まりました。それもまた、この私への空海と天狗たち、そしてサポートの神々からの支援であったに違いないのです。
ホヒの書いた真伝の行方
秘教組織の真伝のありかの追及の手は現代にまで及んでいます。
天狗さんによる保全の後、文書は芦屋道満に伝えら れ、彼は独特の呪法により、諸人の目から隠しました。
このとき、安倍晴明が敵対しました。
安倍晴明もまた秘教組織の一員で、当時は都に居て、ウシトラノコンシン以下金神すべてを鬼の巨旦一族とみなして、封印呪詛していました。セーマンはカバラ 由来であることは紛れもありません。この晴明もまた後に正神側に帰順しています。
道満は古代文字のカタカムナ文献とともに秘匿したのですが、現代に至り、伝承者の平十文字氏が楢崎皐月という秘教組織員の巧みな話術に乗り一部を盗まれたゆえ、秘匿先を変えて秘匿し、伝承者の死を以て、この件は不明となりました。
この私は、2003年に平十文字の親友で、六甲山系を歩き回っていた 人物の息子さんと知り合い、楢崎皐月はむしろ盗人で、盗難を避けた平十文字に彼の父親が協力して石版を別の場所に移し替えたことを話してくれました。
むろん、当事者たちは今はなく、この息子さんもその行方は知らぬとのことです。
しかし、出てこなければかえって好都合、その方面への追及は収まったかに見えますが、カタ カムナの伝承地と公称して秘教組織のシャーマン級の人物が近隣に居住し、 動静に目を光らせています。そのようにする理由は情報集めのためであろうと思われますが、しつこいことです。
ホヒと現代皇室との仲
安倍内閣誕生後、 日本存亡の危機を感じ取られた現皇室はホヒに協力を仰がれました。
日本の借金は天文学的数字を記録し、政府は軍拡と軍国化を推し進め、いずれどこかの国と戰をせねばならぬようにして国政の舵取りをしています。
この成り行きにいちばん心を痛めておられるのは今上天皇陛下であられましょう。
それは日本の存亡の危機であり、この国の建国当時からの責任者であられる天皇家にとっては、許し難い暴挙的成り行きであるに違いありません。
むろん天津神族、国津神族ともに地上の成り行きに対して危惧の思いを持って眺めておいでで す。地球そのものが破壊されたら、守るものなどどこにもなくなりますから。
2014年5月27日に皇室方からホヒの末裔出雲国造千家にお輿入れ の話が決まり、同年10月にご婚礼が相成 りました。
これは天津神族から国津神族への協力要請の意志の表明と受け取られます。
同時期、今上天皇御自ら、三輪の大物主様を参拝され、国津神族の協力を仰がれました。
この格別の恩義に報いたいと、大国主命はじめ国津神諸神は協力を惜しまぬ心づもりでおられ ます。ホヒの目を通して見るこの私には、殊更、国津神側の気遣いがわかるのです。
しかし、神世の神々が動くのは、人を介してであるという決まりがあります。
神が超現象を起こすこともありえますが、人の行動を支援してのことです。
人が動かねば、何も起きないし何も起こせません。
ところが、日本国じゅう見渡せば、人は我良し、今良し、お金良しの精神の者しかおらず、誰 に何を支援しようとしても叶わぬ状況で、日本の危機が克服できるはずもなく、さりとて何かせねばと、極めてわずかしかおらぬこの私のような者のところに、ものすごくたくさんの神与の情報が閃きとして寄せられていて、 ひとり何役もこなさねばならぬほど多忙です。
ご覧ください、この私は、三千世界の梵天を直上に戴きながら、アメノホヒの雛形をやり、浦の嶋子、ホホデミ山幸、ヤマトスクネの雛形をやり、神獣鳳、朱雀、丹頂から火の鳥までの雛形をやり、ついにはこの世の邪神とも対峙して、その背景を探り当て、邪悪の因子のことごとくをデーター蒐集して、間もなく帰途に就こうかとしておりますときに、今上天皇からの助けを求める祈りが入り、それを聞きつけた神々からは、この国難にどう立ち向かえばよいか、多くのアイデア が下ろされてきていて、我が身一つでやるべきことのあまりの多さに、オーバーワーク気味であることは紛れもないのです。
それでも最後のご奉公として、この命投げ出し、不惜身命の心にて、先達・王仁三郎師や茂吉師の計画された邪悪な秘教組織の崩壊の型の演劇に参加させていただくことを検討中です。
というのも、手元には神々からのアイデアとツールとダイモンが集まっており、一方では秘教組織・邪神側の自己崩壊、自壊の志と相まって、先達の仕掛けが功を奏する時至れりの感触を持つに至っているからです。秘教も退出時を心得ていて、早く正神側の起動がかかるのを待っているのです。
正神側、邪神側双方の期待を担っているのが今であるとも言えそうです。
しかし、この私は、あえて何もしないでおくかも知れません。
それは、人の性向が矯められてこその救いでなくてはならないと思うからであり、また逆に、 演劇をこのまま進めれば、利己主義的人々の大規模淘汰の災難を惹起すると思われるからです。
私はそのような返り血を浴びるつもりはありません。
いずれにしても日本の国難であり、存亡の危機との遭遇は免れぬものとなるでしょう。が、滅亡と決まったわけではないので、悲観し過ぎる必要はないと思いま す。
私は「心臓の壊れかけた青い太陽」と霊能者から揶揄されていたときに、このたび「赤い太 陽」と形容される人物が現れました。その者は今年の秋分に満50歳になり、おそらくその時から能力を拡大してくるでしょう。
その者の活躍のためにも、世界は保全されると思います。
私も満50歳から神々の化身との不思議体験の連続の中におりました。
しかし、私は長居してしまっております。今年中に逝去したく思います。
と言いますのも、私には神界において果たすべき役割があり、そのことが昨今明確になりましたので、そちらを専ら叶えさせていただくことに致します。
神界において果たすべき役割には少なくとも二つあり、ひとつはこの世の邪悪の調書を持って 天帝様に最後の審判の決断を促すこと。これに関する夢を30歳代に見ています。
またひとつは、天に至り火の鳥を操って地上文明を焼き尽くすこと。これは私が当初から新神話として予定してきたターミネーター役であり、この後に全有情の魂レベルにおける淘汰の手続きとしての最後の審判がなされることになります。
動ける者の努力が試される時であると心得ます。
みなさまに願い立てすることは、ただそれだけです。
イエスとユダ、持子早子のこと
キリスト伝承に採り入れられた占星学概念
イエスキリストの事跡の言い伝えにも占星学が取り入れられているほどに、神話創造には用いられてきたもののようです。
次のビデオはイエスとその十二使徒が黄道十二宮をシンボライズしたものであることを示す資料です。
ツアイトガイスト(時代精神)・・・(このビデオはとうに取り下げられています。ご覧になった方もおいでかとは思いますが、いまはありません)
http://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=oZgT1SRcrKE
イエス の誕生や出自に関する伝承が、より古代の神々の伝承の踏襲であることが示されていました。
★★★★★★★★★★★★
オリジナリティー(当初)性から見ると、この順でしょう。
エジプト神話のホルス(BC3000)
12月25日生まれ
処女から生誕
東方の星
3人の王(3賢者)の訪問
洗礼を施される12の先生
30の省
12弟子
奇跡の実践
キリスト/光
責められる
3日死んで復活
ギリシャ神話のアティス(BC1200)
12月25日生まれ
処女から生誕
責められる
3日死んで復活
ペルシャ神話のミスラ(BC1200)
12月25日生まれ
処女から生誕
12弟子
奇跡の実践
3日死んで復活
太陽崇拝
インド神話のクリシュナ(BC900)
処女から生誕
東方の星
奇跡の実践
復活
ギリシャ神話のディオニソス(BC500)
12月25日生まれ
処女から生誕
奇跡の実践
復活
王の中の王
アルファでありオメガ
キリスト教神話のイエス(AD0)
12月25日生まれ
処女から生誕
東方の星
3人の王(3賢者)の訪問
12弟子
奇跡の実践
キリスト/光
責められる
3日死んで復活
そうい うことで言うなら、私の母の伝説などはどうでしょう。
⇒ 「鵺は鳴くなる」
https://red-avian.info/sinsen/nuewanaku/nuewanaku.htm
日独伊が戦勝する時空もあったに違いないこと・・・ホピ神話の言うパラレルワールドの存在
そうなれば、私の生れてくる筋書きもなかっただろうこと・・・真理探究・・・超宇宙論の推敲
そんなふうな母の伝説のほうが、はるかに実在性を持って感じられるのであります。
オリジナリティー(初源性)から見てもホルスに軍配か。
(初源性と伝説のエレメントの数で判断)
エジプト神話のホルス(BC3000)
12月25日生まれ
処女から生誕
東方の星
3人の王(3賢者)の訪問
洗礼を施される12の先生
30の省
12弟子
奇跡の実践
キリスト/光
責められる
3日死んで復活
最古の世界神話が、各地に伝播し て、いろんな神話に取り入れられていったことが分かります。それはいわば、英雄神伝説が元にあって、それにあやかろうとした時代時代の創作された神々がいた(必要とされた)ということでしょう。
英雄神の属性が時代を経て、持ち回られていることを知っておくべきでしょう。
しかし、流用された神話の中で、最も信じられて大衆に支持されているのが、今なおJESUS神話というのは、いかがしたことでしょう。
それは歴史を見ても分かるように、 人々を武力(ミリタリー)で強制的に信じ込ませたというのが真相ではないでしょうか。つ まり、殺戮者数の大きいものにいつしか軍配が上がっているのです。
それがこの科学万能といわれる時代にさえ、巾を利かせているというのも、武力とか資金力といったおまけがついているからで しょう。
そのJESUS神話だけでなく、オリジンのホルス神話においても、太陽と地球と星の運行に関するシンボリズムが篭められていることが分かっているよ うで す。
その説によれば・・・
「スリー・キングス」とは聖書に登 場する「三人の賢者」のことですが、オリオン座のベルトにあたる三ツ星のこと。
彼らは、東方にひときは輝く星を見つけて救世主が誕生することを知り、生まれたばかりのキリストを探し当てて捧げものをした。
本来は占星術学者だが、騎士道の盛んな中世には王(Kings)とも呼ばれるようになった。この三賢者がキリストに捧げたものが「黄金」「乳香」「没薬」だった。
東方の星とはシリウスのこと。三ツ星の並びがシリウスを指すときが冬至であり、太陽神の出生の時点とされた。
星の話がこんなふうになるものなんですね。エジプト神話も創作神話ということになりますか。JESUS神話は、もっとむろんというわけです。
神話創作にあたって大事なのは、いかにして神々しい世界を描き切るかです。その中に神の権威が認められなくては、 意識ある者の興味を引くことはないでしょ う。
神々ですらも、注目するような、わくわくするような記述と想像力が試されるのです。
そしてそれが、神話として神々の前に上奏され、その神話は神の演目のひとつになっていくのであると私は解釈しています。
古代から連綿として、神話的英雄伝説の「踏襲」ともいうべき、神話的神に比定するという動きは、日本においてもあったということで、セオリツヒメ、ニギハヤヒ、ウマヤドノミコの話もしてきました。
それがなぜ必要だったかは、おそらく先住民の教化において効果があったからでしょう。
先住民の間には、前の時代の神話と英雄伝説がすでにあり、そこに新参者が取って代わろうとするには、そうした伝承の踏襲が必要だったと考えられるのです。
さて、イエスがいたころの当時の磔刑は一本の木にはりつけるものだったという真相話があるのですが、もしかすると十字架になったわけは、こういうことなのかとビデオは説明していました。
太陽と黄道十二宮
↓
私が推測しますに、JESUSは 十字架にシンボリック的に磔にされた時に、幾何学呪詛で封印されたのだと思います。
幾何学図形は神霊を封印するための用途があり、二本の交差する交点に繋ぐというシンボリズムを通して、JESUSの動きを抑えたと解釈します。そして12の属性を紐付きにして面倒を見させることにした。
そもそも、両手に釘を打ち据えて吊ること自体、身体の自由を奪うことです。その不自由さを象徴したシンボルを崇拝することの不思議さは、この人類だけのものではないでしょうか。
その実、その時点から彼の教えは彼のものでなくなり、教会がそれを用いることで曲解が生まれ、彼の教えの正反対の世界へと誘わ れるようになっています。
私はイエスは神ではないと思っていたのも、神なら地上の不合理や悲惨さを未然に防ぐはずだと思っていたからです。
しかし、こういう事情があったのだとすれば、神自体の脆弱さを思い測ると同時に、同情もし、納得もするわけです。
そういえば実は、国祖神封印ラインと、逆五芒星の「伊勢-元伊勢ライン」もまた、直交しています。
つまり、図形の全貌的には、封印のための十字架が仕組まれていると見ていいかと思います。
では誰を磔にしているかと言いますと、アマテラス様になるのです。男神のほうですね。
つまり、ここにも自由を効かなくするという封印の構図が隠されています。
天の岩戸隠れ神話には、幾何学呪詛が施してあるというわけです。
逆五芒星と十字架です。
むろん仕組んだのは秘教組織以外に ありません。
多重の呪詛によって補完しているのですね。
これらの暗号が解けなければ、雲に向かって大砲を撃つの譬えのように、天の岩戸開きも難しいのです。
このビデオ(今は削除されています)は最後にこう締めくくっています。
「この謎のAという男(JESUS)は、太陽神信仰をパロディー化したフェイクです」と。
なるほど、そうなのかも知れません。
が、私は、JESUSは存在しなかったのではなく、神としての働きが出せなかったと解釈したく思います。
そして、それを宗教として用いた者(秘密結社)は、先住民の太陽神信仰を挿げ替えるための「当て馬」として教会を創出し、布教させたということでしょう。
しかし、そのやり方の強引さ、えげつなさは、先住民には嫌がられたことでしょう。
それで結局は武力を用いることになったのでしょう。
参考
ニケーア公会議 ここでミリタリーが関わるようになったようです。
http://www.tabiken.com/history/doc/N/N326L100.HTM
それがローマ国教となり、勢力を伸張して今日の展開があるというわけです。
ま た、この研究からすると、時代時代に介入した一系性ある勢力(秘教組織)がいて、その時々の神や宗教を作り、神が付与したとされる預言を、場所場所における聖書や伝承として遺させて、人々が聖書などの規約を守ることに専念している最中、その勢力は預言を実現目標として、時代時代に反映していたのではなかったでしょうか。
いっぽう古事記も預言ですから、それは神々として捉えることに眼目があるわけではなく、秘教メンバーに対しての実現目標を与えるための暗号化文献だったと言えるかと思います。
しかし、表の顔の神職は、神々をそのままに祀り上げることに専念し、暗号化秘儀には関わりませんでした。
聖書を扱うキリスト教会においてもそうでした。
知るのは秘教ばかりなり。それと、私のような酔漢探偵ぐらいのものでしょうか。
イスカリオテのユダと、ホツマの持子早子の類似
イエスによって裏切り者にされた弟子にユダがいます。
1970年代に、彼が残したとされる福音書がエジプトで発見されました。
ユダの福音書
http://www.youtube.com/watch?v=KTO3zHGIDCY
それによると、彼に裏切りをそそのかしたのは、イエス本人だったというのです。
彼は、他の弟子と違って、イエスの特別な計らいで至聖所に連れていくからという条件が提示され、その結果、イエス を売り飛ばすことを決意したというので す。
彼の悪役は、神の周到な計画のもとにあったらしいということになります。
しかし、もしこれが秘教の仕組んだイエスの嘘であったとしたら。
彼は、他の弟子と違って、師匠イエスのことを深く研究していました。
だから、臆せずイエスの前に立ったのでしょう。
しかし、それがイエスの背後にいる秘教にとって、知りすぎていて邪魔なものであったなら、彼を裏切り者にして永遠の呪いを負わせ、時間軸の彼方に追放したかも知れません。
彼はそこまで見抜くことはできなかった。師匠のことをやはり神の子として認めていたのです。
だから、師匠の指示とみて、かれは売り渡す裏切り行為をした。
その結果を彼は見て、どれほど絶望したか知れません。
福音書を書ける立場の者ではないと目されていてもなお、自己弁護するために書いたとみられます。
そうでなかったら、彼は自分自身を解放する手段がなかったはずですから。
も し、同様のことが、持子早子の場合にもあったとしたら、彼女らはどれほど恨んだことでしょう。
もし、アマテラス男神がそう持ちかけたのだとすれば、男神を恨んだことでしょうし、セオリツヒメが男神の言葉として偽って伝えて、ここは裏切り者を演じてくれたら、いい環境を用意するからなどと言われて、素直に従ったとすれば。
またそれが嘘だったと知ったなら、怒髪天を衝くような怒りにもなったことでしょう。
ならば、ユダに相当する持子早子の弁護は、息子のホヒの代弁者である雛型の私がすべきでしょう。
持子早子の福音書などと言うつもりはありません。ただ、隠匿された真伝を推理の過 程で発掘し、真相はこうだと暴露することでこれに代えたく思います。
まず、当時の神話作りの風土的環境が劣悪だったと言えま す。
韓流王室には、歴史的にもこのようなどす黒い残酷話が満ちていました。
そのような歴史を下地として創作された神話には、作者の残酷趣味も手伝って、神々に対してとんでもない無礼を働いているものです。
一般小説ではないのですから、その辺の人のするような政変劇を真似たらいいというものではないのです。
そ ういう私も、邪神側とはしているものの、もしかすると邪推の結果なのかも知れないという思いはあります。
しかし、公平性の観点からすれば、持子早子はもうとっ くに解放されていなければならなく、まだというなら、彼女らを正当化するための新神話が用意されねばならないと思うのです。
では、もういちど再掲しましょう。
持子姫と早子姫は無実
これはもはや、国祖神様封印の図形を前にすれば、自明のことでありましょう。
今の今まで、神世におけるクーデターは成功し、その隠蔽が功を奏して いるがゆえに、国祖神封印の構図が今頃見つかっているのです。そこには邪悪な黒魔術のシンボル逆五芒星がサポートしていました。
ここまで判明してしまえば、謎解きにも当たらないほど、自明の理なのが
持子早子は、まったくの無実だということです。
再度繰り返しますよ。
持子早子が企てたという政変はまったくの冤罪であり、
この両名はまったくの無実だということ。
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この記事の沿革
2012年版 日本のカバラの生命の木・セフィラ解釈 (ビナー、ネツァク)
伊勢について・・・ホツマツタエを解読して神世政変の真実を探 る
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後章への引き継ぎ
本論の作成時点ではまだ推敲中で未解明だったことが、セオリツヒメは地上界の誰かをモデルにしていないか、ということでした。当時の韓流作家ならば、たくさんの歴史を見聞し、アイデアはそこから得ているものでしょう。神世のことなど見てきた者でなければ書けるものではありません。そこで用いるのは既知の歴史上の人物像の模倣と置き換えです。
私は韓流ドラマのトンイとセオリツヒメの伝承が似ていることに着目しました。
そこでトンイの作者が何を基にしたかを調べますと、李氏朝鮮史とされていました。
李氏朝鮮は1400年頃から始まっていますから、記紀が影響を受けるには時代が食い違います。
そこで李氏ということで中国史にも伝説を求めますと、唐の時代が李氏朝鮮とは系統が異なるかも知れないが李氏の打ち建てた王朝で、華々しい実績を上げた女帝クラスの者はいないかと見れば、則天武后が超有名人物として浮き上がってきました。
このお方なら、大国中国を羨望の対象にしていた飛鳥時代においてなら、十分に参考にしただろうと思われたわけです。
後章の「更なる仮説」では、セオリツヒメ・則天武后説について論証し、それが真ならば、神話を地上の俗事を適用することで、作者の知る知らないの如何を問わず、甚だしい低質化の冒涜を神世に対してしていることになります。これなら秘教組織の望むところにもなっていることとして理解されてくると思われます。2016年現在はその解明に向けて始動したところです。
※ 2022年時点ではほぼその解明が細大漏らさず終わり、最終的な謎解きによって旧神話による呪詛全体を無効化解除できると見込んでおります。本書全体の完成と公開をお待ちください。
(⇒ その運びとなったのが本書です。)
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2017年以降の新たな発見・・・基礎となる話
更なる仮説に入るにあたっての基礎となる話
第一部 そもそものきっかけ
ウシトラノコンシンは、封印された国常立神のことと初めて知ったのは、かなり前のことだったと思います。
しかし、より具体性を以て聞き知ったのは、私が満50歳以降に現れた第二の女性(霊能資質があり霊媒体質という特殊性を持った人物)によってでした。
その人は大本教系の宗教団体に属し、そこの篤信者であり、しかも本部に近いところにいたため、教祖の教えの精髄を学んだことがあるようで、大本教では国常立神は神々によって引退させられたとなっているが、実際は暗殺されたのであり、神霊は死なないため、封印されているのだと言うのです。
女性から聞いたに拠ると、その神は神世を束ねていた総帥だったらしいのですが、部下の神々の間ではあまりに執政が厳格であるため、嫌われていたといいます。あるとき、ついに邪な神々が謀反を起こし、国常立神を暗殺して身体をばらばらにして地中に埋めてしまったのだといいます。
奥様の豊雲野神も同様で、国常立神の遺体は北海道の芦別岳、豊雲野神は逆方向の喜界島の地中に埋められ、「煎り豆に花が咲くまでは出てはならない」という封印呪詛が掛けられてしまったとのこと。
善良そうな神世にあってもこんなことがあるのかという、あまりにもひどい話を私は初めて聞いてしまいました。この彼女は真剣に言います。この国祖神夫妻を何とかお助けしたいのだと。
信者でもない私に何ができるかとは、ふつう思うはずですが、何か協力しなければならない気になりました。というのは私も神話伝承的な話には興味があり、こうした話には乗っかってみたかったことがあります。
そんな彼女に請われるまま私は、彼女の開運のために、ある不思議な青年の役をすることになりました。
そのときの彼女の話では、彼女が10歳の頃に毎夜の夢に出てきた(現在では舞子公園の明石海峡大橋の本土側起点に移設してありますが、それ以前にはやや東の塩屋というところに、異様な姿で建っていたのでした)移情閣にまつわるもので、彼女は連夜のようにいつも何か追っ手に追われていて、必ず移情閣に辿り着くのですが、扉が開いておらず、そこで夢が覚めたというのです。
ところがあるとき、ついに何者が追ってきているのか見ようと後ろを振り返った。すると大きな鬼の頭が後ろから追っていて口を開けるや、「お前は偽者だ」と言い放ったとのこと。
咄嗟に彼女は、「私は本物よ」と言い返したとたんに、鬼は消え去り、そのとき初めて移情閣の扉が開いていて、そこに逃げ込むようにして扉を閉めたというのです。ところが、今度は扉に鍵が掛かり開かなくなってしまい、それから連夜の夢で、真っ暗な中にいて、得体の知れない手で身体を触る何者かに襲われ続けたとのこと。
そんなあるときに突然夢は変化し、彼女ははっきりと建物の2階にいると認識しながら、電灯の下にいました。そのときコツコツと足音がして、3階から青年が階段を下りてきて姿を顕し、「長い間待たせたね」と言って彼女を抱擁したというのです。
そのとたんに建物の東西南北四つの窓が一斉に開いて、外からの陽光が射し、二人して窓から飛んで出たのを夢で見て以後、その忌まわしい夢はぴたっとやんだといいます。
そのあまりにも不思議な話に私は魅了されてしまいました。
彼女は、私にメール文通で関わってくる頃には、一種のトラウマに囚われ精神崩壊の寸前までに陥っていました。
すでに結婚して三人の幼児を育てる身だったが、夫のDVによって断眠状態に置かれていたことが原因と分かりました。そのままではおそらく彼女は発狂してしまわないかとも。
何かに封印されたような思うにならない人生の原因は、10歳の頃の夢にあるに違いないと、彼女はその建物が後に移情閣として現実に存在することを知ったことから、あのときの青年も必ずいるに違いないと、その後、学業、社会人となっていく中、それらしい人物を探したというのです。通学時、通勤時、街中と。しかし、それらしい人は見当たらずにいた、朝の通勤時に電車のプラットフォームで倒れて気を失い、病院で入院、10日以上の昏睡状態が続いたのち、意識を取り戻したとのことです。
しかし、昏睡下にあった彼女の意識は、臨死体験とも思われる経験をその中でしており、私にどんなことがあったかを、以後付き合っているうちに話してくれました。それはもう、チベットの死者の書をすでに読み、一論文を書き上げて公開していた私には、チベットのガイダンスを超える非常に興味深い新展開として写りました。
⇒ https://rainbow.悠遊夢想.jp/monoomoi/dead.htm
そのような深みのある意識体験の持ち主と知っていくわけですが、そのときの彼女はおそらく解決策を必死で求めていたのではなかったでしょうか。
そんなときに私の開設していたホームページサイトを見て、不思議系の情報発信をしていたため、悩み相談のようなことを私も受け、回答を反すといったメール文通をしていたのでした。
どうやらそれが信頼置けるという下地になったものか、やがて彼女は言います。
もしかしたら、あの青年は貴方かもしれない。間違っていたとしてももう諦めがつくから会って、移情閣の青年役をしてほしいと。
私は貴方がそう思うなら協力してもいいと承諾しました。
それは2000年9月27日のことでした。秋晴れの日、午前11時に明石駅で待っている彼女を車で迎えて(実はその日、私のマイカーの軽ワンボックスカーは故障していて、修理屋から借りた代車のクーラーの効かない車に乗ってのお迎えでした)、移情閣の建っている舞子まで行き、まず移情閣の北にある舞子ビラで食事をしました。
そこでメールで知ったこと以外にも多くを聞き、午後1時頃に車を移情閣の駐車場に入れて入館しました。記名簿に記入し見学料を支払い、1階、2階と建物の施主の呉錦堂の遺品や書画を見て回りました。呉錦堂が別荘に招いたという孫文の銅像もあり、別名、孫文記念館として日中国交に役立てられていたときでもあったのです。
問題は、彼女の夢があまりにも心霊がかった話だったこと。よって私も移情閣のことはネットで調べてかなりのことを了解して臨んでいました。建物は八角三層の風水塔として造られただけに、龍と鳳は欠かせません。八角三層の風水塔は、特に龍をそこに封印するための設備のようです。呉錦堂は海運業で富を築いた華僑としては最も成功した富豪で、この風水塔は瀬戸内の龍を鎮めて、海運に支障しないようにするためのものとされていました。
またこの呉錦堂はメーソンリーであったことも知ります。
だから、私はこの彼女はもしかするとそこに囚われた龍の化身かもしれないと想像していました。
建物の2階で南面の窓からエメラルドグリーンの海と明石海峡大橋を望みながら、私は昔、祖母が私のことを拝み屋さんに見立ててもらって、最上の松に泊まる鶴だと聞かされていると言えば、彼女は私は亀よと即答したのです。
そうか、貴方は乙姫顔で、私は浦島太郎みたいだからこれはいい、もしかすると貴方の申し出の通りにすれば、鶴と亀が統べることになるかも知れないねなどと言い合って、私は開運の儀式をすべく、ではと3階に上がろうとすると、階段は真っ暗、途中に3階は閉鎖中で立ち入り禁止との立て看板がありました。
肝心の青年の居場所がずっと暗闇に閉ざされていると知ったのはそのときでした。階段の途中から上を見れば、3階も1,2階と合同なため、天井画として一枚だけ外の明りによって「蓬莱第一」の右書きされた墨書が確認できました。きっとこの暗号が、私という存在にとって、何らかの真理となるに違いないと思えました。
真っ暗なので仕方なく階段の途中から2階に下りて、夢の中で佇んでいたという場所に立つ彼女に歩み寄り、打ち合わせどおり手を握りました。
「これだけでいいんですか。よければキスでも」と言うと、「いや、それをするとすぐに別れる気がするから。これで十分と思います」とのこと。
それから、彼女を地元近くの駅まで車で送り届けるとき、高速道路上で彼女は、きっとあなただと思いますと言ってくれました。今回のことはあまりにも不思議なため、何かの験がきっとあるに違いないから、それを待っていましょうということで別れました。
移情閣で手を取り合ったちょうどその時刻からまる九日、216時間後に鳥取県西部を震源とするM7.4の大地震が発生しました。後で調べると、その日は新暦で10月6日ながら、旧暦では九月九日ひのととりの日。震源地は鳥取の日野町で、九という数と火の鳥の暗示された験が出ていました。(「はじめに」の章で当時のデーターは既出)
阪神大震災級ながら死者がゼロという不思議な兆候を思わせる験となっていました。
九は大本教の出口なお氏のお筆先の九鬼大隅守にいう古代豪族にも関係する縁数でもあります。
そして後から知ることになった、以後の彼女との待ち合わせ場所が九鬼本陣の置かれたという高御位山の西の鹿嶋神社の境内地だったことも分かり、何かに守護されての今回の私儀であることが分かったのでした。
それ験が出て以来、彼女は私なら国常立神の救出に助力できると見込んだようです。
私は当時、タクシー運転手で仕事柄物思いにふける時間はふんだんにありました。また隔日勤務ということもあり、当務の翌日は家にいてパソコンに向かって物書きができました。
新神話創作
私はそれより20年前に、古事記の神話部分のみ、神名解読をしてとてつもない知識情報が盛られていることを知りました。そこには古代にあるまじき未来知識と言うべき文物、器材の記載、また超古代の歴史というのかも知れぬ、文明の興亡していく姿が読み取れました。それが実は、今現代の歴史を表わしていることも予感できました。そのほうがよほど大事でしょう。今の時代は、もしかすれば、神話が誘導してきたのかもしれないとさえ思っていました。
中でも黄泉の国の段は、今がクライマックス部分になっているとも思えるほどに現実化していると思えました。これは超古代の過去にあったことを記したものなのか。いや、今もそのように歴史は繰り返されているのか。
古事記=フルコトのフミ。フルとは古、振る、降るで、超古代のことであったり、歴史は繰り返すことや神話の理念が垂迹することをも意味します。つまり、歴史誘導を目論む書になっていることが大事なのです。これは預言書というべきものかと思いました。
そのことが私は理解できたため、私は古事記という日本のメジャー神話に対して、独自の歴史誘導を試みるべく、マイナーでローカルながら、トライする意味で新神話を書き始めました。それは移情閣、鳥取西部地震のすぐ後のことです。2000年末頃から、今では神話らしくないような体裁になってしまいましたが、私の哲学をどんどん織り交ぜて、現在に至ります。そして新神話の現実誘導効果は確かにあると実感できました。
メジャーな日本神話として確立して何世紀も経た古事記は、サポート体制が全国八万社にも及ぶ神社の神職によって得られています。彼らが果たして古事記の神話の真意を知っているのかどうか。古語とはいえ日本人なら分かる仕掛けになっているから大丈夫とも思いますが、ただ単に神職が心霊能力をそこに掛けて支えているのでは、良くないシナリオであっても無闇に実現してしまわないか。実際、その通りになってきて今があるとみられるのです。
はっきり言って、古事記の神話はイザナギ、イザナミ、天照神、スサノヲら国祖神級の神々を愚弄しています。世の乱れ、質の低さ、失敗の多さをこれらの神々に起因させていることになります。その結果がもし世相に現れているなら。誰もまさかそのようには思うまいでしょうが、私は神話が歴史誘導する可能性ありと推測していたため、このような神話は世の頽廃の原因ではないかとさえ思いました。
大本教およびその系統のMOAなどはさらに国祖である国常立神が引退させられ封印されているとさえ言っています。その一環で彼の子孫神たちがないがしろにされているとも思えました。神話は改稿できたはずですが、なぜしない。まるでこれが伝統と言わんばかりに、神々はおちょくられています。まあ、御伽噺とみなされている物語に、力を掛ける人もいたりしないというのが実情なのでしょう。
そして、不思議なことに、神頼みだけはまめな民族ときている。
日本人一般は知らずにいるのです。失態を演ずる神々として描かれることにより、失態の傾向を帯びた歴史になっていかざるを得ないことに気付いていないのです。
神話の作用機序
私は神話の作用機序について推理しました。それにより得られたことはこんなことです。
神々は実は人間界で作られた神話によって条件付けされている。
その神話によって、今度は人間界が条件付けされ影響を受けている。
それを神話ストーリー風にするとこんな風ではないかと推測します。
人間界で神話が作られると、神世に運ばれて、それが神楽の舞台で神々の舞いとして演じられ、すると、神の舞いは波動に乗って、理念として地上に垂迹し、それを感知した人々の脳裏に降りて、人々にそれなりの行動を取らせる。その総集として神話の理念が地上の歴史となって顕われる、という仕組みです。
(今ではもっと深層のからくりまで判明しています。それまでは以上のような譬えが適切ではなかったかと思います)
では、どうして神々が神話によって動かされるのか。その原因を中国の神話故事である封神演戯に求めたのが新神話です。それによれば、神界の上位に仙界があり、仙界こそがそれ以下の界の制御者であることになるという仮定的想像によります。
神界にある神々はむしろ敗者であり、仙によって支配を受けて、封神処理による神という位階に封じられていて、仙が規定したルールが適用される。その決まりが神楽舞いの義務付けだったと仮定して推理していけば、うまくまとまるように思えたのです。
つまり神々は人間界の管理のために存在する中間管理職のようなことになります。これはけっこう心労を伴う職制であることは一般企業を見ても分かります。社長や経営者クラスは高級椅子にふんぞり返って、社内の物事を決め、あとは部下や管理職に任せて成果だけを得る。それと似た構図が人間界の我々の上に乗っかる格好になっているのかと思われます。神々はけっこう忙しいのです。
私は当時、日月神示のことはよくは知らなかったのですが、日月神が記紀神話の創作によって神話の神々に多大な迷惑がかかり、岩戸閉めの状態がもたらされていることを語っているのを最近になって知り、私の推理が正しかったことを確認することとなりました。
良い神話なら神々も喜んで神楽を舞うでしょう。悪い神話なら、心にそぐわない、下界に不幸を招くと分かっていて舞うわけですから、仕事としても嫌なものです。黄泉の国で死体になってまで采配を奮い、夫を鬼になって追い回すなどといった演戯がイザナミにとって嬉しいものでしょうか。イザナギのほうは勇なくも、恐ろしくなり逃げ出す始末。そんなシナリオであれば舞を舞う役者神だって嫌でしょう。悪役と勇なき神なのですから。
どうしてもそうならなければならないものなら、イザナミ神崩御までにとどめ、「黄泉の国」は省けばよい段だったはずなのです。神々も嫌なものは嫌となぜ断れないのか。そこに封神の原因たる催眠状態に神々もあるという定義が当てはまると思われます。
神々もですが、人類もみな催眠状態にあります。その状態の中で、仮想現実を宛がわれ夢を見ているようなことなのです。天、人、阿修羅、地獄、餓鬼、畜生の六道とはマーヤ(催眠状態で夢見ている世界=作られた仮想現実)の中を彷徨う境涯のこと。そこを転生輪廻という形でひとつ終わればまたひとつと仮想現実プログラムが次々と与えられる仕組みの下にいるというわけです。
新神話はそのような摂理を与えてやまない天仙を破りその傲慢な仕組みを除去するところまでを最低限目指しています。
誰の創作なのか?
同型の黄泉帰り神話の中東版では、男神を救出に行った女神により黄泉に下っていた男神は連れ戻されています。まさに女神は英雄として描かれるのに、日本では男女神揃っての黄泉帰りが失敗し、しかも男神は縮み上がって遁走してかろうじて逃げ延びるというみっともないストーリーになっています。
誰だ? こんな神話にしてしまったのは。古事記神話は中東神話をベースにしていることは解読して分かっているのです。例えば、身に着けた七種類の装飾品を冥界に下るときには外して臨まねばならないのが中東神話なら、古事記は黄泉の国から脱出したときに七種類の身に着けたものを投げ捨てて禊するわけです。七という数字がオリエント的であり、カバラ的でしょう。
ならばどうして日本ではこんな風に(黄泉帰りの失敗譚に)したのか? 日月神でなくとも、私だって憤ります。それが日本の歴史を弱いものにしてきたと思うならならなおのこと。一般庶民は何も関心ないし知らないし、そして影響だけは被っているのです。
それがついに判明しました。
時は記紀が編纂されたときにおいてがむろんですが、この神話はその編纂者の縁戚を殊更讃え神格化したものだったのです。それはまた同時に、大国による小国の間接支配のため、小国の弱体化を目論むものでもあったと、次第に分かってきました。
呪詛術が戦略的に多用された時代が古代。そして多用した国こそ大国中国であったこと。このゆえにターゲットにされた小国はその意図により翻弄されることになった。
地上界の俗事で神世を定義するような冒涜があってはならないのに、それが知ってか知らずか(いや、知ってのことだろう)為されているところに世界が錯誤する因子が存在した。そのように私は思うのです。
第二部 仮説を打ち建てるに至った経緯と仮説のあらまし
さて、ここからはもっぱら日本の古代史を扱っていくので、言葉を和らげて表現していきたく思います。それゆえに逆に内容的にはきついものになっているかも知れないので、加減を見ながら読み進まれたく思います。
なお、いずれの仮定も仮説も、私の独歩論であり、証されないものが多用されているため、決して信じ込まないようにしていただきたく思います。
「大化」とは大陸勢力が謀った古代の革命か?
2019年10月に、藤原不比等が『古事記』も編纂したとの確かな情報が入りました。
その時点までは、私は天武天皇の勅命どおりに古事記の神話の編纂はなされなかったとのみ推理していました。その理由は、あるべきはずの古代大王の常緑樹の理念がこの時点から一年生草本のそれになってしまったと思ったからです。
というのも、天武天皇は、中国の則天武后に対抗して国威を高めようとしたお方で、古事記の神話に書かれる途方もない未来知識を伝播した主体者でもあることから、理想をレベルダウンさせるはずがないと思ったからでした。だから当初は天皇亡き後の約30年の間に不比等らによって改稿されたに違いないと推理していました。
このときまでは、天武天皇の大国への対抗意識が国威を高める諸施策に出ているのだろうと思っていました。ところが、そうではなかった。もっと話は単純でしかも驚くべきものであったのです。
元伊勢の内下宮について語る古史古伝とは
私は2014年4月に発見した国祖神封印幾何学の中心地が元伊勢内宮の神体山の地点近傍であることから、その箇所での政変劇を扱った古史古伝は何かないかどうか調べようと思いました。
そのとき、ふと気が付いたのが、1980年後期に何がきっかけで見たか分からないのですが、須田麻紗子著の論説「伊勢神宮の内宮と外宮の関係」という小冊子でした。それはホツマツタエを基にした元伊勢位置の解釈がなされていたため、ホツマには確実にこの地の伝承について書かれていると思ったのでした。
私の場合はえてしてこのようなちょっとした事前知識が後々役に立つことが多いのです。
2014年のその頃、ネット情報ではホツマを解釈したサイトがいくつか存在しており、該当箇所を調べるのに苦労はありませんでした。しかも最初からさほど筋書きが進行していない"あや六"でその箇所を見つけました。
この場面以外に、国祖神の崩御に天照神が直接関わった箇所はありません。ホツマには宮津の仮宮で国祖神は天照神と邂逅し、天照神に後のことを託して崩御されたとのこと。
宮津は私の生誕地でもあったことから、おのずと注意が引き付けられました。
私は、当時すでに別れていた第二の女性の話、国常立神と天照神は同時に殺されているという情報が印象付いていたので、天照神だけが帰還したのはおかしいと直感しました。
彼女の国祖神封印時のことは、彼女がまるで見てきたように描いた、舞台をシュメールに代えて創作した短編小説・テンサウザンドイコールミリオン(既出)に書いてあります。そこでは天照神に相当する人物も激しい拷問を受けて亡くなったとされていました。
ホツマはその箇所を何事もない如くするりと交わしていたため、その場面が怪しいと睨みました。そして改竄はその箇所でなされたと仮定したとき、天照神は偽物ということになるわけで、その後の同神の事績を見ていくことにすると、果せるかな、勅命を出して「国絵」(地図)を作らせていて、しかもそれを元にして思い金神に計算させて、遷都すべき場所として伊雑宮位置を割り出し、その直後に日高見の宮廷から新しい場所に瀬織津姫とともに遷都していました。
その位置こそ、封印幾何学図形を十字架で補強するほどの場所で、やや後には近傍の現伊勢内宮を新宮とするわけですが、そこは逆五芒星の5地点の1つを成す重要地点でもありました。(既出)
決まったではありませんか。このクーデターをしたのは瀬織津姫であることが如実となっています。支援の邪神たちを含む政変グループが封印結界の強化を図るべくこの地に大挙して遷都していると私は解釈しました。
偽天照神は替え玉であり、そうである限りにおいて、背後で瀬織津姫が糸を引いていることになります。
そしてそのとき冤罪を仕組まれたのが持子早子、そしてスサノヲだったというわけです。
神世政変の事実を史書の段階で改竄し隠蔽してしまったことは、いわば当時の真伝から乖離して、別の偽神話に置き換えること。そして、そのまま良しとして流してしまったこと。これは清浄な神世を汚辱にまみれさせる重犯罪であります。
この錯誤した神世の歴史が原因で天の岩戸閉めが神世で起きて、それがひいては人界に悪影響を及ぼして人類の不幸や混迷錯誤の原因を成していたと解釈できたのです。
このとき、私が新発見した封印幾何学図形とホツマの伝承(歴史の改竄版ですが)の見事なまでの一致が取れたのでした。
そして2015年には内宮神体山の岩戸山の地下にアヌンナキが多数住み着いているとの情報が入り、第二の彼女が小説に書いていたところのインベーダーのような得体の知れない者とはアヌンナキだったという解釈もつきました。
そりゃ、相手が高科学力と兵器類を持った爬虫類型宇宙人では地球在来の龍神族主体の神々では敵わないでしょう。龍は両生類なんですから。
こうして封印やむなしとなったのではなかったかと思います。
とにかく、宇宙人たちが古代ビルダー種族を滅亡に追い遣ったのが10億年前といいますから、太陽系にやってきたときは古代ビルダーの残党狩りのつもりもあったかも知れません。それが天津神族の正体ではなかったか。
いっぽう人類は、アヌンナキによって遺伝子交配により創られて地上に置かれた種族ですから、アヌンナキにとって利用価値のある間は温存されるため、神々よりは風当たりが少ないわけです。容赦なく扱われるのが地球在来の神々で、反抗的とみなされた神は地底深くに閉じ込められてしまったという次第。
しかし、このとき(国譲りのとき)国津神のトップは天津神の支配に対し帰順の意を表し、こちらも数が多いのだからこちらで身内が逆らわないようにして、ご指示のままに代理統治して、成果をたゆまず上げ続けて献上しますから、どうぞ格式と統治権をそのままにしておいてくださいと陳情して認められるわけです。古事記にはそう書かれていますね。
この条件には数で及ばない天津神族も、人類を作って地上に置いた以上、面倒見させることもできる、不利はなかろうと許可を出したわけでしょう。
しかし、人類を淘汰してリサイクルしようという意志を持った天津神は今の文明の末期においてどんな振る舞いをするか。国津神族は人類と共に淘汰されないかと心配であることは確かかと思われます。
よって、国祖神たちは必死に高次元に救いを求めた結果、同族の元古代ビルダー種族である高次元球体存在・ブルーエイピアンズがやってきて窮地から救い、宇宙人たちに圧倒的な強さを見せて彼らの意気をくじいたのではなかったかと思います。(コーリー・グッドの宇宙開示情報より)
トンイとホツマの共通性
さて、私はいつの頃のことかは忘れたのですが、かつて韓流時代劇のトンイをテレビでけっこう見ていて、トンイの物語がホツマの瀬織津姫が天照神に受けた処遇に匹敵するような王様の恋愛ストーリーになっていることに気付きました。
今になってあの頃のトンイを参考にしたと論文に記載したいとき、ところが肝心のトンイの放映時期が過去の番組録のどこにも出てこないのです。私はトンイの最初の頃から結末までをすべてではないにしても見たのですが、そのような記録はないかのごとくになっているので、困惑しました。
あれはどこかで並行世界に行った時のことのようになってしまっている。私にはそこまでして不思議に遭遇させるものがあるのかとも思ったりもしました。とにかく過去の番組記録がどこにもないのです。
しかし、私はストーリーを憶えている。先の須田麻紗子著には偶然出会って短時間見たとしても、こんなに長期に渡って遭遇などするものだろうか。この探偵の遂行にとって何か言い知れぬ配慮が感じられてならないのです。
それはさておき、トンイとホツマの王様の分限を超えた恋愛劇には共通点があり、まるでホツマに準拠しているかのように思いました。そこでトンイの作者が何を物語のモデルにしたのかを調べてみると、李氏朝鮮王朝史と書かれていたと記憶していますが、今はそれを辿っても出てこなくなっています。そんなに時間が経ったわけでもないのに、様々な痕跡が潮が引くようにして消えている感を持ちます。何なのでしょうね。
しかし、李氏朝鮮は1392年に始まるとされるので、記紀成立の前という仮定は崩れることになります。このため、別の朝鮮王朝史かという調べ方もあったとは思うのですが、飛鳥時代の中国にその例はないかと調べたところ、何と天武天皇時代に李王朝の唐があるではないですか。
しかも精彩を放っていたのは第三代高宗李治に嫁いだ武照、のちの則天武后だったというわけです。そして武后の事績を調べれば、瀬織津姫のしたことに似ていること。政治的才腕の評価や庶民感情はいいものの、ライバル妃に対してはこれほど残酷になれるのかと思うほど。
いっぽう瀬織津姫がライバル妃に取った処置では、被害神は怨みのあまり、大蛇の妖怪変化と化したことは、武后が被害者を徹底的に貶めるべく、忌み嫌われる動物の名前に変えたことの神世版のように思えたことでした。つまり根が似ているのです。
私は持子早子が冤罪で不当な目に遭ったという線から調べていましたから、この類似は如実なものであると思いました。それで、則天武后がホツマの主役のモデルに採用されていると仮定することになりました。そして、その他の候補になる古史古伝はないかどうか調べる必要はないとも思いました。そんなに簡単に?
そう、それが私の謎解きのパターンなのです。そうである限り、私は間違っていないという自信があります。というのは、そのように導く何かがあるようなのですね。直感的にその他は不要と感じました。
このどん詰まりの時期ゆえ、謎解きが促進されているように思います。寄り道している暇はない、バイパスしなければ完成の陽を見ないとでもいうようにフルスピードですっ飛ばされている気がします。
そしてついに天照大神は則天武后であるという新説に出会ったのです。これもバイパスだねえ。それがどういうご縁だったか、本など最近ほとんど読んでいない中にあって、不思議にも購入した水原紫織著「もうひとりの明治天皇・簑作奎吾」を読み進むうち、P142から天照大神と唐の則天武后の鋭いばかりの水原氏の探偵的推理のほどを拝見した次第でした。
どうあっても、有用情報や謎解きのヒントが押し寄せてくると実感できてしまうのです。
水原氏は瀬織津姫への言及はなかったものの、武后、鎌足、天武天皇、不比等の縁戚関係の深さまでを推理されるとともに、いかにして武后が日本において天照大神に変換されたかの推理まで見事なまでの慧眼を発揮されていました。
天照大神の荒魂は瀬織津姫ですから、ホツマの筋書きの面からも瀬織津姫に武后の事績を見た私には、完璧なほどのシンクロ解答になったのです。
まあこんなふうにして素人っぽいながらも私の探求は不思議な成行きの中での一致という、独自謎解きパターンによる成果をみたのです。
では次章からは、瀬織津姫と則天武后にどういった共通事項があるかについて語りたく思います。
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更なる仮説 新たな仮説の簡単なあらまし
目次タイトル
発見のきっかけ(再掲になります)
ホツマとトンイとの共通点(再掲を含みます)
前著から考察されることと新たな仮説
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発見のきっかけ
神世の歴史など誰がわかるのかよと思われるかもしれませんが、この酔狂なお爺である私は今まで果敢に挑戦してきました。そこに2017年のコーリー・グッドの宇宙開示情報によって、神世にもフィクションではない歴史があったはずと洞察できました。しかし、確たる証拠など提出できるわけではなく、仮説止まりの推理になります。
私は、ホツマツタエ(秀真伝)を見ていくうち、韓流ドラマの「トンイ」に似た筋書きであることに気付きました。そもそも、なぜホツマなどを見るようになったかというと、大本教系の教祖が遺した文言を、第二の彼女から聞かされていて、彼女の叶えたい望みでもあったからで、私は協力したく思いました。
それは、神世の昔に、国祖国常立神が暗殺され封印されて以後世界は邪悪にまみれるようになった。この状況を打開すれば世界は良くなるという、途方もない志を聞いていたためです。彼女が言うには、天照神も同様の目に遭っているように思うとのこと。その方たちを封印の憂き目からお救いしたいと。
彼女には霊能資質があり、私ならやれるのではないかと思ったようで、私への励ましに似た霊言を与えてくれたもので、私もついその気になったように思います。私の本体は朱雀で、この病み疲れた世を火で浄化しに来ているとか、直上のハイアーセルフは梵天様だとかのおだてに乗ったのかも知れません。
私には空想癖があり、こういう超越的な話は大好きでしたし、当時は物思いにふける時間が十分にあったため、謎解きに挑むことを志して、まずはホツマに関心を寄せたのです。古事記の神話はすでに自分なりに解読完了していたので、第二弾として相応しかろうと。しかし、原語からはさすがにしんどい。
その彼女とも喧嘩別れして数年経った頃、ネット上に口語訳版が出てくるようになり、それを元にすることにしました。
国常立神(豊受神)の崩御のあたりに、隠された何かがあるはず。要になる地は丹後の宮津。その仮宮に天照神を呼び寄せて、天成神道の奥義を授けて崩御されたため、その地に御陵がある。
まだ何も知らない頃に須田麻紗子氏の論説「伊勢神宮の内宮と外宮の関係」を見たことがあり、そこに天照神もその地に葬るよう遺勅されたため、そこに尊容は納められたとのことでした。その地には元伊勢があり、両神の御陵になる二つの神体山が存在しています。大本教系信者の彼女の話では、その地に国祖神封印の手懸りはあるはずだとなります。実際、その地が封印の現場である証拠が見つかりました。それが冒頭にも掲げた封印幾何学図形の遺構です。
私はホツマの粗捜しをすることにしました。筋書きのどこかに隠ぺいがあるのだろうと。国常立神は順当に亡くなられたのではない。封印の現場こそ、この地かも知れないと。不思議にもコロンボが番組の最初から最後までホシにくっつく如く、当時から撮影目的で同行したUFO撮影家のM氏のお気に入り場所にもなっていたことから、一台の車で共に頻繁に現地入りしていました。
1990年頃には現地をよく知る人物とも知り合い、たくさんの古代旧跡を案内してもらっていました。この人物こそ、後に判明する、封印された天照神の依代さんだったのです。だからでしょう、この人の協力で、とんとん拍子に謎解きが進みました。私はこのお役のために選任されて事に当たっていることを実感しました。
2014年に幾何学的な証拠も得られ、天照神の御陵になる岩戸山(日室岳)が封印場所そのものと判明。また翌年にネットから、ヘミシンク熟達者の方の2012年のアストラル界探訪で、この神体山に封印された古代三神が絵で示されているのを発見するという、不思議がシンクロしていくような展開になりました。
実際、近年まで国祖神級の神々は、そこに封印されていたと推測されます。今でも岩戸開けを待望する声あるは本当と思います。
ホツマに描かれるような順当な崩御ではない異変が有り得たはずなので、ホツマがすでに真伝の改竄になっていると見ました。ホツマの成立はいつ。記紀との関連はどうなのか。
オシデ文字で書かれた文書は主流の表記ではなくすでに暗号が使われているかのようです。表からは意味不明にされている。しかし、訳を見ると、韓流文官の手になるかのような記載があります。天照神は幼名をウヒルギといい、朝鮮語の発音を偲ばせています。これは宇・日・貴で天空の日の貴神を示しています。
また丸く白い卵のような異形で生誕したとのこと。まるでコーリー・グッドが言う高次元球体存在のような感もあります。また天照神は十二人の妃を擁する男神で、まるで太陽を中心とした黄道十二宮を基にした感があり、カバラの占星学らしくあります。エジプトやカルデアの流れを汲むというユダヤ神秘思想カバラの痕跡でしょう。
キャリアーとしての民族と思想の運用主体者としての秘教組織カバールが古代からいたのでしょう。古代にもカバールがいたからこそ、畿内に生命の木の図象あるを事前に知っていて、倭の直接的な畿内大和侵攻もあったのかも知れません。途中の中国四国地方のほうがよほど温暖で肥沃ですのに逗留してしばらくでも根拠したという伝承はありません。
ホツマとトンイとの共通点
ホツマとトンイとの共通点を挙げると
王様と妃(候補)との制度の分限を超えた恋愛劇です。
朝鮮王朝という地上での話なら、それも有り得たで済ませますが、折り目正しい神世でそれはどうなんでしょう。しかも神々の王であり最初の民の指導者である天照がその則を超えているのです。絶対にありえないことと私は思いました。しかも、祖父から帝王学たる天成神道の奥義を授けられたとのこと。ならば、庶民に対し節度を示す意味でも、そんな則を超えたような行ないはされないはずです。
トンイでは、后に子が授からず、妃が世継ぎを争うようになり、政変を企てた妃のヒビン一派が捕えられ処刑されました。ヒビンが処刑されて亡き後、トンイのはからいで早生まれのヒビンの子に王位を継がせ、トンイの子を後にするという美談になるのですが、ホツマの場合は政変企図者の持子の息子は世継ぎ資格剥奪の上左遷。現代では当然の処置とも思えますが、差は顕著です。早子は持子の妹で同じ北局にいて主従で共謀したとされ両名とも遠投の処置。政変は未然に防がれ落着したことにしていました。
持子早子は遠投先で刺客に追われ逃げ場を転々として非業の死を遂げ、怨み募らせ九頭竜や八俣大蛇になったとされています。共謀したスサノヲは死刑になる寸前に助命。これぞ儒教思想によるのか、王の子や弟であれば、男子を理由に助命されているようです。ここでトンイに相当するのはホツマでは瀬織津姫です。
ところが、ホツマは何の手抜かりでしょうか、政変企図したとされる持子早子の父親クラキネの慙愧の言葉を書き残していました。政変は冤罪であり、結果、娘たちは非業の死を遂げ、早生まれの持子の子・穂日が世継ぎ候補第一だったものを資格剥奪されたと怒っています。
そのときタナヒトという世継皇子に付けられた名から、ヒトを取り除き、瀬織津姫はその子・オシホミミになかったヒトをつけてオシヒトにしたと、その策謀の凄まじさを語らせているのです。
男子名はアメノホヒ、イクツヒコネ、クマノクスヒ、アマツヒコネと、「ヒ(日)」が含まれていて、また今でも同じですが天皇の本名を見ると、世継ぎ候補の皇太子にあたる人には「ヒト」が必須だったこともホツマからは伺えます。「ヒト」の付け方はホツマ由来の伝統なのですね。
そういえば、皇子でありながらオシホミミだけ日という名が最初から含まれていませんでした。当初から世継ぎ候補から外されていたのではないかとも思えます。なぜでしょう。推理小説に慣れた方ならどこか変だなと気が付かれることかと思います。
だから、その処遇に不満を持った瀬織津姫側が政変を起こしたのではないかというのが拙推理です。それはまんまと成功して、事情に通じた宮中ではその行いが恐れられたに違いなく、その後の口封じの過激さとセットになり、庶民に知られてはならないこととして、隠蔽されたのではないかと思うわけです。
真伝がもしあったとすれば、史実がありのままに書かれていたのでしょうが、ホツマは秀真とも書かれるように、真実よりも優れた創作品という意味が見て取れます。そして、各段の表記「あや」とは、大和言葉を理解するものなら、綾、過ち、誤り、妖しいの語源であることから、マガ(禍)と同義に捉えられることでしょう。
また、瀬織津姫は別名・八十禍津日(ヤソマガツヒ)ともいい、これならイザナギが黄泉の国で負った穢れそのものを表わす神名になります。これは訳者の本居宣長をして、とんでもない両義の神であると嘆息させたようです。また瀬織津姫は、ホツマ作者からすれば、さわやかな渓流を意味するとのことですが、名の意味する瀬を幾重にも折った流れとは淀みと滞りの多い下流域の形容です。
大和言葉を理解していれば、作者の説明に異議も出るはず。つまり制作当時から、作者は虚構であることを知ってもらいたかったのかも知れません。そして事態の隠蔽を完全にしてしまうのではなく、逆賊側に真相を語らしめて、あとはこれを読む者が、どのように解読するかに任せることにしたのでしょう。
神世政変の真相を知る誰かによって、地上に幾つものヒントが示されていたとしか言いようがありません。私はホツマは記紀に先立つ、神話改変のための叩き台になった資料と見ました。日本統一の金字塔・律令時代を見据えての改変です。そこには、神世に政変ありといった瑕疵が含まれてはならなかったことも改変の大きな理由でしょう。
日本は純粋に大元の神から王権神授された王族による統治でなくてはならなかった。神武天皇の伝説では飛騨の位山で両面宿儺(梵天?)が天皇位を授けたともいい、杓には位山のイチイの木が使われたとか。革命的大改革を示す「大化」のときこそが、新規一転の神話作りが計画された時期だったと解します。
さて、なぜホツマとトンイに共通項が多いのか。トンイの制作者によれば、李氏朝鮮王朝史が基になっているのことでした。しかし、李氏朝鮮といえば1392年に始まるとされ、645年の大化の改新とはかなりずれがあります。もしかすると作者は李氏の起こしたさらに旧い王朝伝承を参考にしている可能性があり、私はそれを探ることにしました。
すると中国の李氏王朝がすぐに見つかりました。そこで誰か有能で王にまで上り詰める人物は、と見ると則天武后がいました。武周の女王にまでなった方です。彼女の事績がホツマの瀬織津姫の伝承として遺されたのではないかと。
そんなとき、すごい本に出会いました。”もう一人の「明治天皇」箕作奎吾(水原紫織著)”です。
その中に唐の則天武后の話が載っていました。武后の旦那さんは李治といい唐の第三代高宗だという。その後、李朝は何代か続きます。そして則天武后の業績を見て私は驚き畏れを為しました。なんという恐ろしくも残虐な。西太后の過去世版かと思うほど。中国の王朝史というのは、たぶんどれもこれもこんなふうなのかと思うほど。どうやら中国の三大悪女と言われ、そのひとりらしい。儒教が栄えたとはいえ、王族特に女系の確執のすさまじさは怨念に満ちて凄まじいと思えました。
それを見れば、ホツマの場合に似ています。
ホツマでは瀬織津姫は許しと寛容を以てする心優しいお方として作者は形容しています。しかし、こと政変企図者の持子早子には不寛容極まりなく、遠投先で刺客に襲わせるなどして脅かし、非業の死を遂げさせ、それぞれ怨みのあまり九頭龍や八岐大蛇といった妖怪大蛇へと変じたとされています。
いっぽう、則天武后も追い落とした王后を惨殺したうえ、更にウワバミ(蛇)との烙印を押して家系を貶めて、高宗の第一子を生んだ劉氏も惨殺し梟の烙印を押し、その子は左遷。
ホツマの天照の第一子である穂日も中津国に左遷され、第三子のオシホミミが世継ぎとなりました。こうした共通性からホツマの瀬織津姫の原型は則天武后であろうと推断した次第です。
前著から考察されることと新たな仮説
水原氏の考察はどんな名探偵でも顔負けするほどの考え方を提供していました。
能の演目「海人」の筋書きと暗号のようにして出てくる言葉へのユニークな解釈にはびっくりしました。ここまで洞察できるのか、と感嘆しました。
詳細は同著をご覧になってください。私はそこから推理を深め、多少の仮定を交えて仮説してみました。
それによるなら、藤原(中臣)鎌足の早い頃の子女が唐のまず太宗の後宮に入ったあと、高宗に嫁いだのであろうと推測される。そして後の則天武后になったと。
水原氏によれば則天武后の息子が赤子のときに日本に届けられて、後の天武天皇になったとのことでしたが、赤子の身で海を渡らせることはないのではないかと考え、英才教育を十分に施して屈強な若者になってからでも、武后の子は武后の子。その人物の仮説も織り交ぜました。
天武天皇・サチヤマ説です。彼は30歳頃になって白村江の戦いで捕虜になっていた武人たちと共に日本に帰還します。むろんその中には計略を授けられた唐の武闘に秀でた精兵たちも混じっていて、壬申の乱で活躍するといった完璧なまでの武后の配慮があったかも知れないと話を膨らましてみました。
天武はただし武后の初期の子であって、高宗の子ではないかも知れない。父の太宗の後宮に14歳で初めて入ったことから、太宗との子ではなかったろうか。宮中に知られれば殺すしかないところ、武照のたっての頼みもあって、然るべきところに預けられ教育を施されたかと想像しました。
またこれが元で、王たちが秘密を握った武照に頭が上がらなくなったとも解せます。ばれれば先輩の妃候補たちや諸官がどう騒いだだろうかと思うと、それを逆手に取ったのが武后だとすれば、すごみすら感じますよね、本当のことは分かりませんが。
いっぽう送り届けられた武后の子には彼が何歳であっても武后の子、武后の兄弟となる藤原不比等が叔父としてバックに就いて天武天皇としての統治に道を開いたことが推測されます。
武后は、息子の天武天皇に倭から日本への国名変更を要請し、天武はそれに従った。
それはそうでしょう。元々倭とは僻地の蛮族と見做されていた人々に敵意がなく従順であることから、蛮夷の地の統治を委ねたという意味で付けられていた倭という名前です。のちの征夷大将軍の任命と同様の意味を持った言葉なので、それでは独立国として相応しくないわけです。
武后は武の家系による日本の統治を目論み、新国家体制への刷新を強く天武に要請していたのでしょう。
天武は神武に始まる何代かの天皇に”武”の名を付けています。
そして夫の高宗が自称した”天皇”の名を語れと薦めたのは武后に他なりません。
そのために由緒ある神々に連なる王権が正当となる神話作りをも要請。
このため、日本の正史の編纂が重要になり、蘇我氏滅亡のときに国書など重要書類が焼失したことで新規巻き直しが可能と判断され、史類や伝承の改変が大胆になされ、叩き台のホツマなどを基に武后を最高神に据えて、神話を大きく改変するに至ったものと推理します。それがやがてまもなく記紀になったと。
ホツマは真伝を基に改稿され、中央集権政治に都合よく新訂され、神世の政変は未然に防がれ何事もなかったと、対外的に体裁よく見せる工夫も施されました。
実際は、武后がやった冤罪作りと他家の追い落とし、それを見せしめにして諸官を黙らせた恐怖手法が、作者をして瀬織津姫に忖度して描かせたとみられます。また監修に当たる天武天皇への忠誠と忖度も示さねばならなかったでしょう。
ホツマでは瀬織津姫は許しと寛容を以てする心優しいお方として作者は形容しています。しかし、こと政変企図者の冤罪を圧し着せた持子早子には不寛容極まりなく、遠投先で刺客に襲わせるなどして脅かし、転々とした落ち延び先で非業の死を遂げさせたため、それぞれ怨みのあまり九頭竜、八岐大蛇といった妖怪大蛇と変じたとされています。
いっぽう、則天武后も庶民当たりがよく、政治手腕には優れたものがあったといいますが、策謀の末、本妻の王皇后には子がなくも陰謀に嵌め惨殺し、さらにウワバミ (蛇)との汚名の烙印を押し、劉氏の生んだ高宗の第一子を左遷、王皇后と対立していた蕭淑妃も惨殺し、梟の烙印を押しその子を左遷した上処刑してしまいます。他家の生んだ高宗の子は、みな地方に任官して中央には逆らわないことを余儀なくされています。
天照の第一子の穂日も世継ぎ資格を剥奪され中津国に左遷、第三子のオシホミミが世継ぎとなりました。そうした類似点があることから、おそらくホツマの瀬織津姫の原型は則天武后ではないかと推断するのです。韓流ドラマのトンイは創作作品であり、やはり人気番組だけに、トンイを良識に則った主人公として描いています。
ホツマでは瀬織津姫の采配は天照を凌ぐほど如才なく描かれ、天照の存在感が薄いほどですが、武后が病弱な高宗をリードして垂簾政治にまでなった権勢について物語っているのでしょう。これを誰しも見れば、瀬織津姫への評価は高まるに違いないと思われます。そのうえでホツマは記紀編纂時の叩き台に供されているのです。
その一方で、日本古来の神々の試行錯誤する姿を描き、大陸系の神々との優劣をつけたふうもあります。独立した日本独自の主張は、おそらく中東由来の知識にあったのでしょう。それは天津神である宇宙の神(権化としての宇宙人やUFO)からの贈り物として事の詳細をなるべく期して、神名に網羅されるように図られていました。
こうして成立した神話は、それまであったどんな神話をも無用のものとし、むしろ隠滅の対象とされたことでしょう。このため、諸家が持っていた史書は神話を主体に隠されねばならなくなり、近年に至って思わぬところ、農家の天井裏などから見つかるようになったとみられます。
前著の通り、則天武后が天照大神になったのであり、ホツマでは瀬織津姫であったのです。いっぽう男神天照は高宗のように精彩がなく、記紀ではその先代のイザナギ、イザナミのときの女先立つはよくないという訓戒があるにもかかわらず、女神へと変更されました。考慮に値しなかったのでしょうか。
いいえ、そんなことはありません。中国史上で起きた歴史的事実に基づいた別の要件が加味されているのです。それは武韋の禍を鎮めた玄宗の事績の結果を踏まえたのちの、記紀への教訓話の繰り入れだったとみられるのです。しかし、奉納期限が大事で、天武天皇の厚い遺志もあり、大勢を変更することまではようしなかったのでしょう。
次章からは新たな発見の詳細について書き進めてみたく思います。
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更なる仮説(2)
ここに語ることは個人的な推理仮説の域を出ないものです。
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目次タイトル
記紀のアマ テラスは則天武后を祀ったか
「大化」とは大陸勢力が謀った古代の革命?
世界が天地真逆なほどに頽廃した原因を神世の歴史に求める
ホツマとトンイとの共通点を挙げると王様と妃(候補)との制度の分限を超えた恋愛
ついに辿り着いたホツマ、記紀神話の原点
日本における天下布武の魁、天帝顔負けの称号諡号の数々
大革命となった「大化」の前の大革命とは
世界を常緑樹の理念にする上昇基調のターム
下降基調のタームは現代にまで及び
神話で形作られた世界を支援するのが神々
神々が憤る理由は神世史の改竄と低質化にある
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
記紀のアマ テラスは則天武后を祀ったか
「大化」とは大陸勢力が謀った古代の革命?
2019年10月に、藤原不比等が『古事記』も編纂したとの情報が入りました。
2019年10月の時点までは、私は天武天皇の勅命どおりに古事記の神話の編纂はなされなかったと推理したのでした。その理由は、あるべきはずの古代大王 の常緑樹の理念がこの時点から一年生草本のそれになってしまったと思ったからです。
というのも、天武天皇は、中国の則天武后に対抗して国威を高めようとしたお方で、古事記の神話に書かれる途方もない未来知識を伝播した主体者が、理想をレ ベルダウンさせるはずがないと思ったからです。だから当初は天皇亡き後の約30年の間に不比等によって改稿されたに違いないと推理していました。
そのときのツイート記事です。
https://twitter.com/1st64503291/status/1187623240006389761
2020年になって、ツイッター上で知った水原紫織氏の探偵的推理力に感銘を受けて購入した同氏著の「もうひとりの明治天皇・箕作圭吾」を読み進めるうち、天武天皇と則天武后のあっと驚く関係の途方もなさが、神世の歴史を語る古事記の神話だけでなく、記紀の叩き台になったとみられる秀真伝の神話にも隠蔽改竄の必要性を与えた原因になったに違いないというひとつの結論に達しました。
私はそれより10年前の2010年頃から、神世政変の発生現場について推理を巡らしてきて、ほぼ元伊勢地点で、ホツマのどの箇所あたりでそれが起きていて、それが何事もなく繕われているに違いないという特定をしていたわけでした。
そんなとき2014年には幾何学封印図形(カゴメの結界)という形で証拠が見つかり、2015年にはアストラル探訪という別角度からもその地に被封印神が少なくとも三体の男神の存在が報告されていたことから、神世政変の推理されたストーリーには間違いがないと、私 の中ではすべて繋がったわけでした。
そこにさらに神世史改竄にストーリーの側からアイデアを与えていたのが則天武后の事績であった可能性です。水原氏説によってそれが決定的なものとしてもたらされたわけでした。
その推理過程をツイートの一連の流れで説明しています。
https://twitter.com/1st64503291/status/1232162204629098496
世界が天地真逆なほどに頽廃した原因を神世の歴史に求める
ここでも、過去の(といっても最近のものですが)ツイート記事を取り上げます。
これは異界的な仮説ですが、そもそもの始まりは科学力で秀でた宇宙人の侵略です。まず神世が彼らに乗っ取られました。宇 宙人は精神性が低質で3次元の地上界に関わるのみだったのですが、背後に霊系文明を模倣し乗っ取りたい余剰次元の存在がいて、それが軍事力を頼りとする宇 宙人を動かしました。
聖書にいう、神と牧童と羊の関係になります。牧童は羊や牛を厩舎に追い込むのに犬などを使い、群れを目的地に運びます。そ れがカバール(秘教組織)により歴史を誘導されているように見える。羊ならば大人しくていいのですが、知能を持った人類はそう簡単にいきません。逆に、牧童たちは知能ゲームをするようになったようです。
カバールは組織を階層化し、上層部には宇宙人の入る座もありました。すべて上意下達の仕組みで、上位のことは下位からは隠蔽されました。
カバールはシュメール、エジプト、バビロニアの神官層の流れで、王を補佐しながらこれを制御。宇宙人と連携したグローバルな組織ですから、すでに世界をくまなく知っていたでしょう。
古代からの人類の歴史は、彼らによって誘導されてきました。その行動原理が預言です。多く神話に篭められています。日本で は古事記、西洋では聖書ですね。読み解けばこの時代の歴史の大枠が掴めるようです。
また、こうも考えられます。預言等を容れたために、神世の本当の歴史が変更されているとも言えるでしょう。
神世の歴史など誰がわかるのかよと思われるかもしれませんが、この酔狂なお爺は今まで果敢に挑戦してきました。そこに 2017年のコーリーの宇宙開示情報によって、神世にもフィクションではない歴史があったはずと洞察できました。が、確たる証拠など提出できるわけではな く、仮説止まりの推理になります。
なぜ中国にいて政治的権力を持つ則天武后ともあろう方が、それより昔から蛮夷の地(九夷のひとつ)とされる魅力が乏しいはずの東海の小島に肩入れすることになったのか。それは武后が日本の為政者の親戚であったからというのが本当のように思えてきます。
先に紹介した水原著から推理されることはこうです。
藤原(中臣)鎌足の早い頃の子女が唐の高宗に嫁いで、後の則天武后になった。
(その際に、武家に養子縁組して入り、まずは太宗の後宮として入ったものか)
則天武后の息子が赤子のときに日本に届けられて、後の天武天皇になった。
(太宗の後宮に上がった頃にできた武后の初期の子とすると、高宗の子ではないかも知れない。だから秘匿されなくてはならなかったかも知れない。いわゆるご落胤ですね)
武后の弟となる藤原不比等が天武天皇のバックに就いたことが推測される。
武后は、武の家系による日本の統治を目論み、息子の天武天皇にアドバイス。
倭から日本への国名変更を要請し、天武はそれに従った。
武后は新国家体制、律令制への刷新を強く天武に要請した。
そして夫の高宗に倣って天皇の名を語るよう要請。
そのために由緒ある神々に連なる王権神授を正統とする神話作りを要請。
その際、天皇の開祖神武から日本統一の英雄日本武尊、さらに本質的には初代になる天武の名に”武”を刻むようにさせた。
このため、日本の正史の編纂が重要になり、蘇我氏滅亡のときに国書など重要書類が焼失したことで新規巻き直しが可能と判断されたか、史類や伝承の改変が大胆になされ、叩き台のホツマなどを基に武后を最高神に据えて、神話を大きく改変するに至ったものかと思われる。それが記紀の前身たる秀真伝であったりして、それが叩き台にされて記紀に集約されたと。(蘇我氏を滅亡に追い込みわざと蝦夷に文書類を焼かせたのかも知れない。これは鎌足の策であったろう)
ホツマは真伝を基に改稿され、中央集権に都合よく新訂され、真伝よりも秀作としての意味づけから秀真伝となったとみられます。このとき神世の政変は未然に防がれ何事もなかったと、対外的に体裁よく見せる工夫も施されたことでしょう。
実際は、武后がやった冤罪作りと他家の追い落とし、それを見せしめにして諸官を黙らせた恐怖手法が、作者をして瀬織津姫(武后)に忖度して描かせたと見ます。むろん監修者の天武の意向でもありましたから、天武への忖度もあったでしょう。
資料によると、則天武后は唐の高宗の皇后であったが、664年に実権を握り、690年に国号を周に改め、中国史上、唯一の女性の皇帝となる。科挙官僚の登用など見るべき施策も多いが、一方で醜聞も多く、評価は二面的である。705年の死に伴い、国号は唐に復されたが、次の中宗の時には皇后の韋后が政治を乱し、則天武后と併せて「武韋の禍」ともいわれる。と後世には禍の側の代表格のような評価がされています。
ホツマでは瀬織津姫の采配は天照を凌ぐほど如才なく描かれ、天照の存在感が薄いほどで、武后が病弱な高宗をリードした感のある権勢について物語るものかも知れません。(武后は655年、唐の高宗の皇后となったが、高宗が病弱であったことから、664年から政治の実権を握って「垂簾の政」(背後の簾(すだれ)の中から皇后が皇帝を操って行う政治)を行ったとされています。つまり傀儡政権だったというわけです)
これを見れば、瀬織津姫への評価は高まるに違いないと思われます。また、ホツマは記紀編纂時の叩き台に供されたと思われます。そのとき、則天武后を瀬織津姫に、高宗を天照神に、その他の配役を諸神に変換したものでしょう。記紀への変換がその次に行なわれ、則天武后がホツマを経由して天照大神へと変換されたものと思われます。
そこには、幾重にも恩義になった天武天皇の母・武后への報恩の志があり、武后の神格化となったことは紛れもないでしょう。武后に付けられた多彩な尊上名は伝わっており、そこから字を取って天照大神の神名が考案されたものと思われます。
則天武后、武則天、武照(本名)、天后(自称)、聖母神皇、照(自称)、金輪聖神皇帝、則天大聖皇帝、ほかたくさんの名を尊上もしくは自称されたよし。この方の出自に関して異説あり。水原紫織氏の探偵能力は泥沼を清水に変える如しで、私もこの方の卓越能力の恩恵は十二分にいただくことができました。
水原氏の慧眼推理は、
記紀やその他の古史古伝には載ってこない逸話として、能の演目のくだりを読み解いてそこに暗号が仕組まれていることを発見されたことによります。私もこのような暗号解きをえてして行ないます。よって、いっそう共感と感慨を持つわけですが、この方が調べたによると、能の「海人」という演目に、「藤原不比等の女きょうだいは唐の第三代皇帝高宗の皇后になった。その父上の氏寺の興福寺に3つの宝が贈られた。しかし、そのうちの2つしか届かず1つは龍神に取られてしまった」というくだりがあります。2つの宝では宝宝となり、中国語で赤ちゃんのことを意味します。つまり彼女の産んだ赤子が日本に送り返されたと解せるとのことです。
こ・こんな些細なところに隠された暗号を読み解くなんて。ああ、並の人物ではありません。それどころか、There never was the woman like Shiori Mizuhara!!です。
能の「海人」では龍に取られた玉の取り戻しのほうに力が置かれていますが、むしろ見逃されている話のほうにこそ発見があるということを如実にされています。
則天武后が鎌足の娘とすると、唐の高宗のもとに嫁がせるために、”武”家に養子縁組させて王室に送り込んだことになるでしょう。(あるいは父の武士彠(ぶしかく)が鎌足だったという説もありましょう)おそらく高宗に嫁ぐ前に太宗の後宮にいったん入ったこともあり、どうもそのときでしょうね。彼女には男の赤子ができており、高宗への手前、何とかしなくてはならず、男子ゆえたいせつな宝として日本に送り返すことになった。それが後の天武天皇だったということになるかも知れません。つまり則天武后は鎌足の歴史上知られざる長女で、次が長男の不比等だったということになるでしょう。このため叔父の不比等が天武天皇のバックに着いて、大鉈を振るったことになるかと思われます。
鎌足は中国もしくは朝鮮半島からの渡来人で、それが日本の新しい歴史の始まりを作ったような感じになるでしょう。それ以後の歴史こそ鮮明ですが、それ以前の歴史は蘇我蝦夷が書庫を焼いて天皇記、国記などの文献の焼失に鑑み、捏造されたものかも知れないと論議されているわけです。
中国の史書・新唐書において、倭から日本に国名を変えることが則天武后の要請だったことが書かれ、また天皇を名乗ることの薦めもあったようで、天武天皇がそれに応じて初めて天皇を名乗ったことが明らかなようです。神武天皇からの歴帝の記載はすべて天武天皇の監修で記紀から行なわれていて、それまでは大王という称号でした。
この天皇という称号は、夫の高宗が中国史上初めて自称したもので、武后が夫の死後、天皇大帝という称号を贈りました。それを日本の大王にも薦めるといったことが、ふつう考えられるでしょうか。しかも日本列島は海を隔てた蛮夷の地という認識の中国だったわけです。そこに、ただならぬ関係があったことが推理されるべきでしょう。天武天皇が唐の律令制を積極的に取り入れ、日本を世界にも誇れる国家体制にして臨む決意を持っていたのも、バックに母・則天武后の入れ知恵と支援があったればこそと思われます。
天武天皇は、この母への恩義から、記紀における最高主神・天照大神に母の事績を重ね合わせて神話を編んだものと思われます。天照大神の四字は、先に述べた武后のあらゆる名前からの抜粋になっている可能性があります。
天武天皇も神話に登場しているとすれば日子ホホデミか
一説には、天武天皇は白村江の戦いで敗れ唐の捕虜になって8年後に帰された筑紫君薩野馬ではないかというものがありますが、私はそれもまた面白いかと思っております。その場合は武后のもとから赤子で贈られたのではなく、唐で英才教育を受け、鎌足、不比等との連携で王権確立後に日本統治に直ちに取り掛かれるよう計画を授けられた上で、捕虜に混じって帰されたのではないかと推理されます。このとき47艘の船で2000人もが来ており、武后の精兵もかなりいて後の壬申の乱で功を収めたかと思われます。
短期間に一代で日本の礎を築いてしまう大胆施策の数々は周到な事前準備なしには語れません。おそらくはそれまでに中国にあった東方洋上の神仙伝説の根拠になる土地についての研究はなされていて、武后の目の黒いうちに配下に置いてしまおうという積極策が採られたのではなかったでしょうか。神仙をも支配下にするためには道教の最高神級の称号すらもことごとく得ておこうということだったかも知れません。
そして息子である天武をその土地の番人の初代になるように図った。武后にとっては東方洋上の島は、それまでの林立した国々が蛮族の土地と看做していたものではなく、神仙と捉えていたと思われます。この島の価値が分かった初めての女帝だったかも知れません。
⇒ 神仙境、扶桑伝説 https://note.com/suzakudori_no1/n/n9fa1babbd532
母の武后が神話の最高主神であるときに、天武もまた神話上に登場しないとは思えません。サチヤマ転じて山幸(日子ホホデミ)がそれで、海神と婚姻を結び宝の玉を得て帰るという筋は能の海女が面向不背の玉を龍から奪い返す筋に近いものがあります。大海人皇子の名とともに謎掛け暗号になっている感があります。
また、サチヤマは神話の山幸の転とすればニニギの末っ子の日子ホホデミとなり、龍宮に出向いて海神の娘から土産物、このときは潮満つ潮干るの玉をいだいて帰ったわけですが、龍宮の乙姫から玉手箱をもらって帰った浦の嶋子(浦島太郎)という古代の環太平洋の英雄伝説とも結びつきます。
また、能の「海人」の龍に盗られた面向不背の玉が海女の手によって取り戻されて朝廷(不比等の子良房)に届けられたという話の面向不背とは、お前とお前の子孫(不比等、良房、天武天皇に繋がる一族)の行く末を武后がいつまでも見守っているという意味とともに、監視カメラのようにしつこく跡を追っているぞ、という意味にもとれます。つまり武后・天照大神の守護は天皇家の末代まで及んでいるという強力な呪文ともなっているのです。
つまり、日本を本当に救う神がいるなら、武后・天照大神ということになるかも知れません。天皇家の安泰のために神世から守護してやろうというのです。武后ならば持てる力の総力挙げて、子孫の存続と繁栄を支援するかと思われます。だから、まだ日本はどうなるか分かりませんよ。
日本における天下布武の魁、天帝顔負けの称号諡号の数々
また、武后の願いは日本の間接統治、実家の”武”家による天下布武だったことが偲ばれます。(養子縁組かも知れぬとはいえ)則天武后の父は武士彠(ぶしかく)といい、元々は材木商で富を築き、唐の高祖の戦に参加して功績を揚げたため、利州都督(四川省あたりの知事)になったそうです。武士彠は楊夫人(栄国夫人)を後妻とし三女をもうけ長女は賀蘭越石の夫人、韓国夫人に封ぜられ次女の武照は高宗の皇后、女帝-則天武后、三女は郭孝慎の夫人、武士彠の兄に武士棱・武士譲・武士逸、兄の子として武惟良、武懐亮、武懐運らがいたとのこと。
”武”姓は名誉ある姓として、則天武后が縁戚ある者に、実家の”武”の字を遺すことを薦めたかと思われます。もし天武天皇が実の息子なら、倭を治めるにあたって、もっと語彙として誉れある”日本”に変え、自身の尊称を夫の高宗もそうだったのだから、”天皇”にしなさい、そして名前に”武”の文字を入れて母の実家の家名を高めなさいと薦めたのではなかったでしょうか。
天武天皇は記紀編纂時に、初代大王からして神武とし、日本統一の英雄を日本武尊とし、自らは天与の天武とし、その後、文武、聖武と、武を刻ませ、後の武士の世はそのまま武士彠の子孫たる”武”家のもののふ(兵)というように、則天武后の七光りが未来に渡って光り輝いているような次第になっているわけです。
東大寺の大仏も武后の似顔であるとされるほどで、天武天皇が恩義ある母・武后を記紀神話の最高主神・天照大神としたとしても、なんらおかしくはないでしょう。そして中津巻から神武天皇に始まると宣言したのです。これぞ、武后の図った”武”家による天下布武というものではなかったでしょうか。
また自らを尊大にする方策を繰り返し取っています。弥勒菩薩を自称したとされ、忖度して尊上させる称号も、天帝さえもびっくりされるほどかと。(皇后時代に天后と自称し、武照を自称、聖母神皇と讃えられ、聖神皇帝と讃えられ、705年には則天大聖皇帝と讃えられたのが最後 その他とてもたくさんの称号のすべてが天照大神の四文字になりえています)
本名 武照
674年、高宗が天皇を自称、武照が天后を自称
(天武在位は673~686、この間に天武天皇を自称)
688聖母神皇(尊上)
690聖神皇帝(同)
693金輪聖神皇帝(同)
694越古金輪聖神皇帝(同)
695慈氏越古金輪聖神皇帝(同)
695天冊金輪聖神皇帝(同)
705則天大聖皇帝(同)
弥勒菩薩を自称
字選びで天照大神が良しとされたもよう
また故人を偲ぶ子孫からの諡号がまたすごい。
遺詔には「帝号を取り去り則天大聖皇后と称すべし」とあったといわれる。唐王朝での諡号はその後も変遷を経る。
唐隆元年(710年)、中宗、天后と改める。
景雲元年(710年)、睿宗、大聖天后と改める。
延和元年(712年)、睿宗、天后聖帝と改める。
開元4年(716年)、玄宗、則天皇后と改める。
天宝8年(749年)、玄宗、則天順聖皇后の諡を追加する。
Wikiによれば、武后は改称・改変好きとのこと。
称号や尊号、都市の名前など、人や事物に対して、伝統的に使用されてきた呼称に改変を加えることを非常に好んだとされる。顕慶4年(660年)[要出典]には皇帝と皇后をそれぞれ天皇と天后とした。この改称の狙いは、天皇と天后という相互に比肩する字義を持つ組み合わせへと尊号を改めさせることで「皇后が国政に介入しているに過ぎない状況」を「天后が正統かつ正当な支配権を行使している状況」へと変貌させ、現状における自己の政治への介入状況を追認させることにあったと言われる。
地名の改称の例は洛陽を神都とした例や、自らの出身県である文水県を武興県と改めた例などであり、武則天の思想を反映するとともに、皇帝である自身の権威を高めることや、あまり家格の高くなかった生家の武氏の権威を高めることなどを意図したものが見られる。
とのことです。
天武天皇が則天武后の息子なら、母の威徳と実績と有益なアドバイスの数々の恩義に応えて、世界最高神としての天照大神になぞらえるに躊躇はなかったでしょう。まずは、神世の物語を制作させ、それがホツマとして成った。それを叩き台にして記紀の神話から中津巻の英雄伝説までを作ったものと思われます。
作家の手になるホツマが届けられたのは不比等と天武天皇。それを基に記紀が編纂されたとき、枝葉の部分は刈り払われ、古事記の神話に至っては、中東由来の科学知識と預言が主体的に織り込まれ、中国を凌ぐほどの未来を先取りした知識の質となっています。ホツマには天照神の十二后にもあるようにカバラの占星学概念も認められますが、古事記になったときには、中東由来の痕跡を遺さぬように削られたのでしょう。
その一方で、日本古来の神々の試行錯誤や失敗する姿を描き、中国古来の神々との優劣をつけた感もあります。日本独自の主張は、 おそらく中東由来の科学知識、未来知識にあったのでしょう。それは天津神である宇宙の神(権化としての宇宙人やUFO)への礼讃とこれを信仰の対象にしてきた中東文化やユダヤ教文化へと繋がります。
こうして成立した神話は、それまであったどんな叩き台となる神話をも無用のものとし、むしろ隠滅の対象とされたことでしょう。このため、諸家が持っていた史書は神話を主体に隠されねばならなくなり、近年に至って思わぬところ、農家の天井裏などから見つかるようになったとみられます。
水原氏の前著の通り、則天武后が天照大神になったのであり、拙説の通りホツマでは瀬織津姫になったのです。いっぽう男神天照は高宗のように精彩がなく、記紀ではその先代のイザナギ、イザナミのときの女先立つはよくないという訓戒があるにもかかわらず、女神へと変更されました。考慮に値しなかったのでしょうか。いいえ、そんなことはありません。もしもこの訓戒が記紀編纂の終わりかけに挿入的に付け加えられたとすれば・・・歴史は後々まで見ていかねば意味が掴めるものではありません。
武后の事績が秀真伝さらには記紀へと採り入れられたことを物語る逸話
記紀に到るまでに秀真伝が武后の事績を多分に取り入れていて、記紀編纂の叩き台となったとみられるため、ここを詳述したく思います。
ホツマでは瀬織津姫は天照神と同等に語られるが、その政治的才腕と民への温情溢れる様はこの物語の主役であることを天照神よりも明確にするほどと思われる。
ホツマ作者のする物語の原案になった則天武后への賞賛は、天武天皇への忖度として表れたものであり、主役の瀬織津姫に変換されていると見る。
天照神を同等にして話を進めているのは、武后の夫・高宗抜きには武后の輝きもないからであろう。
高宗は病弱だったことから、武后の強引さに押し切られたとみられ、後に垂簾政治と言われたように傀儡状態にあったのだろう。
傀儡とはそれが元の本人でなくとも、言うことを聞く替え玉であってもよい。
高宗の正妻・王皇后は子に恵まれず、トンイの場合の王妃に似ており王妃はトンイに好意し取り立てようとしたが、そこは王皇后が武照(後の武后)を取り立てて後宮入りさせたのに似る。
しかし、トンイと違い、武后は王皇后を我が子殺しの嫌疑をかけ拷問の末惨殺処刑。
その上で更に王の姓を蟒(大蛇)に替えた。
また王皇后と競い合った蕭淑妃も共謀したとの嫌疑をかけ惨殺処刑。
その上で蕭の姓を梟に替えた。
このときの王皇后に相当するのがホツマでは持子姫であり、蕭淑妃に相当するのは妹の早子姫である。
瀬織津姫はこの両者を天照神への政変を企てたとの嫌疑をかけ、両者共に遠投の末、非業の最期を遂げさせた。
持子姫早子姫の両者は怨みのあまりそれぞれ九頭竜と八岐大蛇に変じて地下に封じられたとされる。
これは武后が採った、姓のおぞましい生き物への挿げ替え話に似る。
我が子殺しが武后の自作自演なら、瀬織津姫の妹・ハナコ殺しもそうなるかも知れない。
(日月神はスサノヲに罪を着せて根の国に追放したことが岩戸閉めの一つになっていると言っている)
また政変企図は瀬織津姫側にあって、持子早子の変とは逆に政変が成功したために、衆目を抑えて何事もなく取り繕ったと解される。
武后の権勢をほしいままにしたがる態度は、我が子の死さえもライバル蹴落としの策と疑わせる下地になっていると思われる。
実際に武后の関係者はどんなふうに見ていたのだろう>
きっと王皇后、蕭皇后への見せしめ的処刑に、おそらくは高宗も、また他家の王子たちも畏れおののいていたのではあるまいか。
高宗は武后の言いなりになるようになり、王子たちもびくびくしていたことだろう。
高宗の長男李忠は王位後継の皇太子だったが、武后が皇后になるとただちに降格させられ左遷されている。そして中央に対する敵意なしを装うためか女装に明け暮れる日々を送ったが、結局は若くして死を賜ることになった。
他家の王子たちは地方長官以上の位を望まず、武后の逆鱗に触れないよう大人しくしたが追放や左遷の憂き目に遭った。
武后の子であっても、高宗の五男、六男は武后と不和になり殺害されている。
七男にして王(第四代中宗)になるも武后に逆らったため短期政権だった。
八男は第五代睿宗になるも、武后の傀儡で後に廃帝され、武后が自らの国・武周を建てて中国初の女帝となった。
このとき、長安の都は建築材料の多くが建物の取り壊しにより無残な姿になり、その材料は周都洛陽に運ばれて使われたという。
我が子たちすらもこの有様に、最初の我が子殺しも武后の仕業と誰しも思うようになっていただろう。
しかしその噂は権勢の強さによりすべて封じられたのだろう。
つまり、我が子といえども誰一人としてまともに帝位を継ぐことのできた者はいないのだ。
これが記紀の天孫降臨において、息子のオシホミミは天降せずにその子のニニギノミコトが地上に下ろされたという筋書きにされているとみられる。
天降したニニギに相当するのは唐の睿宗の息子の玄宗であろう。つまり武后の孫に当たる。武后亡き後だったため、武后の横暴が利かず、中宗の皇后の韋后が武后にあやかろうと娘の安楽公主とともに権力を握り乱脈さを醸したが、玄宗により滅ぼされている。
後に、武后と韋后の権勢欲が招いた悪政時代として武韋の禍(710年に終了)と呼ばれることになる。
ホツマには武韋の禍らしい叙述はないが、712年と720年の記紀成立のときには衆人の評価は定まっていたらしく、イザナギ、イザナミの国生み神話において、女先立ち言えるはふさわず、と女人の采配をけん制する叙述を編纂終了間際に挿入的に置いているとみられるのである。
つまり、唐の内情をたえず調べながら、記紀の編纂が進められていたことになるだろう。
しかし、女神天照大神は別格で、そのような地上的騒乱によって天位が乱されるようなことはなかったのは、天武天皇への配慮からだったとみられる。
さて、高宗の子息や子女においてはどうだったか。
ホツマでは、天照神の長男は天の穂日で、政変を働いた持子姫の子であるゆえに、皇太子を降格させられ、
国津神のもとに左遷された → 最初の子・李忠(母は劉宮人)の顛末に似る。
ホツマでは瀬織津姫の子オシホミミは天照神の三男だが、記紀への変換に伴い長男になり、次男が穂日とされたゆえに皇位が継げず地方に着任したことになっている → オシホミミは地上に降臨することができなかったわけだが、結果的にまともに帝位を継げなかった武后の子たち・中宗、睿宗に相当するとみられる。
蕭淑妃の二子女、李下玉と高安公主の姉妹は、武后によって婚姻できぬように王城に幽閉された。
持子姫の妹・早子姫の子女が宗像の三姉妹で、母親の政変企図の咎を受けて、母たちと行動を共にするよう瀬織津姫に命じられ、各地を転々とした → 蕭淑妃の二女子に相当か。(婚姻を禁じられ一生孤独だった)
宗像三姉妹は勧請された先で、必ずといっていいほど岬や離れ小島に祀られているが、武后が蕭淑妃の二女子にした事績が原因をなしているのかも知れない。
気の毒なことだが、武后の事績を日本神話の叩き台に据えたことにより、旧来の神々が被る不利益がいかほどのものか推し量ることができる気がする。
また武后の最初の女子・安定思公主は生まれて間もなく死んだ子で、毒殺の嫌疑が王皇后、蕭淑妃にかけられたわけである。
しかしこの件も、自らの子でありながら帝位に就けることを徹底して嫌がったなどの事績から、おのずと武后がライバル妃に嫌疑をかけるために殺したという評判となっていた。
これはホツマでスサノヲにハナコ殺しの罪で死刑寸前にまで追い遣ったことに似ている。あまたいる機織女の中のわざわざひとり、瀬織津姫の妹ハナコというのも解せないものがある。武后の伝承を踏まえるなら、瀬織津姫は後にハナコを蘇らせているので、ハナコ殺しはスサノヲを罪に陥れるための自作自演だったということかも知れない。
武后と瀬織津姫には少しずつストーリーを違えていはするが、共通点が多いことが分かるのである。
次女・太平公主(李令月)は武后に容姿や性格が似ていたため可愛がられたという。
令和の元号がもとにしたのは万葉集の令月を歌い込んだ歌となっているが、巷では後漢の張衡の帰田賦に令月のことが載り、それが先だろうといった意見が見られた。
しかし、令月を言うなら、太平公主(李令月)のほうが順当ではないだろうか。その美しさは母・武后の若い頃そのままとすれば、
>史書の伝えるところによれば、少女期の武照は漆黒の髪、特徴的な切れ長で大きな目、雪のような肌、桃色の唇、薔薇色の頬、大きな胸、見る者を魅了する媚笑、そして聡明な頭脳を備えていたとのことである。
そして何よりも、天上天下の総帥は武后・天照大神であり大日如来でもあるお方である。
時代もクライマックス的フィナーレを迎えようとする現代、武后が太平公主を伴って我が娘の花道を飾ろうとしてもおかしくはない。
未だに天界にあって、世界をみそなわしているのだから。私はその活在を彼女の脅しによってまざまざと経験した。
よってここは第三の説を推薦したいが如何だろうか。
さて最近のことだが、武后・天照大神の権化と思しき方が、今度は私をスカウトに来られたものか、そのときのイラストには武后の14歳での太宗の後宮入りした頃なのか、もしくは自らに似ているという娘の李令月の姿を髣髴とさせるものがあった。ああ、何と美しい姫か。
https://x.com/maria777mayu/status/1587617945634471936
まさに史書の伝承を物語る事実かと思われるほどだ。
詩の内容も武后・天照大神そのものの言葉と思わざるを得なかった。
引用
★★★★★★★★★★★★
天から聞こえし 神の声
令和日本の おうさかで
巫女覚醒したる 宝玉の
我が遣わしたる 愛我が子
先に行くその 道中に
安全に 来るがよい
二千年 遙かなるお国の守り
我が一族の ゆかりの地
我は待っている その社で
我が名を 伝えよう
我が名は 天照大御神
午前10:29 · 2022年11月2日
★★★★★★★★★★★★
またこの方のツイートの前座となるイラストの複数の火の鳥・鳳の絵は、武后が皇后として在位した頃の最高の被り物・鳳冠を物語るものかと思われるが、これもすばらしい絵であった。
未だに天界にあって、世界をみそなわしているわけである。
1997年の神戸事件で、私はその活在を彼女の脅しによってまざまざと経験したが、今回はスカウトだったかも知れない。
武后・天照大神からの硬軟使い分けての懐柔策と受け止めたいが如何だろう。
もう一度言おう。
令和のもととなった令月は、第三の説(李令月)を推すのが妥当と思われるが如何だろうか。
歴史の影の演出家・カバール(DS)の観点から見たら
トンデモ推理になりますが、どんな重大な歴史転換点の背後にも例のカバールが介在しました。それは黎明期の日本とて例外ではなかったのです。まず鎌足や不比等はカバールに違いありません。彼らは遅滞した人類の営みには革命を以て乱し、新たな動きを促進して歴史をシナリオ通りに誘導するのです。「大化の改新」は古代のカバールが起こした第何波かめの革命だったと思われます。
「大化」よりも前には大陸から渡来した何波もの動きがあり、何度も革命がこの日本列島で起きているのです。カバールには少なくともこの時代の黎明期から6000年の歴史があります。もっと言うなら、宇宙人が植民地にして人類を創造した数万年前から彼らは発祥したと思われます。最初は神(宇宙人)と人間との間にできたネフィリムという半神半人がカバールの走りです。その後、人類の遺伝子と宇宙人の遺伝子の類似が多いことから、人類の中から抜擢して神の支配の便宜を図るための代理店組織が生まれた、それが人類史を陰から操ったカバールです。
カバールは直上の宇宙人の知識支援を得ていて、そこからの指令もあって、かなり大胆かつグローバルな動きをすることができたとみられます。大化に始まる律令制への移行が明治の革命のひとつ前とするなら、大化のひとつ前の革命には何があったか、何が目論まれたのかがおぼろげながら見えてきます。
大革命となった「大化」の前の大革命とは
北九州の古代史を研究し地元の探索成果と併せて、天武天皇以前の皇室系の歴史は北九州だけで十分に説明できるとして研究に取り組まれている福永晋三先生という方がおられます。この先生の眼中には天武朝以前に畿内における皇室系の歴史はありません。ところがなぜか一般には、畿内での歴史がメジャーな古代史研究のテーマになっていて、では北九州に残る遺跡群はどういう意味なのか、古文献の観点からでも整合する説明ができるのに、と問いかけが行なわれていても、中央の古代史研究の重鎮方は、考えがまったく折り合わないため、無視してかかる以外ない状態のようです。
この畿内説と九州説の間にも溝ができていて、お互いが無視し合っているという情況があるため、福永先生のフォロワーの篤志家が、我々の歴史研究の場で熱心に披露されたので、これは歴史の隠された重要部分と思われるため、また私なりの研究も完成させねばならないことから、推理を展開することにしました。
大胆な樹上からの観点の北九州と畿内の同時並行的歴史の謎についてといった感じでですが、おそらくこの仮説以外に、満足できる解答は誰も施せないと思われます。しかし実に突拍子もない感があるのは、間にカバールという黒子を配置しているからでありましょう。
それは「大化」の前の革命に遡っての説明になります。ひとつ前の革命としてもいいほどの大きな変化の歴史ですが、大過去に遡れば遡るほど夢見モードの神仙物語といった感じになるのは、その時代の次元がかなり高かったからかと思われるのです。
ツイッター内歴史研究会の中での私の講義の抜粋
さて、私は今からツヌガアラヒコさんというお題をいただき、私が西日本、畿内に発見した精巧な幾何学図形がカバラによるもので、ある特別な古代人の理想と実現目標がカバラ祭祀による恒久的な平和と安定の理想郷実現にあったという説を論じてみようと思います。
この説の効果として、北九州邪馬台国説、畿内説の双方の並行的な歴史展開の矛盾を丸く治めることができると見込んでいます。ただし、この論証には今まで解かれたことのないユダヤ教の秘儀などの一般にオカルトと看做される事柄を大いに用いなくてはならないため、九州説、畿内説のどちらの学者さんからも見向きされることはないと確信して事に当たります。もしそのような独善的な両分野に誤って殴り込みをかけたりしたら、捻じ伏せられて外に放り出され、玄関に塩を撒かれること請け合いです。それゆえ、行けー、やれーといった声援はなさらないように願います。
それでも、このアイデアなしでは、統合は不可能と思いますから、九州様も畿内様も意地を張られるなら、いつまでも平行状態であり続けてくださってけっこうです。
私はこの両者の葛藤を鷹羽の神や天狗衆とともに雲上から鳥瞰し観戦いたす所存です。鷹羽団扇をひらひらさせながら。(笑)
ツヌガアラヒコ=ツヌガアラシト≒ツノガアラヒト=ツノガアルヒト(角がある人)
新羅の最高官(角干)であり日(嗣)の御子(アラシト)である者
大伽耶の王子
(アラヒト神とはアラシトから来てる?)
新羅の高官であり大伽耶の王族であったというこの人物とは、明らかに角に関係があるようです。それがあるのは頭、二本角と思ったのは後世の人で、兜の角に変えてしまいました。しかし、これは真ん中の一本角だけであったことでしょう。大和言葉はそれだけで意味を十分に伝えられるように設計されているものと思われます。
ツヌガとなってるけど、これはツノガでしょう。意味が分かるようにして発音すべき場面なのです。ツヌでは今の時代に分かる人はいません。(他の例としては、オミヅノ(オミヅヌ)、フノヅノ(フヌヅヌ)。角の生えた臣、怒り角の男といった意味で、国来、国来と土地を手繰り寄せることに従事した氏族とか威勢のいい土建屋って感じになるでしょう。)
そして、角があるとはどういうことなのか、意味が考えられたことがないようで、角の伝承が誤って二本なくてはならないと、兜を被らせてしまったのが後世だったというわけです。(四天王寺ワッソ)
渡来民族があったことまでは論じても、深いところが探られていないから意味が通じないのではないか。日本の古代史学は足を伸ばしても中朝どまりなのでしょうか。
魏志倭人伝と誰もが言う古史も、本当は魏誌東夷伝倭人の条という、東の蛮族の一国にすぎない箇所との事で、卑弥呼も中国官吏がわざと卑屈な当て字をしているのに、後生大事に守っておられる歴史学界とはなんなのでしょうね。せめて、これは日の御子か日の巫女のことと注釈されててもおかしくないと思うのです。グローバルな視点が、まあ九州はそこに特化した発見の真最中なのでこれでいいわけですが、本土側にこの視点が欠如していて、まるで日本の歴史は誰か外国人に頭を抑えつけられてるような感じがあるのです。
今のテレビと一緒。外国の報道の体のいいとこだけ報道のため、本当のことが何もわからないのに似ている気がします。
北九州が実歴史においてオープンなのに対し、畿内は祭祀形態にまつわることですから、天皇や豪族の長、神官など知る者だけの秘密にされたことでしょう。それもユダヤ教の秘教です。だから、祭祀官の旅のルートのこともあえてぼかしてあるかも知れません。
崇神天皇の頃のツヌガアラシトが探し物目当てのさすらいの伝承なのに対し、垂仁天皇の頃のアメノヒボコは時の天皇に八種の玉神宝を奉じた、このため天皇は渡来人にしては破格の所領地を与えたことのようです。この八種の神宝は先のニギハヤヒのもたらした十種神宝と重なり合うものがあり、時の天皇は同系統の祭祀を担っていたお方であったため、おそらくその形見の品を見て、これは同族でしかも王族と見たのではなかったでしょうか。
よって、彼らに望む場所での逗留を認め、生命の木の活性化に寄与させようとしたのでしょう。ツヌガアラシトとアメノヒボコの辿った経路を見れば、大域的な生命の木の拠点の近くにあって、いつでも祭祀現場に急行できる態勢を取っていたように思われます。
世界を常緑樹の理念にする上昇基調のターム
同系統の祭祀とは、常緑樹を生命の木に見立てて、10のセフィラのそれぞれに種々の神宝(十種の神宝)を取り掛けて祭儀するものと、同じく常緑樹を三部分、上中下に別け三種の神器を取り掛けて祭儀するもののことと考えます。この二つの祭祀は相似であり、前者がニギハヤヒ、物部の固有の祭祀とされ、後者が天皇家の祭祀とされているものですが、どちらも常緑樹(エバーグリーン)という古代世界共通の理想を祭祀によって体現しようとしたものと考えられます。天皇家には三種の神器のオリジナルがあったかも知れませんが、豪族たちは同じ祭祀で忠誠すべく、各所それぞれに三種の神器を用意していたものとみられます。
「ここに女人あり、カムカシヒメといふ。・・天皇の使者至るとききて、即ちシズ山の榊抜じとりて、上枝にヤ ツカノ剣を掛け、中枝にはヤタノ鏡を掛け、下枝にはヤサカニを掛け、またシラハタを船舳とにたて・・」(景行紀十二年)
平成6年2月に長野県の小海町の農家(松原諏訪神社の神官の末裔)で見 つかった三寅剣(みとらのつるぎ)は、同家に既にあった五鈷鈴、八稜鏡と共にワンセットで木の祭祀に使われたものと解せる。
五~七世紀頃、大和に仕える豪族はこの種の祭祀を取り入れることによっ て、大王への帰順の意を表したのであろう。神官は中央から派遣され、地方豪族と祭事の部分で結びつき、大王の行幸の折には、歳時に合わせた組合せで儀式を執り行ったものであろう。
しかしこれは、北九州の限られた地域ゆえにこのように略式になった可能性があります。畿内では東西南北がきれいに大きく取れて、それをキャンバスにして生命の木が描けたのですが、北九州では地形の整合ができなかったかも知れません。中央柱も地形の問題があり、南北にとれなかったとか。そのため、三種の神器によるものとなり、生命の木儀式の簡易版としての祭儀になったかと思われるのです。
しかし、九州より東の本州、四国の歴史があまりにも不鮮明なのは、生命の木にまつわる祭祀や理想実現のための行動が表沙汰にならないよう、秘密にされたからと思うのです。良いことをするプランには必ず邪悪な妨害がかけられるのが常の世ですから、純粋状態の維持こそが大切。そのために蛮異の地、異界といった印象付けが大陸側にはなされていたと思われます。
九州にいる歴帝の思いは遠望として畿内の生命の木にあったことでしょう。北九州は実歴史を刻む場であり、理想は畿内として歴帝には随時に畿内の祭祀の様子が伝えられていたかと思われます。ニギハヤヒに始まる物部氏は祭祀する者として東の地に入り、もしかするとそれ以前から東テイ国に早くから祭祀官たちがいて、カバラ祭祀の魔方陣の具体的な布石を施す時間をたっぷりかけて、祭祀を稼動させていたと思われます。
それというのも、表の歴史を刻む必要がないため、カバール系(この場合は善良な)の工作員たちがトップの指令に従いながら自在にプランをデザインできたことでしょうから。また、大陸から優秀な土木建設の従事者を大量に招き入れて、大土木工事をやらせていたと思われます。それが国来国来のオミヅノ神話にもなったのでしょう。しかし、本当に何が行なわれていたかは、歴史の黒子カバールの所作であるため秘匿されたのです。上昇基調の時代を担ったのもカバールだったでしょう。ただし、良い側のカバールでした。
ツヌガの意味する新羅の最高官・角干は角を持つ者でカバラの熟達者・最高神官を意味するでしょう。またヒボコはニギハヤヒが生命の木の10のセフィラの賦活のために使っていた10の神宝に代るべき8つを持参。あらためてそれを各セフィラに配布する役目もあったかと思われます。彼らは修験者服に身を包んだユダヤ教徒であるところの物部氏のお仲間というわけです。
では、ツヌガアラシト、ヒボコが少なくともユダヤ教徒であったことの証拠とは。まず歴史を遡ってみましょう。
魏書辰韓伝 辰韓の起こり
辰韓在馬韓之東,其耆老傳世,自言古之亡人避秦役來適韓國,馬韓割其東界地與 之。有城柵。其言語不與馬韓同,名國為邦,弓為弧,賊為寇,行酒為行觴。
〈辰韓、古老は秦の逃亡者で、苦役を避けて韓国に往き、馬韓は東界の地を彼らに割譲したのだと自称する。そこでは国を邦、弓を弧、賊を寇、行酒を行觴と称し、互いを徒と呼び、秦語に相似している故に、これを秦韓とも呼んでいる。〉
北史新羅伝 新羅の起こり
〈新羅とは、その先は元の辰韓の苗裔なり。領地は高句麗の東南に在り、前漢時代の楽浪郡の故地に居を置く。辰韓または秦韓ともいう。相伝では、秦時代に苦役を避けて到来した逃亡者であり、馬韓が東界を割譲し、ここに秦人を居住させた故に名を秦韓と言う。その言語や名称は中国人に似ている。〉
では、秦時代の苦役の主人公 秦の始皇帝とは
秦の始皇帝は、なにゆえか魔術に特別な関心を持つ人物だったようで、側近の知識者に魔術師的な人材を多く登用していたようです。彼ら知識者は方士と呼ばれ、道教の道士にあるような修行者でもあり、仙道が道士の個人修行法であったに対し、おそらくはカバラに基づく知識(河神の図録と呼ばれた)と修法を持っていたと思われます。おそらく河神の図録とはメソポタミアの二大河川の地に発するカバラの魔術書のようなものだったかと推測するわけですが、彼らは時の権力者が魔術に興味すれば取り入って、国ごと操りたがる元魔術神官出自のカバールだったと思われます。
始皇帝は死後をなおも生きようとして、地下に地上を理想化したような地下世界を造り、天井に星霜を描き、地には山や河を造形し、河には水銀を流してそれらしく見せ、多数の軍団を揃えた兵馬俑での守護も怠りなく準備していたようです。(水銀などはカバラの錬金術の用途です)
また、不老不死の薬を求めて、方士・徐福に彼の条件を叶えて出航を許しました。徐福はユダヤ人ジョセフ(ヨセフ)かとも言われるように、ユダヤ教徒だったと思われます。しかし、彼は帰還せず、それに怒った始皇帝は、方士仲間を捕らえて死罪などで処罰したり、重い労役を課したりしたようです。これではカバールも取り憑く島がなく、遁走下野するしかなかったでしょう。まるでトラ(ンプ)に睨まれた河馬のようです。
よって秦役を避けて朝鮮半島にきた人々には、ユダヤ人が多く含まれていたことと思われます。そして互いに”徒”と呼び合っていたということから、ユダヤ教徒の集団だったと推測できます。その装束は、伝統が遺されているのなら、画像のようないでたちだったでしょう。まさに一本角を生やした異形の人々です。
当初やってきた馬韓には辰韓の地を与えてくれた恩義により帰順の意を伝えていたようですが、半世紀後には南下して半島の南部に弁韓を創ります。それが後に大伽耶から任那となり、さらに倭の領有地にもなったとのこと。また辰韓から新羅となって、馬韓の後の百済とは戦さもあったようですが、日本からの遠征に降伏するなどのこともありました。これらの出来事は、ユダヤ教徒同士にとっては、戦を介しての交流会にすらなったかも知れません。後の白村江の戦もですが、戦うのは現地人に任せて、彼らは密かに気脈を通じ合い情報交換していたかも知れません。
問題は、彼らユダヤ教徒たちが日本で何をしようとしていたかなのです。それが私の推論するカバラの生命の木の活性化儀式だったと思うわけです。この活性化の極まった結果、何が起きるか。それがいまよく言われているアセンションではないかと私は推理しています。というのは、生命の木を使った白魔術のメインになる技法、中央柱の回流の儀式は、インドのクリヤヨガや中国仙道の小周天、大周天の技法と似通っているからです。古代世界共通の精神修養法が普遍していた可能性が古代の世界にはあったものとみられ、個人的修養法と同様に日本の霊的能力の向上に寄与するものだったとみられます。
(活性化された生命の木の音信はこんなところに見られるかも知れません。地上界では消されても消されても再生されて浮かび上がる生命の木らしき地上絵・カンデラブロがあります。この地上への投影能力は、アストラル次元において生命の木が不老の活性状態であるからであろうと思われ、その場所はペルーで昔からナワリズムが盛んだったトルテックの夢見の戦士たちの修行場であったところの近傍です。
夢見の戦士たちは不老不死の身を手に入れるべくどんな生き物に変身する修行もし、生き続けること(不死)を目指したとのこと。修行の達成成就の暁はそのグループごと羽根飾りをつけた蛇(ケツァルコアトル)となって羽化登仙したとのこと。
私も朱雀になって飛ぶ夢見をしました。その結果が、ナスカの地上絵に描かれていたので驚いたことがあります。
(カンデラブロの砂絵を創り出してやまない原型の活性化された生命の木は、ゾ教神話に言う白ホーム樹と呼ばれるものに同じか。未来に出現するゾロアスターの息子ソーシュヤンスが世界を救ったのち、万民に白ホームから不老不死の薬を調剤して付与するとのこと。白ホームは屈強なカル魚二匹の周回によって最後の日まで守られる。ケルビム(シャチ)と回る剣により守護される知恵の木も同じか)
しかし、大陸からの次の革命の旗手となるカバールはそこに待ったを掛けることに。カバールはタームの区切りを救世主の到来というステイタスが現れたときという観念を持っていたように思われます。今の時代もそうですよ。それがわざと作られたステイタスであっても、彼らはそれを利用したと思われます。それが聖徳太子、ウマヤドノミコでした。傑出した才能に誰もがユダヤ伝承にいうキリスト再臨を思ったかも知れません。彼は蘇我氏とともに上昇基調にあった歴史のタームを、古代祭祀を支えた物部氏を滅ぼすことにより終わらせました。そこからは下降基調の歴史が始まるべき時として、カバールの間では囁かれたかと思われます。
さて、次の時代への区切りとなる救世主は誰か? 弥勒であろうと思われますが、カバールはそのケースもたぶん創り出そうとしてくるのではないかと思われます。さあ、どうなってまいりますや、終末時代のひとつの見どころとなるように思われますが、如何に。
下降基調のタームは現代にまで及び
中国では以前から日本のこうした祭祀の実情に目をつけ、これを押さえてしまえば征服は成ると考えていたかもしれません。
大国は小国が勢力を伸長することを嫌い、何とか自国以上のものにならないように抑えつけるのが常。
そしてカバールの別プロジェクトが起動し、起こされたのが第何次目かの革命の大化の改新に始まる律令時代へのシフトでした。ここに関わるのが鎌足、不比等、天武天皇といった新日本誕生の革命児たちだったと思われます。そこから彼らの親族・則天武后(武照)の天下布武政策が起動するのです。神武、日本武尊、天武、文武、聖武そして武士の時代到来まで、武という字が際立つ歴史になりました。そう、則天武后と革命児たちは強い絆の親類だったのです。
そういう意味ではカバールもメンバー間は義兄弟のようなもの。どんな関係性でも彼らの間で創り出すことができたはずです。武后に歳の離れた父親が二人(武士彠と鎌足)いても不思議ではないでしょう。
そして、今なお国家神道の柱として伊勢神宮の天照大神は不動の地位にあります。それを支えたのは神道、仏教のシャーマニズムの総力を結集した鎮護国家の総合的祈祷力だったかも知れません。
神話で形作られた世界を支援するのが神々
では、新参の神の勢力によって封印された古代神たちはどんな思いだったのでしょう。歴史の変転は世の常とは申せ、上昇基調と下降基調が交互にやってくるような歴史展開が余儀なくされているとしたら。それも、地球在来の神々が宇宙から来た神を名乗る宇宙人によって侵略を受け、彼らの後塵を拝するようなことになってしまったとすれば。その圧倒的な軍事力の差を見せられれば、新参の神のやろうとすることに従わざるを得ないのではないでしょうか。
人類を地上に下ろし住まわせるにあたって、人類の興亡、生成衰滅のシナリオが組まれたりしたとき、地球の神々もその主旨に逆らえなかったと思えます。しかし、取引と取り決めはなされたことでしょう。宇宙の神は人類の歴史のアルパからオメガまでを与える側。文明の滅びを必然とする歴史展開を要求したとすれば、それに応えねばなりません。人類は浮き沈みの展開の中で、非常な苦労をします。が、神々は侵略を受ける前の黄金時代に比して、あまりの違いに心を痛め、それを助けたくともできないでいる実情があったと推します。もし、この状況が打開できるとすれば、新参の宇宙から来た神にお引取り願わねばなりません。そのような時が来るだろうか。はい。今がそのチャンスの時になっているようです。古代神の同胞ともいうべき古代ビルダーたちが支援に駆けつけてきています。
古代神が最も辛いのが、神話による舞台演劇を神々が強制されていることでしょう。神楽舞いの効果は地上界に理念として垂迹して神話で予定されたとおりのシナリオとして結実します。たとえば、古事記の黄泉の国は、今目下の現実世界が遭遇している歴史です。死体が術師によって操られて跳梁跋扈する世相として顕われています。誰がそんな神楽を舞いたい神がいるでしょうか。イザナミ役の神は心を痛めつつ黄泉津大神の役をしています。
神話を作るのは地上界の人間。その発想ひとつで神々は神楽を舞わされるのです。所詮、地上的発想になるため、良い神話などというものがあるわけはないのですが、少しでも有情に優しいものであってほしいと願うのは誰しものことであり、神々とて同じなのです。
神々が憤る理由は神世史の改竄と低質化にある
神話を書くのは作家の役割です。しかし、その作家は何かの故事を下敷きにして物語を組み立てるものです。本当の神世史を知って書いているわけではないのです。もしかして真伝があったとしても蘇我の滅亡と共に焼失していたりすれば、新規に編み出すことになるしかありません。また真伝を知る者がいたとしても、その中に新しい為政にとって都合よくないものがあれば、それは史書史伝紛失を理由に真逆の物語にさえすることができたでしょう。
実際、神世に政変があり、クーデターによって神々が入れ替わっているといった話があったとて、新しい日本国として自立していくときゆえに、印象の良くない故事を隠蔽するといったこともなされたでしょう。
いまこの時期ゆえ、封印されていた神々の憤りの声が聞こえてくるようになっています。
碧玉の巻第10帖に、五度の岩戸閉めのあったことが書かれています。
(一度目)
岩戸閉めの始めはナギ(伊邪那岐命)
ナミ(伊邪那美命)の命の時であるぞ
ナミの神が火の神を生んで
黄泉国よもつくにに入られたのが、そもそもであるぞ
そのように書き記したのは記紀においてが初めてです。
(二度目)
次の岩戸閉めは天照大神の時ぞ
大神はまだ岩戸の中に坐しますのぞ
ダマシタ岩戸からはダマシタ神がお出ましぞと知らせてあろう
これは神話の岩戸開けがまだ叶っていないことを意味し、女神天照になっていることもおかしいという意味になるでしょう。こ れも記紀の記載に始まります。
(三度目)
次の岩戸閉めは素盞鳴命に総ての罪を着せてネの国に追いやった時であるぞ・・・
あばれ廻り、こわし廻る神では無いぞ
アラフル(現生る)神であるぞ
天ヶ下、大国土を守り育て給う神であるぞ
これはホツマと記紀の双方で、素盞鳴命は謀反と暴虐を働く神だと定義付けしているわけです。
(四度目)
神武天皇の岩戸閉めは、御自ら人皇を名乗り給うより他に道なき迄御働きをなされたからであるぞ
神の世から人の世への移り変わりの事柄を、一応、岩戸に隠して神ヤマトイワレ彦命として、人皇として立たれたのであるから、大きな岩戸閉めの一つであるぞ
これも記紀成立期の創作です。
神世を人の世に繋いだことで神世が変質したことを語るものです。
天皇は中国の最高神・天帝のこと。人間を現人神として同格にすることは、神世を汚濁多い人間界に引き下ろすことでもあります。また、神話で試行錯誤し失敗多い 神々としてストーリーすることで冒涜していることになります。
たとえ王権神授のためだとしても、それは人間側の都合であり、王自身が本当ならば国民思いの立派な政治をして国民に範たる者であるを示せばいいことなのです。それが困難だから、トップダウンで従わせるという方法としての飾り方をせねばならないのです。
(五度目)
仏教の渡来までは、わずかながらもマコトの神道の光が差していたのであるなれど、仏教と共に仏魔渡って来て完全に岩戸が閉められて、クラヤミの世となった のであるぞ
その後はもう乱れ放題、やり放題の世となったのであるぞ
仏教伝来のカナメになるのが奈良東大寺の大仏開眼です。その大仏・盧舎那仏の顔は則天武后がモデルらしいのです。というのは武后は篤い仏教信者で、中国で起こった仏教の宗派である華厳宗は、朝鮮を経て日本にも伝えられましたが、日本の華厳宗の総本山は奈良の東大寺。盧舎那仏は華厳宗の本尊で、武后は自らの化粧代二万貫を寄付して、大仏の顔を武后に似せて造らせたほどだといいます。
大陸からの干渉が則天武后に始まるなら、岩戸閉めのすべてにおいて、記紀成立期が初発であることになります。結果、日本古来の不滅の常緑樹の理想は潰え去ってしまいました。
国の守りを大事とした天成神道に依拠されていた日月神(国常立神だとされています)ゆえか、憤りともとれそうな述懐になっています。神世の歴史の隠蔽改竄に始まり、「大化」の国家体制と政道の方針がえ、および大陸からの干渉の受け入れが、五度の岩戸閉めの原因になっていることを、婉曲的ではありながらも激しく糾弾されているように思います。
そこに蟲毒という呪詛術を大陸から持ち込んだという鎌足、不比等の真偽不明の噂も本当らしく思えてくるようなことです。それを断行した当事者は鎌足、不比等、そして則天武后となるわけですが、バックには下降基調を目的とするカバールがいたことでしょう。
カバールの遠大な計画の下、縁戚でまとまり協力して事に当たったことになるわけです。
天武天皇はむしろそのような陰謀がこれからの日本に仕掛けられたら困る側の最初の為政者でしたから、自らの名を大海人の皇子とされているように思われます。というのは海人草は今でも駆虫剤として知られる”マクリ”の原料であり、不比等らの持ち込んだ蟲毒への頓智での対抗、解毒剤になると見込んでのことだったかも知れないからです。
やや後の平安時代はバビロニア的な符術や占いが大流行し、古代政道の痕跡はその主たるキャリアのユダヤ教的装束の修験者や山人を天狗や鬼として弾圧したことから、以来その消息が消されることになったという次第の仮説の一席でした。
参考資料
則天武后に関するツイート
https://twitter.com/1st64503291/status/1221669369161236480
https://twitter.com/1st64503291/status/1232371978104782850
https://twitter.com/1st64503291/status/1232371939982766080
https://twitter.com/1st64503291/status/1232371928343515136
https://twitter.com/1st64503291/status/1266121423682072576
https://twitter.com/1st64503291/status/1299796027310972929
https://twitter.com/1st64503291/status/1304065928838037504
https://twitter.com/1st64503291/status/1304357991043313667
同ブログ記事
https://cloudy.悠遊夢想.jp/archives/3253
https://cloudy.悠遊夢想.jp/archives/3258
https://cloudy.悠遊夢想.jp/archives/3386
https://cloudy.悠遊夢想.jp/archives/3435
https://cloudy.悠遊夢想.jp/archives/3524
https://cloudy.悠遊夢想.jp/archives/3592
https://cloudy.悠遊夢想.jp/archives/3601
https://cloudy.悠遊夢想.jp/archives/3615
https://cloudy.悠遊夢想.jp/archives/3666
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封印解除
目次タイトル
封印解除と現在までの経緯
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
封印が解けるには
時が来て自然に氷解することと
封印の謎を解いてしまう方法があります
前者は時間が来るまで待たねばなりませんが
後者は解凍を促進することになります
封印にはシナリオ縛りというものがあり
これなどは成り行くままに成就させて解くという緩慢な方法が普通です
封印されていると気付かなければそのままにするしかないからです
https://twitter.com/1st64503291/status/1569517422675394568
封印解除が成ると掛けられていた魔力や呪詛が解けて
催眠や洗脳が解けたり
物事の自由度が高まったり
隠されたことが表に出てきたりします
つまり世の真実と実体が見えるようになり
それが岩戸開けということになり
人の認識が改まることで
人類は元々の性向である
光明の方向に舵を切ることになります
解除を促進する場合は
解除儀式のようなこともせねばならんときもありますが
ほとんど推理と仮説構築で理解してほどきます
50歳以後二番目の彼女が持ってきたミッションの遂行を
新神話に書くことで現実誘導を図りました
国祖神夫妻は東北の芦別岳と南西の喜界島にそれぞれバラバラにされて
埋められたとのことなので
私は持ち前のダイモンである火の鳥を駆り彼女を乗せて
女神、男神の順に救出する工程を書きます
新神話で施したのはそれだけのことです
この彼女とは2年後に喧嘩別れしたため最初の彼女と再構築し
たまたま彼女が沖縄で遊んだ後、北海道に遊行するのに合わせて
飛行機を火の鳥と見立てて新神話の筋書きにするという
まるでマンガみたいなやり方ながらも真面目に書きました
新神話創作と封印解除に大きな力を発揮してくれた二人の彼女のことはこちらに
https://red-avian.info/n-myth/2benten.html
私は
神話の現実誘導の力を信じていましたから
たぶんそれで満足したとしていたわけです
そして最初の彼女も事故で亡くなりました
その時点まで約半年ほど新神話の要求する
四神獣が揃い踏みする事象がありました
白虎を演じた猫がさらに5ヵ月後に亡くなり
神獣は朱雀の私だけを残すことになりました
大本教では国祖神の引退劇があったと伝えますが
その分派の教えでは暗殺だったと伝えていました
神世においてその事態を著した神話はありません
では隠蔽されたかも知れない
その手掛かりはないのか
唯一目に付いたのは秀真伝でした
そこに謎解きの手掛りありと特定し
国常立神崩御の時点を睨んで推理しました
どこかの時点で隠蔽があったのではないかと
2001年に二番目の彼女は国祖神暗殺を題材にした小説を書いていて
同時に天照も殺されたとしていました
https://rainbow.悠遊夢想.jp/watch/uta_yu/yu_milion.htm
このミッション主のヒントで秀真伝における該当箇所と照合できました
あや六の段に事件から首謀者処分まで政変に関わる部分すべてが収録されていたので
そこに改変ありなのかどうかを探りました
そこがホシと見た私の探偵推理はおよそその箇所で論証固めをすることとなりました
その後UFO撮影クラブで知り合った超偉人たちから受けた啓発で私自身のパワーアップが図れ
それに伴う封印解除が別途叶いました(天狗様の封印解除)
https://twitter.com/1st64503291/status/1538142924319248386
また軒並み現れた女性たちが神々の化身とわかり
私は有頂天にもなり
私は誰?状態にまでなったのも確かです
しかし現状を見れば
結局はどこぞかの馬の骨かと思ったりもして
心は揺れています
国祖神の封印解除は新神話で果たせているという思い込みがあって
論証のほうは緩慢でした
しかし次々と彼女たちは去り
最後に残されたと知ったとき
仕上げておかねばならんことが多々あることに思い至り
そのようなとき転機が訪れました
2014年3月に偶然に亀の宮司氏のブログに拙著表紙をトリミングした画像を発見
https://ameblo.jp/nishie-eryuu/entry-11746194353.html
記事を読み下れば「封印を解いてほしい」の赤太字が目に入り
即座にこれは私への指示と直感
今までの経緯を調べ直すことになりました
するとまだ封印二地点を直線引きしてないことに気付き
やってみればものの見事にぴったりと合いました
2014年5月1日から封印解除の儀式
祭器は最初の彼女がくれた乙姫の玉
行者歴のある坂本氏から教わった芦屋道満の九字切り術で
幾何学封印の破砕を見立てて儀式しました
北西頂にパワーを集中
地図上の場所は元伊勢内宮神体山日室岳
そこを中心にして幾何学構図のすべてを破砕
破砕後の断片は火の鳥の灼熱で焼尽
1日の夕刻から朝夕二回の割で開始
2日の夕刻までの都合3回の儀式の翌3日未明に
神世の司法係官が夢に現れ
神世では事が知れていて邪神は捕縛、遁走下野
していて浄化されている
下野先が地上界ゆえ地上が荒れること
地上浄化もしたければ神世で知られたことを
理解し説明されれば早期に叶うと聞きました
https://red-avian.info/n-myth/yumemi.html#23
どうやら事故死した彼女が本体の一部を私の胸の中に宿している間に
私が推理し理解し特定した情報を逐一神世に通天還地で伝えていて
それが神世に知れ渡って司法を動かしたものと思われました
彼女の本体は奥津嶋姫ゆえ
蟄居の身とはいえ発言にパワーがあります
彼女は少なくとも2013年10月まで私の胸中に居ましたから
そして彼女は2013年の出雲大社式年遷宮当時の私の夢の中で
神世の出雲大社の社殿にいて
私は大国主命の次に出会っています
奥津嶋姫は奥様です
https://red-avian.info/n-myth/yumemi.html#19
2007年9月の亡き母の盛大なお見送りを準備してくれたのも彼女の本体でした
https://red-avian.info/n-myth/yumemi.html#11
https://twitter.com/1st64503291/status/1175619738220679168
そんな翌年の3月に先の宮司氏のブログを見ることになり
亀と龍をステイタスに持つ宮司氏と知り合うことになったわけです
メールのやり取りをし
この封印解除要請を発信している神のことと
私に対して発されたものだから私がやるべきことを申し出て
その後の経過を伝えることにしました
まず5月3日未明の夢の話を伝えました
すると直後に飛騨地方で群発地震
5月5日には千代田区を最大震度5とする大き目の地震が発生
解除の成功と神世の司法係官を夢見た話に信憑性を与えました
https://red-avian.info/n-myth/yumemi.html#23
封印解除後の
2014年5月8日には国常立神と夢で面会
https://red-avian.info/n-myth/yumemi.html#24
5月10日には宗像三姉妹が長夢の中、出立されました
https://red-avian.info/n-myth/yumemi.html#25
5月13日には白装束黄袴の芦屋道満宮司が私を彼の神社の庫裏に連れて行き
共に扉の鍵開けをしました
https://red-avian.info/n-myth/yumemi.html#26
たぶん大事な神世の書類が収納されていたものと思われますが
私は鍵開けの時点で夢が覚めました
先住民の意志を継いだのが後の天狗さんたちで
それが持ち回られて地上ではカタカムナとして表出したりし
精髄的なものが神世の神社庫裏に集められたかと思われ
その最終的な管理を道満宮司が引き受けていたかと思われます
封印解除に伴いまずは神世で公開される運びになっていたため
私にその搬出時の夢を見せてくれたのではないかと思います
私が出雲大社の夢を見たときの視座も穂日様だったかも知れず
道満宮司に招かれた夢の視座も穂日様ではなかったかと思います
とにかく大事なシーンを夢で垣間見ています
二番目の彼女の本体は市寸嶋姫で私にミッションを伝える役を務め
奥津嶋姫は通天還地で随時情報を神世の宮廷や司法当局に届ける役目
そこに天の穂日が関わる共通項とは何か
このプロジェクトは冤罪に遭った母姉妹(持子と早子)の子供たちが
冤罪晴らしと同時に実際に何があったのかを
私を使って調べていたと分かりました
その後、日月神示に重要な情報(5度の岩戸閉め)のあるのを知りました
天照神は騙されて本当の天照神はまだ岩戸の中だと直接的なアドバイス
こんなストレートなアドバイスは驚天動地ものであり
封印されたのは国祖神だけでなく天照神もだったと知った次第
二番目の彼女の国祖神と天照神の封印を題材にした小説では
彼女は自ら天照の妹という設定でした
つまり内情を知った者の暴露小説だったのです
テンサウザンドイコールミリオン
https://rainbow.悠遊夢想.jp/watch/uta_yu/yu_milion.htm
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
碧玉之巻第10帖より
次の岩戸閉めは天照大神の時ぞ、大神はまだ岩戸の中に坐しますのぞ、
騙した岩戸からは騙した神がお出ましぞと知らせてあろう、
いよいよとなって誠の天照大神、天照皇大神、日の大神揃って
お出まし近くなって来たぞ
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
つまり政変の現場を目撃した市寸嶋姫の立場で書いているのです
むろん彼女の話は単に創作なのかも分かりませんが
日月神(国常立神)の言は事実存在していたわけです
だから、見てきたままに描いたとみていいでしょう
日月神は記紀神話の過誤を糾弾し
持子早子の子達は真伝の改竄である秀真伝を糾弾しているのです
そういえば菅原道真も日本書紀の改変を
調べていてそれを見咎められて讒言に遭い遠投になったようです
どの箇所かということはわかりませんが
道真は穂日の子孫なので目指すものが同じだった可能性はあります
天満宮の鷽替え神事の鷽に彼の正そうとした思いが込められている気がします
そして雷霆を駆って邪悪なカバールを焼き、目にもの見せたには感心しました
やがて来る太陽の摂理イベントも、そのような行為になることでしょう
さて
亀の宮司氏は龍も名乗り
私が鶴で鳳ですから
鶴亀と鳳龍の縁
吉祥であるに違いなく
連携を希ったわけでしたが
プロとアマの違い
伝統と新規発見の壁は厚く
連携は成立たずとなりました
しかし宮司氏の知り合いにカミサマとのニックネームの方がおられ
私が夢で見た神世の出雲大社におられた
大国主命にそっくりなのにはびっくり
シンクロばかりが目白押しになるという展開に
いかに不思議の多い私といえども驚きました
宮司氏の企画した五芒星巡りの下見案内にと
よく行っていた元伊勢の案内をした際
宮司氏とは両手を使ってのがっちり握手を
出会いのときと別れ際の二度しています
彼とは解法が異なるため協力関係は築けませんでしたが
その年の12月6日未明にプーチン氏が夢に現れ宮司氏と
まったく同じ握手をし
長時間に及ぶ20秒ほどの間に彼の顔がみるみる亀に変貌
鶴亀統べる状態を直に意識しながらの握手となりました
https://red-avian.info/n-myth/yumemi.html#31
だからプーチン氏は私には正義の固定軸になっています
またその前日という2014年12月5日が
2016年に初見したコーリー・グッド情報により
天下分け目の日であったことが判明
古代ビルダー種族のブルーエイビアンズが
ドラコ・カバール連合を一瞬で打ち破った日とのことです
https://red-avian.info/monoomoi/cdsd/CD-intro.html
https://red-avian.info/monoomoi/cdsd/COSD.html#2-16
国祖神も古代ビルダー種族ゆえ
高次元から仲間を救援にやってきた感がありました
そして2016年にはトランプが当選
DSをして神の介入があったとまで言わしめたのです
ただし私がトランプの夢を見たのは2021年に二度
バイデンが大統領に就任した後のことで
最初のは耄碌ぶりを見せた彼の夢
https://twitter.com/1st64503291/status/1360384229834584066
二度目は私にバトンタッチされた感のある夢でした
https://twitter.com/1st64503291/status/1435398673681117185
https://twitter.com/1st64503291/status/1435580693644398600
さて2015年もシンクロの嵐となりました
宮津市在住の現地人氏が当時入魂にしていた行者M師と共に
2014年9月23日に元伊勢内宮神体山(日室岳)に登頂したおり
M師はこの山の下に直径2キロの亜空間があり
アヌンナキが数百人生息しているふうに透視したと
私に2015年3月に知らせてきました
そこはあの封印幾何学構図の接点ではないですか
あの南京錠を括り付けていたのは宇宙人だったか
となったわけです
まあ、予想はついていたこととはいえ
二番目の彼女が小説で語った国祖神と天照神を殺ったインベーダーとは
そういう次第だったかと照合が取れました
https://rainbow.悠遊夢想.jp/watch/uta_yu/yu_milion.htm
M師と現地人氏と私らがM師の修行場を訪ね行動を共にしたとき
私は初めて日室岳に岩戸山の別名があることを知り
現地ではむしろ岩戸山が通称になっていることも知りました
その斬新な情報を持ち帰り家で「岩戸山」で検索をかければ
一番トップにヘミシンカーさんのブログ記事が出ていて
見ればアストラル(夢見)界から岩戸山を探訪した記録で
そこに封印された神々が三体
おられることをイラスト入りで説明されていました
そして一番若い青年神をブログ主さんはニギハヤヒ
(つまり天照神)と特定されていました
http://pirorinu2015.blog.fc2.com/blog-entry-491.html
このことも順序立てて起きる私の不思議なシンクロになっているのです
そのことがまた次のシンクロに繋がっていきました
同年6月にその情報をPCに入れて現地人氏(G氏)と岩戸山で再会したとき
それを見せるやいきなり彼はこの青年は僕ですよと即座に言い出します
バンダナも含め全く同じ衣装で中国の五台山で修行したと言うのです
仰天の事態になりました
彼は1980年代に岩戸山に立ち現れる光体UFOを頻繁に目撃し
あるときは半時間ほど岩戸山正面に静止した大きな光体と対峙した豪傑なのです
どうやら彼は天照神の依代になっていたようで
彼が持ってくる情報がことごとく満塁ホーマー級の適時情報だったのも
天照神からのプレゼントゆえと思えたことでした
ただ彼は五台山で修行中に虎将軍に入られたといい
イラストの虎がそうではないかと私は推理しました
虎はアジア特にインド北部に生息
そこは武塔天の信仰の地
つまり天照神の弟のスサノヲ神の化身と推理しました
ヘミシンカーさんの記事ではこの虎は非常に文明嫌いで
攻撃的であるとのことです
現地人氏も携帯以外は持たない主義で
しかも彼自身の正義があってそれに背くと激怒する性格があり
直情的なスサノヲ神の性格を併せ持っているのです
つまり彼はスサノヲ神にボディガードされているようなのです
ただしそのことによって結んだ人間関係がすぐに壊れるという
デメリットも受けている感がありましたが
ご本人はそれが当然であり、それでいいのだとばかりなのです
話が余談になりましたが
2015年6月にG氏、武良氏と私で現地に集まった際
岩戸山の北西の広場でPCによる説明中に
UFO撮影していた武良氏に異変が起き
手持ちの水晶ダウザーがはち切れんばかりに回転
猛回転して止まらんのだとのこと
ちょうどその時間、ビデオカメラは岩戸山に重積して潜在していた
鶴の形の巨大船体(のシルエット)の浮揚を記録していました
それは次元の異なる亜空間に存在するいわば幽体であるかのようで
私が40歳代によく金縛りと幽体離脱を経験したとき
開いた目で見えた私の手指のシルエットに似ていました
その存在については1990年代後期に、G氏や武良氏、私、そして元伊勢の現地の
配役で設定した短編SF「遙野不思議紀行」で取り上げていました
https://rainbow.悠遊夢想.jp/story/harukano.htm
私は物語の最後にその船内に入り、船の仕様を説明する
また、こんな話も
このリフレッシング・ハオマ装置というのが、いま密かに囁かれているメドベッドのことであり
そのようなことを知らない頃の作品だということも特筆しておきたい
なお、ハオマというのはゾロアスター教神話にいう不老長生の薬を調合するための薬木・白ホーム(ハオマ)樹のこと
ゾロアスター(ツアラトゥストラ)の子・ソーシュヤンスが最後の審判後に現れてこの木から調製し万民に付与するとされている
そして船を繋ぎ止める文中「いかり石」というのが次に言う「つなぎ石」のことで
現地には内宮側と外宮側にひとつずつ”つなぎ石”という船岡山を係留するための石組みが約1.5Km離れて大昔から存在しているのだとされ
鳳船を係留していた設備のように思えます
https://rainbow.悠遊夢想.jp/watch/m_motoise.html
封印解除儀式がうまくいったのは前年のことですから
この鳳船が姿を見せたということは
岩戸から三神が揃ってお出ましになる直前のセレモニーではなかったかと思われるのです
ところで、現地人氏にヘミシンカーさんの描いたイラストのお坊さんは誰なのかと質問すると
即座に、玉杵さんですよ、と回答があり
国常立神のことね、と念を押すと
そうですよ、と当たり前といった表情で私を見ているのです (そんなこと私は知らんもんね)
http://pirorinu2015.blog.fc2.com/blog-entry-499.html
OK 納得
国祖三代の神々が岩戸山に封印されていたと納得した次第
(もうおひとり、虎になってしまわれたお方もおられます)
簡単な詳細をこちらにまとめています (簡単なんか詳細なんかどっちじゃい!?)
https://red-avian.info/monoomoi/ushitora-roman.html
その後2015年9月に現地人氏が電話してきて
私が会いたがっている夢を見たと言うのです
だからまた会いましょうか、と
そういえばその前日くらいに奇妙な夢を私も見ていて
彼に会いたいというふうな内容ではなかったのですが
いいですよと答え10日に現地に車を飛ばしました
私の見た夢の内容は
おかしなもので純白の道が出てきて
私が荷物を積んで運搬するのですが
初め自動車と思っていたら大八車になっていて
荷物を3個積んでくれているのがなんと私の母で
それを人力で引いていくことになりました
すると道にきれいな黄色のとぐろを巻いたうんこが散在していて
私はそれを踏まないように懸命に避けているのです
現地元伊勢内宮に着いて彼と再会
すめと彼はいきなり玉杵さんのそっくりさんに会わせると言い出し従うことに
30分ほど走らせて辿り着いたのはある神社
ここの宮司さんがそっくりなんだとのこと
参道を歩くと道が白いのです
夢で見た道はこれかなあと
彼に夢の一部始終を話すと
彼はきっとこの道でしょうと言います
そして私がうんこを踏まなかったことを随分残念がるのです
だってさあ、靴に付いたりしたら困るじゃないかと言えば
夢に出てくるうんこは金運財運を意味するので
自分なら絶対踏んでますよと何度も残念がるわけです
しかも彼はこの参道の先に池があり白蛇さんがいる
財運そのものの神様なのにと
私はそう言われてもたぶん踏まないと答えました
だって私は金儲けのために生きてるわけではなく
神世のミッションをこなすためにここにいると思ってましたから
それ以外のことには何の価値もなく思えて興味もなかったのです
実際に今生は金運に見放された散財運人生だったですね
彼は確かにこれから世に打って出て活躍するには財産が要るでしょう
私はこれから先の短い病気持ちの老いぼれでしたからね
さて宮司さんが待ってたようにして出てこられなんと女性なのです
しかし柔和な笑顔のお顔
玉杵さんてこんなお方!?
封印解除直後に夢に見た玉杵さんは憔悴した坊さんのようだったけど
威厳ありそうに思える国常立尊がこんな優しそうなお方とは
しかし彼を依代とする天照神がいつも会っている玉杵尊のこととすれば
嘘を言うはずもないでしょう
そして宮司さんは私に何度も会ったことがあるようにとても親しいのです
分岐点を9月のその日にしたのは
彼の満50歳の誕生日だったからで
私の運気が転機したのが縁起のいい50歳だったからです
前年のその日に彼は行者のM師と岩戸山に登頂していて
M師の宇宙人が地下にいるという話が出てきたわけです
私はその話から神世の政変が宇宙人の陰謀で起こされたと考えるようになりました
私が見つけた西日本の幾何学構図は精妙ですが
地球全体の日本列島の一地域に限って利用の用途をつけたのが
幾何学封印の構図だったということなのです
つまり宇宙人の所作を表わしているわけです
むろん超古代文明の名残かも知れませんが
古事記は天津神という表現で宇宙からやってきたと言ってるわけです
地変の鎮静や罪業の対消滅を狙った人類にとっては良い効果とも言え
悪いこと一辺倒でないことはないことも言えますが
それも物質文明の発展のためだけだったとするなら
お後がよろしくありませんわな
宇宙人だとすぐわかるのが
シュメールの古代都市に祭られたアヌンナキの神です
もし皇室の出自がシュメールまで遡るのなら
天津神とはアヌンナキという宇宙人となるわけです
そして天皇をスメラミコトといいそのスメラとはシュメールの意味かも知れません
1983年に自費出版したさっきの資料では
シュメールの開祖という解釈にしています
https://doc.redavian.monster/archives/kojicho/kojicho.html#19
その制作の当時にはアヌンナキなど知らなかった
ただ皇室は6000年前の中東文明に発祥という解釈でした
今では古代都市に祀られた神の名まで知られています
エンリルとかエンキとか
天津神に繋がる血統というなら
宇宙人由来となるわけです
国祖神系が地球在来の神々なら
天津神は宇宙から来た神になります
そして地球の乗っ取りがなされたときの力関係が
天津神と国津神に神話化され国譲り神話となっているのです
国津神側の主力(龍神族)は封印され
地上の統治への堪能さをアピールした副主力が大国主命系として天津神の支援部隊に起用されたのです
古事記神話から手っ取り早く解釈すればそんな具合です
話はややこしくなりますが
仮想現実論の前提は時空はプログラムされたもので
コンピューター処理された結果を観測者が拾っているということです
プログラムは一本気に組まれていれば歴史はただ一通りしかありません
それだと映画です
しかしプログラムのいいところは多分岐して異なる展開を記述できるところです
そこでRPGゲームのような選択肢を持った楽しみ方にもなるわけで
映画の中の別のストーリーを観測者が選ぶことができるのです
といっても記述されたものの中から選ぶわけで
そのノウハウがなければただ流されていくしかありません
世の中に選択の心理技法として色々と紹介されるのはこうした理由なのです
私はこの技法として神話を書くという方法を持ちました
古事記の神話がリアルなまでに現実誘導していたから
別の理想的神話を与えればその方向に進むかも知れないでしょ
ということで新神話を始めました
今回現地人氏の時空と私の理想とする時空を分岐する設定をしました
さて、こちらの世界線では
2016年にコーリー・グッドがブルーエイビアンズの仲介で宇宙情報開示を始めていました
私はそこで初めて太陽系と地球の侵略史のあらましを知りました
50万年前に古代ビルダー種族が張った太陽系のバリアが消え
外からの侵略が始まり
37万年前に地球が植民地化されたようです
50万年前までは10億年前に滅んだ古代ビルダー種族の数少ない最後の砦として残されていて
地球を守る主神が国常立神だったようです
神が死ぬことはあるまじきなのに崩御が書かれたのが秀真伝
実際は死んではおらず封印されてしまったのでした
天照神も同様
アストラル界では封印状態で生きておられたのです
封印されると能力を削がれます
神が崩御されたとして御陵として
元伊勢では国常立神は矢部山
天照神は日室岳(岩戸山)となっています
大王や豪族の長の場合は古墳ですが
慰霊すると同時に霊や祟り封じの封印をしているわけです
つまりこの世にもう関わるなという結界張りです
人のお墓もその名残があると思います
むろんお墓は慰霊目的とモニュメントの意味でしょうが
古代には思惑が別にもあったというわけです
アストラル界を探訪されて岩戸山探索をされたヘミシンカーさんのブログ(旧)の該当箇所は多く
特に初期の頃の記事に封印された神々のことがイラスト付きで載せられています
さて白い道の神社を後にして
元伊勢に戻るのですが
私が現地元伊勢に行きたかった理由に
内宮の参道横に天皇神道皇大神宮という別の小さな社があり
持子早子を祀っているのです
ヘミシンカーさんも内宮の皇大神社ではなく
夢見で引き付けられたこの社のほうに赴かれて評価されていて
実際にそのとき居られた宮司さんにも会っています
もう10年前のことですから
私が行ったときはもうおられませんでした
彼に案内を請うと
彼は何でこんなとこに行くのといった表情をするのです
持子早子のことを大悪党と思っているのですね
ということは天照神さんもそう思ってるということか
私はこれはまずいぞ
封印されていた天照神さんは実情をまったく知らないのかと思いました
そこで私はこう言いました
秀真伝ではスサノヲが持子早子と
共謀したことになってるんですよ、と
そしたら彼は
エエーッ!!
と大仰天
彼を守護していたスサノヲ神がびっくりしたかと思うほどの奇声を上げられたのです
ということは天照神さんもか
やはり封印されていたからか
何も知ってないことが如実に分かったようなわけでした
務所暮らししていれば娑婆の情報は伝わらない
そんなことがアストラル界にもあるのですね
封印されてしまえば表の世界でどんな話が出来上がっていてもわからないということでしょう
つまり差し入れられるのは偽情報かも知れないこと
彼自身は秀真伝の鳥居礼とも知り合っており
その講義を受けていて
持子早子悪しとインプットされて信じてしまっていたということもあるでしょう
天照神さんもです
さてその社には地元民がお供えを運んでいたようですが誰もいません
宮司さんと話をしたかったのに
内宮参道入り口の売店食堂も
きりもりしていた信者のおばさんたちが亡くなったりして店を閉ざして寂れていました
G氏はそこで
この社を建てた教祖渡辺兼子さんが神奈川県伊勢原の自宅で前年の2014年に
座したまま満百歳で往生したことを教えてくれました
彼は悪し様に罵っていたのでしたが素直に
また売店食堂をしていた6人のおばちゃんは以前
霊能者の第二の彼女を連れて行ったとき
この地を守るために巫女としてこの場所で転生を繰り返していると言っていました
兼子さんとともに天に還られたのでしょう
持子早子は岩戸前で天照神に真意を質すべく侍していたのではないか
奇しくも2014年は私が持子早子の無実を論証し終えたときでした
国祖神封印幾何学図形の発見が画竜点睛の証明材料になりました
怨み昂じて九頭龍、八俣大蛇になったとされる持子早子の
無念の思いが無実の証明で昇華されたと思いました
私は渡辺兼子さんと売店の6人のおばちゃんに大功労者として
七つ星・昴の神格を差し上げました
ここまでの推理仮説は2016年時点までにおけるものです
本著は仮説推理や仮説小説の箇所もありますから
ゆめ真実だと思い込まないように願います。
この後、追稿があるかも知れません
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
封印解除その後譚
目次タイトル
岩戸開けが進んでいる様子が感じられないのはなぜ
父が駄目なら息子がいるわ、で繋ぐ素晴らしい世界線がこれだ
誤った宗教が崇拝する真のものを見極めることができる時代になった
泣いても笑うても泣かんでも笑わんでも正月はもうじきやってくる
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
岩戸開けが進んでいる様子が感じられないのはなぜ
タイムラインがこうなっているという説
神世での岩戸開けの効果が地上に現れ出てくるには時間的な差によるものが大きいのかも知れない。神世では事柄が起きるのが一瞬に起きるものが、地上では論理組み立てし、それを建設に回していく緩慢な作業が必要となる。それがひとつ。
歴史が実現していく世界線(タイムライン)は多数で多岐であり、予期せぬ分岐によって予定と異なる世界線に存在している可能性もある。それが二つ目。
二つ目のような世界線を人が個別に選び取っている可能性があること。これが三つ目。
私は2015年9月23日に天照神の依り代さんが満50歳になったのを祝して、彼には集合意識の形成する世界の世界線を任せることにした。これは高次元生命体の支援を得て今後7万年かけて人類のすべてがアセンションを果たすまで続けられる設定されたプロジェクトの側であり、彼は岩戸開けでお出ましの神々の支援を受けて、存続の道へと足を向かわせる作業のために立ち回らねばならないことになっている。このことは新神話に記載されたことで実現の道を辿っているはずである。
上記のうち三つ目に違いないと思うのは、現在の私は非常に孤独であり、人々の存在感が感じられないことである。まるで多人口は醸されているがその中に見知った旧知もいなければ、新しい知人友人による私へのアクセスなりコンタクトなりがないと感じられるからで、世界はいきなりダミー化してしまったような気がしてならないからである。私は浦島太郎の一生になぞらえてきたが、そう、私は龍宮から元の世界に戻ってみればすでに300年ほど経過してしまった環境を見ているような気分なのだ。
元々は仮想現実なのだから、このようなことは起きるべくして起きているのである。私に宛てがわれた人生ソフトがそうなっているのだ。私の辿るべきタイムラインは次の図のように多分岐しているだけでなく、もしかすると私自身、宛がわれたソフトのことごとくをプレイバックリスタートで実行していて、私が今観測しているのは、仮想現実世界からイグジットする大建て替えの工程にあって、この工程が最終であるため最も鮮明に記憶に残る経験として只今見聞中なのではないかというわけである。
そこでは天照神は消極的性格として顕れているらしいこと
最近になって知った2017年における縁者による道標情報によれば、天照神は饒速日のことで、(お出ましになろうとしたものの)外部からの退位への意向打診が執拗に続いたらしく、元々政治には性格的に向かなかった饒速日は再びニートして封印されてしまわれたらしいのだ。その様子はこんな風だったとの縁者とのやりとり。
★★★★★★★★★★★★
当時のメモを見直してみました
封印されていて、気付いて欲しい
解放までは期待してないけど?とにかく気付いてくれる人が多くいて欲しいと
真実を知って欲しい
とも書いてありました
もしかしたら封印解除もそうかもしれないですが、真実の追求や周知を求められているのかもしれないと思います
先生が封印解除をされてるのに仕切り直しというのが腑に落ちない
私の夢のメッセージの封印を解いて欲しいは、情報の開示なのではないのかと思います。
私が聞いた岩戸開きの話は、そのスピ系の方と私は記紀に関して一般的な内容でしか知らないという前提の元
でふんわりな内容だったんですが、
天照大神では無く饒速日が閉じ込められた
ウズメが踊って〜?では無く呪術を使って封印しようとしていた
呪術に長けていた饒速日が側近達と封印解除した
とにかく饒速日の力が強大で邪魔に思う勢力から何度となく封印されそうになった
と聞いています。
そのスピ系の方も、詳しい方から聞いてたけど難しい事はわからなんだとか
呪術廻戦という漫画を読んでますが、内容が似てるところがあるなぁと勝手に思ってます
★★★★★★★★★★★★
問題の情報によると
皇位を譲りたいという意向を示したことからその方向に歴史は動き、
助命嘆願をおそらく請うて皇位を譲ったものの、もしかするとそれも受け入れられずとなった先の孝明天皇と子息の睦仁親王の似たケースとして顕れている気がしたようなことだった。
そこには新明治天皇のバックにいた英勢力の根こそぎ取っていくという執拗な性格が反映されていたとみる。
予兆はあった
2003年のいつぞや、職場の先輩の海幸彦(本名、潮幸雄氏)が、私の二番目の彼女との壮絶な喧嘩別れを知り、それはショックだったろうと新たな彼女(四番目になるか)を紹介してくれたのだが、その人物の名前が「戸の国に日の出を見る」と字義分解できることから、天照神のことを体現する人物と目してのデートをしたのだった。
ところがこの彼女とデートをしたところ、チャーミングなのだが女気が感じられない。(天照は男神だからこれでいいわけだが)
また詳しく事情を聴く中で、彼女は喧嘩別れした二番目の彼女とは真逆にも生んだ三人の子供を旦那側に取られてしまいとても失意に沈んでいて人生が投げ遣りになっていたことと、彼女は二つの誕生日を持つ人だと分かったことだった。
誕生日のひとつは親が出生届を出した日の1月2日、もうひとつは彼女が本当に生まれた日12月30日で、彼女は後者を尊重して誕生祝を友達と祝い、前者には参加しなかったという。
つまり、元旦後こそが新年の開け初めという象徴のときなのに、彼女は夜明け前を選び取る性格だったことになり、これがもしかすると天照神の持つ消極的な性格でもあるかも知れないとは踏んでいたのである。
https://cloudy.悠遊夢想.jp/archives/415
このときは四番目の彼女が天照を示す道標としての縁者として現れたことになるし、そのガイド役を務めたのが海幸彦だったことになるから神話モード全開の話になるわけだ。
私は浦島太郎であり、旧神話の日子ホホデミ(山幸彦)でもあるから、まるで神話が私を取り巻いているように実感したものだった。
その後、海幸彦は私の人生上、とても重要な選択の場面で、最適かつ重要なアドバイスをくれたため、私は人生を台無しにせずにここまでやってこれたと思っている。感謝この上ない神話上の兄なのである。この兄は不思議なことに、20年近く経った今でも当時の若さと逞しさをそのまま保ち前の職場で仕事をしているのを見届けている。実年齢は80歳にもなる人だぞ。私は白髪頭で毛が薄くなってしまったというのに。
父が駄目なら息子がいるわ、で繋ぐ素晴らしい世界線がこれだ
秀真伝から判明した事実のひとつに、天照神の第一子は天の穂日だったということがある。跡継ぎになったオシホミミは第三子なのである。しかし記紀神話でオシホミミは天降せずにさらに息子のニニギノミコトが天降したことになっている。
この意味は、天照大神・則天武后が、自分の生まなかった高宗の子らを退けたことおよび、自分が生んだ息子のすべてを気に入らず殺害したり廃位したりして、武周まで打ち建てて女帝として君臨してしまった事実が記紀神話に反映されているとみられるのである。
しかし武后亡き後に即位した玄宗(睿宗の息子だから武后にとっては孫になる)によって混乱は鎮められ、唐は元あった以上に復興させられて、開元の治によって唐の全盛時代となる。この事実が記紀神話に反映されて、天照大神の孫になるニニギ(大いなる賑わい文明)による先立つ降臨の話になったとみられるわけである。
しかし、いずれ玄宗は楊貴妃の美貌にうつつを抜かし、ついに国政を傾けて滅亡させてしまう。これは華美と短命さを表す木の花の咲くや姫に執心し短命に終わらせてしまったニニギを表すこととされたのかも知れない。とすれば、古事記の記載も固定的ではなく、随時の改訂がなされていたのかとも思う。
それが当時の短期間における史実に基づくとしても、神話の垂迹効果によって華美で短命に終わる現代文明としても顕現してくることとなっているのである。
だから神話は歴史事実を参考にして書くのではなく、理想的なことを書くべきであり、その結果をいつまでも繰り返す歴史の原型になりうることを知っておかねばならないのである。
まあとにかく教訓として、華美で派手な現代文明にあまり惚れ込まないようにしなければ莫迦を見ることにもなりかねないとも言え、覚悟しておくことだろう。現代文明がもし短命となら、この先に存続していく見込みはあるやなしやも含めて。
さて、天の穂日はエジプト神話のホルスがカバールによって日本に輸入されてきたとき、カバールはホルスを軟弱化するために穂日や菩日にして正義と光明を旨にして戦さに強いホルスの戦神としての性格を呪詛的にダウンさせたとみられる。
武后・天照大神の話を元にするなら、高宗の第一子の李忠が穂日にあたり、武后が后位に就くや女装して敵意のないことを示し、左遷された先でもこの女装を解かず、臆病にも宮廷に状況報告をしに赴くこともなく、ついに短命にも死を賜るという具合だったらしい。これが記紀神話の大国主命の下に逃れた穂日に似ているのではないかといったことである。
神話は本来自在無碍な神々といえども、催眠にかけて操ってしまう効果を発揮するのだ。神においてそうなら、人は言うに及ばずではある。記紀神話において人々は現(うつ)しき青人草と書かれ、まさに十把ひとからげといった扱いになっていて、集合意識によって左右される存在といった意味になっているのである。これでその中から英雄が出てこれるものかどうか、疑わしくはならないか。
しかし大丈夫。人々の中から英雄は輩出できずとも、人以外のものがやってきてこれを演ずることがある。そのひとつが鶴亀統べるという稀にある事象なのである。そのまたひとつのケースに、天の穂日の真義を解き明かし、穂日ご本人に元のホルスに立ち還っていただく謎解明の探偵も存在する。それがこの私(鶴)の役割になっていて、様々な封印解除もまず謎解きによる真相解明が先行し、もしそこに別途解除手続きが必要なら講じているようなことである。通常は真相解明と同時に封印解除も促進されている。
そしてまた、私の人生経験において、若い頃からホルスとしての属性が発生し、特に50歳以降に軒並みホルスらしい属性が加わっていった。しかもアニメ・ガッチャマンのメルヘンが下地になった感があり、ホルスはホルスでも、ガッチャマン型ホルスといった感じになろうか。
私がホルスというより、私はホルスの依り代であり、穂日をハイラーキーとする地上次元の役割遂行係といった趣である。穂日様がホルスに立ち還るまでをサポートしたく思っている。あとはホルスに戻られたハイラーキーが何とかなさると思う。この病態の私ではとてもできることではないから。
https://red-avian.info/Hols.html
さて、ホルスのなさることとは、まずこの病み疲れた世界を火で焼き清めることだ。それは私が霊能者の夢見で、本体が朱雀で火の鳥で、病み疲れた世を火で焼いて浄化する役割を持っていることを告げられたことである。本体に戻るとは、もしかすると朱雀ばかりかホルスにまで戻るのかも知れず、自ずとこの世を去ればその属性が発揮されてくるものと思う。
そうすればまず、最後の審判の督促のために天帝様に会いに行き、地上の状況を報せて審判の処置を取っていただかねばならない。それもホルスが冥界の王オシリスの脇侍にいて、審判を補佐する役割とされていることである。やるべきことはたくさんあるのだ。
この世界線におけるホルスの役割は大建て替えにある
大建て替えすなわち二元性世界から元あった一元性世界への復帰とオールリセットが今回で最後となる最後の審判の機能となり、その実現に向けてラストダンスを踊るのがこのたびのホルスの役割であると新神話には設定する次第である。
私は神々にその達成に向けて働いてもらうためにそうするのである。決してなまじの建て替えを目指してのものではないことをお断りしておきたい。
これを以て、不幸な世界、創り出された仮想現実世界は終了するのだ。
だから、これからもだらだらとあっちかこっちか分からぬハプニングを予想するような成行きの世界線の継続を予定するものではない。そのような世界をお望みならば、7万年かけて次元上昇をすべての人類が果たすとされる集合意識(青人草)が辿る世界線に進まれるべきである。むろんほとんどの人はそちらの方向に行かれたわけだろう。こちらにもしおられるなら、とても稀有な稀人として歓迎したい。
その方たちはこれから起きる大変動にも臆せずにいてほしい。何が起きるかは私にも分からないが、大建て替えがあるぞという予備知識がなければ、ずいぶんと苛酷な険難悪路としてこの先が目に写ることだろう。しかし、確実に復帰作業は進められる。その結果は善一筋の光明世界であることは間違いない。
この先を精神的に楽にしてくれる思想が、この世は仮想現実であり、本来何もないのにそのように見えているに過ぎないというマーヤ観であり、今後登場してくるルシファーの教理がそれを理解させてくれるだろう。ルシファー悪魔説は誤った宗教がローマ軍の威を借りてこじつけ的に普及した悪しき印象付けであり、目の覚めた人は決して組する必要のない概念である。以下のページにあらましを載せている。
https://red-avian.info/watch/aradia.html
誤った宗教が崇拝する真のものを見極めることができる時代になった
彼らが崇拝する対象の神というのは真には宇宙から来た神と名乗ってきた宇宙人種族のドラコ・レプ系のアヌンナキで、当初シュメールに都市国家を開かせ、そこの神に収まった者たちである。彼らは実物の神像を知っていて、ここ(法王の謁見の間)にイエスとともに両面宿儺として祀り上げているのだ。法王はその信者であることになろう。
しかし、この神がドラコ・レプ系の宇宙人であるなら、地球を手に入れた後に人類を奴隷や家畜目的で創造したとされることから、彼らが牧場主なのであり、牧童が彼らの指示通り動くカバール、そして一般人類が家畜(羊)であり、時には食料とされることもあったとみられる。
実際、悪魔崇拝の儀式跡の地下には幼児の白骨がおびただしく存在していたとの報告もあり、その伝統は現代にまで及んでいた可能性がある。そして、そんなにおいしい話ならば牧場主もおいそれと引き下がるわけにもいくまい。こうして人類は目覚めと独立の機運が高まるごとに厄介者と見做されるようになり、文明ごと淘汰されかねない現状を招いているとも言えないかと懸念するわけである。
また、イエスの実在性を疑問視する人たちも多い。中東の地で狭い範囲ではありながら、奇跡の男イエスの日の昇る勢いの話題を当時有数の歴史家たちが記載していなかったという。ただ彼に従う12使徒だけが記載する福音書が全員一致の取れた話として伝承され、本物との確証を得たようにして、やがてボヤから火の手が上がり世界に広がるが如く普及されていくわけである。
カバールなら様々な方法を講じてでもイエスの伝承を本物らしくしたかったはず。というのはカバールは占星術によるタイムラインの設定に関心があり、紀元0年に始まるとされるうお座の統括神の歴史的な登場を果たしたかったはずなのだ。それがイエスだったというわけである。
彼には不思議伝説がたくさんある。それが神としての属性に繋がり、時代の統括神にまで昇華したのがイエスと神との三位一体説だったのではあるまいか。カバールが持ち伝えたカバラでは、統括神は12星座すべての中心にあって輝く太陽神でなくてはならない。これが象徴として12使徒の前に輝くイエスの位置づけなのだ。
イエスが遺した思想は人類に従順と忍耐を美徳として薦めるものばかり。確かにそれによって人々の行為は矯められ社会の安定と平和に寄与してきたことだろう。しかし今となれば、カバールが大幅な人口削減や、もしかすると第二のノアの洪水の事態を引き起こすべく画策し、実際に何ら躊躇することなく強引に政策が進められているのを見るにつけ、大人しく従順になって羊化した人々のただ操られるままの姿勢には、絶望的にならざるを得ない。羊たちを助ける神は果たして現れるのか?
その宗教はカバール主導の西側諸国側の強引さが目立つときに、キリスト然としたプーチン氏のあくまでも受け身で立とうとする軟弱さとしても現れているように思われてならない。時間をかけてする人々の目覚めを誘う態度としては評価できるが、そんなに悠長にもできないほどにカバール側の攻撃は熾烈なものがあると思われるのだ。
いっぽう、イエスが登場しなかったら今頃の人類はどうなっていたか。精神性は山羊の如く荒っぽく山岳を駆け巡るほどの逞しさとともに、外敵としての宇宙人やカバールを認識したなら、徹底的に交戦したことだろう。そして、いちはやく地球独立を勝ち取っていただろうと推測するような次第だ。むろん地球自体が破壊されて終わるというシナリオも考えられることながら、だ。
しかし、2016年以降に私が知ったコーリー・グッド情報によると、2010年頃から6~9次元密度世界から指導しにやってきたブルーエイビアンズという存在は、地球人類の進化の程度がアセンションするのに有効かどうか調べたところ、その条件を満たすのはわずか2600人に1人ほどしかいないことが分かったという。それで人類の底上げを図るべく、今から7万年のゆとりの期間を設定してその中で教育し、人類全員のアセンションを叶えようということになったらしい。
アセンションの条件とは、どうやら意識の目覚めの程度らしく、今の人類は眠ったままの状態だったというわけだ。
やはりそこには山羊のような険しい山岳を駆け巡るような洞察力と鋭い知覚能力の発現が必要ではなかったかと思われるのだ。大群の羊の中に眠った羊のようであっては見込みが乏しいとも言い換えらるかと思う。
ならばいっそ、大群を集合意識としてまとめ、その意識の底上げを図ることで、アセンションに相応しい大群にしようということかと思われる。このためにコーリー・グッドが選任され、宇宙情報開示が目下のところ進められているというわけのようだ。
つまり、地球の外のことが何にも分からないのはちょうど、まともな教育下にない子供たちのようなような状況なのだろう。実際、宇宙人やカバールは人類をいつまでも実験下に置きたくて、意識的に閉鎖された状態に置こうとしてきたわけである。つまり、低次元の中に閉じ込めておけば、彼らは逃げ出せないと知ってやっているわけである。
それに対して羊たちは従順さこそ善だと思い込まされてきたとも言えよう。その計画はまんまと成功して今の人類ありというわけなのだ。
まあそれでも、大建て替えともなれば、地球崩壊の事態であろうがなかろうが、また改心できてあたかも存続に舵を切った希望ある未来に切り替わったようでも、行きつく先は天地混ぜ混ぜののたうち回るような展開ののちに開けてくる新時代の新世界の幕開けの光であることだろう。それに導かれるようにしていれば、すぐにも一元性世界の至聖所(プレローマ)に至ることができるはずだ。
しかし、こちらの世界線にやってきている人々はどこに本当にいるのかと思うほど、私は知り合いに恵まれていない。これではトゥモローランド次期候補生にTバッチを配れるのかどうか、分からなくなってくるわけだ。つまり数少ないということで、私の縁者ぐらいしかいないのだろうということだ。
そこで、拙ブログの冒頭の固定ページの我が浦島太郎の如き結末が現実化しており、まるで龍宮から帰ってみれば300年の未来にいて、知り合いなどどこにもいないという現実に直面しているようで、まさに新神話の現実化の如実を思い起こすこととなっている。
https://cloudy.悠遊夢想.jp/archives/2928
それでも、生まれ故郷に帰ってきた自分が、いま老人ホームの窓から対岸の生家の辺りを真正面に見る状態に置かれ、数年前からブログ冒頭で予言していたことが成就しているのを目撃している。だが孤独だ。周りに人々はいるがまるで蝋人形館にいるような感じ。
だからすべてが一元性の元の鞘に戻ってしまえるなら、それにこしたことはないと思えるのだ。
泣いても笑うても泣かんでも笑わんでも正月はもうじきやってくる
貯めるだけ貯めてきたものを使わずに終わるのは愚の骨頂であり
結果責任を放棄して歴史を終わろうとするのは不徳の精神である
2014年12月5日の地球上における高次元球体存在VSドラコ・レプ、カバール連合軍の天下分け目とも言えないほど勝負はあっけなくつき、後者は前者の提示する案に乗らざるを得なくなったようだ。
たぶんトランプの大統領選出もこの流れの余波であったろう。そのようなメリットがあったのが、今回の勝負だったわけだ。
このときの高次元球体存在のブルーエイビアンズ(青い鳥人)を名乗る9次元から来たという生命体は、地上の対立する双方に核戦争を禁止することを命じ、核を使うことを絶対に阻止すると宣言して去っていった。そのうえで、人類の全員アセンションに至るスケジュールを示して7万年かけてそのように導くことを約束したのである。
それは人類の集合意識に働きかけて、意識全体を漸次上昇に導くものであったようだ。確かに人類は現(うつ)しき青人草と古事記神話ではされていて、一定方向に風でなびく草の群れる様を彷彿とさせる。それに乗っている限りアセンションへの道を外すことはない。仏教に言う大乗の意味になるかと思われる。
私はこのメインになる世界線から逸脱して、直ちに最終ゴールに至る大建て替えへの道を、私の辿るべき世界線として設定した。それは小乗の道になるだろう。だからこの船にはわずかしか乗り組みがなく、寂しい限りに感じられているのだ。
私は6次元存在とされるレッドエイビアン(赤い鳥人)の守護のもと、ローカルでユニークなタイムラインを辿る。このタイムラインではブルーエイビアンズの影響力は及ばない。核戦争は絶対にないという約束もここにはない。最終的には地球そのものがなくなることも許容される。その代わり、存続すると見込まれてもそれは一時的な現象で、必ず大建て替えへのステップを踏むことになっている。
蛇の生殺し的な成行きがこれからも続こうとするならば、即座に終わることのできる核戦争もまた許容されるとする。そのようないたって武士の本懐的な介錯の精神の宿ったタイムラインでもあるのだ。それは次元の低い考え方か? そうではないだろう。
そしてこの場合の最後の審判は前代未聞の熾烈かつ苛酷な矯正作業を、個々の魂に対してその罪に応じて課すこととなっている。これが一元性世界に入門するための第一条件になっていて、それは適切かつ何の依怙贔屓もない裁定を個々に対して与えることになる。
すべての個々の成してきた行為は精密に彼らに与えられてきた人生ソフトの選択工程を記憶するAIが管理し、その結果を矯正治療に適切に反映し治療スケジュールとして充てるというわけだ。全編仮想現実であったから可能な工程として、今度はそれが魂の清めのために設定されるのだ。
そして、それが個々に完了するまでが二元性の仮想世界での経験であり、その先には元あった一元性の実在の世界が広がるばかりとなるだろう。
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