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ChatGPT o1 pro modeのすごい使い方と未来への備え方

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〜12月31日 00:00


本当に大事なことはAIに聞いてはいけない


なぜAIに「AIの未来」を聞いても答えられないのか

ChatGPT o1 pro modeなどの最新AIに「これからAIはどう進化するのか?」と尋ねても、実は満足のいく答えは返ってきません。なぜならAIは“過去のデータ”をもとに学習しているだけで、“誕生したばかりの自分自身の姿”を客観的に把握する手段を持たないからです。言い換えれば、AIは社会や人間のことを深く理解していても、“自分(AI)のアップデート”や“最新バージョンのAIがどれほど変化しているか”に関しては、必要な情報を持っていません。心理学のジョハリの窓で言えば、‘自分が知っている自分’の領域をAIはそもそも持たないのです。

このギャップは、あなたがAIのもたらす未来について知りたいとき、大きな盲点になるかもしれません。AIは情報の海から、多くの疑問に対して的確な回答を返してくれるかもしれませんが、肝心の「自分(AI)が今後どうなるか」「AI時代に何が重要になるのか」という問いに答えるにはどうしても限界があります。そこで本コンテンツでは、“AIが認識できない領域”を補いつつ、最新AIの潜在力をどう活用すべきかを整理しました。

なぜこのnoteを読む必要があるのか

  1. AIは自分の進化を認識できない
    AIは過去データをもとにしているため、いま生成されている新しいAI技術や“誕生したばかりの自分自身のアップデート”を客観視できません。その抜け落ちた部分を理解することで、あなたは「どんな最先端の可能性が存在しているのか」をより正確に捉えられます。

  2. 世界最先端のノウハウをショートカットで得られる
    本noteには、最新AIであるo1 pro modeの活用テクニックが惜しみなく詰まっています。AI本人に「最新の自分」をたずねても曖昧な回答に留まるところを、人間の視点で深掘りし、職業・場面ごとの実用的なスキルや戦略を示しています。最先端のAIをフル活用し未来に備えるためのショートカットとなるものです。

  3. 未来にどう備えるかのヒントを得られる
    AIには自己認識がないため、“自分を軸にした未来”を客観的に語れません。だからこそ、本noteではAIの動向を人間の視点で整理し、「これからどんな可能性やリスクが待っているのか」を具体的に示しています。これを読むことで、漠然とした不安や期待ではなく、明確なイメージを持って今から備えを始めることができます。最先端の活用術だけでなく、未来へのリアルなシナリオが手に入るのです。

ChatGPT登場からの二年間で劇的に進化してきたAIは、知的生産のあり方そのものを根底から変え、深い洞察や先回りしたアイデアを私たちに与えてくれる段階に入りました。本noteでは、新しいAIモデル o1 pro mode 登場のインパクトを、実体験と未来展望を交えながら徹底的に掘り下げます。

※本noteではChatGPT o1 pro modeというAIモデルをo1 pro modeまたはo1 proと表記します。どちらも同じモデルを指します。


空・雨・傘フレームワーク

本noteでは「空・雨・傘」というフレームワークを使用します。

空・雨・傘とは?


「空・雨・傘」は、状況を捉えてリスクやチャンスを予測し、具体的な行動を導くためのフレームワークです。

このフレームワークは、もともとコンサルティングファームなどでよく用いられており、日常の何気ない行動「空を見上げて、雨が降りそうなら傘を持っていく」をヒントに構築されています。まず“空”を見上げるように周囲の状況を正しく捉え(環境把握)、そこから“雨”の可能性を考えるようにリスクやチャンスを見立て、最後に“傘”を持っていくように具体的なアクションへとつなげていくのです。「傘をさす」という行為そのものが本noteのテーマである“未来への備え方”を象徴します。

ChatGPT登場からわずか2年で非常に高性能なAI・o1 proが誕生しました。これを“空”の変化と捉えます。その進化によるリスクやチャンス(“雨”)を見極め、読者が自分の立場からどう行動すべきか(“傘”)を考えることで、未来への適切な備え方が見えてきます。このように「空雨傘」のフレームワークを活用することで、突然の脅威や新たな機会に対して柔軟かつ先回りした行動が可能になり、リスクだけでなくチャンスも逃さずに活かせるようになるのです。

本コンテンツにおける“空雨傘”の使い方

  • 空(そら): 空を見上げると、o1 pro という高い知能を持ったAIの登場が目に入ります。

  • 雨(あめ): 空模様から天気が変化しそうだと読み取れます。変化を読むにあたっては、ChatGPT登場からo1までの2年間の進化を基に2年後の進化を予測します。

  • 傘(かさ):天気の変化に対してどう備えるべきかという打ち手を考えます。読者の置かれた立場ごとに進化の意味合いを提示します。傘とは「未来への備え方」の象徴です。


では、まずは空を見上げてみましょう。

■【空】の要約

ChatGPTの登場から2年ほどでAIは驚くほど進化し、少しの質問からでも深い洞察を示したり、別分野の知識を一気に横断するような“賢さ”を発揮できるようになったことは、まさに大きな衝撃と言えます。いまでは専門家のような視点やアイデアを一撃で返してくれたり、誤りを減らす安全策も少しずつ整ってきました。ただ、質問のしかたやデータ次第で精度が変わることには変わりなく、“賢くなった”とはいえ過信しすぎると誤情報をつかむリスクも残っています。

o1 pro modeの核心


 初代のChatGPTが登場して以来、あらゆるテーマでの質問を旧モデルに投げかけ、試行錯誤を繰り返してきました。最初は「自然言語で答えてくれるなんてすごい」と感動したものの、使い込むにつれ「もっと深い所に切り込んでほしい」「専門家さながらの視点を示してほしい」といった欲求が高まる場面もしばしばありました。もちろん、旧モデルもプロンプトの工夫次第である程度まで踏み込んだ回答を返してはくれましたが、どうしても一線を越えない“安全圏”のようなものが感じられたのです。

 ところが、新モデルo1 pro modeが2024年12月5日(日本時間12月6日)公開されたとき、その初日のやり取りから「これは旧来のラインをはるかに飛び越えている」というインパクトを受けました。問いかけを投げれば、一瞬でこちらの意図を推察し、しかも従来ならば再質問を重ねないと出てこなかった深い視点まで示してくれる――そんな感触がありました。すぐにSNSにその体験と使用例を書き込んでみたところ、あっという間にいいねが1,000を超えるほどの反応を得たのです。一連の関連投稿での合計いいね数は5,000近くになりました。

“核心”を問うことで見えたAIの真価

バズを起こした投稿の中で取り上げたのは、たとえば「〇〇の核心は何ですか?」という、ある意味ひとひねりした質問でした。決して高度な数式や詳細な背景説明を要求するわけではなく、むしろ「その分野の本質を一言でまとめてみてほしい」という問いかけです(ただし「本質をまとめて」というプロンプトではうまくいきません)。旧モデルに対して同じプロンプトを投げても、それなりに的を射た答えは得られましたが、新モデルの回答は一線を画していました。明快に核心を示すだけでなく、「なぜそう言えるのか」「どのような応用可能性があるのか」を一気に示唆し、読み手に広がりを与えるような文章が返ってきたのです。

 しかもその答え方は、大げさな専門用語を連ねるでもなく、かといって表面的な定義だけでもない。ちょうどいい塩梅で深みがあり、かつ素人にも伝わる平易な言葉遣い。これには私も驚かされ、「このAIモデルは、問いの核心にまっすぐ飛び込む力がある」という感想をツイッターでつぶやいたところ、瞬く間に多くの反響を呼びました。

Xとnoteで紹介したo1 proのプロンプト例

本noteのタイトルにもある「すごい使い方」の多くは以下のnoteでご覧いただけます。また10万文字を超える本noteの執筆自体も「すごい使い方」の一例となっています。後半に実際の執筆に使用した未加工のプロンプトを丸ごと記載しています。長文生成のご参考になれば幸いです。

※上記のような短めのnoteの文章であれば、o1 pro modeを活用すれば、Xでの投稿内容を入力し適切なプロンプトを与えるだけで一発で出力できます。これだけでもo1 pro modeのすごさを感じていただけるのではないでしょうか。

その他の実際の活用例

日本時間2024年12月6日のo1 pro発表後、本note脱稿までの3週間の間に実際にo1 pro modeを活用したその他の事例もご紹介します。
※本noteの発表日は2024年12月28日で、脱稿は前日の12月27日

書籍の検証・校正
自著の内容に数学的・論理的な誤りがないかを念のためにチェックしています。

書籍の翻訳
上記書籍の翻訳にも使用しています。翻訳したものはAmazon.com(米国)にて出版済みです。
なお、フランス語、ドイツ語、スペイン語、中国語でも出版したかったのですが、1%程度はo1 pro modeの出力結果に違和感がある部分があるため、自分で検証のできない言語は断念しました。

プログラミング、数学
Haskellを用いたプログラミングにも活用しています。o1 pro modeを使って圏論に関するコードを出力させました。コーディング能力もさることながら、指示を理解する能力が高いために概念的に難易度の高いコードも出力できるという印象です。以下はXでの投稿内容です。

o1 pro modeは難しい概念も簡単にコードにしてくれる。引用元にある圏論の随伴の説明をHaskellで記述してもらった。GPT-4oだとエラーが頻出し動くコードまでたどり着けない。o1 pro modeはコーディング力というより概念理解力が高いので一発でエラーのないコードを出力できるのかもしれない。

x.com/Suzacque

投稿の検証
Xでの投稿を一度o1 pro modeを通すことで内容に誤りがないかの検証などに活用しています。

コンサルティング
ウェブサイトの戦略と実装に関するコンサルティングにも活用しています。今回は詳しく触れませんが、コンサルティングの各プロセスにおいて様々な活用が可能です。

note
このnoteの10万文字を超える文章もo1 pro modeを利用して制作しています。o1 pro modeをフル活用したため、執筆に要した期間は1週間程度です。


本noteの対象読者と注意点


このノートの主な対象となる方

  • o1 pro modeのすごい使い方を学びたい方

  • 近い未来に訪れるAI時代への備え方を考えたい方

  • 最新のAI技術の動向を素早く把握し、多少整理が不十分な情報でも有用性を見いだせる方

  • 未知の領域に対し、柔軟な思考で可能性を探求する意欲がある方

  • o1 pro のような先端AIモデルを実際に使っている、あるいは興味がある方

  • ネット上の基礎的な情報や既存資料を自力で調べ、さらに一段上の知識を求めたい方

【以下に該当する方はこのnoteを購入しないでください】

本ノートの方向性と合わない可能性がある方

  • すでに確立された知識だけで十分と感じ、最先端のAIを追求する必要性を感じない方

  • 完全に整理・体系化された情報のみを求め、不確定要素を含む情報に抵抗のある方

  • インターネットで簡単に得られる一般的な情報を求めている方

  • 予測の限界を理解できない方

  • 図解が必要な方

  • 大量の文章の中から必要な部分だけを読むことに慣れていない方


このnoteに関する注意点

  • 対象はLLMのみです。画像、動画、音声、エージェント機能などはメインのテーマではありません。

  • 本noteは文章量が多いため、最初から最後まで読み通すというよりは、最初に概要を把握した上でご自分の興味のある部分を中心に読んでいただくスタイルをおすすめします。

  • 後半部分で示す実際に本noteを制作するために使ったプロンプトは編集せずに未加工のまま記載しています。基本的に音声入力したもののため文書として全く整理されておらず誤字脱字を多く含みます。荒い入力でも理解できるo1 pro modeの能力を示すとともに、音声入力の効果的な活用例を示す意図です。プロンプトのどの部分を参照していただけるかは読者ひとりひとり異なりますが、下手に編集してしまうと大事なものが抜け落ちてしまう可能性がありますのでこのような形にしています。

  • 本稿で提示される予測やシナリオは、現時点で得られる情報に基づいています。実際の状況や将来は様々な要素によって変化する可能性があるため、必ずしもここで示す通りになるとは限りません。

  • 本稿では複数の可能性(シナリオ)を提示しますが、これらはあくまで想定であり、現実に起こり得る事象のすべてを網羅しているわけではありません。

  • 本稿の内容が必ずしもすべての読者のニーズや知識レベルに合致するとは限りません。専門的知識を要する部分もあるため、不明点については専門家にご相談いただくことをお勧めします。

免責事項

  • 本稿の記述をもとに実施したいかなる意思決定・行動の結果についても、執筆者は責任を負いかねます。本文中の内容は断定を目的とするものではなく、参考材料としてご活用ください。ご利用の際は、他の情報源や専門家の助言と照らし合わせて必ずご自身の責任で慎重に判断を行ってください。

  • 本稿は情報提供を目的としており、特定の目的を保証するものではありません。本文の範囲を超えた解釈や利用については、一切責任を負いかねます。

  • 本稿に示すデータや情報は、執筆時点のものであり、今後の変更・更新により差異が生じる場合があります。最新情報をご参照のうえ、ご自身の責任でご判断ください。


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