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ドラマ 『アンメット-ある脳外科医の日記-』



Netflixで視聴。原作は未読。
見終わって、ただただ余韻に浸る。
最終話は涙なしには見られなかった。

視聴者に委ねるラストがすごくよかった。
私は、ふたりが助け合いながら生きていく未来が見えた。


記憶が1日しか持たない脳外科医の話

事故の後遺症で、記憶が1日しか持たないミヤビ。
そんな彼女が、海外から赴任してきた脳外科医・三瓶と出会い、少しずつ変わっていく。

ただの医療ドラマかと思ってたけど、ミステリーっぽい要素もあって意外と引き込まれる。

ヒューマンドラマ、ミステリー、恋愛
いろんな要素がうまく混ざってて、一言では説明しづらい。

語彙力が足りなくて、この魅力をうまく伝えられないのがもどかしい!

序盤はミステリー、後半はじわじわ心にくる
ヒューマンドラマ。

最初は「ミヤビの過去に何があったのか?」みたいな謎があって、先が気になってどんどん見てしまう。

途中からは、ミヤビを支える仲間たちがいいチームになってきて、気づけば彼らの関係性にハマっていた。
自分もその輪の中にいるような気分で見てた。

後半は恋愛要素が入ってくるけど、表面的な「ラブストーリー」って感じではなくて、
「人を想うこと」 みたいなテーマがじんわりと伝わってくる。

三瓶がずっとミヤビを見守ってるのが、本当にいい。
無理に踏み込むこともなく、ただ寄り添って待ち続ける。

これがどれほど大変なことか。

毎日会うたびに忘れられてしまうのに、焦ることなく、ただそこにいる。
思い出してもらえなくても、それでも大切に思い続ける。

物語が進むにつれて彼の想いの深さが垣間見えて来て、こんな思いでずっと横にいたんだってわかった。

そして最後、ミヤビが三瓶の寝顔を見ながら泣くシーン。
つられて涙が出た。
ミヤビも気丈に振る舞っている裏でいろんな思いを抱えていて、また忘れてしまうけどそれを焼き付けようとして、、切ない。


記憶は消えても、感情は残る

脳の病気って、本人も辛いけど、周りの人も本当に大変だと思う。

もし自分の大切な人が同じ状況になったら?って考えずにはいられなかった。

「もし旦那がこうなったら?」
「もし自分が記憶をなくしたら?」

そんなことを考えながら、いろんな感情が湧いてきた。

でも、三瓶先生の言葉に少し救われた。
「記憶は消えても、感情は残る。」
これって、すごく大事なことかもしれない。

見てよかったドラマ

心に残る作品だった。
いろいろ考えさせられたし、ただの感動ものじゃなくて、じわじわ沁みる感じ。

また最初から見返したくなるようなドラマ。

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