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東工大2年前期の講義の振り返り(2022年,情報通信系)

大学2年の講義の振り返りを専門科目、文系教養科目を中心に書いていきます。前期は専門的な科目といっても基礎の部分が多かった印象です。

各科目は開講Q順に並べていて、末尾の括弧は開講Q、開講時間、点数、授業形態です。授業に関する情報と感想についてまとめていこうと思いますが、授業形態や評価方法、講義日程など詳細な情報はシラバス等もご参照ください。

拙い文章だとは思いますが、読んでいただけると幸いです。


情報通信系専門科目

情報通信系の必修科目はプログラミング基礎とプログラミング発展で、それ以外の専門科目は選択必修です。何単位とる必要があるのかどうかは学修案内を参照してください。

情報通信概論

情報通信系で学べる専門分野を紹介していくのがこの科目です。
講義自体はそれぞれの専門分野の概念やどのような研究がなされているのかについて紹介されるだけなのでおもしろいことの方が多いです。毎回の授業で課題が出て、教員によって提出期限が異なるので課題の提出忘れには気を付けるようにしましょう。課題はめんどくさいものもありますが大変ではないです。
私は通信理論、暗号理論、画像処理、機械学習の講義は面白いと思いました。
(1Q,月木7~8限,96点,ハイフレックス型)

交流回路

高校で学んだ交流回路の延長です。全体的にそこまで難しくなく教員の説明もわかりやすいです。後半は電圧や電流が複素数で表現されていてそれに慣れるまでがちょっと大変でした。
課題が毎回出るのでそれをこなしていれば理解はできると思います。中間レポート、期末レポートともにそこそこ難しく手ごたえの割には成績はあまりよくなかったです。
(1Q,月木1~2限,91点,zoom)

確率と統計

前半は高校の確率の延長で、後半は前半で学んだ確率をいかして統計(推定や検定)について学びました。講義、資料、教科書、どれも全てわかりやすくてよかったのです。
確率、統計ともに講義+演習の形式なのですが、どちらの形式でも授業時間内に提出しなければならない課題がでます。制限時間が割と厳しいので、時間内に解き終わらせるために予習と復習をしっかりするようにしましょう。
推定が絡んでくる統計は理解するのが難しかったなぁという印象です。
(1Q,月3~6限木5~6限,83点,zoom)

プログラミング基礎

1Qで一番面倒なのがこの科目です。TakiPlazaの隣の建物の計算機室でiMacを使ってプログラミングをします。

使う言語はC言語で基本的な言語機能の基礎をやります。毎回出る課題は、プログラミングをある程度触れていれば一瞬で終わる程度ですが、そうでない人はそれなりに時間がかかると思います。2Qにあるプログラミング発展のためにも講義出たところは理解できるようにしましょう。

講義や資料はそこまでわかりやすくないので、私がその時よくわかっていなかった範囲の課題は苦労しました。また、課題の解説はあるのですが正しく動くコードは公開されないのが残念だなぁと思いました。

エディタはEclipseが推奨されていましたがVScodeを使っている人もいました。
(1Q,火3~4限金1~4限,91点,対面)

通信理論

情報を効率よく符号化するための理論や、暗号についての理論を学びます。成績評価は中間試験と期末試験によって決まります。計算よりも証明よりの問題でとても手が疲れました。
授業や資料はまあまあわかりやすいです。
前期で受けた中で一番専門よりの授業の印象でした。誤り訂正符号や暗号についての話がおもしろく授業に対するモチベは高く保てました。
(2Q,月木7~8限,97点,zoom)

線形回路

この講義ですが、授業も資料もわかりづらく結局なにを学んだのかよくわかりませんでした。
成績は、課題、中間レポート形式の理解度確認、期末レポートで決まりました。本来の予定は期末試験だったのですが、期末レポートに代わってくれたおかげでなんとか単位が取れた印象です。
(2Q,月木5~6限,95点,zoom)

信号とシステム解析

信号とシステム解析という授業名ですが、学ぶことは複素関数とフーリエ変換、ラプラス変換についてなので数学です。この科目も講義+演習という形式でした。成績評価は演習と期末試験で決まります。演習問題が解ければ問題なく期末試験も解けるはずなので単位は取れます。
言葉だけ知っていたもの(留数定理、フーリエ変換etc….)を学べたのでわりと意欲的に取り組めたかなと思っています。
(2Q,火3~4限金1~4限,99点,zoom)

プログラミング発展

プログラミング基礎の延長です。授業の進み方、成績評価は基礎と同じです。

毎回の授業で出る課題なんですが、基礎の内容をしっかり理解していないとかなりきつかったので、予習&その授業で使う基礎の内容を復習するようにしていました。ただ、教員やTAによる、行き詰ったときの助けは十分にあったように感じました。

個人的な意見なのですが、たくさんコードを書くことでプログラミングができるようになると思うので、授業以外にもなにかしら触れるようにした方がいいのかなと思いました。

(2Q,火金5~7限,100点,対面型)

系外の専門科目

アルゴリズムとデータ構造(数理・計算科学系)

シラバスを見て競プロでよく使うアルゴリズムがたくさん学べそうだったので取りましたが、説明や資料が非常にわかりやすく満足度の高い授業でした。C言語の基礎を1Qで学んでいる情報通信系の人は全員取るべきだと思います。
課題はAtCoderでいうとC~D問題程度の難易度で、githubで提出します。githubでは他の人のコードが見ることができるので、自分の課題が終わった後にプログラミング力の高い人のコードを見て、改善点を探すことができたのでとても良いシステムだと思いました。

(2Q,100点,オンデマンド型)

文系教養科目

ミクロ経済学

課題が非常に楽で最終課題もなかったのに、だいたいの人は100点をとれていたので楽単だと思いました。
授業内容はあまり覚えていません…(需要曲線と供給曲線についてかなり長くやった気がします)

(1Q,金7~10限,100点,zoom)

統計学B

確率と統計よりも基礎の内容しかやらなかったのであまり感想はありません。

(2Q,月木1~2限,83点,zoom)


以上が2年前期の講義の内容です。

2年生になってから専門的な内容が増えてきて講義がおもしろくなってきました。ただ、今年からレポート課題増えてきたのですが、書き方がわからず良いレポートにならないのがもどかしかったので勉強したいですね。授業外では、AtCoderで競プロを始めましたが、もっと新たなことに挑戦していけるようになりたいなぁと思っています。

後期は対面中心になり体力が持つのか不安ですが、せっかく大学に行く機会がふえるので人のつながりを増やしていきたいですね。

#東工大
#東京工業大学
#振り返り

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