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京都の旅で出会った、京菓子の美しさに恋をした。

心を掴まれると、「あっち側」を見てみたくなる。

わたしはこれまで、好きな音楽のアーティスト、写真家、小説家の作品にたくさん恋をしてきました。

そのたびに、あっち側を覗いてみたくて、作品の作り手が書いた日記やエッセイを読み漁るんです。

今回、京都旅でわたしがすっかり虜になってしまったのが「京菓子」。

それはもう息を呑むほど美しくて、写真を撮る手が止まりませんでした。

そして、またあっち側を見れる方法がないか無意識に探していました。

美しい小冊子の中にありました。

京菓子は、その日の朝、色を決めます。
四季や二十四節気、七十二候などごとに菓子を入れ替えるという話もありますが、実際には京菓子は一日、一時間、一瞬ごとにうつろう光をとらえ、色を生み出していくのです。
たとえば、ある作り手は、毎朝、同じ山を眺めて、色を決めているといいます。その日の湿度や、あるいは世の中のなかの空気感も、繊細に菓子の色に影響するのかもしれません。

京菓子のよみ方

こうやって、毎朝一日一日の季節の移り変わりを意識して温度、湿度、太陽の光を考慮しながら、大切な作品を創り上げていくんだと想像するのが楽しい。

そういえば、わたしが恋をする作品の共通点は繊細で美しいこと。

その理由がようやくわかった気がしました。

繊細であればあるほど、その人から滲み出るあり方、生き方、暮らし方が作品に反映されているように感じるからなのかもしれません。

光と器と演出でどんどん増す京菓子の魅力

演出を含めて、わたしが好きな京菓子の順番にご紹介していきます。

写真は、美しさを引き出すために次のことを意識してレタッチしました。

・輝度を高めて、お皿に映る輝きを増す。
・コントラストを高めて、黒と光と京菓子の色をハッキリさせる。
・露出はぼやけない程度に少しだけ高める。
・色温度を青寄りにして、透明感を出す。

障子から入る自然光、黒のお皿に反射する煌めき、そして美しい京菓子に、思わずため息が出ます。

京菓子展の開催場所「旧三井家下鴨別邸」

秋の特別公開ということで、2週間のみ公開されていた旧三井家下鴨別邸。

2025年で築100年の建物は、外側も内側もレトロな空間でたまりませんでした。

太陽光がオレンジに照らすことで、レトロ感が増します。
 木漏れ日が壁に映る美しさ。
レトロな照明と窓の柄。
廊下を照らす、まあるい照明。
琥珀色の白熱電球と花のようなデザインがかわいい。
外の淡い青とほんのり光が美しい。
光と影と模様。この窓一生眺めていられそう。

まとめ

京都旅で思わぬ恋に落ちてしまったわたしは、ほくほくした一日をすごせました。

「好きだーーー」という感性、ずっとずっと大切にしたいです。

#私のこだわり旅


最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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