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Chromebookをメイン機として2年間くらい使ってみて

 会社のメイン機を自分だけChromebookにして普通に仕事しています。もうこれじゃないと駄目。やめられなくなってきている。

Macが壊れたので試しに導入

 約2年前、Macをメインに使っていました。3年程度使っていたMacbook Air 13に、うっかりコーヒーをこぼしてしまい、分解乾燥してだましだまし使っていたのですが、ディスプレイが点灯しなくなってしまいました。3年程度使っており、少額資産なので再度Macか、Windowsという選択肢もありましたが、たまたま安価なChromebookの広告を見たので、システムに相談して予備機として購入しました。とりあえずMacはディスプレイは点かないけどモニター繋ぐと使えないことも無いので。モバイル出来ませんけどね。

 他の社員はほぼWindowsを使っているのだけど、G Suiteを使っていたということもあり、メールはGmail、ファイルはSpreadsheetを普通に使うことが多かったので、Chromebookを試しに導入しました。

爆速起動!!

 Chromebookの大きな魅力の一つは爆速起動です。スイッチ入れたら数秒で起動し、Googleのログイン画面になります。

 Macの時もWindowsノートの時も未使用時はほぼスリープ状態で使っていました。Windowsでは多少問題が出てくることが多いですが、BSDベースの堅牢なOSX以降のMacではほとんど落ちることはありません。システムがアップデートされたときのみ必要に応じて再起動、という感じです。なので、個人的な使用上のメリットにはあまりならなかったです。

ソフトウェアアップデート

 爆速起動のメリットが少なかったのですが、MacやWindowsである月に何回かあるソフトウェアアップデート等での再起動が無いのは良いですね。アップデート時のバックグラウンドのインストール作業で動きが悪くなることもありません。Chrome OSのアップデートがバックグラウンドでダウンロードされてたとしても遅くなることはなく、サクサク動きます。感覚的にはMacやWindowsのChromeのアップデートと同じです。ダウンロードして再起動した場合でも、同じように数秒で起動します。何度も青い画面とクルクルを見ながら再起動を繰り返すWindowsとは違いますね。

 ここが一番ストレスを感じないところです。常に最新のOSが手間なく利用できるという安心感。iOSやAndroidでもソフトウェアアップデートも多少手間取るので、スマホよりも最新化が簡単です。

精神的な安寧をもたらすG Suiteあらため、Google Workspace

 仕事でG Suiteを使うようになってから、Office書類を開くのがもの凄く億劫になってきました。メールに添付されているExcelをダウンロードして(イライラ)、ダブルクリックして MS Officeが起動して(イライラ)、ようやく開く。この間、最低10秒程度イライラの時間が続きます。更に無駄なPPAPだったりするとイライラ倍増ですよね。

 Gmailを使っていると、ほとんどの添付書類はブラウザでプレビュー出来ます。プレビューにも多少時間はかかりますが、ダウンロード&Office起動に比べれば格段に時間は短くて済みます。確認だけの場合はほぼコレで済みますね。稀に文字化けしたり、レイアウトが激しく狂ったりという場合、アプリ(Google Documentや Google Spreadsheet、Google Slide等)で開くことで殆ど解決します。最近ではExcelやWORD書類がそのままアプリで開いて保存も出来るので、Gmail -> Google Drive上で編集、Gmailで返す、という事も出来るようになりました。ブラウザ上でタブを増やした程度の一瞬の待ち時間なので、イラつくという事はほぼ皆無です。

 最近では、社内の共有ファイルはほとんどGoogle Doc形式になってきているので、Officeに変換したときの多少の不都合を心配することが無くなってきているのも大きいです。もちろん、未だにWordやPPT形式で送ってくる人もいますけどね。

印刷には工夫が必要

 今までChromebook&Googleサービスの良いことばかり書いてきたけど、印刷には多少工夫が必要になります。ついこの前(2020.12.31)まで、Google Cloud Printという強力なサービスがありました。ChromeブラウザでGoogleアカウントにプリンタを共有出来るサービスです。隣で使っているWindows PCのChromeブラウザでプリンタ共有をしておけば、外部からでもそのPCが利用出来るプリンターに出力出来るというものです。家のPCとプリンターにスイッチが入っていたら、家のプリンターに出力することも可能でした。残念ながらこのサービスは昨年末でサービス終了しています。

 Chromebookの普及に伴い、Chromebook用のプリンタードライバーも出てきてはいますが、非対応のプリンターも少なくありません。Linux用のプリンターでほぼ使えますが、これも全てではありません。

 Google Cloud Printとほぼ同じ機能があるPaperCut Mobility Printというサービスがあります。これはかなり使えます。家では設定出来ましたが、会社の環境ではセキュリティの関係でルーターでポート制限がかかり使えませんでした。

 最新の家庭用プリンターでは対応機種も増えてきているのであまり心配ははしないで済みそうです。また、会社等で利用する場合はシステムに相談することになると思うので、これも心配は無用でしょうか。小さい会社で試しに使う、という場合は工夫が必要となりますね。

 もっとも、最近では仕事ではほとんどペーパーレスになってきており、印刷する機会も減ってますから、印刷の心配自体が杞憂なのかもしれません(印刷は、私の場合申請書を出すのに月1〜2回程度です)。

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