自分の話が面白いのではなくて、聞く人が上手
話をするのが上手な人ってたくさんいますよね。
私は話をするのが得意ではないので、そういう人には憧れがあります。
しかしその反対に、話をさせるのが上手な人もいるな、と思ったのです。
「今日、うまく話せたな〜」とか「なんか自分のことたくさん話しちゃったな〜」とか、誰かと話した後ふと我に返った際に、気分よく話せた感覚があることってありませんか?
私はこの感覚がよくあって、「私、話すのうまくなったかも」とか「このエピソード、けっこう面白いのかも」なんて思ってしまうこともあるのですが、大抵の場合、私の実力の問題ではないのです。上手に話せたのは、話を聞いてくれた人が、話させ上手・聞き上手な人だったからです。
相手がどんな人か(人柄や関係性)とか、どんな風に聞いてくれるか(表情やリアクション)で、話の内容、おもしろさ、充実感が全く違うものになるなと思いました。
私が思う、話させ上手・聞き上手な人はこんな人です。
目を見て聞いてくれる、適度に相槌を打ってくれる、穏やかな表情、笑ってくれる、質問してくれる、言葉に詰まったときに助けてくれる、むやみに否定せず肯定的に受け取ってくれる、自分の感想や話も適度に話してくれる、話を奪わないなど・・・
細かく挙げたらキリがないのですが、興味を持って話を聞いてくれて、話してていいんだという安心感・肯定感を感じさせてくれること、話が深まるように質問や助言でサポートしてくれることが特徴かなと思います。
そういう人と話をしていると、居心地が良くて、同じ話でも他の人に話すよりさらに盛り上がったり、話すつもりのなかった自分の話をいつのまにか話していたり、話していて楽しいというか充実感を感じられる気がするのです。
話し上手な人もすごいけど、話させ上手・聞き上手な人ってかっこいい!
最近、そう強く感じました。「いつも私の話を楽しそうにちゃんと聞いてくれる人たち、ありがとう!」と思います。そして「私は、そんな人たちの話したい話をしっかり聞けているのだろうか」と思いました。私も、話させ上手・聴き上手になって、周りの人の話をちゃんと聞きたいです。
自分が上手に楽しく話せたとき、そこには、聞いてくれた人の力があることを忘れてはいけないなぁと思いました。