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フーコックの市場

バイクのガソリンを満タンにしたら、もう怖いものなし、自由になった。
うきうきで走ってて、道路わきで草を摘んでいるお母さんを見つけた。
なんと虫こぶだらけの草を摘んでいる。
聞くと、胃に良いという。処理方法までは聞けなかった。
日本で、虫こぶがついてるものを採取するのはマタタビの実だ。
お酒に漬けて薬用酒にする。

虫こぶだらけの葉

これは幸先良いと走り続けてると、道の両脇に商品が並ぶマーケットに出た。
フーコックは島だけに、海産物が多い。
しゃべりながら内臓の処理をしている魚屋さんの店頭に並んでる魚も貝も、何一つ名前がわからない。
マーケットは人が多くて、にぎわってて楽しい。

中でも目を引いたのは、やはり八百屋さんだ。
ベトナムは野菜天国で、たっぷりの野菜ともに食事をいただく。
フーコックでも生き生きとした野菜が、こんもりと積まれていて、どうしても無視できなかった。
迷惑と思いつつ、少しずつ全種類を売ってくださいとお願いした。
お店のお母さんは、「えっ??」という顔をしたが、期待に応えてくれた。

こんなん見たら、心が躍る

夜は、ナイトマーケットになる。
夜であっても、野菜も肉も魚も売られている。


この春に行ったシーサンパンナ方式の炭焼きBBQがここでも出ていた。
じっくり炭火で焼いていただいた牡蠣は、予想外にとてもさっぱりしていた。私的には、気仙沼のこってり濃厚牡蠣が好み。
お腹はこわさなかった。

市場のすぐ裏は、海からの船がぎっしり停泊してる。
水揚げして、そのまま市場で販売しているのだろう。
市場と港が一体化している。

ホテルに戻って、昼間にマーケットでいただいた野菜を標本にした。
標本の水を抜くために、ホテルの受付で新聞紙を売ってくれないかとお願いしたら、なんとフーコックにはないとのこと。
街に出ても売ってないよと。
そういえば、ハノイでも新聞は見かけなかった。
雑貨店でフェイスペーパーという、しっかりめのティッシュを購入して水抜きに使った。

2024.10.6

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