7話 人工太陽を作りなさい
人工太陽を作ってみたら、人間どもが集まってきた。
人工太陽は、決まった時間に沈んで、決まった時間に昇っていく。
人工太陽の影に、言葉を散らしてみた。人間はそれを拾い始めた。
人間どもは、何かを知ろうとしていた。わからないけど受け取ろうとしていた。
人間どもは、お互いを観察し、学び、集まって新たに獲得していく。
人工太陽は、人間どもの心の中に、光や闇を育ませた。
そして、「マーーーー」という音を人間どもに浴びせかけた。
人間どもは、「マーーーー」と応えた。
人間どもは叫びながら、自分自身を差し出し始めた。
人間どもは、集まってどんどん差し出し始めた。
人工太陽を作ってはいけない、、、、
人間どもは、その呪縛から動けない。
エネルギーは供給されていく。
エネルギーは上下に動き、周りに影となって姿をあらわす。
人工太陽を作りなさい。