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【日記】リクガメと生活して一年が経った話

久しぶりのnote投稿になってしまった。数奇です。

リクガメ飼育にあたって何か困ったことがあると「リクガメ ◯◯」と解決法を検索するのだけど、その度に検索結果の上位に自分が投稿したnote記事がヒットしてしまう。
それくらいリクガメの情報というのは世に少なく、それ故に自分の記事もよく読まれているのだろう。何の解決にもならない私のただの日記を読んでくれたみんな、ありがとう。

さて、そんなヒガシヘルマンリクガメの「ポアロ」との生活も、2023年8月26日にお迎えしてから一年が経過した。

先日、健康診断がてら一年ぶりに動物病院に連れていったら、問題が何もないどころか先生から「素晴らしい!飼育環境にずいぶん気を遣われているんでしょうね」とベタ褒めの言葉までいただいた。やったぜ。

1周年記念ごはんを食べるポアロ。大好物のミニトマトにガブリ

ポアロをお迎えしてから毎日欠かさず続けてきたのが「観察日記」をつけること。一年間、一日も欠かさずに365日分を記録した。5年日記帳に記録しているので、ページが2年目の周回を迎えたのは感慨深い。

途中で書くことがなくなるのではないかと最初は思っていたが、それどころか日に日に記録したい出来事は増えていき、毎日スペースギリギリまでみっちり書き記した。書くスペースが足りないというのは想定外だったし、一年間記録して「今日は特に書くことがない」という日が一日も無いのは自分でも驚きだ。

与えたエサやウンチの状態、行動などを事細かに記録している

病院の先生にベタ褒めされたのもこうした毎日の観察による飼育環境の工夫が実ったといえるのかもしれない。毎日が試行錯誤の連続で、どうしたらポアロが快適に生活できるかを第一に一年暮らしてきた。すくすくと育ってくれてうれしい限り。

ちなみに、お迎え当初の体重が123gだったのに対し、1年経過時点の体重はなんと463g。デカくなりすぎぃ!!!4倍近くもの大きさに成長した。
ある日しっぽからイチモツを出していたことからオスであることも判明。リクガメはある程度大きくならないと雌雄の区別が付かない(性器が体の中に隠れている)ので、はっきりオスだとわかるくらい大きくなったのだなあと実感する。

お迎えしたときに撮影した写真と全く同じ構図でビフォーアフターを撮影してみると、面白いくらいわかりやすく大きくなっている。

お迎え初日のポアロの様子
お迎え一年目のポアロ。デカくなりすぎ

そんなポアロの現在の飼育環境も紹介しようかと思ったのだが、ちょっと書き始めたらとんでもない文量になってしまいそうだったので気が向いたら別で記事にしたいと思う。
また「リクガメ ◯◯」で検索してこの記事に辿り着いた方がもしいたら、何の参考にもならない記事でごめんね。

ちなみに最近のポアロはほぼ放し飼いに近い状態になっている。
以前、飼育の悩みとしてケージを激しく出たがるということをnoteに書いたことがあるが、ケージを激しく出たがるのは今も全く変わっていない。これはもう環境をどんなに改善しても、元気いっぱいなヘルマンリクガメの習性なので仕方がない。ならばお望み通り外で遊んでもらおうと、一日のほとんどをケージ外の部屋の中で過ごしてもらっている。

そうなってくると心配なのは紫外線不足だが、朝起きてから暴れ出すまで2時間くらいはしっかりケージ内で紫外線を浴びてバスキングしてくれているし、時折ベランダで本物の太陽光で日光浴もしてもらっている。実際に野生のリクガメも多くの時間を日陰に隠れて過ごしているようだし、今のところ問題は無さそうだが、もちろん油断はしないよう注意して観察していきたい。

屋外飼育場で日光浴

もう一つ放し飼いの心配事はウンチやおしっこの粗相だが、これまでポアロは朝イチにケージ内で出すものを出すと、部屋んぽ中に粗相することは全然無かったので、気にせずケージの外で遊ばせていた。
しかしここ最近、気温が上がってきたからか部屋んぽ中にウンチやオシッコをされることも増えてきたので、お迎え1周年記念に特製オムツをプレゼントした。

シックな牛柄のオムツ。お似合いです

これはリクガメ用オムツの制作をメルカリにて販売してくださっている方がおり、甲羅の高さや幅、長さを計測して依頼すると特注で作ってもらえるというサービスだ。しかもお安い(サイズによって変わるがこのオムツは1,600円)。なんてありがたいサービス。

これで部屋んぽ大好きなポアロも心置きなく部屋んぽできる。やったね。

そんなわけであっという間に一年経ったリクガメとの生活だが、そもそもリクガメは平気で30年以上生きる動物。まだそのうちのたった一年が経過したにすぎない。
これから先もまだまだ予想できないことが起きるかもしれないし、飼育環境を改善する余地もたくさんあるだろう。
今後もやんちゃなポアロから目を離さず、ともに楽しい生活を送っていきたい。飼い主にとっても、もはやポアロを飼う前の生活を思い出せないほど、ポアロの存在が当たり前のものになっている。この当たり前の幸福をできる限り続けていけるように、ポアロに快適なカメ生(かめせい)を送ってもらいたい。

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