戦争というもの。
今日は75回目の終戦記念日だ。
様々な人の運命を変えた日からもう75年。
それはうちの家族も例外ではなく
母方の祖父の家は戦争が始まるまでは割と裕福な家庭で祖父は何不自由なく育っていた
でも戦争のせいで曽祖父は亡くなり、祖父達は貧しい生活を強いられたらしい。
母方の祖母は満州で生まれ、終戦後に日本へと引き揚げてきたらしい。
その話は全部母から聞いたので私は語尾に全部「らしい」と付けている。
だって自分が見た訳でも無ければ体験した事が無いのだから。
母は私が小さい頃から自分の親から聞いた、戦争とは何でしてはいけないかという話をいつもしてくれていた。そして日本人というもの、広島・長崎に原子爆弾が落とされた日と、終戦記念日だけは絶対に忘れてはいけない日だと教わってきた。
小学校の修学旅行は広島で、戦争についての勉強も兼ねたものだった。当時はよく分からず被爆者の方の話を聞いていた。
でも今よくよく考えてみると自分はとても貴重な体験をしていたのではないかと。
戦争を経験された方の高齢化が進み、経験を伝えて下さる人がだんだん少なくなっている。
そんな中、実際の声を聞けた事は自分にとってかけがえのない経験だ。
私は戦争を経験した事がない。それでも将来、自分に子供が産まれたら戦争の無意味さと悲惨さ、そして二度と繰り返してはいけないことをしっかりと自分の言葉で伝えていけたらと思う。
それが様々な思いを抱えて日本の為に戦い、天へと昇っていった人達への最大限の私が出来る供養だと思うから。
先人達が日本の安定と平和を願って戦い、懸命に生きようとした時代を忘れてはいけない。
あなた達がいたから今の私達がいる。
感謝と尊敬を込めて
合掌。