問題は解決するな
これはわたしがいま読んでいる本のタイトルなのだが、
このタイトルにあなたも
「え?!どういうこと?」
と思ったのではないだろうか。
見ること、そして受け入れること
どうやら人は問題が起こると
解決しようともがいてしまう生き物のようだ。
しかしこの本によると
「見ること、そして受け入れること」
が重要だと言っている。
世界は矛盾だらけなのだから
問題にエネルギーを注ぐとさらに燃え上がるだけで
本当に困るまでは解決ゲームに参加しないことが
大切なのだと。
なぜなら人は
起こったことをフィクションにしてしまい
そこに巻き込まれている。
本当はロウソクの炎ほどの大きさなのに、
あたかも大火事が起こったように受け取って
右往左往してしまう。
中和の力が問題を解決していくのを待ち
問題に取り組まないことに真剣に取り組むこと。
そして、「これとこれは答えが出ないね」と知ること
人生の醍醐味は未知に遭遇したところにあると意識すること。
波のないサーフィンはおもしろくない
海に波がなくならないように、人生においても波風はなくなるものではないものです。波が立つたびにバランスを取って、波に乗っていく。
それが安定ということです。「不安定」を使いこなすことが「安定」なのです。
波が来るのを見て感じて受け入れる。
まずはバランスを取ってみること。
大波に戦いを挑む必要も
波のない方へ
逃げていく必要もない。
ただ来る波を見ることがすべて。
そんななかで
「あの波にはなぜか惹きつけられるな」
と思う波があったら
そのときは波に向かっていくのも
いいのかもしれない。
なりたい自分を目指さない
人間には本来、よりいいものをクリエイトしていきたいという性質が備わっています。
「よきもの」を創造していくのは、誰にとっても快感です。
だからどんどんやるべきです。
しかし「やらなければいけない」わけではありません。
本当のクリエイトをシンプルにやる。それが、すべてです。
そのスタートラインに立つために、今自分がどうでもいいものに巻き込まれていること。それが「普通」になっていることに気づいてください。
気づくだけでいい。その状況を解決しようとしないこと。
また、完璧になろうとしないこと。
経験は捨てるためにある
人はどうしても経験にすがってしまうものだけど
合気道を習っていた時に
「できるようになった技は忘れなさい」
と言われたことを思い出す。
自分の中に基準を作ることは
安心ではあるけれど
それは偏りでもある。
常にまっさらな状態でいること。
曇りなき眼でみること。
感情で判断せず
事実のみをただ見ること。
見ることは
かんたんそうで
奥が深く
故にむずかしい。
喜怒哀楽は「瞬間」だと気づく
どうしてもわたしは
プラスの感情に重きを置いてしまう。
「感情に良いも悪いもない」と
頭でわかってはいても
怒りを柔らかな何かに変換しようとしてしまうし
変換するのが上手になってきている。
実際に怒りを出てしまったときには
夫でさえびっくりしている。
それはきっと噴火だからであって
怒りを無いことにしてしまう反動なのだろう。
怒りがわくこと
気持ちが腐ること
そんなときも
ただ見ること。
それが自分自身を受け入れるとことに
つながるのかもしれない。
ただ見ること
問題を解決しないこと
…痛いときは痛いと言っていいのだ。
今日もあなたに心の安らぎと幸福感が訪れますように♪