見出し画像

「食べる」を身近に 〜食と保存〜

先人たちの智慧

年寄り(リスペクトの意味で使ってます)たちの昔話を聞いていると、今では自分たちの生活に関することのほとんどを外の世界に依存し、自分たちの手から投げ出してしまっているのだと気づかされる。

生(精)に対する営みを粗まつにするのと引き換えに、物質的な豊かさを得ている。

ここで一度立ち止まって、改めて考えたい。

とりあえず小さなことから始めてみようと思う。

画像1

画像8

完全なる土木作業。
ガラと石と砂利を入れて転圧してあるため、ツルハシみたいなものでひたすら固い地面を掘り起こす。
次男は「おれ、やんなーい♪」と気ままなものだが、働くのが好きな長男が最後までつきあってくれた。頼もしいものです。

塀の基礎にぶつかってしまって、二つ目の畑はずらすことに。

失敗があらたな学びをくれるので、「とりあえずやってみる」をやっていく。


画像2


画像3


たんぽぽの若葉のくるみ和え
ふきのとう味噌

画像4

画像5

画像6

義母から「熊は冬眠から覚めるとふきのとうのを食べる」という話を聞いた。
あの苦味が胃腸を整えてくれる、それを感覚的に知っている熊はなんてすごいのだろう。
現代人は冬眠したわけでもないのに、動物的感覚をどこかに置いてきてしまったようだ。


干すだけなのになんといううまさ!

画像7

干物用3段ネットを購入したので、家にあった白菜とえのきを半日ほど干してみた。
さっそく、その白菜とえのきを使って夕食に味噌汁を作ってみたら、あまりのうまさに驚いた。
白菜からはじわっと甘みが、えのきはいつもよりもうまみが倍増していた。
煮えるのも早く、しかもうまい!
傷みにくくなったりと、味も、持ちも良くなっていいことづくめ。

画像9

画像10

画像11

画像12

画像13

画像14

画像15

画像16

厳しい環境などの苦を変換させる智慧のオンパレードだった。
改めて脳みそは行動を起こすためにあるのだと、これを書きながら思ったりした。

実は2年前まで毎年麹屋さんで味噌作りをしていたのだけれど、ここ最近は人が揃わず味噌作りができていない。(30キロからしか受けてもらえないため)

なので先月、初めて家で味噌作りをしてみた。
今までは麹屋さんでドラム缶の上の大鍋で大豆を煮てもらっていたし、煮た豆をミンチにする機械も使わせてもらったりしていたのだけれど、家でやると(麹づくり以外を自分でやったため)根気と体力がうんと必要だった。

(これでも圧力鍋を使って楽をしたつもり)

麹屋さんでやっていたときは、わが家だけで15キロほど仕込んでいたのだけれど、それだけの量を家で仕込むにはもっと細々とした工夫が必要になりそうだ。
タライの中で足ぶみで豆をつぶす方法を知ったので、来年は倍量で作ってみようかと思う。
なにせ初めなもので、味もどんな仕上がりになるのか未知数だ。

今年の材料は以下のとおり。
大豆2キロ、米麹2キロ、塩800グラム

急な思いつきで、きちんと調べずにやっていたのだが、どうやら7キロくらい仕込んでたらしい。


ロケットストーブの作成もおもしろそう!


幻想とは?

なんだか、いろんなものが幻想だったのだと気づかされ、たまに急に怖くなったりするのだけれど、何もない日常にこそ大切なものがつまっているし、色濃く生きなさい(行きなさい)、そんなことを恐れや畏れが教えてくれているようにも感じる。

よくよく考えれば、子供にサンタを刷り込んで夢を持たせているのも大人の自分だったりするわけで、規模感が違うだけで日常に幻想はあふれているものなのかもしれない。

それでもやっぱり、生(命)をいただいたからには、腐らずに愚直につつましく、生を味わい、目の前の世界を大切にしながら過ごしたいと考えている。

地球はその昔、クリスタルでできていた。
おとぎ話のようで現実的な話だった。

日本と地震とスサノオ、なんだか感慨深い。

イザナキとイザナミ 黄泉の国訪問

イザナミは火の神であるカグツチを生んだために死んでしまい、黄泉の国(根の国、死者の国)へ去ってしまいます。
イザナミを愛しく思うイザナキはカグツチを殺し、イザナミを追って黄泉の国を訪れ、もう一度この世に戻ってくれるよう、イザナミに懇願します。
それに対して、イザナミはこう答えました。
「私はすでに黄泉の国の食物を口にしてしまったので、もとには戻れないのです。でも、愛しいあなたのために黄泉の国の神に相談してみるので、しばらく待ってください。その間は私の姿を決して覗き見しないでほしいのです」。



イザナキとイザナミ <第一章>天地初発

この時にイザナキ神が脱いだ衣服などから
神々が生まれました。
イザナキが体を洗い清め時に禍の神々が生まれ、
また禍を直そうとして神々が生まれました。
水に潜ると、また港の神々が生まれ、
航海を司る海の神々が生まれました。

そして最後に顔を洗うと、左目からアマテラス大神が、
右目からツクヨミ神が、
鼻からはスサノオ神が生まれました。

イザナギは三貴子の誕生を大変喜んで、
「わたしは、子を生み続けたけれど、
 ついに三柱の貴き子を得た。」と言い、
アマテラス大神に高天原の統治を、
ツクヨミ神に夜の統治を、
スサノオ神に海原の統治を任せました。


ところがスサノオ神は委任された国を治めることなく、
ヒゲが長く生えるほどの大人になっても泣きわめきました。

青々とした山を枯れ山にするかのように
川や海はすっかり泣き乾すように泣くため、
悪い神々の声が騒がしく世の中に満ち、
いろいろな物事にあらゆる禍が起こりました。


イザナギ神はスサノオ神に問いただした。
「どんな理由があって、
おまえは任された国を治めないで、
泣きわめいているのだ。」
スサノオ神が答えて言うには
私は、母の国である根の堅州国に参りたいと
思って泣いているのです。
」と。それを聞いたイザナキは大変怒って
「それならば、おまえはこの国に住むべきではない」と、
スサノオ神を神やらいに追い払ってしまいました。


伊邪那岐命(イザナギ)が建速須佐之男命(スサノオ)に海原の支配を命じたところ、建速須佐之男命は伊邪那美命(イザナミ)がいる根の国(黄泉の国)へ行きたいと泣き叫び、天地に甚大な被害を与えた。イザナキは怒って「それならばこの国に住んではいけない」と彼を追放した[1]。
スサノオは、姉のアマテラスに会ってから根の国へ行こうと思い、アマテラスが治める高天原へ昇る。
すると山川が響動し国土が皆震動したので、アマテラスはスサノオが高天原を奪いに来たと思い、武具を携えて彼を迎えた[2]。
スサノオはアマテラスの疑いを解くために、宇気比(誓約)をしようといった。
二神は天の安河を挟んで誓約を行った。

画像17

画像18

出雲国風土記

1300年前の、歴史・風俗・習慣などが盛りだくさん

713年に『風土記』作成の命が出されました。
国ごとに出されたその命令には、「①地名に良い名をつけなさい」「②土地の産物をあげなさい」「③土地の良し悪しを記しなさい」「④地名の由来を述べなさい」「⑤古老の伝承を書き記しなさい」という5項目のことがらが要求されていました。

これにのっとって、733年に出雲国で編纂されたのが『出雲国風土記』です。
命令が出てから、ちょうど20年かかって作られたわけです。
全国60あまりのそれぞれの国で『風土記』が作られたと思いますが、長い年月のうちにその多くは失われてしまい、現在かろうじてまとまった内容を伝えているのは、常陸・出雲・播磨・肥前・豊後のわずか5カ国しかありません
その中でも、『出雲国風土記』は内容的にそのほとんどが残されていて、とても貴重なものです。つまり、私たちは『出雲国風土記』によって、8世紀前半の出雲の様子をずいぶんと知ることができるのです。


見えないものをみつけたい!
加速器の過去・現在・未来

動画のなかで出てきた「重力波」という言葉が気になってググってみた。


重力波を検出する意義は?
光の仲間である電磁波とは異なる方法で宇宙を観測することができるようになります。特に、重力波は、すべてを貫通し、一度発生すると減衰することはないと予測されているため、光のような電磁波を用いた方法では不可能な、宇宙誕生の瞬間に近い時までさかのぼって、宇宙を観測することができるようになります。
重力波は本当にあるの?
あることが証明されており、その功績で、ハルス先生と、テーラー先生はノーベル賞を受賞されました。二つの中性子星というとてつもなく重い星同士が連星をなして、ダンスをするようにお互いの周りをまわっていると、そこから強い重力波が発生し、その重力波が、その回転する勢いを奪うことで、だんだんその公転の周期が早まっていくという説明が、実際のに観測した中性子星連星(PSR1913+16)の公転周期の減少具合と見事に一致したのです。
重力波観測装置はなぜ大きいの?
重力波による時空のゆがみの振幅は、今、監視している二つの「自由落下している物体の間の長さ」に比例して、その絶対値が大きくなるからです。
日本では、どこで研究しているの?
重力波の検出は、非常に挑戦的であるため、最初は、東京大学・京都大学・国立天文台・高エネルギー加速器研究機構といった研究機関が主に研究を行ってきましたが、KAGRA計画が採択されたように、その理論的・技術的基盤の双方が十分検証されたと認識された今となっては、そのKAGRA計画の推進のため、全国の大学・研究機関でも研究ができるようになっていくことを期待しています。

加速器と重力波、海底活火山と亀裂、地震…
パンドラの箱?黄泉の国?
破壊のあとには再生?

知識欲、物欲、権威欲、生存欲などさまざまな欲にまみれていて、現在進行形でいろんな場所からぶっ壊れ、ぶっ壊し続けているのだとなんとなく理解した。

欲は膨らみ続け存在するものすべてを食い尽くしていくのかも。
まさにカオナシだ。

湧きあがる疑問

Q&Aが謎解きみたいでおもしろかった。
掘り下げ方に「ほぉ!なるほどなぁ」の連続だった。

②『元素のひみつ』には、「平均的な大人の体には、水(酸素と水素)が約50kg、炭素が約18kg、カルシウムが数kg、窒素とリンが少し、そして鉄がほんの少しふくまれています。」と記載されており、人体を構成している元素の割合が、円グラフで紹介されている。円グラフには、「酸素65%、炭素18%、水素10%、窒素3%、カルシウム1.5%、リン1%、その他1.5%」とまとめられている。


昔みたアバターを再度観てみようかなと思いはじめたところ。
(内容を全く覚えていないので)


フラクタル構造

人間の中の小さな人間
島根県立大学短期大学部教授 江角弘道

画像19

画像20

最初には、人間発生の「フラクタル」についてです。四億年の系統発生を人間の胎児は八日間で繰り返します
十九世紀の生物学界を代表するドイツのエルンスト・ハインリッヒ・ヘッケルという人が、「個体発生は系統発生を繰り返す」ということを言っているのです。これはすべての動物についていえることであり、中でも特に哺乳類で顕著になっています。

すなわち、生命発生のプロセス(赤ちゃん誕生までの母体内での経過)と地 球生命の進化のプロセスが相似です。つまり、時間的にフラクタルです。

人間は,その内側に地球上の生命誕生の歴史を織り込んでいるということです。
つまり,人間の場合は,受精後三十二日日で「鰓裂(さいれつ)」といって、えらの後ろに見られるような裂け目が胎児にできるわけです。これはちょうど、古 代の軟骨類のような、魚のような形になります。それから三十四日目には、鼻がすぐ口に抜けるような、要するに両生類的な特色が見えるようになります。 さらに、三十六日目ぐらいになると原始爬虫類になり、三十八日目ぐらいに肺 ができてきて、原始哺乳類になります。そして四十日目ぐらいになって、何となく人間かな、という感じになってくるわけです

だから母体内で8日間に, 魚→両生類→爬虫類→哺乳類→そして人間という4億年分の進化のプロセスを経るといいます
お母さんが悪阻(つわり)で苦しいというのは、鰓(えら) 呼吸から肺呼吸への変化する時期であるということです
だから、人間はすべての生物のいのちを内蔵しているといえます。
これはまぎれもなく一つの 「フラクタル」といってもいいでしょう。
人間の体そのものが「フラクタル」な存在であるという2つのポイントを述 べました。
ところが、人間のこころそのものも、実はフラクタルであることが、 すでに華厳経の中に述べてあります。
それは、華厳経(六十華厳)の中の如来昇兜率天宮一切寶殿品に因陀羅網として、その様子が詳しく書かれています。
因陀羅とは、帝釈天のことを意味します。
仏法の守護神である帝釈天の宮殿である帝釈天宮に,それを荘厳するために幾重にも重なり合うように張りめぐらされた網のことを因陀羅網といいます。
その網目一つ一つの結び目に宝珠がつけられていて,数えきれないほどのそれらが光り輝き,互いに照らし映し合い, さらに映し合って限りなく照応反映する関係にあります。
これは、こころの世界の構造がフラクタルであることの示唆と考えられます。
また、金剛界曼陀羅を図形的に見ていきますと、5つの円の組み合わせが重なって見られ、フラクタル図形が現れています。
だから、身体もこころも自然界も精神界もフラクタ ル構造をもっているといえます。



いいなと思ったら応援しよう!