今日の山田君 ~思うこと~ 38
スキーとコロナさん
子どもたちのスキーシーズンが始った。
息子たちが入っているスキークラブは、隣の県のスキー場まで大型バスでいくのだけれど、いつもワイワイがやがやしている車内が今季は静寂に包まれているらしい。
こんなご時世なので恒例行事のようになっていたお菓子交換もできなくなったし、おしゃべりも隣の席の子とこそっとしゃべるくらいに制限されている。
子どもたちが「また行きたい!」と口々に言いだすほど楽しい合宿もなくなった。
「コロナをただ恐れるのではなくて、できる対策をやれるだけやってあとはコロナと共存しながらうまくやっていきましょう。」
秋の終わりにさしかかったころ、そんなふうにコーチが言っていたことを思い出した。
コロナはいろいろなことを教えてくれる。
学校に行けることのありがたさ
学校以外の居場所があることの大切さ
人に会えるということがどれだけ尊いことなのか。
それに、なんでもある時代に知恵をしぼる機会を与えてくれている。
そんなふうに思う。
わが家の生活指導員
わが家には生活指導員がいる。
もちろん、わたし…ではない 笑
いちばんチャランポランそうな次男。
彼が実は我が家の生活指導員なのである。
早寝早起きのエキスパートの彼は、備えることが上手だ。
所属しているスキークラブには、集合時間と出発時間は分けられていなくて、「集合出発時間6時半」といったようなお知らせが来る。
荷物の積み込みなどもあるため20分前までには行くようにしている。
今日は子どもたちと相談して、5時50分に家を出ることに決めていた。
そうなると当然早起きしなくてはならなくなる。
ここで次男がぐいぐいと前に出てくる。
その数日前から次男にこんなことを言われていた。
「スキーが始まると早起きしなきゃだから、お母さん早起きの練習するよ。まず今日から2日間は5時に起きて、4時半、4時にしていくよ。おれが起こすから起きてよ。」
一時期は毎日4時起き、今は5時起きしている次男にそんなことを言われてしまった。
起こされはしたが、4時に起きる必要性が感じられなくて二度寝して6時に起きていた。
(だって、暗いし寒いしねむいもん…)
で、今日はみんなでなかよく4時50分に起床。
(やっぱり4時は早すぎだったよね?)
「スイミング辞めてから運動してないから身体なまっちゃったな~。」
なんて言っていたけれど、普段から家の中で助走つけてはソファで飛び込み前転したり、こたつを飛び越えていったりと、どたばたと動きまくる次男。
ただ単にスキーが楽しみすぎたんだろうな。
学校の前の日には、夜の8時になると次の日の準備をし始める。
たまに翌日の着替えまで準備しているときも。
そして9時になると「おれ寝るわ〜」と言ってスッと寝てしまう。
1分後には眠ってる。
のび太なみの驚きの早さで眠りの世界へ。
長男は「場を整える」のが得意だ。
逆に「準備をする」というというような「整える」は苦手なようだ。
ギリギリまで何かをしていて、もちろん準備はできてないからバタバタと出発時間に間際になってから動き出す。
それで忘れ物をしたりするのだけれど、それでも懲りずにそのスタイルを貫いているからそれが合っているのかもしれない。
弁が立つから、上手いこと言ってごまかして困らないのかも。
おまけの小話
冬休みに入る前日のきのう、「今年一年がんばった会」という名のお楽しみ会が学校のクラスごとに行われた。
長男が「今年こそ 暴いてやるぜ サンタクロース」という標語を作ったらウケがよかったと喜んでいた。
長男は友達から聞いて、サンタは親だと知ってるけれど、プレゼントもらうために知らない体でいる 笑
クリスマスの前夜には「今日は12時まで起きてるぞ!」なんて言っていたから、「あぁー、サンタさん来ないかもね…」と返したら、「さっさと寝よ〜♪」と言って寝てしまった。
ちなみに、メルヘンの世界の住人の次男は、
「煙突のない家には屋根を壊して入ってきてね、サンタさんが屋根をきれいに直してくれるんだよ。1年に1回屋根が新しくなるね!」
と言っていて思わずほっこりした気持ちになった。
しまいには「きっとサンタさんは透明なんだよ」だって。
大人のわたしは、学校の「今年一年がんばった会」という名前がどうしても気に入らなくて、「名目はどうでも良くないか?」なんて思ったりした。
「お楽しみ会でいいじゃん」と言ってるわたしの方が名目に囚われているという…笑
それぞれいろいろなことがあるでしょうが、
どなたもこなたも1年間おつかれさまでした。
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