サボテンは屋外で越冬できる
サボテンの育て方を調べると「真冬は屋内に取り込んだ方がいい」とよく書かれている。
もちろん品種によりけりだし、住んでいる地域の気候にもよるだろう。でも、私が実際に試した結果、たいていのサボテンは屋外で越冬できる。
「私、サボテンも枯らす女(男)なんです」
という人はいじりすぎだ。
水のやりすぎ、場所の変えすぎ、植え替えのしすぎ−そんなに手をかけなくてもサボテンは育つし、なんなら通年同じ場所に置いても何も問題ありません。
2025年1月中旬のサボテンたち
まず、筆者の育成地域と育成環境についてはこんな感じ。
見ての通り特別なことは何もしない。用土が乾いたら散水ホースでジャババと水をあげる。
反対に冬は断水気味。冬で暖かい昼間なんかは霧吹きをしたりもするけど1〜2月は水はあげません。
さて、1年で最も寒いとされる大寒の今のサボテンたちの姿がこちら。どれも1月中旬撮影です。
さぁどうでしょう。どのサボテンもまぁまぁ元気にやっているように見えませんか?
ちなみに私の居住地に近い観測所のデータによると気象条件はこんな感じ。
氷点下まで冷え込む日もあったようだけどサボテンたちはまだ耐えています。
ちなみに参考にしたのは気象庁のページです。屋外園芸の参考になるし単純に楽しいのでぜひ一度見てみてください。
去年の冬越し後の様子
「まだ冬終わってないじゃん」
と思う方もいるでしょう。まだ2月が残ってはいます。このまま屋外で冬越しさせるとどうなるか?
その答え合わせは後日しっかり書くとして、参考に去年の冬越し後の様子を紹介したい。
これが去年4月のサボテンたち(ユーフォルビアやアロエも一部写ってます)
ここに写っているものはすべて屋外で越冬している。何もなかったかのような品種もあれば、寒さに耐えて赤くなったり、ダメージを受けた株もある。
銀手毬や玉翁なんかは耐寒性があるのか、まったく変化がない。赤くなった株もしばらくすると緑のサボテンに戻る。
管理の手間をプレッシャーと感じないように
こんなズボラな管理をなんでわざわざ紹介するのか。それは管理の手間を負担に感じてしまう人がいると思うからです。
様々なメディアを通じ上手な育成方法が広く伝わるようになった反面、やや過保護だと感じるときもある。
寒波がきたらビニールシートや不織布をかけるとか、最低気温5度を切るなら取り込むべきとか。簡易温室も用意した方がいいの?とか。
枯れないための安全策というなら大変意味があるし、やれる人は絶対にやった方がいいと思う。ただ、それも数鉢ならいいけど何鉢もあるならそうはいかないでしょう。
取り込むスペースを作らなきゃいけないし、天気を見ながら毎日アクションするって大変じゃないですか。
だからこそ、こんなに簡単管理も選択肢として紹介しました。と、偉そうに書きましたが、私もはじめは室内取り込み派でした。特にお気に入りの株は。
でも植物が増えるにつれ室内のスペースがなくなり、仕方なく外に出したら越冬できた。そんな経緯。
実際、趣味の園芸のそだレポや個人のブログでも屋外越冬の例が紹介されている(雪を被っても枯れないケースも)
なので、そんなに過保護にしなくいいんですよ。
このnoteが参考になれば幸いです。