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ガラス瓶に植物を入れ、フタをして1年が経つ

今から1年前、ガラス瓶に植物を入れてフタをした。

ガラス瓶はそのまま窓辺に放置された。

はじめこそ中の様子が気になったが、劇的な変化が起きるわけでもないから、ガラス瓶はカーテンの奥に置かれたまま。

ただ時間だけが流れていった。

2025.1

この間、肥料は一切なし。霧ふきでの水やりも最初の数ヶ月だけです。前回noteでレポートした11月1日以降はフタさえ開けていない。


2025.1

フタはほこりをかぶっていた。


2025.1

ただ、それでも植物は生きている


ガラス瓶の中で、ゆっくりと窓のほうに向きを変えていったようだ。


2025.1

葉の向かったほうから観察する。おもて面をしっかり太陽に向け、光合成の効率を上げている。

くどいけれども水やりはしていない。でも、ガラス瓶の内側や葉には水分がついている。

2025.1


2025.1

制作の背景

こんなことをはじめたのは、花屋のラフさんを知ったのがきっかけ。放置植物という名称もラフさんが最初につけたもの。

楽しみ方や詳しい育て方は以下のnoteをぜひ見てほしいです。

これに触発されて自分で作ってみたのがこのガラス瓶。

考え方は盆栽やビオトープに近いのかもしれません。限られた空間の中に自分なりの自然を作り出し、それがどうなっていくのかを観察する。


すこし前、自分のnoteに「植物は放置した方が育つ」と書いた。

今回の放置とリビングの植物の放置では意味合いがちがう。でも、手をかけなくてもこれだけ育ってしまうわけで。

であれば、植物が生命力を発揮できる環境にさえ置いてあげれば、あとは勝手に育っていくのかもしれない。

私の育て方
置き場所:北向きの窓辺
暑さ対策:特になし
寒さ対策:特になし
水やり:たまにフタを開けて霧ふき。ただ最近はほぼしていない
用土:水苔と使い古しの土
***
生きている植物:ポトス、ビカクシダ
枯れた植物:アロマティカス

興味のある方のために、一応、育成環境をメモしておく。

ガラス瓶はダイソーの3L。おそらく梅を漬けるためのもの。土は水はけの良いものがいいだろうけど、そんなにこだわらなくてもいいと思う。

底には軽石をしき、使い古しの水苔と培養度を入れている。そこにポトス、ビカクシダ、アロマティカスと3種の植物を植えた。



ポトス

ポトスは元気に育っている。


ビカクシダ

ビカクシダは枯れてはいない。でもサイズの変化もほとんどない。


アロマティカス

アロマティカスは3ヶ月ほどで枯れてしまった。

ここで改めて制作当初、今から1年前の写真を見てみよう。


2024.2

元気な株を入れたから葉は良い色をしている。アロティカスも存命で今より華やか。石も入れていて、カッコつけようとしていたのがわかる。

それから1年。比べるとその変化がわかりやすい。

2025.1

もう少し土の分量を減らせば緑が多くなってキレイそう。でも根を張るスペースが減るから成長に悪い?いやそんな速度で成長しないから大丈夫?うーん。

と、そんなこと考えていても仕方ない。イジりたい気持ちもあるがこれは放置する遊びなのだ。

瓶の中は風も吹かないが不思議とカビも生えてこない。瓶を開けてもイヤな匂いはせず、森のような香りが広がるだけ。

瓶はこの先、どうなるんだろうか。

この遊びにとって1年という時間はまだスタート地点ですらないのかもしれない。

* * *

気になる方はぜひご自身でも作ってみてほしいし、ラフさんで購入することもできるはず。ちょっと変わった園芸を楽しみたい方はチェックしてみてください。


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