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3種類のミニマリスト。あなたは、どのミニマリストになりたいか?

今回は、ミニマリストを大きく3つに分類し、それぞれの特徴を紹介する。

このページをクリックしたあなたは、少なくともミニマリストに興味があり、知識のある方だと思うが、まずは、ミニマリストの基本を押さえたのち、3種類のミニマリストを紹介する。

既にミニマリストの方は、読みながら「自分がどのミニマリストであるか」を考えると同時に、「他にもミニマリストに種類があること」を知ってほしいし、ミニマリストをめざしている方は、「どのミニマリストになりたいのか」を考える機会にしてほしい。

1.ミニマリストの基本

ミニマリストはどんな人かというと、基本的には

持ち物をできるだけ減らし、必要最小限の物だけで暮らす人(コトバンク・知恵蔵より引用)

のこと。つまり、少ないモノで暮らす人のことだが、まずは、正統派のミニマリストを紹介する。

2.正統派ミニマリスト

正統派のミニマリストと言えば、2018年に「手ぶらで生きる。」の書籍でミニマリストを広めたミニマリストしぶさん。

ミニマリストしぶさんは、一般的にミニマリストを「モノをもたない人」というイメージを持たれてしまうことについて、「半分は正しくて、半分は間違っている」と言う。ミニマリズムの本質は、

ある1点を目立たせるために他をそぎ落とす「強調」にある。(「手ぶらで生きる。」より引用)

という。つまり、図で表すと🔴がシンプルで、🔺がミニマル。とんがったところが強調されていて、シンプルよりもそぎ落とされている感じ。

ミニマリストしぶさんは、上記の本によると、時間が短縮できるものであれば、例えばロボット掃除機や洗濯乾燥機などをしっかり購入する。ここが「とんがった」ところ。しぶさんの場合、時短が強調すべきポイント。

一方、それ以外の部分では、ベッドを買わずに床の上で毛布にくるまって眠り、1日1食で生活し、冷蔵庫も持たないなど「そぎ落とされた部分」もある。

この「とんがった部分」と「そぎ落とされた部分」の両方がミニマリスト。

「そぎ落とされた部分」だけ見ると、不便な生活をしていると思われがちですが、本人からすれば、すべて納得済み。不便とも感じていないのかもしれない。むしろ不便さも含めて生活を楽しんでいる。

3.ゆる系ミニマリスト

「ゆる系ミニマリスト」は、「脱力系ミニマリスト」とも言う。上記の正統派ミニマリストほど生活をストイックにしていない。

ゆる系ミニマリストは、普通の生活をしながら、「1日1捨」などの方法でモノを少なくしながら生活している。あるいは、モノを少なくしながら、ゆる系ミニマリストを「めざしている人」も含む。

モノは必要最小限をめざすが、必ずしも現状でそのようになっていなくても「ゆる系」だから問題はない。さらに正統派と同じように、自分にとって「強調」したいモノは増やしてもよい。以下は、そんなゆるミニマリストの皆さん。

4.蓄財系ミニマリスト

最後のミニマリストは「蓄財系ミニマリスト」。どのミニマリストもモノの購入を抑えることによって節約し、結果的に貯金が前より増えているという人が多いが、その「節約している」というイメージの金額をはるかに超えた財産を築いているのが蓄財系ミニマリストである。例えば、こちら。

「ミニマム生活」を「支出を抑える方法」としてとらえているのが、リベ大の両学長である。動画でもミニマムに暮らして支出を減らすことの大切さをアドバイスしている。

蓄財系ミニマリストの大切な「強調ポイント」は、「お金を貯めること」である。そして、お金が貯まってもモノを買って増やし続けるようなことはしない。むしろ新たなお金を生んでくれるものに投資する。

人生を豊かにする「お金にまつわる5つの力」を「貯める」「稼ぐ」「増やす」「守る」「使う」とし、その1番目として「貯める」を位置づけている。

少ないもので暮らし、支出を減らして暮らすことが経済的自由を得るために大事だし、経済的自由から得られる「自由」をさらに大事にしている。

5.まとめ

上記のように、正統派のミニマリストしぶさんの書籍が2018年に出版されてから3年目となるが、その間に「ゆる系」ミニマリストと「蓄財系」ミニマリストが出現している。

この3分類は、分かりやすく分類したもので、これ以外に座禅をしながら禅の精神を取り入れた「禅系ミニマリスト」などもある。また、別の観点で分類した記事もあり、詳しくは参考文献を参照してほしい。

また、お気づきの方もいると思うが、「ゆる系」の森秋子さんは、「蓄財系」でもある。便宜上、3種類に分類したものであり、2つのタイプを併せもったミニマリストがいても問題はない。

さて、ミニマリストの種類はこれからも増えると思うが、「モノが多くなってしまい何とかしたい」や「人生を片づけによって変えたい」といった切実な思いを持つ人の目標や手段の1つとして存在し続けることを願う。

(参考文献)


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ココロカガヤキ研究所
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