ココロカガヤキライフ⑳「休む練習」~「迷惑をかける」を「頼る」にかえる~
今回お伝えしたいのは、有給休暇をとると「みんなに迷惑をかけてしまう」と考えず、「周りの人に頼って、感謝する機会にする」と考えることです。これが、最初の「休む練習」です。
1.有給休暇をとることへの「ためらい」
有給休暇をとるのに「ためらい」を感じる理由として、
「みんなに迷惑がかかると感じるから」70.4%
が一番多いということを前回ご紹介しました。
確かに、自分が休むと周りの人が外部からの電話に出る回数が増えたり、上司からの仕事を自分の代わりにしてもらったりといった迷惑がかかると感じます。
その気持ちを次のように変換しましょう!
2.【休む練習❶】「信頼を伝える機会」と考える
自分が休む連絡を職場にする時に、「休みますので、お願いします。」という言葉は、「相手を信頼している」という気持ちを伝えることなのです。
これは、相手に、自分が休んだことによって増える仕事をカバーしてくれる力のある人だと信頼しているよということを伝えることなのです。
頼られた相手は、お互い様だと思って引き受けてくれます。逆に頼られないと水くさいし、自分が休むときに頼れなくなると感じます。
【休む練習❶】
「迷惑をかける」→「信頼している」
周りの人が休んだら、今度は「自分が頼られている」と考えましょう!
3.【休む練習❷】「感謝の言葉を職場に増やす機会」と考える
頼ることができたら、今度は、頼ったことに対して、感謝を伝える機会にしましょう。
休むことで「迷惑をかける」ではなく、休むことで「ありがとうの言葉を職場に増やす」と考えましょう。
【休む練習2】
「迷惑をかける」→「感謝の言葉を職場に増やす」
「ありがとう」が飛び交う職場は、ステキな職場です。
4.【休む練習❸】「活躍の場をプレゼントする機会」と考える
自分が休むことで、同僚が資料づくりなど自分の仕事の一部をやってくれる場合があります。
自分より仕事の内容を理解し、丁寧に作ってくれていて驚くことがあります。自分が休むことで同僚に活躍する場と評価が上がる機会をプレゼントしてあげると考えましょう。(ちょっと上から目線かな?)
【休む練習❸】
「迷惑をかける」→「周りの人に活躍の場をプレゼントする」
すっと気持ちが楽になりませんか?
5.まとめ
上記のように、休むことは「迷惑をかけること」と考えずに、
❶信頼していることを伝える機会、
❷感謝を伝え、「ありがとう」が飛び交う職場にする機会
❸同僚に活躍の場をプレゼントする機会
であると考えるようにします。
よって、あなたが休むことは、マイナスではありません。むしろ職場や同僚にとって長い目で見るとプラスになるのです。
あなたが休むことで、職場に休んでいい雰囲気を作る。感謝の言葉が飛び交う職場にしていく、あるいは多様な背景を持つ人が働ける職場にしていく「私なりの働き方改革」だと思って有給休暇を取得してください。
制度が整っても、人のココロが変わらなければ、制度が生かされません。
休むことに対するブレーキをゆるめて、アクセルにかわればうれしいです。以上、あなたのココロにカガヤキを。ココロカガヤキ研究所でした。
(休む練習シリーズ)
(参考文献)