ココロカガヤキ名言集⑳ 勉強は「がんばらない」ほどうまくいく
今回の名言は、弁護士の伊藤真さんの著書のタイトルです。勉強であれ何であれ、がんばれば、がんばるほどうまくいくと思いますよね。
でも、伊藤さんは、「がんばらないほどうまくいく」と言います。なぜでしょうか?
1.成果を上げている人はがんばらない
著者の伊藤さんによると、資格試験などで実際に成果を上げている人は、「がんばらない人たち」だそうです。
成果を上げている本人は、がんばっている意識がなく、好きでしているか当たり前のこととして取り組んでいると言います。
「勉強内容に興味が湧いてきて、『がんばっている』という意識が減ってくると、努力が長続きして、勉強の成果があがっていきます。」(引用P3)と伊藤さんは言います。
2.力(りき)まないのがベスト
小さい時に、野球をしたことがある方は分かると思うのですが、ピッチャーが、肩に力が入っていて、なかなかストライクが入らないときに励ます言葉がありますね。それが、こちら。
「楽に楽に!!」
肩に力が入っているとなかなかストライクが入らないし、スピードも速くならない。むしろ、8割ぐらいの感覚で、投げた方が、伸びのあるボールを思ったところに投げることができる。
いいボールを投げようと思ったら、むしろ力を入れすぎない方が良いということです。野球の世界では昔からそのように言われています。
3.がんばって10年続けるのではなく…
中谷彰宏さんの「なぜ あの人は勉強が続くのか」の中にも、がんばりすぎないことが大事だと書いてありました。
中谷さんは「頑張って10年続けるのではなく、10年続けられる方法を考える。」とアドバイスしています。
勉強にもプロとアマがいて、とりあえず10年続けられるのがプロとしています。「最低10年続けられる やり方や姿勢を自分なりに編み出して、そういう心構えを持つ」(引用P69)ことが大切だと言います。
10年続けるのであれば、無理は禁物ですね。
4.まとめ
一見すると、がんばれば、がんばるほど、成果が上がるように思いますが、むしろ逆で、無理をせず、自然に継続することが大事です。
力を抜いて、無理をしない。最低10年続けるくらいの気持ちで、取り組む。そして継続することで、結果として力が付き、成果が上がる。
がんばらないほどうまくいくのです。勉強が歯磨きぐらい自然にできるようになれば、続けられますね。
以上、あなたのココロにカガヤキを。ココロカガヤキ研究所でした。
(参考文献)