経営者と会社員の考え方の違い①
「まっちゃんは、自分で出来ますよね」
以前、ある方にホームページ作成のお願いをした時にこんな回答をされた
私は、大学生の頃にホームページを作った経験がある
当時は、まだWordPressなどのCMSもなく
HTMLのタグをテキストエディタに入力していた記憶がある
IBMが発売していた、ホームページビルダーはあった気がする
そして、ホームページといっても
無料で使えるカウンターや画像をいくつか貼り付けた
いかにも「学生が作りました」みたいな感じのものだった
会社員になってからも、ある会社に所属しているときは
会社のホームページの更新なども行なっていた
だから、ホームページを作れるか?
という質問に対しては、
「作れる」ということになるのかもしれない
ただね
やりたくないわけ
やりたくない理由を正直にいうと
自身のデザインセンスを疑っている
WordPressは一から勉強しないといけない
といった事もある
ただ、このホームページを作るというところに
自分のリソースを投入することよりも
ここは誰かに任せて、自分は他のことをした方が
会社全体としては良い
という判断をしたという方が本質的かと思う
今回、「自分で出来ますよね」という回答をくれた方は、
会社員をしながら、副業でWEB制作なども行なっている方
開業届を出しているかどうかは知らないが
私は、「事業主」だと思って接していた
だから、有償でお願いするつもりで会話をしていた
そこに来て、この「まっちゃんは自分でできますよね」
という言葉をもらってしまった
出来るからやる
ということは、大切かもしれない
でも、これは経営者視点ではないなぁって思った
彼は、事業主の感覚を持ちきれていないのかなとも
会社の規模が小さく、金銭的にも厳しい場合は
出来ることは自分たちでという判断をする事も
あるかもしれない
でも、依頼側が「お願いしたい」と言っているのに
この回答はなぜだったのだろう?
この回答をした時の相手の状況はわからない
もしかしたら、他の仕事が詰まっていて
受けられないという状況だったかもしれない
でも、私からの依頼は、
ここまでお願いしたいこれ以降は自分でやる
というシステム的な切り分けも
明確にしていたにも関らず
私の意図を汲み取ってくれることはなかった
「出来るから自分でやったら良い」
というのは、彼自身の優しさだったのかもしれない
ただ、この言葉を聞いた時
「この人に仕事をお願いすることはしばらくないな」
と感じてしまった
実際には、一度は「それでもやってほしい」と
踏み込んでみたんだけどね
もちろん値引き交渉などはしていない
もしも、私の提案通りにすることが難しいとか
(元システム屋の)私に提供するのが嫌だ
という別の理由があるなら
正直に教えて欲しかったなと思う
やれるから自分でやる
ということは、一見正しい様に見える
でも、他の事も含めた大きな視点で考えた時
どのくらいメリットがあるかを
考えるということが大切だと思う
この事も私自身、会社員を卒業して
変わったことの一つかもしれない
ちなみにタイトルを①としているが
②以降が計画されているわけではない