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J1第14節 名古屋グランパスvsサンフレッチェ広島(2023.05.20)あのイケメン、ユンカーて言うんか。

 東京から名古屋行きの夜行バスって名古屋に着くのがAM5時半とかで、そんな時間に栄の真ん中に下ろされても何すれば良いんですか。(ネットカフェ行きました。カレー食べました)

 名古屋では行きたいショップなどもあったが、試合開始が絶妙に15時(13時半には席にいたい)なので断念。先週の神戸と続いて2週連続の試合観戦のみの強行日帰り旅行。

 豊田スタジアムに行く道中、感覚的に懐かしくなったのは、都市の中心部から1時間弱電車に揺られて田舎に向かうあの感じと、下車して前方にそびえ立ったスタジアムに向かって、ワクワクしながら歩く感じ。

 なんかビッグアーチ(エディオンスタジアム)によく行ってた頃を思い出して少しセンチメンタルなジャーニーになったとさ。

徐々に近づいてくるスタジアム。

苦労して辿りついたスタジアムの門をくぐると、そこに広がるのは、、、、、、




ではなく、

最高の豊田スタジアム!!パナスタと並んで日本一。メインバッグは傾斜が強い分パナスタより好き。あとデザイン格好良い。

 そしてエディオンスタジアムは思い出が無ければ、そりゃ人は入らないよな。。アクセス悪く苦労して辿りついて選手が豆粒に見える。。ただ昭和感じれるのが良いみたいなところはあるか。まぁ新スタジアムに期待。

 スーパー余談だが、はじめてビッグアーチに行ったのは、鹿島戦で2-4で負けた試合。顔はジーコ似で頭はアルシンドの父に連れられてジーコ不在の鹿島相手にアルシンドに決められた。

そろそろ試合内容に触れる。早速スタメンから。

 広島がボール保持して攻める時間帯が多く、配置的には野津田1アンカーで川村1列前のイメージ。ただし川村はネガトラ時には猛烈プレスバックが可能なため、守備も攻撃も川村頑張れなタスクを背負わされている。
 
 前節神戸戦の野津田・東ペアだと、どうしても走力が無いので神戸戦の1失点目のカウンターのように走り負ける部分や、3CB+1で守るときの+1にあたる野津田の負担が大きく、そこをカバーするためにタフネス川村をチョイス。これは名古屋も馬力ある選手が多いため、前節の反省を踏まえたナイスな選択。

 また東がLWBで起用されることでサイドで起点ができることも大きい。現状2DMFは野津田・川村の2人。LWBに東。これがベストだと思う。

 そしてヴィエイラとエゼのスタメン起用は、もうこのコンビしかないよね、と言った感じ。切り札を惜しみなく使う。前半で点取ってあとは何とかする。


前半。効果的だったハイプレス。

 前半広島が優位に立てたのはまずハイプレスの成功にある。名古屋の3-4-3に広島も3-4-3のマンツーマンプレスで対応。
 名古屋はロングボールを3トップの前・裏に蹴るが、前節の神戸大迫のような偽9番な動きも見られず。工夫の無い蹴られただけのロングキックには広島3CBが終始優勢。長谷川監督は試合後「(点取ってなければ)ユンカー交代させようと思ってた」みたいなコメントもしていた。

全てマンツーマンでのハイプレスDF。これユンカーと永井逆か。

前半。効果的だったボール保持。中盤での数的優位。

 前半は広島がボールを保持し優勢に試合をつくる。
 名古屋の3CBは広島のOMFをマークするためにボールが入りそうなときには位置を多少上げることはする。が、ふらふらっとライン間に落ちるプレーや、サイドに流れるプレーにはついていかない。
 そのため広島のOMF3枚(森島・エゼ・川村)の流動的な動きに対し、DMFの2枚(稲垣・米本)での対応を強いられる。さらにその1段後ろにアンカーの野津田がフリーになっているので、そこのケアも必要ときたら、プレスなんか嵌りっこない。
 フォーメーションの噛み合わせ的に広島が中盤で数的優位の構造となりボールを保持して前進できる場面が多かった。また数が多い分ルーズボールを回収し2次攻撃に繋がる頻度も多くなり波状攻撃となった。


 そして名古屋も前からプレスを掛ける姿勢はある為、WBの選手はもちろん広島のWBにボールが入ればプレスに行く。それを逆手に取り名古屋の上がったWBの裏のスペースを使用した広島のコンビネーションプレーが見られた。以下のような形。

★前提として名古屋の3CBは、広島のFWをマークするためサイドに釣り出されない。
①広島のLWB(東)が低い位置でボールを受け名古屋WBはプレス。
②OMF(森島)がサイドに張る。このプレーで名古屋のDMF(米本)をサイドに釣り出す。
③もう1人のDMF(稲垣)もポジションをボールサイド側へ修正。
④中央にスペースが生まれる。


 名古屋は中央の守備を2DMFに任せるため、ボールサイド側に2人を釣り出すことができれば、中央でフリーな選手が生まれる。

続きのプレー
⑤広島LWB(東)は前方サイドに張る森島とのワンツーをイメージしてパス&ゴー。
⑥受けた森島は、東へのパスに可能性が少ないと判断。パスコースを作ってくれたアンカーの野津田にパス。
⑦野津田は中央に落ちてきたエゼキエウにパス。

 前半は終始広島ペースで、ドグ・エゼでキープして川村が最終ラインをRUNで突破からポスト直撃のシュートも放った。何より押している時間帯に先制点も取れた。森島とエゼはCBの裏に走ったり、裏に走るフェイクを使って前で受けたり、サイドに開いて相手引き寄せたり。求められていることを完璧にこなして偉大だった。

 そんな中セットプレーから痛すぎる失点。。なんでこんなあっさり点を取られるのか。理不尽な思いもあるが、それがサッカーだと思う。ニアで永井でファーでユンカーは狙ってたっぽい。

そんな感じで1-1での後半突入。

後半。速攻失点。狙われた越道。

 立ち上がり失点するから、名古屋の対策が正直よく分からない。永井がキーパーへのプレス。WB和泉が野津田へのプレス。などが見られ、恐らくプレス強度を上げて保持させない状況を作ろうとしたと感じた。その流れで1点取るのだから、決定力が素晴らしいなと。。

 その後は、名古屋は永井や和泉のプレスバックなども見られ、リードして当然より守備意識を高めた。その後は選手交代から5-3-2のように、CMFを2枚から3枚に増やし、広島の数的優位性を消した。

 そうなると広島は固められた守備を崩す策がなく、東や志知のクロスから得点の気配はあったが、試合終了まで結局ゴールを奪うことができず敗戦となった。切り札のエゼ・ドグは前半から使っているし。

越道vs森下

 名古屋は徹底的に広島の高卒ルーキーの越道を狙い、森下との1on1の局面を作った。結果2点目は森下が越道を振り切ってのクロスから生まれた。
 正直攻守において越道の完敗。何もできなかったというと端的過ぎるが何もできなかったと言いたくなる内容。
 少しでも何かを得て成長してくれるのを期待するしかない。

さいごに

 広島の時間帯で先制した。すぐ追いつかれてすぐ逆転されて、あとの時間は攻め続けた。神戸には実力で負けてすっきりした部分はあった。ただ名古屋には悔しい敗戦となった。
 名古屋の前半は何故あんな戦い方になったのだろうかと思ったが、そうか、ランゲラックが居れば別にPA外でどれだけシュート打たれても問題ないみたいな戦術なのかもしれない。(ちがう、そうじゃない。そう?)
 広島にとっては、負けて尚且つ広島の戦い方もさらけ出したので対策される嫌な感じ。そしてやはり人材不足が否めない。鮎川にもっとプレー時間与えても良い気がするが、怪我治ったらピエロス優先なんだろう。
 デンマーク人は暑さに弱いと期待した安直な自分の脳みそと日焼けした肌を冷やしにながらシティの3CBの組み立ての仕方を見て勉強しよう。
次節はvs忍者。







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