ジグザグ、雑踏を歩く
毎日が暮れて、また日が昇る。
寒くなり、体が、ちと悲鳴を上げる。
人込みは歩かないけれど、人生はジグザグ。
今日の日が無事過ぎたことを感謝して、家路に就く。
明日、ひいきの飲食店のランチが最終。
寂しい。あの味がもう食べられない。
同じことが何度もあった。
角の中華屋のサンマ―麺
街のラーメン屋の天津麺
シェフのチキンカツ
サンドイッチ屋のキッシュ
もう食べる機会はない。
寒風の中、雑踏を除け、路地裏を歩く。
木星と土星を眺めて、暗い星空を仰ぎ見る。
月が半分だけ光っていた。
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