ミスターにオーロラを
大晦日に働いていたことが何度かある。
2000年問題の時、自主的に誰もいない職場に行って、状況を確認した。
補助金の提出書類の締め切りが1月7日だった時、除夜の鐘を聞きながら、パソコンを打った。
年始に締め切りがある迫った仕事を三つ抱えていた時、怒涛の年末年始を過ごした。
通常業務外で依頼された原稿を年末年始の休み中にで何とか書き上げた。
今思えば、そんなに頑張らんでもよかったのになと思う。休みの時は休まないと。もちろん、販売の方や飲食店の方、医療関係、介護関係、メディアや神社の方々は年末年始のお休みなど関係がないとは思う。大変だと思う。それでも、休める人は休むに越したことはない。無理すると、何かしら不都合が生じるものだから。今年は、年始の集まりも、初詣もやらない。親の介護施設への訪問もままならない。よって、文字どおり自宅で寝正月。それでいいと思う。
この冬は、世の中は「鬼滅の刃」一色だったが、自分は、「水曜どうでしょう」の新作を堪能していた。人が闘ったり死んだりする話は好きじゃないので。「どうでしょう」の面々もすっかり年を取ったけれど、変わらずに緩い旅を続けている。それが、見る者にはありがたい。これまでも「ブンブン」(マレーシアのジャングル)のリベンジや、「ヨーロッパ」(の旅)のリベンジ、「カブの旅」(ホンダのスーパーカブ)のリベンジと、やり残したことを丁寧に拾い集めて、特番にしてきた「水曜どうでしょう」。見る者は、次にどのやり残した出来事を拾ってくれるのか楽しみに待つ。大泉さんの「牛追い祭」に出たいという夢か、はたまた「アカプルコに行きたい」という望みか。ディレクター陣は「ユーコン川」にまた行くことを画策していたようだけれど。自分としては、ミスターの「オーロラが見たい」という希望が、いつか叶えられると良いなと思っている。もっとも、自分は大変な寒がりなので、自身が極地方へ行くことは、たぶんないと思うのだけれど。
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