サンタが待ち受けにやって来る

イブ。街はケーキケーキで浮かれている。
見上げれば、シティホテルの窓明かりがちらりほらり。
コロナ前は満艦飾だったのに。

いつぞや、イブの夜に連れと高層ホテルに宿泊したことがある。一年間のお疲れさま。
そのホテル、どういう作りか、上層階から下の部屋が見えてしまう。
だいたいはカーテンが引かれてるから窓の中は見えないのだけれど、一部屋だけ、全開の部屋が。
窓辺のソファーにはポンポンのついた赤い帽子をかぶった若い女子。あろうことか衣装はミニスカサンタ。
本当にいるんだ、イブに恋人にミニスカサンタの格好させる男が。
あきらかにその娘の向かいには男の影。
シャンパンだかワインだか飲み交わすと、部屋の奥に引っ込む二人。

いいけどね。

今年のイブはおうちでセブンのケーキ。セブン、侮りがたし。