# 2 板橋区、坂本区政を覗き、展望する。
今回、少子化対策としての子育て支援を深掘りしてみる。
特に学校給食の無償化は、統一地方選挙の争点となっていた。
そんな中で、自民党の茂木敏充幹事長は3月20日、少子化対策の一環として、全国の公立小中学校で給食費の無償化を目指す意向を明らかにした。記者団に「家庭の事情に関係なく支援する観点から、小中学校の給食費無償化を実現したい。今週中にも党として論点をまとめ、政府に提案する」と述べた。必要となる財源については「少子化対策を進展させる中で、優先順位を付けることが重要だ。その上で必要な財源を新しい発想で考える」と説明した。
いつから始めるか?と言うことについては議論を煮詰めなくてはならないのだろう。
板橋区単独でこれを行った場合、15億円の財源を捻出しなくてはならないそうだ。選挙対策でこれを急遽、取り上げた場合、この一点だけに絞った場合、選挙に有利になったかもしれない。
しかし、「木を見て森を見ず」と言う批判も受けよう。稚拙な判断という事に成るのかもしれない。
坂本区政はもちろん無償化に反対しているわけでは無い。
現在は牛乳の価格高騰が続いている。子供に牛乳を飲ませてあげたいという思いから、そのお金は区が負担しているという裏の事情もある。
区長が子供を取り残すはずはない!
板橋区の予算との絡みもあるが、これは国の重要な仕事と考え、慎重に対応しているというのが本音では無いだろうか。