トランプ氏は名実ともに再度、世界の最高権力者に登り詰めた。 #78で地球規模での政治の重要性に言及した。 それを受けて、今回、権力とか政治についてザックリだが考える。 1。「ファイヤー」(首だ!)は耳障りだが、この決まり文句にトランプ氏の全てが凝縮している。 解雇とかファイヤーは雇用主の発する言葉であろう。 一方で、被雇用者も労働組合などがあり、ストライキやサボタージュや色々と繰り広げ、経営者を揺さぶり、経営陣の交代を求める事だってあり得る。この様に、権力は結果次第で価値剥
自分の日記を読み返して、気になる事があった。 「G-20での韓国の孤立、話題となっている。韓国では資本主義を揺るがす様なことが起こっている。個人の債務が膨れ上がり、返済出来ない。その原因はアジア危機に見舞われた韓国に急速に浸透したカードローンにある様だ。ここに至って、個人のそれを政府が肩代わりをするという事になった訳だ。同様に米国民主党サンダース大統領候補も高金利の学生ローンを政府が税金で肩代わりするという公約をたてている。これら政府の帳消し策は経済にどの様な影響を及ぼすのか
トランプ氏の大統領辺りザキとなった。「バイデン政権で生活は良くなったか?」と言う単純なキャンペーンは実に有効打だった。彼の経済政策に多くの米国人が期待しているのである。 その政策について考えてみる。 漸進法で進める。 1。彼は全てマネーで考え、判断する。政策もそうであったし、これからもそうであろう。しかし、それは大統領の取るべき態度ではない。コロナはマネーでは解決出来ずに、無策だという批判の嵐の中、前回の大統領選では散って行った。 オバマ元大統領の「トランプ大統領のコロナ
前回、宗教について考えた。 継続する。 漸進法で話を進める。 1。宗教が世界を変えて行くということを言及した。 現在は世俗化の時代と言われるのだが、神を信ずる人は増えて続けている。例えばロシア正教会、イスラム世界での原理主義の信奉者に顕著だ。さらに新興の宗教も生まれている。 2。神を信じることは個人の権利であるかもしれないのだが、なんで神の存在を認めるのだ。ありもしないと考えると、信じる気にはなれない。 3。高校生の時に原宿の教会にいた。孤独であった。私のそばに牧師が近づき。
ロシアのウクライナ侵略、ハマス やイランやヒズボラへのイスラエルの反撃、これらは、国家レベルで考えると訳のわからないことが多い。宗教戦争という面からザックリであるが、捉え直してみた。 漸進法で話をすすめる。 1。現代は宗教の衰退と世俗化と言われる。 2。確かにキリスト教ではその傾向があり、科学と技術開発が世俗化に拍車をかけた。しかし世界を見渡せば一概にそうとはいえないのだ。特にイスラム圏では宗教人口は増え続けている。 3。それは出生率が高く、幼少時からの宗教教育によるので
能登半島での記録的豪雨の惨状に心を痛める。神はいるのかと叫びたくなる。 最近、世界中でこのような気候変動による大規模な災害が多発している。 気候変動や地球温暖化を環境保護政策から考えてみたい。 漸進法で進める。 1。1960年代に環境保護の思想が確立されるのだが、その核となったのが、アルド・レオポルド*の思想の発掘であったと言われている。 彼は「人間は自然の征服者ではなくて、土地共同体の中で、1平民になるのだ」と述べている。また「物事は生物共同体の全体性、安定性、美しさ、
新しい資本主義を岸田政権は提唱した。しかし、その内容はイマイチはっきりしない。単なるアドバルーンであったのでは無いかという思いの中で、岸田政権は終焉を迎えた。 今回は新しい資本主義についてザックリであるが考えてみた。 漸進法で進める。 1。果たして、新しい資本主義が存在するのであろうか?シュムペーター*は「資本主義は生き延びる事ができるか」という問いに、「資本主義は失敗する、崩壊する」と予測した。 2。と言うことは、新しい資本主義は有名無実であると言うことか? 3。シュン
最近、ビットコインは安定的に推移しているというか、市民権をえた様に思う。マネーの認識が変わり始めていることなのだろうが、果たして、お金や貨幣にはどんな概念があるのであろうか。今回はマネーについて考えてみた。 漸進法で進める。 1。マネーはそもそも理工系なのか文化系なのかと言う疑問が湧く。 2。その疑問は愚問ではないのだろうか?何を意図した質問なのだ。 3。マネーに直に関わる職業には確かに理工系の方が多い。だが、文系の方が多いという印象は一昔前にはあった。 4。貨幣論を論じ
一昔前になろうか、官僚の天下りと退職金がクローズアップされ、日本の戦後体勢の硬直化は顕著になっていた。不公平感が充満していた。そこに現れた郵政民営化は国民の支持を受けた。小さな政府を掲げて、「自民党をぶっ壊す」「聖域なき構造改革」、「改革なくして成長なし」という主張は新鮮であった。これは新自由主義であり、得体が知れないままに、国民の心を鷲掴みにした。平等と民主主義をもたらすと皆、期待したのだ。 しかし、何かしら違和感を感じ始めた、新自由主義の本当の姿が見えてきたのだ。 今回は
すでに風化しつつあるニュースであるのだが、横井正一氏は終戦を知らされずにグアムの洞穴に28年潜んでいた。手先が器用で、植物から繊維を作り洋服まで仕立てたそうだ。 その生活を理解することは難しい。さぞかし不自由な思いをされたと思う。 一方で、彼には自由という言葉は必要だったのだろうか?なんて疑問が湧いてくる。 改めて、自由とはという話題を取り上げてみたい。 漸進法で進める。 1。彼に自由という言葉が必要なかったというのはどうかと思う。 連合軍の捕虜になる不安と、日々の生活
米国大統領選挙が迫る。大金持ちのトランプ氏は格差社会の解消を掲げ、白人貧困層の支持を繋ぎ止めている。南アフリカのアパルトヘイトも貧困白人層に支持基盤があった。貧富の差が捻れた複雑な社会現象を引き起こしている。その辺を歴史に習って、ざっくりであるが見てみた。 漸進法で進める。 1。格差はどうにかしないとならない。しかし格差社会はますます進んでいるのでは無いだろうか! 2。そうなのだろう、しかし、金持ちはその優越感をそれほどに享受できているのだろうか? ローレンバフェットのよ
訃報を伝えるファックスが届く。私より12才も若い仲間が亡くなった。 部下として働いてくれた。感謝の念だけである。 歳をとると、次々と仲間が居なくなる。自分が取り残されて、孤独感に包まれてしまう。そんな気持ちは老化なのかもしれない。 今回、老化について考えてみたい。 漸進法を使う。 1。老化してゆくと、怒りやすくなる、孤独感に苛まれる、無気力、など色々な心理現象が現れる。 2。そうと断言するのはどうかと思う。高齢者になっても若々しく生きている方もいる。彼らは自分を老けてし
皆、楽しい人生を送りたい。 そこに拘り、話を進めた。 漸進法を活用 1。人生は限りある。楽しいことは決して多くはない。酒に溺れるわけではないが、酒でこの世のウサを晴らすのも良い。今年の夏は酷暑となっている。ビールが美味しい、冷酒も、白ワインも、ハイボールも、焼酎もたまらない。 2。酒だけだろうか? 焼き鳥や焼肉など酒にあう料理も多い。金を出せば、ハモ、寿司ネタではウニ、などが好みだ。土用の丑の日には鰻も食べた。勿論、下戸も楽しめるから、料理の方が幅広い。 3。それらは科学
選挙の投票結果を見ていて、どうしてもわからない数字が出てくることがある。なんでこんなに票を獲得したのだろうか?という疑問が湧くのは自然である。 不可思議な現象を分析したい。 漸進法で進める。 1。俺はその候補を認め無い。そんな分析はしたくない。 2。気持ちは伝わってくる。しかし、行う。 3。どうしても、票がどこから来るのか、来たのかわからない。そこを詮索しても分からないというだけだ。無駄。 4。インドの哲学者でノーベル賞に輝いた、アマルティア.センの言うことは傾聴に値す
行動経済学には特殊用語が多い。不確実性の中で選択を強いられる医療現場では行動経済学は有用であり、この様な言葉が汎用される。 サンクコストバイアス、現状維持バイアス、現在バイアス、ヒューリスティック(利用可能性の、代表制の)、プロスペクト理論(確実性効果と損失回避)、フレーミング効果、選択過剰負荷、情報過剰負荷、限定合理性、平均への回帰、メンタルアカウンティング、アンカリング効果(係留効果)、極端回避性、同調効果、ナッジ、等々。 これらはそれぞれ納得できるものであり、意思決定
#62で,「人生に意味を求める感性と、全体として宇宙では意味などないという認識とのギャップ(彼はそれを不条理と述べている)を受け入れるべきだ。受け入れる事で、宇宙の無意味さに絶えざる反抗となり、自由に生きられる」と記載した。これは哲学者アルベール・カミュの主張に沿っている。この考え方は、わかる様でわかりにくい。その辺を再度取り上げてみた。 こだわる! 漸進法で進める 1。読み返してみて、「宇宙の無意味さ」という件をどう解釈するべきか、色々と解釈出来そうだが。第一印象は悲観