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# 1 板橋区、坂本区政を覗き、展望する。

坂本たけし後援会長になり、前回の統一地方選挙に参加させていただき、早、4年が経過した。

坂本区政を間近に見、そこで分かったのが、坂本たけし区長は新しい時代を常に念頭に置き、バランス良い区政を行う、政治家であるという事だ。

前回の選挙では世界でも最速で超高齢化社会に突入することから、高齢者医療、高齢者福祉の充実が選挙の焦点となっていた。

地域包括ケアシステムという概念はその様な高齢化に対応している。これは自治体が介護と医療の切れ目のない連携システムを仲介しながら作り上げる様に制度設計されている。
しかし、その運用は基礎自治体が医療サイド、介護サイドと顔の見える連携を重ねて、始めて機能するし回転して行く。区長はコミュニケーション能力を発揮し、地域包括ケアシステム(板橋区版AIP)に熱い血を流入した。

待ったなしで迫り来る超高齢化社会にいかに対応するのか?それが前回の選挙の焦点であった。
一方、日本の将来を展望すると、人口減少は致命的なものとなる。
今回、こどの家庭庁の予算は令和4年度の第2次補正予算を加えると5.2兆円だそうで、膨大である。そこでは、子育て支援を少子化対策の一丁目一番地と位置付けていて、今回の統一地方選挙の目玉になるのだ。

どの候補者もこれを主要政策に掲げている。

4年前を振り返ってみる。
当時は脇役的であった子育て支援を坂本区長は置き去りにしていなかったし、むしろ主役として扱っていた。自ら幼稚園経営をしてきた実績からも宜なるかなである。
16年前の就任当初から長期的な目線で、これを政策に加えて、現在に至っている。
16年前には、共働きの広がりから待機児童、いわゆる鍵っ子の問題が深刻となっていた。区長は待機児童の居場所作りは数十年後に誇れる板橋実現につながると考え、区立小学校の校庭、体育館、図書館を開放した。他の自治体では未だに実現していないこの板橋区の改革は、現在、51校の区立小学校に拡大されて、待機児童ゼロの居場所作りに貢献している。

今回の選挙で子育て支援はメインとなる一方で、区長は子育てを修了した世代を決して置き去りにしないはずである。
誰一人置き去りにしない、まさにバランスの取れた坂本たけしの政治姿勢は分かりやすい。

坂本区政を更に深掘りしたい。


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