# 6 板橋区、坂本区政を覗き、展望する。
価値観が多様な時代を理解すべきだ。
様々な考え、声を聞かなくては。
変化に柔軟に対応しなくては。
世代交代が必要なのだ。
このような言葉を綴り合わせた政治キャンペーンが今回の統一地方選挙で展開されている。期せずして、挑戦者が申し合わせたようにも見える。
今回の統一地方選挙において、区長選挙にも女性の挑戦者が多い。彼女らはジェンダーギャップの解消や、学校給食無償化を異口同音に発している。
一般論として、挑戦者は実績面で現役に引けを取る。しかし、将来の区政を考え、将来性は自分にあると主張する。確かに、高齢な首長に挑戦するには有効な手段であるのかもしれない。
さて、首長はそれなりの知性、教養が求められる。確かに、記憶力も重要な部分である、しかし最も求められるのが判断力ということだろう。これは心の動きも織り込んで、敏感でなくてはならず、受験勉強で培われるものでも無く、今後の教育のテーマにもなる。
さてここで坂本区政に目を転じてみる。
#3でも述べた 「板橋区のほまちづくりにおいては、板橋区民の悲願である東武東上線の連続立体化が大きく動き出したのはもとより、長年の懸案であった、板橋駅西口・大山駅・上板橋駅南口、の周辺市街地の再開発事業が同時並行的に目を瞠る進展を見せています。また、高島平地域ではグランドデザインに基づく都市再生・団地再生に向けて、URとの連携による一大プロジェクトが具体化しつつあります。」という報道。板橋区が急速に変貌しているという事であろう。火付け役の坂本区長はそんな最中で平衡感覚を発揮して、新しい板橋区に挑戦している。
そんな板橋区や区政を旧態依然と批判するとしたら、陳腐だし、ネガティブキャンーペーンにも写る。
坂本区長は区長の平均年齢より5歳程度若い。若いのだが、区長としての実績を積んできた。さらに政治的な判断力は、将来の板橋区に期待を持たせてくれる。
今後も「実るほど頭を垂れる稲穂かな」の心を持ち続けて、板橋区のリーダーとして、活躍して欲しい。