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アイディアのつくり方

1.問題意識

 今日の毎日投稿は、「著作権」についての記事を作成したいと思います。クリエイティブ活動(創造的な活動)を行うためには、先人の作品からインスピレーション(着想)を受けたり、参考にしたりなどする場合があります。その場合においても、先人の作品の権利を侵害しないように引用の方法に留意する必要があります。今回の記事では、著作権についての記事を作成し、その線引きを探究したいと思います。その前に、まず、私が著作権に対して関心を持ったきっかけとしての「アイディアのつくり方」について整理したいと思います。

問題意識:アイディアのつくり方

2.調査

(1)なぜ著作権についての記事を作成するのか

 私がなぜ著作権についての記事を作成するのかは、「クリエイティブ(創造的な活動)を行うため」です。私は、クリエティブ活動とは、自分の頭の中だけで生み出されることが一番であると考えています。しかし、ここでいう、自分の頭の中というのは、「これまで生きてきた、見てきた、考えてきたものの集まり、統合、合体、として、気づきや発見、思いつきとして、言葉や何らかの創作物の形で表現」されます。そのため、どこからが、自分が生み出したものなのか、どこからが他者の考えやクリエティブ物の盗作・盗用なのか、またオマージしたもの・インスピレーションを受けたもの・参考にしたものなど、どこからどこが良くて、どこからどこがダメなのか。線引きが非常に分かりにくいということです。私がこれから、クリエイティブ活動を継続的また精度の高い創作活動を行うためには、自分なりのクリエイティブ活動の軸として、著作権について一度整理する必要があるからです。


(2)アイディアのつくり方

 1988年に出版された本で、ジェームズ・W・ヤング著の『アイディアのつくり方』という本があります。この本は、創造的な創作物とは、「アイディアとは既存の要素・知識の組み合わせ」であると言われています。詳しくは、本書を読んでいただくことに譲りますが、「アイディアとは、既存の一般常識・教養と専門的な知識の組み合わせ」であると言われています。

そのアイディアをつくる過程は、以下のように表現されています。

■アイディアのつくり方
① 資料を収集する
② 情報をかみ砕く
③ 絶望状態
④ 問題を放棄する
⑤ アイディアが訪れる
⑥ アイディアを現実に連れ出す

これは、非常に詩的に書かれた表現なので、これを、分かりやすく私なりに超訳すると、以下のようになります。

■アイディアのつくり方(上田超訳)
① 何らかのアイディアを得たい状況において
② 情報を集める
③ 情報を咀嚼する
④ 何もアイディアが生まれない熟成・寝かせる期間
⑤ アイディアを思いつく
⑥ アイディアの精度を上げる

下記に僕なりのアイディアのつくり方(超訳)の解説を行います。

①何らかのアイディアを得たい状況において
 アイディアを作りたいという状況はどんな状況でしょうか。何らかのアイディアを得たい状況を思い浮かべてください。ここでは、分かりやすいように、何らかの問題を解決するための「解決策」を考えたい場面を思い浮かべてください。解決策⇒「アイディア」であるとイメージすると分かりやすいのかなあと感じます。

②情報を集める
 ここでいう情報を集めるとは、2つの意味があります。1つ目は、広いリベラルアーツとしての「一般教養」を集めるという意味。2つ目は、その自分が取り組みたい問題に関係しそうな、また全く関係していなくとも役に立ちそうな「特殊知識」としての情報を集めるという意味です。情報を集めるためには、情報の集め方としての作法を知る必要があります。ここがうまくできると東京大学FoundXディレクターの馬田隆明氏の言われれる「解像度が高い」状態になれると思います。

③情報を咀嚼する
 ここで情報を咀嚼するとは、情報をかみ砕くという意味です。集めた情報を関係しそうなところでくくってみたり、関係図を考えてみたり、王道や邪道などと整理してみたりなど。情報を切ったりはったり破ったりこねたりします。情報を咀嚼するために、情報を整理するための作法を知る必要があります。ここがうまくできると東京大学FoundXディレクターの馬田隆明氏の言われれる「解像度が高い」状態になれると思います。

③何もアイディアが生まれない熟成・寝かせる期間
 ここでいう、何もアイディアが生まれない熟成・寝かせる期間とは、一般教養と特殊知識が繋がるのを待つ期間の事を意味します。散歩したり、寝たり、デジタルデトックスしたり。この期間に良いアイディアが生まれない・思いつかないことで絶望したり、うつ状態になったりすることもありますが、気晴らしをしながら気長にまったり、継続して②③を繰り返す必要があります。

④アイディアを思いつく
 ここでいう、アイディアを思いつくとは、知識が整理され誰かからか自分からかの問いにより、一般教養と特殊知識が結びつきアイディア・解決策の形で形になることを意味します。この時に、そのアイディアに対して、固有名詞としての名前をつけ、それぞれのバラバラであった要素を一つの名前で表現・統合することが必要になります。

⑤アイディアの精度を上げる
 ここでいう、アイディアの精度を上げるとは、アイディアをブラッシュアップしていくことを意味します。洗練されていない・叩かれていないアイディアは、世の人から否定されます。他人や社会は、完成された・完全体のアイディアが大好きです。そして、他の人から認められたアイディア・解決策を求めがちです。そのため、生まれたばかりのアイディアは、危険にさらされているので、補強したり、理論武装したり、解像度をさらに上げたり、アイディアを応援してくれる人を探したり、ブラッシュアップしていく必要があります。



3.新たな問題意識

(1)著作権とは

 次は、具体的に、「著作権」について調べた記事を作成したいと思います。


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上田 誠也  |  事業承継研究
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