巨人のゲレーロ選手について考える
現在セリーグで首位の巨人軍。
一時は2位に0.5ゲーム差まで迫られたが、その後は巻き返して現在独走中。
今シーズンは38億超の大型補給でも注目された。
FAで広島の丸選手や、西武の炭谷選手を獲得し、生え抜きで活躍してきた内海選手や長野選手を放出した。シーズン開幕前から良くも悪くも注目度が高かった。
しかし、今回は私が注目したいのは昨年、中日から移籍したゲレーロ選手だ。
昨シーズンは開幕こそ好調だったものの交流戦から調子を崩し、二軍生活が続いた。
今シーズンも開幕は好調だったが、5月には二軍落ちしてしまった。
昨シーズンは
二軍生活にストレスを溜め、首脳陣とうまくいっていない
とよく報じられていた。
監督との面談を拒否したりなど、その悪態ぶりに心配の声も多かった。
そして、今シーズンも
二軍生活にストレスを溜めている様子が報じられていたので、今年で終わりかな〜と思ったりもした。(2年契約なので)
しかし、そんなゲレーロ選手が生まれ変わった。
本塁打数(16本)もそうだが、チームの勝利のために全力でプレーする姿が目立つようになったのだ。
17日の試合では、来日後初のバントを決め、
試合後には
「バントは初めてだね!! チームの指示だからね! チームが勝つために、いいバントが決められて良かった」
とコメントを残している。
こんなにも人は変わるのか…
と思った。
人を育てる立場として
今シーズンのゲレーロ選手の変化は
学べるものがある。
人が成長する過程では
それなりのストレスが必要で
そのストレスとどう向き合うのか
どう向き合わせるのか
指導者の手腕にかかっている。
ストレスが少なすぎても、多すぎてもダメだし
ストレス耐性には個人差がある。
日頃から観察し、本人と深くコミュニケーションを取らなければ分からないことだ。
塩梅を間違えれば選手が潰れてしまう。
その見極めが抜群だった原監督はさすがだなと思う。
私も子供達とのコミュニケーションや観察を怠らず、成長させていきたい。