奈良美智、黒磯のカフェ、駅前の図書館。 2020.10.04
そうだ、那須行こう。
そうだ、軽井沢行こうとか、そうだ、高尾山行こうとか、
もちろん、そうだ、京都行こうとか。
先週末はいろんな観光地で多くの人が動いたようですね。
でもなんだか「そうだ、那須行こう。」と思われた方は比較的少なめで、
10月最初の週末と平日を絡めたGoTo連泊で秋を楽しんでまいりました。
目的地は「那須」。
そう決めてから、周囲のスポットを探してみると....
ありましたありました、ゼッタイ行きたくなっちゃうとこ。
〈N's YARD〉
もとも奈良美智さんは、マイフェイバリットアーティスト。
でも、知らなかったですよ。
那須にこんな美術館があるってこと。
N's YARDは、奈良さんの「私設」の現代アートスペース。
奈良さん自らの作品に加えて、
奈良さんが集めたコレクション、
他のアーティストとのコラボレーション作品。
那須の自然に包まれて、
贅沢な時間を過ごすことができました。
写真撮影が大丈夫なスペースも多く、
アートを、ぼくの感性で切り取ることができました。
とてもうれしい。
〈黒磯のカフェ〉
那須への入口。
新幹線で言えば「那須塩原」駅ということになるのかも知れないけれど、
気になっていたのは「黒磯」駅。
以前那須に訪れた時に、立ち寄ったカフェ「NASU SHOZO CAFE」。
その本店が「黒磯」駅にあります。
いいカフェがある場所には、その周りにもきっといいカフェがある。
そんな嗅覚が、目的地に「黒磯」駅周辺を選択させました。
かつてはちい散歩、今はじゅん散歩ならぬ、せき散歩。
このあたりには別荘がたくさんあるから、
のんびりと過ごす場所としてカフェ文化があるのでしょう。
★ SHOZO黒磯本店 ★
「黒磯」駅から歩いて12分。
いくらでも居られる場所。
美味しい珈琲。
漢字で「珈琲」と書きたくなるお店。
★ KANEL BREAD ★
黒磯駅前にある、ベーカリー&カフェ。
黒磯周辺で、美味しいパンを食べるならここ。
SHOZOの後、カフェはしごでお昼ご飯。
パン屋で好きなパンを買って、
隣のカフェでいただきます。
★ Chus ★
翌日のお昼に立ち寄ったのはこのお店。
「チャウス」と読みます。
地元の生産者さんの手で直接届けられる「MARCHE」
その食材を使った食事をたのしめる「TABLE」
那須を満喫する旅の拠点にできる「YADO」
3つの志でできた、暖かな空間。
地元の卵でオムライス、いただきました。
★ 那須塩原市図書館 みるる ★
最後に立ち寄ったのは、黒磯駅前に新しくオープンした図書館。
「みるる」という名前。
なんと、9月にオープンしたばかりの図書館。
こんな図書館があったら、ほんとうれしい。
そんな気持ち、そんな理想をつくっちゃった場所。
書棚で語りかける「言葉の彫刻」と「小さな本棚のエキシビジョン」は、
BACHの幅允孝さんの仕掛けらしい。
とても、いい図書館。
誰に頼まれたわけでもなく、
なんでこうやって「街」を紹介してるんでしょうか。
観光地巡りというよりは、街巡り。
ガイドブックのメインにはならない街かもしれないけれど、
たいした目的もなく歩いていると、
そこにはたくさんの発見や出会いがある。
KANEL BREADの店員さんとデジタルカメラの話をしたり、
図書館の方と、幅さんの魅力を語り合ったり。
ちょっとした立ち話をして、
その街の日常にちょっとだけおじゃまさせていただく。
そんな旅が、やっぱり好きだ。
結果的には、「密」とはまったく無縁の時間でした。
では、また。