Threadsが良くなっていることを拡めたい
Threadsはユーザー獲得/維持に苦戦中
Meta社が7月初旬にローンチしたSNS「Threads」。登場した当初、ライバルのTwitter(現X)にて、一日のTweet表示数の規制が行われていたこともあり、爆発的に登録者が増えたことは記憶に新しい。
Twitterからの移行先として鳴物入りで登場したThreadsだったが、蓋を開けてみると未完成品のような出来で、移行できるような状態ではなかった。未完成品というのは、Twitterには備わっている機能がないことはもちろん、ユーザーが望む基本的な機能(「ハッシュタグ」「ワードによる検索」など)がない状態だったことを指す。特にタイムラインが「おすすめ」しかないため、フォローしているアカウントの投稿を追うこともままならないというのは、ちょっと閉口してしまった。
僕と同じように感じたユーザーは多かったらしく、TwitterユーザーはXにとどまり続けている現状があるらしい。実際、Threadsでなければいけないという点が皆無なのでこれは仕方がないだろう。
そんなThreadsを僕は使い続けてきた。そして、リリースから約2ヶ月経とうとする中で、少しずつ機能が増えてきている。そのことを知ってほしくてこの記事を書いている(僕はMetaの中の人とかではなく、単にサービスの利用ユーザー増加を願っているだけの一人のユーザーである)。
Threadsに増えた機能
リリースからThreadsに増えた機能を書き出してみた。
フォローしているユーザーのみのタイムライン
投稿されたスレッドの翻訳機能
自分が「いいね!」した投稿を見返せる機能
画像や動画に代替テキストを加える機能
他ユーザーへの「@」でのメンション機能
フォローしている/されているユーザーリストの並べ替え機能
スレッド内の画像のピンチインピンチアウト機能
他にも色々とアップデートされている気がするが、大きな変更はこんなところだろうか。この一覧を見ると「こんな基本的な機能もなかったのかよ」と驚かされる。特に、自分がいいねをした投稿を見返す機能がなかったというのは使う中で不便に感じていた点だったため、早めに改善されて良かった。
この記事を書いている間にもアップデートの開発は進んでいるらしく、どうやら数日中にWeb版が登場予定だ。現在、アプリ版しかなかったのでWeb版が出ることで更に使いやすくなるのではないかと思う。
今後搭載してほしい機能
こんなところに僕の願望を書いても仕方がないが、個人的にほしい機能も書きだしてみる。
ハッシュタグ機能
任意のワードによる検索
複数アカウントの切り替えを簡単にできる機能(Instagramのように)
アカウント名をInstagramから独立させられる機能
上記は使う中で、今後アップデートで入るといいなと思っている機能だ。やはり長年Twitterユーザーだったので、Twitterのような機能を求めてしまっている。もしThreadsならではのやり方で上記の機能を搭載できるなら、ぜひやってほしいなあと思う。
最後にThreadsの良いところを紹介
Threadsは未完成のSNSだが、アップデートの頻度とスピードが早いので、「あの機能が入っている」という感動を頻繁に味わうことができるのはよい点だろう。その間、Twitterがやった大きなアップデートは「ツイート」を「ポスト」に変えたくらいしか記憶がない。それと比べると改善されているということを感じられるThreadsは気持ちがよい。
また、Threadsの利用ユーザーが多くなってほしいと思っている気持ちと矛盾するのだが、利用ユーザーがそんなに多くないためか変な投稿や愚痴っぽい嫌な投稿が少ない気がする。もしかしたら、独自のフィルタリングのようなものをMetaが仕込んでいるのかもしれないが、Twitterと比べてThreadsは精神衛生上よい気がする。
こんなわけで個人的にはThreadsには、長く運営を続けていってほしいと思うのである。ただ、Metaでが運営元ということで今後、広告を入れまくることは想像に難くない。そのときはまたどうするか考えたいと思う。