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息子の障害がわかるまで❶
震災の日から、数ヶ月。なんとか臨月を迎えたものの、持病の高血圧が悪化してしまい…二週間ほど早い出産となりました。日本で産みました。
偶然というかなんというか、夫の母国のシンボル「マーライオン 」の誕生日と同じ日でした。(真冬にビーサンの夫はシンガポール🇸🇬の出身です)
実家で寝不足の毎日と戦い5ヶ月がすぎた頃、そろそろ暑いところに帰る事になりました。今度は夫の家族と同居です。不安で仕方なかったのですが、あちらでは祖父母に預けるのはごく普通のこと。保育園や祖母に預けてバリキャリの人がたくさんいます。かなり寂しかったですが義母に預けて仕事復帰しました。
週末は家族3人で過ごし、平日はおばあちゃん。本当に助かったのですが、やはり夫を育てたのと同じやり方…笑。不安ではありました。文化の違いとか。
産む前も(まだシンガポールにいた頃)、呪術マッサージのおばちゃんを家に招き、七ヶ月のお腹をぐりぐりマッサージされて「あーこれは男の子だね」といわれたり。とにかく日本のやり方ではなく、しばらくはシンガポールスタイルで育てられた息子です。
育つにつれ「ん?」と思う事が少しずつ見えてきたのは1〜2歳頃です。発語の遅さはありましたが、それよりも文字の習得の速さ。2歳前にあいうえお、アイウエオ、アルファベット大文字小文字をすらすら書いたのです。あいうえおは教えてはいたものの、早すぎて天才か!と思った反面、なにか不安がよぎりました。ブロックを並べはじめたり、車輪をずっと回しては眺めたり。ネットで調べると必ず出てくるのは「自閉症スペクトラム」という文字。
義母に言っても実母に言っても「男の子は発達が遅いから」「大丈夫」とだけしか言って聞いてくれません。
ここから異国の地で悶々とネットで調べる日が続きます。
続きます。
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