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今日、ジモティでほっこりした話
ジモティを利用したことがある方も少なくないと思います。
つぶやきでも書きましたが、今日、ジモティ絡みでちょっとほっこりすることがありました。
今日は午前中に郵便局で用を済ませ本牧方面にバスで移動。その後帰りのバスに乗った後にスマホにジモティからの通知。何だろうと思って確認してみると、ジモティには珍しい長文のメッセージ。
ちょっと切羽詰まった内容で「今日、○○市(県内の近隣の市)からこっちにバイクで来たんだけど、たまたまコンビニに寄ったときにヘルメットを盗まれて困っている。どうしても明日朝には家に戻らないといけないのだが、ヘルメットを買うお金もない。出品しているヘルメットを一週間借りるか、あるいは譲ってもらえないか」という内容でしした。
実は以前ジモティに古いヘルメットを500円で出品していましたが、半年くらいほぼ引き合いなし。自分でも半分忘れていました。
そもそもジモティにはあまり良い印象がありません。引き取りの約束をしたものの、当日いきなりバックレたり、平気で提示価格の半額以下で譲ってくれないかと言ってくる、私にとっては非常識とも思える人たちが多いのです。だからいつもはそんな問い合わせには取り合いません。
ただ、今回はちょっと感じが違うので、立ち止まって考えてみました。
そもそもほぼほぼ値の付かないようなヘルメットに、ここまで長い文章を書いてくるものかしら?と。それに「警察に届けたとか、近隣のリサイクルショップに回って確認した」とか書いてあったのですが、こんな作り話が即興で作れるだろうか?とも思いました。
そして何より、もしもそんな緊急事態があったときに、どうしてジモティを使ってみようと思ったのか?これが一番気になりました。(私だったら絶対考えません)
総合的に判断して、おそらくいたずらではなく本当に困っているんだと思いました。それに何よりどうしてそんな状況に追い込まれても、長文まで書いてジモティにすがってみようと思ったのか、そこにとても興味が湧きました。
だってジモティがいくら地元密着のSNSだといっても平日の昼間に連絡して当日中に連絡がつくことは難しいし、たとえ連絡がついたとしてもその日のうちに取引ができるなんてかなり稀なことだと思います。
先方のメッセージから30分後、ジモティアプリ経由で連返信したら、即返事があり一時間半後に近所に来てもらうことにしました。
約束の時間に、小柄な女性がビニール袋に入れたトイレットペーパーを持って自転車に乗って現れました。お会いしたときにちょっとお話しさせてもらいましたが、一番知りたかったところ、どうしてジモティに頼ったのかについては、結局よく理解できませんでした。
ただ、客観的な事実として、彼女はヘルメットを得て困難な状況から救われて自宅に帰ることができ、私はお礼にコストコのトイレットペーパーを3ついただきました。そんなに悪くない結末でした。
きっと、彼女にとってはジモティはひとつの重要なSNSだったに違いありません。なんだかほっこりした気持ちと、人の考えはつくづくよくわからないということを身にしみて感じました。