見出し画像

やっぱり下北半島は面白い

今まで下北半島は3回訪れています。2回はレンタカーを借りて1日で半島を回るという駆け足旅行。1回は脇野沢までフェリーで来て路線バスで大湊駅まで下りました。行ってみないとわかりませんが下北半島は「本州最後の秘境」だと思います。決して悪い意味ではなくインバウンドに侵されることなくこのまま残って欲しい場所だと思います。住んでいる方はそうは思わないかもしれませんが、本当にタイムスリップしたような街並みがなんだかホッとさせてくれます。
大湊線下北駅から下北交通の佐井車庫行きに乗って大間のフェリーターミナルを目指しました。車窓から眺める風景は素晴らしいのが当たり前ですが、バスに乗っているお客さんはほとんどが地元のご婦人たち。きっと所用で町まで出掛けて来て帰る途中なんだと思います。知らない人どうしでも気軽に話しかけている様子は昭和時代には普通に見られた光景。面白かったのはこぞってバスの車内前方に座りたがる様子。降りる停留所でなるべく早く降りたいのか、後ろの方はガラガラなのにわざわざ前方の席に2人用シートに2人がけする。首都圏では見られない光景でした。バスもバスでどのくらい前の車かわからないくらいか座席のシート生地が擦り切れていました。なんと補助席付きで。
1時間くらい走ると、車窓には雪深い山道や岩がたくさん露出した海、そしてたくさんの木造家屋が集まる集落が次々と現れます。やがて対岸に陸地が現れました。北海道です。地図で見たら物理的に近いので別に不思議なことではありませんが、いざ実際に見るとちょっと感激します。そんなことはいざ知らず、地元の方々はだんだんと降りてゆき、フェリーターミナルに着くころにはお客さんはわずか数人でした。
再度雪のない時期にバイクでゆっくりまわってみたいです。

下北交通バス車内

いいなと思ったら応援しよう!