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大動脈弁閉鎖不全症の手術から8年-退院から職場復帰まで

手術から職場復帰まで約2カ月を申請していたので当初12月下旬の職場復帰予定でした。
11月中旬に退院できたので早めの復帰ができそうでしたが、とにかく胸骨のくっつき具合が心配で慎重に身体を慣らしていきました。
すでに誰かの介護は不要で衣食住自分自身でこなすことができていましたが常時胸には腹巻のような保護布を巻いて気をつけて生活していました。真夏だったら蒸れて痒くなって大変だったでしょう。
じっとしていれば痛みは少ないのですが、咳やくしゃみはかなり響きます。幸いなことに2023年12月にコロナに感染するまで風邪をひくこともなく、いまはもう咳やくしゃみをしても痛みはありません。

会社まで徒歩圏に住んでいたので、リハビリがてら時々顔をだしながらメールチェックや普段できないことをチョコチョコやっていました。
退院して10日くらいたったころ、ちょっとした旅行を試してみました。長時間電車に座ったままだったり、少し長い時間歩いてみたりした記憶があります。
退院後約3週間目で自動車の運転にチャレンジ。ハンドルを持っても問題ないことを確認しました。
同時に職場にも復帰しました。なんとかクリスマス前に戻れましたが、外資系なのでみんなクリスマスモード。スロースタートができて幸いでした。

体調リハビリと並行して行っていたのが、各種申請手続き。これらは平日やらないといけないこともあるので、できれば時間があるときに済ませておくべきです。

  • 身体障害者手帳の申請

内部障害で人工弁を装着した場合、身体障害者手帳交付の対象になります。
私は「心臓の機能の障害により自己の身辺の日常生活活動が極度に制限されるもの」として身体障害者1級という一番高い等級です。外見では健常者となにもかわらないのに、等級は両腕を失くした人、両足を失った人と同じです。ちょっとびっくりしました。
申請はお住いの市役所・区役所等に行きましょう。
申請書・診断書がもらえると思います。
診断書は病院の先生に作成してもらい、必要事項を記入した申請書と写真を合わせてあらためて提出するだけです。
まだ紙の手帳に写真を貼り付けているところが多いかもしれませんが、横浜市はカード型になっています。紙だと劣化したり、配布されるビニールカバーに写真がくっついてしまい、2年持たず使えなくなってしまいました。

  • 障害年金の申請

厚生年金加入者であれば条件をクリアすれば、障害厚生年金3級の申請が可能です。障害者手帳の等級と年金の等級は全く別物です。ちょっとまぎらわしいですよね。
これはまず年金事務所に行って相談します。そこで必要書類を配布してくれます。
私が行った大田年金事務所はとても丁寧に書類の記入方法を指導してくれ、言われた通り記入して診断書とともに提出しました。
1-2カ月かかったとおもいますが年金証書が届き、問題なく申請が通り年金をいただけるようになりました。
よく司法書士が代行します、というような広告をみますが、年金事務所に行く時間さえあれば充分自分で申請することが可能です。
年金額はそれぞれの年金支払い状況で異なると思いますし、老齢年金程はありませんが障害年金は所得税がかからないのでありがたいですね。

  • 生命保険の給付申請

これは上記2つより簡単でした。
会社によって違うかもしれませんが、加入している保険会社に連絡すると用紙を送ってくるのでそれに記入して送り返すだけ。診断書もあわせて提出した気がします。
毎月毎月せっせと支払ってきたのですから、しっかり請求してくださいね。

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