見出し画像

往復夜行 弾丸‼バンコク0泊1日の「旅」

海外には何回も行っていますが、さすがに夜行(ナイトフライト)で行って、ついた日の夜にまた飛行機に乗って返ってくるなんていうのは、これが初めてでした。

世界を股にかけて働くような忙しいビジネスマンには大して驚くべきことではないかもしれませんが、旅行と言えば貧乏旅行が基本、ビジネスクラスなんて考えもしないエコノミーがデフォルトの自分にとってはちょっとした珍しい経験でした。

そもそも当時転職活動中で、数カ月前からバンコクに拠点がある会社からとあるポジションに関してコンタクトがあり、オンラインのインタビューを重ねること4-5回くらい、候補者がだいぶ絞られてきて段階で直接会って話がしたいということで、数日前に急に本社訪問を打診されました。

当時新しい片手間仕事を始めたばかりだったので、結構大変なやり繰りをしてなんとか一日空けて初めて訪れるバンコクへ旅立ちました。

一応往復の航空券は先方持ち、ホテルも用意があるということで大した用意もせずに飛行機に乗りました。ただ、せっかく初めて行くのに一泊もしないのはなんかもったいないとは思いつつ、ちょうどソンクラーン(水かけ祭り)の時期だったので、どんなもんなのかしらという一抹の不安もありました。

早朝6時くらいにスワンナプーム空港につき、その足で電車に乗りホテルに向かいました。先方のオフィスに行くのは12時。まだまだ時間があります。それまでホテルで休憩です。

ホテル近くの鉄道の駅を降りたら、いかにも東南アジアというような蒸し暑さと雑然とした風景がありました。こんがらがった電線、ひび割れ切った歩道、混とんとしたラッシュアワー。その中を汗びっしょりになりながら、小さなスーツケースをガラガラと引いて歩いていたら、不意に目の前の電線をリスが器用に走り抜けて行ったのを覚えています。

ホテルについたら休憩にはもったいないような結構豪華な部屋が用意されていてフルーツの盛り合わせがありました。夜行明けだったのでうつらうつらしているといつの間にか予定の時間に。

オフィスのあるビルは30階以上ある立派なビル。パスポートを渡して入館しオフィスにつくや否や、挨拶もそこそこに休む間もなく順繰りにいろんな人に会い、気がついたら帰国便に結構ギリギリな時間。。。。
水かけ祭りなどすっかり忘れて逃げるようにして空港に戻りました。

結局滞在時間中、ほぼほぼオフィスにいただけでとんぼ返り。
もちろん何の観光もせず、お土産すら買わない。食べたのは先方の会社の人とサブウエイでサンドイッチランチのみ。

後にも先にもほぼ日帰りの「海外旅行」なんてこれだけですね。。。




いいなと思ったら応援しよう!