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Book de サプリ 成功するギバーになる方法
本日のサプリの概要
はじめに
みなさん、ご機嫌いかがですか?
HAPPYサプリメンターしまやぎです。
初めての記事を公開しました!
初めての記事はみなさんにとって役に立ち、かつ自分が一番大事にしている書籍を紹介させていただきます。
さて今回はまさしくみんながHAPPYになれるような、そんな書籍を処方したいと思います。
それはすごく簡単なことで、あなたが○○するだけで人に喜ばれ、みんなが幸せになり、そして成功できるという、めちゃくちゃ人生に効く超オススメェ〜な一冊です。
私にとって、本は課題や悩みを解決してくれる処方箋だと思っています。
そんな流れでご紹介させていただきますので、ぜひ最後までお読みください。
処方本
本のタイトル:GIVE&TAKE「与える人」こそ成功する時代
著者:アダム・グラント
症状
こんな症状の方にオススメです。
□交渉の場でいつもうまくいかない
□やりがいを失い燃え尽きてしまっている
□人にいいように利用されていると感じる
効果効能
次の効果を期待できます。
□交渉の場で利益を最大化できる
□燃え尽き症候群を防ぐことができる
□自分を利用する人を見抜き対処ができる
副作用
先に副作用をお伝えしておきます。
よくご考慮の上読み進めて行ってください。
□自分の使命に目覚め、エンドルフィン(HAPPY物質)が出る可能性があります。
□みんなから喜ばれ、各分野で引っ張りだこになることがあります。
□成功が何十倍ものに増幅することがあります。
さて、実際に本書の成分(内容)をみていきましょう。
成分(内容)
1.3つのタイプ
まず本書を読みすすめる前にマストで理解しておかないといけない点があります。
与えることと受け取ることのバランスにより、人は3種類に分類されるという点です。
図で大まかに説明しますね。
![](https://assets.st-note.com/img/1722698953517-rSWxOjTClY.jpg?width=1200)
この図の通り、ギバーは相手の利益を考え、受け取るよりも先に与えることをやっていきます。
これとは逆の位置にいるのがテイカーです。
テイカーはまず自分が多く受け取り、自分が成功することが第一なのです。
本書ではテイカーを見分けるために、テイカーにありがちな言動と思考を次のように述べています。
|テイカーにありがちな言動と思考|
☑️三人称の代名詞(私たち)より、一人称の代名詞(私)を使うことが多い
→テイカーは自分のことで頭がいっぱいなので自分自身のことをよく(かつ良いように)語る。
☑️自分の報酬や給料が高く、他の人と違うのは当たり前と思っている
→テイカーは他の人よりも自分は優れた人間とみなし、要求も大きい。
☑️SNSのプロフィール写真は実物以上によく見える自分の写真を投稿していたり、facebookの友達がやたら多い
→自分の頼み事を聞いてもらえるよう、自分をよく見せるために上辺だけのコネクションを作っている可能性がある。
実際に社会などで見られる具体的な行為としては
・部下に圧力、上司に取り入る行動が見られる
・他人の貢献度に比べ自分の貢献度が圧倒的に高いと思っている
・自己防衛のために他人を犠牲にする
・SNSなどの投稿は極論や押し付け、威圧的なものが多い
などでしょうか。
社会人ならそのような人物に少なからずとも会った経験があると思います。
もしかしたら上司がそのタイプだという人もいるかもしれません。
テイカーはギバーを食い物にするので、そうならないためにもギバーは相手がギバーなのかテイカーなのか見抜く必要があります。
「それはむずかしそう」
そう思いますよね。
でも安心してください。
もし皆さんがギバーなら見抜くのは簡単です。
ギバーには「相手の視点でものを見る」目が備わっているので、相手が自分の利益を優先しているのか、他人の利益を優先しているのか分かるものです。
もしあなたが今はギバーでないとしても、次の章以降を参考にすることギバーになり、テイカーを見抜く力を養うことができます。
2.成功するギバーがやっていること
テイカーを見抜く前に、ギバーの特徴を知っておく必要があります。
相手の利益を優先するギバーは、どんな能力を持っていて、どうやって成功を収めているのでしょうか?
成功するギバーには次の特徴があるようです。
![](https://assets.st-note.com/img/1722748556673-RUQr26XjMs.png?width=1200)
|成功するギバーの特徴|
☑️うまくいかない時は自分が責任を負い、うまくいったときはすぐに他人を褒める
→心理的安心感を生み、失敗しても罰せられる心配もないので挑戦しやすい環境になります。そのため成功への道が大きく開けるのです。
☑️相手の可能性を心から信じ、支援し、常日頃から相手に伝えている
→他人から期待されると、それに沿った行動をとって期待通りの結果を実現する作用が働きます。あるいは自分でも気づかなかった才能に芽生えることがあり人生における使命に気づかせるきっかけになったりします。
☑️質問をしたり、アドバイスを求めたり、ゆる〜いコミュニケーションをとることができる
→質問は相手を理解するのに役立ち、アドバイスを求めることは相手との信頼関係を生むのに役立ちます。弱みを見せるゆるいコミュニケーションをとることで人間らしい親しみやすい印象を与えることができるため、繋がりを強くすることができるのです。これは交渉の場においても効果的な手法となります。
「相手の利益を優先すると自分が損するのでは?」
「そうしていると交渉がうまくいかない」
と考えがちですが、ギバーは相手の利益をまず優先することを考えるため、結果として全体の利益を増幅させることに成功するのです。
想像してみてください。
あなたのチームが
・失敗したら責任を取らされる。だから挑戦はしないし、言うことに従っている。
・自分は期待されていないし、期待されていないから今以上のことをする必要はない。
・周りは誰も自分にアドバイスを求めたりしない。自分はあまり役に立っていない。
そんなチームが大成功を収め、みんながHAPPYになれると思えるでしょうか?
また、質問をしたり、アドバイスを求めたり、ゆる〜いコミュニケーションをとることをしない交渉の場において、その交渉は成功すると思えるでしょうか?
例えばこんな状況です。
・交渉の場でいきなり本題に入り自分のペースで進めていく
・顧客の話を聞かず一方的に自社の製品の良さや持論をアピールする
・ノルマ達成のために相手に必要のない商品まで売り込む
このような状況である場合と、成功するギバーの思考がある環境では、どちらの方がより成功して、どちらの方がよりHAPPYを生み出すか分かるはずです。
3.ギバーであることで受ける被害を防ぐために
「与えるのが先」と言えど、ギバーも与え続けているとだんだんと燃え尽きていきます。
正確には「与えても相手をうまく助けてやれない時」にギバーは燃え尽きてしまいます。
そうなってしまうと元も子もありません。
ギバーが燃え尽き症候群になるのを防ぐには次の方法があると著書は述べています。
|ギバーが燃え尽きるのを防ぐためには|
☑️他者志向と自己犠牲をイコールにしない
→他者志向でありながら自分の利益を見失わない、つまり他者志向✖️自己への関心を持つことが大事です。
☑️まとめて与える
→毎日少しずつ与える人よりも週のどこかで時間を決めてまとめて与えると気力・体力共に回復する時間を持てるようになるので持続が可能です。
☑️サポートするネットワークを築く・助けが必要な時に頼る
→一人で取り組もうとせず、必要な時に周りに助けを求められるような環境を作っておくことが大事です。
当たり前のことのようですが、自分を見失ってしまうと決してHAPPYなことにはなりません。
そのような人物に何かを与えられても相手は「申し訳ない」と思ったり、「与えることが良いことだ」とは思えないものです。
与えることが自分にとっても相手にとっても「苦痛」になっているとしたら、それは犠牲の上に成り立っているからかもしれません。
ギバーは他者志向になると同時に、自分への関心を持つことで持続可能なギバーでいられ、そのことでHAPPYな環境を作っていけるのです。
![](https://assets.st-note.com/img/1722748814699-ztR8nJaMDi.jpg?width=1200)
とは言え、与える相手がテイカーの場合、ギバーは奪い取られるだけの人になってしまいます。
それを防ぐためにギバーはどうしたら良いのでしょうか?
|テイカーに食い物にされないために|
☑️テイカーであることを見抜く
→先述の通り、言動からテイカーの片鱗を見抜くことができるのでよく観察してみましょう。
☑️テイカーの考えていることを推察する
→この時に注意するのは「相手の気持ちに共感する」ではなく「相手の視点でものを見る」ことです。
☑️寛大なしっぺ返しをする
→マッチャーとして振る舞い、3回に1回はテイカーに名誉挽回のチャンスを与えましょう。(ギバーとしてしっぺ返しをするのです)
これらはまさにギバーであるが故にできる対処法と言えます。
ギバーが与えることを優先することにより受ける被害を防ぐためには、戦略的なギバーになる必要があり、それは他者志向であるギバーだけが成しえる戦術なのです。
4.「GIVEの輪」を広げるには
ここまで読んでみて、「なるほど」と思った方も「そう簡単にはいかない」と思った方もいると思います。
でも世の中がみんなギバーだったら平和でHAPPYだと思いませんか?
そう思った方はぜひ、GIVEの輪を広げる行動を起こしてみてください。
実はそのGIVEの輪の中では、テイカーですらギバーに変えてしまうエッセンスが入っているのです。
|GIVEの輪を広げる方法|
☑️「与えることが当たり前」と言うコミュニティを作る
→与えたり、助けたりすることが当たり前であるということが「当たり前」と言う概念がなかった人達に「当たり前」の基準を作ることができます。
☑️与えることを人目にさらす
→人の評価を気にするテイカーには効果絶大です。良い人と思われたいテイカーの心理をつく方法です。
☑️まずは行動を変える
→人は繰り返しやることでそれが個性の一部となり、その行動がその人にを作ります。つまりギブを続けることでギバーになっていくのです。
実生活や社会でGIVEの輪を広げようと思ったら
・家族やチーム内で毎月誰かを助けてあげるキャンペーンをやってみる
・ギブの行動をとっている人を賞賛する
・継続してキャンペーンをやってみる
というところでしょうか。
もし「もっと良い方法思いついた」という方がいましたら、ぜひコメントでご提案ください。
![](https://assets.st-note.com/img/1722750218044-B2IxS459sc.png?width=1200)
まとめ
少し大きな話になってしまいましたが、あなた自身の症状(課題)にはこの書籍が役に立つことをご理解いただけたでしょうか。
ギバーの特徴である相手の利益を優先し、自分への関心を見失わなわず、相手の視点でものを考えることが、あなたの症状を緩和させるサプリメントとなります。
再掲にはなりますが、戦略的なギバーとなることにより
□交渉の場で利益を最大化できる(相手の利益を優先)
□燃え尽き症候群を防ぐことができる(自分への関心を見失わない)
□自分を利用する人を見抜き対処ができる(相手の視点でものを考える)
ようになり、相手も自分も、そして自分が属する環境全てがHAPPYなものになっていくのです。
さて、最後にこの書籍の用法容量と注意点をお伝えします。
用法容量
□ご紹介したのはほんの一部です。
もっと効果を感じたい方はぜひ書籍を購入してみてください。
注意点
□テイカーを見つけることが第一目的の処方箋ではありません。
□本書はギバーが成功するための処方箋です。
最後に
読み進めていくうちに「自分はテイカーかも」と思った方もいると思います。
私もそうです。
でもそれに気づきギバーの素晴らしさを感じることができたのなら、あなたもギバーになれます。
私も少しずつではありますが、相手の視点に立ち、相手を成功させるために自分ができることを始めたばかりです。
やはり自分が与えたことで相手が喜んでくれるのは嬉しいですからね。
この処方箋があなたとあなたの周りの人の成功を増幅させ、HAPPYにしてくれるものになることを願っています。
最後まで読んでくださりありがとうございました。