見出し画像

【今郷】地域と学生をつなぐワークショップ

こんにちは!立命館大学食マネジメント学部3年の亀田です。

今回は、10月14日に今郷地区で行われた関係人口創出に向けた活動のアイデアを出すワークショップの様子をお伝えします。

今郷地区
今郷地区は、滋賀県甲賀市水口町の中にある人口約300人、世帯数73戸の地域です。旧東海道が通っており、多くの史跡が残る歴史ある地域です。2022年には農林水産省の「つなぐ棚田遺産」に選定され、豊かな生態系を育む棚田の農村景観も広がっています。

※つなぐ棚田遺産:農林水産省が行なっている活動で、棚田地域の振興に関する取り組みを評価し、棚田地域の活性化や棚田の有する多面的な機能に対する理解や協力のために優良な棚田を認定する取り組み

農林水産省「つなぐ棚田遺産~ふるさとの誇りを未来へ~(ポスト棚田百選)の実施について」

今郷地区についての説明

まず始めに、今郷棚田集落協定の福野さんと長さんより、今郷地区について説明がありました。今郷地区の歴史や棚田などの魅力を知ることができたと同時に、今郷地区でのこれまでの取り組みや現在抱えている課題についても知ることができました。

今郷地区の説明を行う長さん

棚田の生物多様性についての説明

今郷地区の説明を受けた後、棚田に行き、みなくち子どもの森自然館学芸員の河瀬さんから棚田の生物多様性についての説明を受けました。実際に田んぼを囲う水路に網を入れてすくってみると、多くの生物が入っていました。実際の生物を目にすることやその生態を聞くことで棚田における生物の豊富さを実感することができました。

実際に棚田で採れた生物の様子。

お米の食べ比べ

生物多様性の説明が終わった後、棚田の景色を見ながら昼食をいただきました。竹で作った容器を用いて、今郷地区でとれた
①みずかがみ ②キヌヒカリ ③コシヒカリ ④ミルキークイーン
という四種類のお米の食べ比べを行いました。
普段は何気なく食べているお米ですが、種類の違いを意識することで味や食感などの違いを知ることができ、お米の奥深さについて知ることができました。
また、地域の方が地域食材を使った豚汁を作ってくださり、ご飯と相性抜群でとても美味しかったです!

棚田の中での昼食はとても開放感がありました!

関係人口創出に向けたアイデアワークショップ

棚田から戻った後、今郷地区の関係人口を増やす案を考えるためのワークショップを3グループに分けて行いました。
ワークショップでは、当日の体験を通して気づいたことや今郷地区の強みなどをグループのメンバーで共有しあい、そこから関係人口を増やすためのアイデアをメンバーで考えました。
ワークショップを通して、グループの人達の様々な意見を聞くことができ、自分では気づかないようなアイデアや気づきを得ることができました。

ワークショップでは学生が様々なアイデアを出し合っていました!


ワークショップの最後には各グループのアイデアの発表を行いました。
①キャンプ+サウナツアーの実施
②今郷地区の棚田や特産品を用いた競技会の実施
③今郷地区を対象とした四季のツアーの実施

グループそれぞれの個性が見られたアイデアだったので、ぜひ実現させていけたら良いなと思いました。

発表の様子

最後に

今回の体験を通して今郷地区の特産品や景観などの魅力を多く知ることができ非常に学びのある時間でした。一方で、課題についても知ることができました。特に長さんがおっしゃっていた「今郷で抱えている問題は日本全国の農村が抱えている問題です」といった言葉が非常に印象的でした。

最後までお読みいただきありがとうございました。
これからも今郷地区の関係人口を増加を目的に活動を行っていきます。活動の様子は随時noteで発信していこうと思うので、ぜひご覧ください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?