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そして父になる/是枝裕和・佐野晶

家にある本を読み返してみようシリーズ。

久しぶりに読んだ。
そういえばノベライズ本ってこれくらいしか読んだことないかもしれない。

俗に言うスペックが高い、勝ち組、みたいな人でも攻略できない問題が生じ、家族に歪みが出てきて、家族の一員としての自分を顧みる。

自意識とかプライドとかを表している描写が何度も出てきてそれが的確だなと思ったし、完全に主観だけどそんなの全然かっこよくないけどなと思っていた。

そんな父でも子どもは健気で、ラストシーンはやっぱりぐっとくるなあ。

映画も本も、家族の話ってどうしてもすごく感情移入してしまう。

どんなことがあっても、良いことばかりじゃなくても、心の底での繋がりとか愛した経験とかがあるから、その力って強いよなと思う。

身近だからこそ疎かにしてしまったり、嫌な自分が出てしまったりして、後悔することもある。

後悔しても無かったことにはできないから、じゃあ今から必死で愛していくしかないしそれを伝えていかないと意味がないと思う。

伝えられるうちに沢山伝えていきたい。
改めて家族について考えられた機会になった。

映画もまた観たいな。

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