軽いノリノリのイルカ/又吉直樹 満島ひかり
好きなお二人が作った文章たち。
発売前から絶対最高じゃんと確信し、
本屋さんで手に取った時はそのビジュアルにテンションが上がり、
さらに家で外のカバーを外して本体の表紙を見たり中のデザインを見たりしていちいちときめき、
内容に辿り着くまでも沢山嬉しい気持ちにしてくれた。
内容としては満島ひかりさんが回文を書き、
又吉さんがその回文から物語を書くというもの。
なんてスペシャル。
まず回文については、満島ひかりさんの頭の中は宇宙みたいにキラキラしててけど何かしらの法則が存在していて、みたいな、勝手にそんなイメージを持ちました。
あんなに長い回文を作れることが信じられないし、また言葉の表現がつぶつぶさらさらきらっとしている感じで透き通るのね。
芸術ですな。
そして又吉さんの物語は、これまたため息が出ちゃう。
どんな回文にも、全くもって取ってつけたような感じではなく、奥行きのある物語がセットになっていて、回文を読んでこれに対する物語はどんな物語なんだろう?って想像するのが面白かった。
けどそんな想像全く当たらないような感じだった。
好きなお話沢山あるからぜひ読んでみてほしい。
なんだか切ない気持ちに少しなるような、激しく悲しい訳ではないけどあったかい涙が出てきそうな物語が多かった気がする。
お二人の写真、愛おしいな〜。
もう来週からは12月ということで、今年読める本ももう限られていると思うと寂しくなってきた!
先日とある検定の受験が終了したので、これからは沢山文章に浸ろうと思います。
実家帰ってこたつで本読みたい。