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ハワイの花③シャワーツリー

夏になると、高さ10mの樹木からシャワーを降り注ぐように花の房を咲かせるシャワーツリー。1870年代にジャワ島・スマトラ島原産のピンクアンドホワイトシャワーツリーが、1880年代にインド原産のゴールデンシャワーツリーが、ハワイに導入された。1910年代には交配品種のレインボーシャワーツリーが誕生し、ホノルル市にも数多く植えられ、ハワイで最も人気のある街路樹のひとつになった。

「Kalākaua Avenue in June, where the flowers of the shower tree are in full bloom」
2023年6月7日、水曜日、午後4時30分。ビーチウォークと分岐するあたりのカラカウア通りの山側の歩道にシャワーツリーの並木がある。6月になると、白を中心に、ピンクや黄色の花が咲き誇り、とてもきれいだ。通りの向かい側のハードロックカフェ・ホノルルからマイケル・ピラーニャの歌声が聞こえてきた。

「Rainbow shower tree」
ハワイでもっとも人気がある街路樹のひとつ。ゴールデンシャワー(C. fistula)とピンクアンドホワイトシャワー(C. javania)を交配して生み出された、ハワイ産のハイブリッド品種。上記2種の自然交配種が発見され、意図的に交配させて数を増やしたとのこと。1965年に当時のホノルル市長ニール・ブレイズデルがホノルル市の木に指定した「ウィルヘルミナ・テニー」という品種と思われる。2022年7月8日、フォート・デルッシーで撮影。

レインボーシャワーツリー

「Wilhelmina Tenney」
枝から突き出た茎から花をつける茎が出て、花の房を形成するというのが基本形。
茎の先の蕾は、だんだん丸く大きく膨らみ、やがて5枚の花弁が開花する。「ウィルヘルミナ・テニー」という品種と思われる。2022年6月17日、フォート・デルッシーで撮影。

ウィルヘルミナ・テニー

「Lunalilo Yellow」
2022年6月17日、トランプ・インターナショナル・ホテル・ワイキキの近くで、花の房を吊り下げているシャワーツリーを見かけた。上の方は花が咲いているが、下の方の蕾はまだ小さい。「ルナリロ・イエロー」という品種と思われる。

ルナリロ・イエロー

「Queen’s Hospital White」
2020年12月29日、フォート・デルッシーの郵便局裏の木立の中に、樹木から垂れ下がった蔓の先に蝶のような白い花が10個以上、風に吹かれてブランコのように揺れていた。

ブランコのように揺れるレインボーシャワーツリー

「Queen’s Hospital White」
レインボーシャワーツリーには、さまざまな品種があり、これは白い花が咲く「クイーンズ・ホスピタル・ホワイト」という品種と思われる。2023年6月7日、フォート・デルッシーで撮影。

クイーンズ・ホスピタル・ホワイト

「Lunalilo Yellow」
黄色の花が咲く「ルナリロ・イエロー」という品種と思われる。2019年6月17日、ノホナニ・ストリートのアイランド・コロニー前で撮影。

ルナリロ・イエロー

「Wilhelmina Tenney」
「ウィルヘルミナ・テニー」という品種と思われる。2019年6月20日、カピオラニ公園のカラカウア通り沿いで撮影。

ウィルヘルミナ・テニー

「Queen’s Hospital White」
「クイーンズ・ホスピタル・ホワイト」という品種と思われる。2022年6月20日、カピオラニ公園のテニスコート前で撮影。

クイーンズ・ホスピタル・ホワイト

「Queen’s Hospital White」
樹形の基本はなく、あちこちに枝を伸ばしている印象だ。「クイーンズ・ホスピタル・ホワイト」という品種と思われる。2023年6月7日、フォート・デルッシーで撮影。

クイーンズ・ホスピタル・ホワイト

「Wilhelmina Tenney」
下から見ると、花の房が筒のように見える。「ウィルヘルミナ・テニー」という品種と思われる。2022年8月10日、クヒオ・アベニューとノホナニ・ストリートの交差点で撮影。

ウィルヘルミナ・テニー

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