「修羅しゅしゅしゅ3~東京湾岸戦争」昔書いたもの

東日流三部作の最終話にして未完のもの。

今回の主人公は、三島聖超(みしませいちょう)。歴史学者、考古学者で、主に聖徳太子について研究している。

聖徳太子は、夢殿にこもって、過去記、現代記、未来記、の三冊を書き記したという。過去記は大和の国の過去の歴史、現代記は今の大和の国の状況、そして、未来記はこれからの日本のことが書かれているらしいが、未来記のみ見つかっていない。

三島は、未来記を探す過程で、聖徳太子が書き損じたと思われる文書を発見する。そこには、聖徳太子に見えたが実現してほしくない未来が書かれ、破棄されたもの、その他未来に必要のない呪術、鬼道、神道などが記録されていた。その文書に触れてから、三島は体の変調に悩まされる。

ちなみに、この三部作の裏のテーマに「不老不死」があって、三島の読んだ文書は、その一つ。「怨念」を利用して見た者を支配し、乗り移って生き続ける法の中途半端な形で聖徳太子が試した文書。それから三島は自分の人格と聖徳太子の特に闇の部分、悪の聖徳太子の二重人格となる。


と、このあたりまで書いたところで中断しているのだが、設定では、この後、未来予知で米軍基地があることを知っている悪の聖徳太子が、横須賀を支配して、日本に宣戦布告する。今までの拳法アクション的な話とはかなり毛色が違う感じになっている。

当時、湾岸戦争が起こった時期だったので、タイトルに反映してる。

正直自分でも話の続きが読みたい。

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